【日曜の競馬】サトノアラジン春秋連覇か?レッドファルクス短距離界を制圧?エアスピネルが悲願のG1ホースに?サングレーザーが下剋上を成し遂げるのか?見どころ満載のマイルチャンピオンシップなど厳選9レースをご紹介

日曜日はマイルチャンピオンシップをはじめ、取り上げたいレースが多いので、

福島のメインレースから紹介します。

 

 

福島11R 福島民友カップ 3歳以上オープン(ダート1700m)14頭立て 発走15:20

 

秋の福島開催の最後を飾るのはダートのオープンレースです。

 

メンバーを見ますと、前走BSN賞で3着のアルタイル(牡5 美浦・手塚厩舎 田中勝騎手騎乗)が人気になると思います。

BSN賞では勝ったトップディーヴォから0.2秒差。2着で重賞ウィナーのマスクゾロとは0.1秒差でした。

 

実績馬では昨年のエルムステークス優勝馬リッカルド(せん6 美浦・黒岩厩舎 黛騎手騎乗)。

ただ、エルムステークス後は低迷で3着以内には入っていません。

マーチステークス2着のディアデルレイ(牡6 美浦・牧厩舎 勝浦騎手騎乗)もここ3戦は不本意な競馬。

 

ダート戦になって3回目となるこのレース。一昨年は1番人気のランウェイワルツが勝ちましたが、昨年は7番人気のトラキチシャチョウが勝利。

果たして今年はどういう結末が待っているのでしょうか。

 

 

東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1800m)14頭立て 発走12:10

 

ゴールドシスター(牝2 父スクリーンヒーロー 母ヘイロンシン 美浦・中川厩舎 浜中騎手騎乗)

 

2015年の有馬記念を制したゴールドアクターの全妹(父も一緒)です。

兄のゴールドアクターのデビュー戦は11番人気で7着。3戦目にして初勝利を挙げています。

果たして妹のデビュー戦の結果は兄よりもいい結果になるでしょうか。

 

ロードダヴィンチ(牡2 父ロードカナロア 母レディアーティスト 栗東・藤原英厩舎 戸崎騎手騎乗)

 

一口クラブのロードオーナーズクラブが総額3780万円(一口7万5600円)で募集したロードカナロア産駒。

母の弟には重賞2勝、宝塚記念2着のダノンバラードがいます。

注目は4代母のバラード。世界の競馬史において歴史に残る繁殖牝馬です。長女のグロリアスソングはアメリカG1を4勝。

繁殖牝馬になってからはジャパンカップなどを制したシングスピール、種牡馬として成功したラーイをはじめ多くの名馬を輩出しました。

長男のデヴィルズバックタイキシャトルの父親として活躍。三男のセイントバラードも種牡馬で活躍した馬です。

ヴィルシーナヴィブロスダノンシャンティなど日本でG1を制した馬もバラードの血を持っています。

 

祖母のレディバラードがダートの交流重賞2勝を挙げるなどダート向きの馬かもしれませんが、要注目です。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1400m)15頭立て 発走12:45

 

オメガプランタン(牡2 父ロードカナロア 母スプリングチケット 栗東・安田厩舎 戸崎騎手騎乗)

 

2011年のスプリンターズステークス、翌2012年の高松宮記念を制したカレンチャンの半弟です。また、京阪杯を制したスプリングソングの半弟です。

 

ロードカナロアカレンチャン。共通しているのは共に安田厩舎所属の馬でした。

カレンチャンの引退レースとなった2012年のスプリンターズステークス。カレンチャンを負かしたのはロードカナロア。

その後、ロードカナロアはスプリント路線ではアジアトップクラスの実力を披露しました。

 

カレンチャンの弟の父がロードカナロア。競馬にはロマンがありますね。あとは父ロードカナロア、母カレンチャンの子供が見たいものです。

 

ラブセイナ(牝2 父ディープインパクト 母エルメスティアラ 美浦・二ノ宮厩舎 蛯名騎手騎乗)

 

全兄に昨年の皐月賞馬ディーマジェスティがいます。

ディーマジェスティ、ラブセイナ兄妹の祖母シンコウエルメスは1戦0勝に終わりましたが、血統面では世界的にも良血な馬です。

シンコウエルメスの兄弟にはイギリスダービーを制したジェネラス、マイラーズカップを制したオースミタイクーンがいます。

また、母系を辿るとラブセイナの4代母のMargarethenからは、フランスのG1 ガネー賞を制し、凱旋門賞2着のトリリオンの名が。

トリリオンの娘トリプティクは欧米のG1レースを9勝挙げ、「鉄の女」と呼ばれた馬。

日本でも当時はオープンレースだった富士ステークスを異次元の強さで快勝(ジャパンカップは11着、4着)。

1980年代の欧州における最強牝馬の1頭とも言われていました。

 

欧州で結果を残したので、日本の馬場に合うかの疑問はディーマジェスティが皐月賞で解消。

今回負けても、動向を見てみたいのがラブセイナなのです。

 

 

東京9R 赤松賞 2歳500万円以下・牝馬(芝1600m)9頭立て 発走14:15

 

阪神ジュベナイルフィリーズをはじめとする来年の牝馬クラシック路線を見据えて、注目したいレースです。

 

アルテミスステークスで取り上げたウラヌスチャーム(美浦・斎藤誠厩舎)。

今回は大野騎手とのコンビでリベンジを狙います。

 

桜花賞馬アユサンの全妹であるマウレア(牝2 美浦・手塚厩舎 戸崎騎手騎乗)。

デビュー戦は快勝も前半62秒8のスローペースで上がり3ハロンは34.1秒。ここで真価が問われるでしょう。

 

土砂降りの中で行われたデビュー戦を制したレッドサクヤ(牝2 栗東・藤原英厩舎 浜中騎手騎乗)。

半姉エイジアンウィンズウオッカを破った東京の1600mで連勝となるのでしょうか。

 

サフラン賞2着のミュージアムヒル(牝2 父ハーツクライ 母ロレットチャペル 美浦・古賀慎厩舎 北村宏騎手騎乗)。

母系にはシンコウラブリイ(1993年マイルチャンピオンシップ優勝)など優れた血統。

 

9頭と少頭数ですが、どの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成。果たして来年に向けてアピールするのはどの馬でしょうか。

 

 

東京11R 霜月ステークス 3歳以上オープン・ハンデ(ダート1400m)16頭立て 発走15:30

 

注目はサトノファンタシー(牡4 栗東・松田国厩舎 55㎏ 戸崎騎手騎乗)。

10戦5勝 2着3回 3着2回のパーフェクトな成績を持っています。東京コースも経験済み。

ハンデも55㎏と適切だと思います。

 

1600万下のテレビ静岡賞を制したダノンフェイス(牡4 栗東・大久保龍厩舎 54㎏ 浜中騎手騎乗)。

サトノファンタシーがパーフェクトな戦績である一方、大敗もあった為54㎏での出走。

テレビ静岡賞のタイムが1分21秒9と速い決着。

大阪スポーツ杯で敗れたサトノファンタシーのリベンジに燃えるでしょう。

 

テレビ静岡賞3着後、神無月ステークスを勝ったコロマンデル(牡5 栗東・安田厩舎 54㎏ 大野騎手騎乗)。

東京コースで大敗したのは1回のみ。この馬も注目です。

 

もちろん、既にオープンで戦った馬も、他の馬の勢いをただ見守ってはいません。

6月の天保山ステークスで、後にプロキオンステークスを制したキングズガードに勝ったサウススターマン(牡6 栗東・加用厩舎 56㎏ 三浦騎手騎乗)。

前走の阿蘇ステークスの大敗は心房細動による大敗。リフレッシュし得意の1400mで逆襲を狙うでしょう。

 

8歳馬のキクノストーム(栗東・吉田厩舎 56㎏ 横山典騎手騎乗)。2015年のカペラステークス以来、勝っていません。

ただ、今年のレースで大敗したのは休養明け初戦の天保山ステークスのみ。後は重賞で6着、5着の成績。

前走の室町ステークスも0.3秒差の4着と善戦。人気がない時に勝つキクノストームも侮れません。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝2000m)7頭立て 発走12:20

 

フランツ(牡2 父ディープインパクト 母ロベルタ 栗東・音無厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

近親に今年の青葉賞を勝ち、ダービーで3着のアドミラブルがいます。

 

ディープインパクトを父に持つ馬で母の父がストームキャット系種牡馬(例:キズナ、アユサン)、もしくはキングカメハメハ(例:ワグネリアン、デニムアンドルビー)は相性のいい配合。

逆にブライアンズタイムシンボリクリスエスなどロベルトの血を持つ種牡馬を父に持つ母馬との相性が悪いのではと言われていました。

 

しかし、昨年の皐月賞で母の父がブライアンズタイムディーマジェスティが優勝。

今年も母の父がシンボリクリスエスアドミラブルが好走。血統のトレンドが変化しています。

父ディープインパクト、母の父がブライアンズタイムではディーマジェスティ以外にはゼーヴィントモンドインテロがいます。

 

ペーパー馬主ゲームでも人気が高かったフランツ。ここで強い勝ち方をして、今後のクラシック戦線に名乗りを上げて欲しいものです。

 

 

京都7R 3歳以上500万円以下(芝2400m)15頭立て 発走13:25

 

アンセム(牡3 栗東・野中厩舎 浜中騎手騎乗)

 

昨年のウマフリPOG指名馬だったアンセムが出走します。

 

デビュー戦快勝後、シクラメン賞ではサトノアーサーの3着。しかし、その後は6着、5着、6着といった成績に。

ただ、この血統は大器晩成型の血統だと思います。

全姉のピクシープリンセスは3歳の8月に初勝利。4歳になって本格化し、格上挑戦のエリザベス女王杯ではタイム差なしの3着と好走。

半兄のジョヴァンニは3歳の9月に初勝利。そこから一気に4連勝でオープンクラスまで上がった馬です。

今回のレースで勝つとは断言できませんが、きっかけを掴んで欲しい。

そして、姉達のように勢いを付けたら連勝できる馬である事を信じます。

 

 

京都8R 3歳以上1000万円以下(ダート1800m)16頭立て 発走13:55

 

シロニイ(牡3 栗東・池江厩舎 川田騎手騎乗)

 

昨年のウマフリPOG指名馬だった白毛馬のシロニイが出走します。

 

これまでダートレースでは安定した実績を残していたシロニイ。しかし、前走は6着に敗退。

 

VTRで見直すと、最後の直線で両サイドから挟まれ、行き場を失った感じがします。

ただ、スペースが空いてからの伸びが無かったのが気になります。

スムーズに流れて、シロニイにとって理想の競馬が出来れば、勝ち負けできると思いますが、果たしてどうなるでしょうか。

 

 

京都11R 第34回 マイルチャンピオンシップ(G1)3歳以上オープン(芝1600m)

 

サトノアラジン(牡6 栗東・池江厩舎 川田騎手騎乗)

 

春のマイル王決定戦・安田記念で悲願のG1タイトルを獲得。

しかし、過去2回の挑戦で4着、5着のこのレース。

昨年はゴール前、進路を妨害されたアクシデントがあっての5着。

3度目の挑戦で悲願の秋のマイル王に輝いてほしいものです。

 

レッドファルクス(牡6 美浦・尾関厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

マイルの適性は、安田記念でサトノアラジンロゴタイプとクビ、クビ差の接戦を演じた馬ですから問題ないでしょう。

問題は初めての関西遠征。そして、クリスチャン・デムーロ騎手への乗り替わり。

これを克服し、最優秀短距離馬のタイトル獲得を。

11月1日に死去した父のスウェプトオーヴァーボードへのはなむけのタイトル獲得をして欲しいものです。

 

イスラボニータ(牡6 美浦・栗田博憲厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

2014年の皐月賞馬イスラボニータ

皐月賞制覇後、勝てない時期が続いていましたが、4月のマイラーズカップで3年振りの勝利。

一昨年はモーリスとは0.2秒差の3着。昨年はアタマ差の2着。サトノアラジンと同様、3度目の正直になるのでしょうか。

 

レーヌミノル(牝3 栗東・本田厩舎 和田騎手騎乗)

 

今年の桜花賞馬。しかし、続くオークス以降は大敗続き。桜花賞馬が再び輝きを戻すために、今回は和田騎手が騎乗。

菊花賞3着、そして、先週のエリザベス女王杯はかつて跨っていたモズカッチャンに差され2着と秋のG1では好調の和田騎手。

あとは16年振りのJRAG1レース制覇が欲しい所です。

 

一方で、悲願のG1タイトル獲得に挑む馬もいます。

 

エアスピネル(牡4 栗東・笹田厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

これまでG1レースに挑む事5度。しかし、掲示板の一番上に載っていないエアスピネル

今回は4戦2勝、2着1回、距離的に長かった菊花賞でも3着に入った得意の京都コースです。

 

気になるのはムーア騎手への乗り替わりです。

気性面で不安のあるエアスピネル

札幌記念ではルメール騎手が騎乗しましたが、スタート後、外にヨレる仕草を見せる面がありました。

不安がある一方で、ムーア騎手がエアスピネルの新しい側面を出してくれるのではといった期待もあります。

 

サングレーザー(牡3 栗東・浅見厩舎 福永騎手騎乗)

 

500万下から一気に4連勝でスワンステークスを制し、勢いのあるサングレーザー

前走はクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗しましたが、今回は福永騎手が騎乗。

元々福永騎手が騎乗していた馬ですので、不安はないと思います。

今年は重賞制覇が2勝でG1レースの勝利がない福永騎手。そろそろ、G1レース制覇を期待したい所です。

 

ペルシアンナイト(牡3 栗東・池江厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

今年の秋だけでもJRAのG1レース3勝。騎乗した秋のG1レース全て3着以内のミルコ・デムーロ騎手。

スプリンターズステークスを制したレッドファルクスではなく、皐月賞2着馬のペルシアンナイトに騎乗します。

前走の富士ステークス5着は終始馬場が悪いインコースを走った結果。

この秋のG1レース2勝と絶好調のハービンジャー産駒。

勢いがつくと、勝ち星を量産する種牡馬ですので、要注意です。

 

マルターズアポジー(牡5 美浦・堀井厩舎 武士沢騎手騎乗)

 

レースのポイントとして挙げたいのが逃げるだろうとされるマルターズアポジー

夏の関屋記念で大逃げを打って勝った時の前半800mのペースが46.4秒。

最後の800mは45.4秒と後半にペースが上がるレースで逃げ切り勝ち。

一方、京成杯オータムハンデでは後続馬の厳しいマークに遭い、4着に敗れた時は前半800mのペースが45.8秒。最後の800mは46.4秒。

直線に坂のない新潟と急坂のある中山で比較は難しいですが、前半は楽に逃げたいタイプでしょう。

マルターズアポジーにとっては関屋記念の様な大逃げを披露しながら、前半800mは46秒台のタイムを刻めば、武士沢騎手の初G1レース制覇も見えてくるでしょう。

 

その他では、去年のマイラーズカップを制し、長期休養明けの富士ステークスで3着と好走したクルーガー(牡5 栗東・高野厩舎 シュタルケ騎手騎乗)。

今年の京成杯オータムハンデで念願の重賞制覇を成し遂げたグランシルク(牡5 美浦・戸田厩舎 田辺騎手騎乗)も出走。

武豊騎手もジョーストリクトリ(牡3 栗東・清水久厩舎)に騎乗します。

 

出走する18頭中16頭が重賞ウィナーという豪華メンバー。

果たして、秋のマイル王に輝くのはどの馬なのでしょうか?

 

 

(おかのひろのぶ)

現2歳世代・シニスターミニスター産駒には素質馬が多数!!その一部をご紹介!!!

皆様、2017年・2歳世代のシニスターミニスター産駒には有望株が多いのをご存知でしょうか

 

インカンテーションが2013年レパードSなどを制覇したのを受けて配合された2015年生まれの世代ということで、今後、種牡馬・シニスターミニスターのさらなる飛躍が期待されます

今回はその中で、特に注目していきたい2015年生まれのシニスターミニスター産駒たちを一部ご紹介していきたいと思います。(※戦績は2017年11月18日現在のものとなります)

この中から世界に名を轟かせる名馬が現れる事を期待しましょう。

 

 

中央馬

ハヤブサマカオー

現在2戦2勝の牡馬です。

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デビュー戦では2着に1.7秒差をつけての大差勝ち

2戦目のなでしこ賞では2歳の京都1400mコースレコードで快勝。

現在の2歳ダート戦線を引っ張る存在になっています。

 

祖母はプリエミネンス。関東オークス制覇など交流ダート重賞戦線で活躍を続けた名牝です。6歳でも重賞を制しているように、非常に息の長い活躍を見せてくれました。

ダート界の貴公子として、祖母プリエミネンスのような長い活躍を期待したいです。さらには祖母の果たせなかったアメリカG1の制覇も……と、そんな大きな期待をしてしまうような存在です。

 

ゴールドクイーン

現在2戦2勝の牝馬です。

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6月のダート1200m戦を6番人気ながら制覇すると、続く第2戦では芝のオープン競走・フェニックス賞を選択。そこで驚きの快速逃げを披露し、8番人気で勝利しています。

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ただ、残念ながらその後小倉2歳Sへの調教中に左膝剥離骨折を発症。全治6ヶ月見込みで、復帰後の快走が待たれます。

半兄ゴールドブラザーが7歳になった今年も笠松のオープン競走を勝利するなど元気な活躍を見せているように、早熟な血統というわけではなさそうです。

まずはじっくりと怪我を治してから、芝・ダート両方での走りを見たいですね!

 

グラスチャンプ

現在1戦1勝の牡馬です。

歴史的土砂降り不良馬場だった菊花賞の週、東京のダート1600mを力強く勝利しています。

曾祖母はアメリカ出身の名牝・サウンド。アドマイヤモナーク・ハギノリアルキングという2頭の日経新春杯勝ち馬を輩出している名牝系です。この馬はダートマイル戦線をいくのか、それとも芝中距離へ進出するのか……どちらでもワクワクさせてくれそうな存在です。

父シニスターミニスター・母の父キングカメハメハという配合ですが、この配合はまだ2014年産に2頭、2015年産に2頭と数が少ないです。しかしインカンテーションが母父Mr.Prospector系種牡馬Machiavellianという配合で成功を収めているところをみると、相性は悪くないはずです。グラスチャンプの走り次第では増えていきそうな配合で、今後シニスターミニスターに集まる牝馬を占う上でも注目の競走馬です。

 

地方馬

サムライドライブ

地方・名古屋競馬所属で4戦4勝の牝馬です。

「サムライ」ですが、牝馬です。

馬名の由来は「馬に乗った侍がドライブしているイメージ」とのこと。

4戦とも危なげない勝ち方で、今後も順調に勝ち星を積み重ねていきそうな逸材です。

名古屋を飛び出して戦うもよし、名古屋の頂点を目指すもよし……非常に楽しみな存在です。同じ名古屋競馬所属の素質馬メモリーメディア(牡馬)を2戦連続で圧倒しているあたり、現在の完成度の高さも素晴らしいかと思われます。

母は2007年エーデルワイス賞で3着に食い込んでいるユニティです。

  

ゾンネンブルーメ

現在船橋所属で2戦2勝の牡馬です。

祖母はチリのダート短距離G1馬、さらには母父は大種牡馬Kingmanboと、スケールの大きな血統馬です。

船橋期待の2歳馬として、素質馬が集まるレースを連勝中。

まだまだ底を見せない走りに注目が集まります。

 

未出走馬にも続々期待馬が!

これからデビューを迎える馬たちも多くの素質馬が揃っています。

その一部をご紹介していきます。

グランサージュ

現在未デビューの牡馬です。

日本が誇る名牝系・スカーレットインク系の良血馬。

まずは母ワイルドローズ(その父メイショウオウドウ)があげられなかった中央勝利を目指して頑張って欲しいです。

 

サトノユニゾン

現在未デビューの牡馬です。

母のハニーパイは交流重賞エーデルワイス賞勝ち馬で、兵庫ジュニアグランプリでもケイアイレオーネ・アップトゥデイトに次ぐ3着に食い込んでいる素質馬でした。

母の父であるサウスヴィグラスとの完全なる「ダート配合」にも注目したいです。

 

その他

その他、地方の名牝ロジータの孫・セトカやレディースプレリュード勝ち馬タマノブリュネットの半妹・テーオールチア

JDD馬カゼノコの甥・ファストフラッシュ、名牝シラオキ系の牝馬フジスパークル、2016年全日本2歳優駿2着馬シゲルコング全妹ホマレ

ビワハイジやその娘ブエナビスタ・ジョワドヴィーヴルらを輩出しているアグサンが母系のマコレ、好馬体が光るロードスターダスト、日本ダービー馬タヤスツヨシ・ケンタッキーダービー馬Unbridledと日米のダービー馬が近親にいるサクラトップスターなど、見所の多い馬が続々デビューを控えています。

 

さいごに

輸入された2008年~2012年までは毎年50~60頭前後だった種付け数も、2014年・2016年には100頭を越えたシニスターミニスター。

まだ14歳と若いですから、今年の産駒の活躍次第で、これから一時代を築いてくれそうな存在です。皆さんもぜひ注目してみてください!

 

(写真:へぇー、ビスタKEISUKE、タカヤマユキチャン)

(文:オガタKSN)

【土曜の競馬】東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)では驚異的な追込みをみせるワグネリアンが関東に初登場。迎え撃つのは最強マイラー・モーリスの全弟ルーカス。東京・京都・福島の厳選10レースをご紹介

東京スポーツといえば、競馬、プロレス等が強い新聞です。

現在、JRAのホームページでは新日本プロレスとのコラボレーションで「新日本プロレスケイバ」と称した企画を行っています。

 

そして、東京スポーツ杯2歳ステークスが開催される土曜日の東京競馬場では、新日本プロレスのエース、オカダ・カズチカ選手がトークショーを行います。

競馬ファン、プロレスファンは是非東京競馬場へ。

オカダ選手の愛称「金の雨を降らせる」はどの馬なのでしょうか?

 

一方で必殺技の1つが「レインメーカー」という事で、土曜日は雨が降るとの事。

土曜日の東京、京都、更に福島の競馬を見ていきましょう。

 

 

京都2R 2歳未勝利(ダート1200m)13頭立て 10:30発走

 

ミルファームの記事で取り上げたホクセツ(牡2 美浦・南田厩舎)が荻野極騎手騎乗で出走します。

 

初めてのダートへの出走となった先週のレース。

今までは後方からのレースだったのが一変し、逃げる展開に。

最後は勝ったストリから2.7秒差の9着に敗れました。

また、減り続けていた体重も26㎏増え、デビュー戦の496㎏に迫る494㎏で出走できました。

 

連戦の上での連闘が気になりますが、芝からのスタートを上手くこなして、善戦を期待したい所です。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)13頭立て 12:20発走

 

エルカラファテ(牝2 父ディープインパクト 母オジャグワ 栗東・吉村厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

母のオジャグワ(Ollagua)は、ブリーダーズカップディスタフに相当するアルゼンチンのG1レース・エストレジャス大賞ディスタフ(3歳以上牝馬限定 芝2000m)を連覇する等、アルゼンチンでG1を5勝している名牝です。

ちなみに、2009年のエストレジャス大賞ディスタフのタイムが1分58秒09と日本の競馬にも通用する馬でした。

 

オジャグワの父PurePrizeはアメリカのG2勝ちに留まりましたが、ストームキャットの仔で母が名牝ヘヴンリープライズという事もあって種牡馬入り。

父ディープインパクト、母の父ストームキャット系種牡馬の相性は抜群。

全兄サトノシャークが成し遂げなかったクラシック出走に期待したい馬です。

 

サトノワルキューレ(牝2 父ディープインパクト 母ヒアトゥウイン 栗東・角居厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

母であるヒアトゥウインは南アフリカのG1レース・ガーデンプロヴィンスステークス(3歳牝馬限定 芝1600m)など南アフリカのG1レースを2勝。

アメリカに移籍後、G3のガルフストリームザヴェリワンステークスを制した馬です。

母の父、RoiNormandはレイズアネイティヴ系の種牡馬です。

 

父ディープインパクト、母の父がレイズアネイティヴ系種牡馬は現在の所、G1ホースはショウナンアデラ(阪神ジュベナイルフィリーズ)のみ。

しかし、生産がそのショウナンアデラが生まれた下河辺牧場、それに加えて角居厩舎でサトノ軍団の馬となると目が離せません。

 

アドマイヤビート(牡2 父オルフェーヴル 母アドマイヤカンナ 栗東・梅田厩舎 岩田騎手騎乗)

 

母は3勝に終わりましたが、母の半兄にはアドマイヤフジ(重賞4勝)、アドマイヤホープ(全日本2歳優駿優勝)、半弟にはアドマイヤコスモス(福島記念制覇)がいる血統です。また、半姉の息子にアドマイヤゼウスがいます。

母はデビュー戦では後続に6馬身差を付ける圧勝。息子にも期待したい所です。

 

 

京都6R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1200m)14頭立て 12:50発走

 

マイティスピリット(牡2 父ディープインパクト 母フリーティングスピリット 栗東・池添学厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

芝の1200m戦のメイクデビューにディープインパクト産駒が登場という珍しいケースです。

 

それもそのはず、母のフリーティングスピリットは2009年のイギリスG1ジュライカップ(直線芝6ハロン 約1206m)を制する等、5ハロン(約1005m)から6ハロンの重賞で活躍した馬。

 

来年から芝1200mの重賞、葵ステークスが新設(予定)。母のスピードを思う存分活かして欲しい馬です。

 

 

京都11R アンドロメダステークス 3歳以上オープン・ハンデ(芝2000m)15:45発走

 

土曜の京都メインレースは芝2000mのハンデ戦。

12月に移行した中日新聞杯、チャレンジカップに向けて賞金を稼ぎたい馬たちが揃いました。

 

注目はトップハンデ57㎏を背負うウインフルブルーム(牡6 栗東・宮本厩舎 和田騎手騎乗)。

京成杯オータムハンデは1年の休養明け初戦。

前走マイルチャンピオンシップ南部杯は初めてのダート。

長期休養明け3戦目で尾花栗毛のウインフルブルームが先頭で駆け抜ける姿を見たいものです。

 

土曜日は雨予報ですので、同じ宮本厩舎のキョウヘイ(牡3 54㎏ 高倉騎手騎乗)も注目。

前走は得意の道悪競馬でしたが、出走取消。

今回は直線が短い京都内回りをどう捌くかがポイントになりそうです。

 

人気が予想されるのがストロングタイタン(牡4 栗東・池江厩舎 57㎏ M・デムーロ騎手騎乗)。

去年は1600万下の修学館ステークスを制しましたが、11月から2月の寒い時期で勝ったのはこのレースのみ。人気となった中山金杯、小倉大賞典では負けています。

雨が降った後、急激な寒波が日本に来るので、走る気を無くさないで欲しいものです。

 

 

福島2R 3歳以上500万下(ダート1700m)15頭立て 10:15発走

 

ランニングウインド(牡3 父Discreetly Mine 母ランニングボブキャッツ 美浦・中川厩舎 横山和騎手騎乗)。

 

トーセンでお馴染みの島川隆哉氏が、セレクトセールにて8280万円で落札した馬です。

半兄に朝日杯フューチュリティステークスを制したアジアエクスプレスがいます。

 

実は、今回がJRAでのレースのデビュー戦です。

元々は中川厩舎でデビューを目指していましたが、7月20日に競走馬登録を抹消。

その後は浦和競馬の小久保智厩舎に転入。

8月のデビュー戦では2着馬に2.3秒差を付ける圧勝。続く2戦目も快勝。

そして、再び中川厩舎に戻ってきました。

 

浦和競馬デビューから中央転入で活躍した馬と言えば、1996年の安田記念をはじめマイルG1 2勝を挙げたトロットサンダーがいます。

果たして、この馬はトロットサンダーのようになれるのか注目です。

 

 

福島5R メイクデビュー福島 2歳新馬(芝2000m)11頭立て 12:00発走

 

土曜のメイクデビュー福島は芝2000m戦。

ここは注目馬を簡単に纏めたいと思います。

 

全兄に小倉記念を制したアズマシャトルがいるスナップドラゴン(父ゼンノロブロイ 母ブレッシング 美浦・武井厩舎 吉田隼騎手騎乗)。

 

母方の祖母の兄弟にタニノギムレットがいるホウオウサマンサ(牝2 父オルフェーヴル 母タニノカリス 美浦・池上和厩舎 丸山騎手騎乗)。

 

母がNHKマイルカップ2着馬デアリングハートラヴファンシフル(牝2 父ハービンジャー 美浦・奥村厩舎 丸田騎手騎乗)。

 

祖母がローズバドで母の半兄にローズキングダム(ジャパンカップなどG1を2勝)がいるロサグラウカ(牡2 父ルーラーシップ 母ローザブランカ 美浦・尾関厩舎 石橋騎手騎乗)。

 

秋の福島開催ですが、東京や京都にも負けず劣らずのメンバーが揃いました。

 

 

ちなみに、月曜日のテレビ番組でバラエティに初登場した藤田菜七子騎手

今週、土曜日は7鞍、日曜日は6鞍に騎乗予定。

勝てるチャンスのある馬にも騎乗しますので、勝ち星量産の予感がします。

 

 

東京4R メイクデビュー東京 2歳新馬(ダート1400m)16頭立て 11:20発走

 

キタサンデイジー(牝2 栗東・梅田厩舎 福永騎手騎乗)

 

馬主は(有)大野商事。

キタサンブラックでお馴染みの北島三郎さんがオーナーの外国産馬という事でピックアップしました。

 

北島さんは基本的には国内産の競走馬の購入が多いのですが、珍しく外国産馬を購入されました。

OBS2歳4月トレーニングセールというセリ市にて40万ドルで落札された馬です。

 

父のViolenceバイオレンス)はアメリカで6戦4勝の成績。

2歳時にアメリカのG1キャッシュコール・フューチュリティ(ダート8.5ハロ 約1708m)などを勝った馬。

アメリカのサドラーズウェルズ系で成功を収めているメダグリアドーロの子供です。

 

母のThe Calypso Mythはアメリカで走りましたが、未勝利に終わりました。

ただ、曾祖母のMythographerの娘Heart of Joyは28戦10勝の結果を残した馬で、産駒には1998年のスプリンターズステークスを制したマイネルラヴがいます。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬・牝馬(芝1600m)14頭立て 12:40発走

 

ソリフロール(牝2 美浦・萱野厩舎 北村宏騎手騎乗)

 

半兄に京都記念などを制したデスペラードを持つソリフロールを挙げます。

 

ソリフロールの父ヴィクトワールピサの父はネオユニヴァース

デスペラードの父もネオユニヴァースです。

 

デスペラードは芝、ダート問わずに活躍。

2200mの京都記念を制覇する一方、3600mのステイヤーズステークス連覇などオールマイティに活躍しました。

ソリフロールはヴィクトワールピサの母の父が2000mまでが得意な子を出したマキャベリアン

 

兄の様なオールマイティな活躍というよりは、芝の中距離での活躍を期待したい所です。

 

 

東京9R 伊勢佐木特別 3歳以上1000万下・ハンデ(ダート2100m)16頭立て 14:20発走

 

メトロポリス(牡3 栗東・吉村厩舎 福永騎手騎乗)

 

7月の中京・未勝利戦でデビュー。

道中は13番手と後方からのレースで直線追い込んでデビュー勝ち。

続く10月の500万下。中団7番手からレースを進め、2着のカフジキングに1馬身4分の1の差を付けて連勝。

現在2戦2勝と負け知らずの馬です。

 

母のラブカーナは2007年のオークス3着馬。

これまで5頭の馬を産みましたが、メトロポリスがJRAで初めて勝った息子。

メンバーは揃いましたが、3連勝で来年のダート界を賑やかにして欲しい馬です。

 

 

東京11R 第22回東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)2歳オープン(芝1800m)7頭立て 15:30発走

 

翌週に京都2歳ステークス(G3)がある関係上、7頭と少頭数のメンバーとなりました。

 

注目は関西馬のワグネリアン(牡2 栗東・友道厩舎 福永騎手騎乗)です。

新馬戦、野路菊ステークスで見せた豪脚。

左回りも坂も中京で経験済み。道悪競馬も野路菊ステークスで経験済み。

あとは初の関東遠征を克服するか。その1点に尽きるでしょう。

 

関東のレースですが、関西馬が4頭出走。ワグネリアン以外ではアイビーステークス2着のシャルルマーニュ(牡2 栗東・清水久厩舎 戸崎騎手騎乗)も注目です。

既に関東遠征はアイビーステークス(2着)で経験済み。力のいる馬場に強いヴィクトワールピサ産駒ですので、雨の降りようではひょっとしたらの期待もあります。

 

好調なハービンジャー産駒のカフジバンガード(牡2 栗東・松元厩舎 吉田豊騎手騎乗)。道悪競馬は前走の東京で経験済み。

もう一頭の関西馬、ケワロス(牡2 栗東・牧浦厩舎 横山典騎手騎乗)はマイルチャンピオンシップ南部杯を制したオーロマイスターの半弟です。

 

迎え撃つ関東馬。注目はアジア最強マイラーと言われたモーリスの全弟、ルーカス(牡2 美浦・堀厩舎 ムーア騎手騎乗)です。

デビュー戦は中団の後方で待機。3コーナー過ぎてからは馬なりで先頭。最後は粘るリシュブール以下を力でねじ伏せた内容。

レースのレベルも3着のマイスターシャーレは2戦目で勝利。4着のマイハートビートは2戦目から2連勝を挙げるなどハイレベルなメンバーでした。

 

じっくりと成長していくタイプが多いスクリーンヒーロー産駒で、初戦にこれだけの競馬が出来るとなると、2戦目も期待できるはず。

新馬から東京スポーツ杯を連勝した先輩のサトノクラウンの様に来年のクラシックを賑やかにしてもらいたい馬です。

 

アイビーステークスを制したコスモイグナーツ(牡2 美浦・高橋祥厩舎 柴田大騎手騎乗)。

アイビーステークスは前半3ハロンが37.0秒に対し、上がり3ハロンが36.1秒と逃げたコスモイグナーツと2番手追走のシャルルマーニュにとっては楽なレース。

しかし、血統面で見ますと、父が瞬発力勝負に強いエイシンフラッシュ

母の父はスタミナ色が強いスペシャルウィーク

さらに3代母のパルフェアムールはアルゼンチンの芝1600mG1レースを制するスピードのある配合。

ここで強い競馬を見せる事が出来れば、今後も要注目な1頭になります。

 

3頭目の関東馬はロードカナロア産駒のゴールドギア(牡2 美浦・伊藤圭厩舎 北村宏騎手騎乗)。

デビュー戦では4コーナー8番手から上がり3ハロン33.8秒の豪脚で差し切りました。

母のギンザボナンザは桜花賞トライアル・アネモネステークスを制するなど5勝を挙げた馬。

また、曾祖母には1992年のオークスを制したアドラーブルがいる血統。

 

ワグネリアンが関東のファンを震撼させる豪脚を披露するのか?

ルーカスが血統の良さで一気にクラシック戦線に乗るのか?

7頭立てですが、今後のクラシック戦線を読み解くのに重要なレースです。

 

 

(おかのひろのぶ)

黄菊賞を振り返る

今年の黄菊賞はジュンヴァルロが制しました。

 

黄菊賞と言えば、出世レースとして知る人ぞ知るレースになっています。

 

それでは過去のレースを振り返ってみましょう。

 

 

1995年 1着 イシノサンデー → 皐月賞優勝

 

1997年 1着 キングヘイロー → 高松宮記念優勝

 

2006年 2着 ウオッカ → 日本ダービー優勝

 

2007年 2着 トールポピー → 阪神ジュベナイルフィリーズ、オークス優勝

 

2011年 3着 ヴィルシーナ → ヴィクトリアマイル優勝

 

2012年 1着 キズナ → 日本ダービー優勝

 

2013年 1着 トゥザワールド → 皐月賞2着

 

そして、2017年。

 

1着 ジュンヴァルロ

2着 ケイティクレバー

3着 ドンアルゴス

 

 

黄菊賞は歴代の優勝馬や上位馬にその後飛躍する馬が多く、出世レースと呼ばれるようになりました。

 

勝ち馬に限らず、2006年2着のウオッカは翌年にダービーを制覇、2011年3着のヴィルシーナはヴィクトリアマイルを連覇と、着順上位の馬はチェックしていたいですね。

 

近年はトゥザワールドが皐月賞を2着して以来、目覚ましい活躍をした馬が居ないのが寂しいですが、今年の上位3頭は今後どうなるのか楽しみです。

 

 

(中山祐介)

【先週の競馬】武蔵野S、デイリー杯2歳S、福島記念をはじめ、2歳戦など19レースを振り返り

 

11月11日(土)

福島4R 2歳未勝利(芝2000m)

 

勝ったのは、7番人気のローエングリン産駒ワタシヲマッテル

3番人気のストロングリターン産駒バリエンテに半馬身差をつけての勝利を収めました。

 

 

東京1R 2歳未勝利(ダート1400m)

 

キンサシャノキセキ産駒の1番人気リードザウインドが、シニスターミニスター産駒の8番人気キョウエイソフィアに2馬身差をつけての勝利。

2歳戦で調子が出てきたキンサシャノキセキ産駒が東京1レースから勝ちました。

リードザウインドは半兄にオースミダイドウがいるだけに、牝馬ではありますが今後の活躍を楽しみにしたいです。

 

 

東京4R 2歳未勝利(芝1600m)

 

6番人気のロードカナロア産駒アースビヨンドが、3番人気のルーラーシップ産駒エフティアテナをクビ差抑えての勝ち上がりとなりました。

アースビヨンドは半姉に短距離を得意としたカホマックスがいて、父も短距離を得意としていただけに楽しみな1頭です。

2着のエフティアテナの母は、人気薄で2008年の桜花賞・オークスを2着となったエフティマイア

母の走りを彷彿とさせるような、クビ差に迫る競馬をみせてくれたエフティアテナ

近い将来、勝ち上がれると思います。

 

 

東京9R オキザリス賞 2歳500万円以下(ダート1400m)

 

2番人気のハードスパン産駒ダークリパルサーが、同じくハードスパン産駒で3番人気だったクレヴァーパッチに半馬身差をつけての勝利を収めました。

ダークリパルサーはこれで2戦2勝。

半兄にエスポワールシチーがいるだけに、砂では今後も覚えておきたいです。

 

 

東京11R 武蔵野ステークス(G3)3歳以上オープン(ダート1600m)

 

勝ったのは、6番人気のシニスターミニスター産駒インカンテーション

8番人気でシンボリクリスエス産駒のサンライズソアに、半馬身差をつけての勝利を収めました。

三浦騎手はケガからの復帰後、重賞初制覇となりました。

インカンテーションは前走、金沢の交流重賞白山大賞典を制しており、これで連勝。

チャンピオンズカップの優先出走権を獲得しました。

 

 

京都1R 2歳未勝利(ダート1400m)

 

7番人気のネオユニヴァース産駒メイショウラビエが、8番人気のヘニーヒューズ産駒エンジェルウィングに2馬身差をつけての勝利を収めました。

 

 

京都3R 2歳未勝利(芝1600m)

 

クロフネ産駒の2番人気パクスアメリカーナが、モンテロッソ産駒で8番人気ラセットに1馬身 1/4差をつけての勝利を収めました。

勝ったパクスアメリカーナの全姉はヴィクトリアマイルなどを勝利したホエールキャプチャ

前走は勝ち馬から0.2秒差の3着と惜敗していただけに、悔しさを吹っ切る勝ちとなりました。

 

 

京都4R 2歳未勝利(芝1800m)

 

キングズベスト産駒の5番人気アイトーンが、ディープインパクト産駒で1番人気だったブレイニーランに1 馬身1/2差をつけて勝ちました。

2着のブレイニーランは半姉にローブティサージュがいて、断然人気で支持を集めていただけに惜しいレースでした。

 

 

京都7R 3歳以上1000万円以下(芝2200m)

 

ディープインパクト産駒で1番人気のアドマイヤロブソンが、キングカメハメハ産駒の2番人気ショパンに1馬身 1/2差をつけての勝利を収めました。

2着のショパンは父キングカメハメハ、母エアグルーヴで、全兄にルーラーシップがいる血統。

得意の京都では【3・3・0・0】と今後が楽しみです。

 

 

京都11R デイリー杯2歳ステークス(G2)2歳オープン(芝1600m)

 

Kitten’s Joy産駒で5番人気だったジャンダルムが、ディープインパクト産駒の4番人気カツジに1馬身 1/4差をつけての勝利を収めました。

最後の直線ではカツジが抜け出すも、上がってきたジャンダルムとの追い比べに。

瞬発力の高かったジャンダルムが突き放し、着差以上に強かったですね。

ジャンダルムの母ビリーヴはスプリンターズS・高松宮記念を制していて、今回が産駒の初重賞制覇となりました。

アッゼニ騎手も武豊騎手の怪我のための乗り替わりでしたが、JRA重賞初勝利となりました。

 

 

11月12日(日)

福島8R 3歳以上500万円以下(芝1200m)

 

ダイワメジャー産駒で7番人気のダイワプロパーが、ハーツクライ産駒で1番人気に推されたナンヨーマーズに半馬身差をつけての勝利を収めました。
ダイワプロパーには全妹に今年の桜花賞馬レーヌミノルがいます。

 


福島10R 福島2歳ステークス

 

ロードカナロア産駒で1番人気に推されたアンヴァルが勝利。

ヴァーミリアン産駒で3番人気のリュウノユキナに2馬身 1/2差をつけました。
アンヴァルの母はアルーリングボイスで、現役時代はファンタジーSを勝ち、2005年ジュベナイルフィリーズを1番人気に推された逸材でしたので、今後もう少し距離が長くても対応出来るのではと思います。

 

 

福島11R 福島記念(G3)3歳以上オープン(芝2000m)

 

ステイゴールド産駒で2番人気のウインブライトが、キングカメハメハ産駒の3番人気スズカデヴィアスをクビ差抑えての勝利を収めました。
ウインブライトは3歳馬で、皐月賞・ダービーと出走はしましたが、本来の力を出せずに秋を迎え、前走は毎日王冠で古馬と初対決しリアルスティールから0.6差の10着。

そこからの巻き返しを見事に勝利で飾りました。

 

 

東京4R 2歳未勝利(芝1800m)

 

エンパイアメーカー産駒で3番人気ローザフェリーチェが、ルーラーシップ産駒で2番人気パイオニアバイオに1馬身 1/4差をつけての勝利を収めました。

半兄には2010年ジャパンカップ馬ローズキングダムがいて、薔薇一族としてこれからも期待したい1頭です。

 

 

東京8R 3歳以上500万円以下(ダート1400m)

 

ゴールドアリュール産駒で1番人気に推されたブロードアリュールが、タイキシャトル産駒で3番人気プッシュアゲンに2馬身差をつけての勝利を収めました。

ゴールドアリュールは砂の巧者であり、母ブロードアピールも中央の重賞だけで5勝しているだけに、ここはまだ通過点。

いずれは重賞で走ると思います。

 

 

京都4R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1600m)

 

勝ったのは、ディープインパクト産駒で1番人気、注目されていたフィニフティ

ディープブリランテ産駒で3番人気キューピッドアローに1 馬身3/4差をつけての勝利を収めました。

全兄にステファノスを持つだけあり、牝馬ながらに堂々として風格さえありましたね。

次走が楽しみですし、クラシック候補と言っても過言ではない走りでした。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)

 

勝ったのは、ディープインパクト産駒の1番人気ダノンフォーチュン

キングカメハメハ産駒の2番人気のシーリアに3馬身半差つけ、人気に応えました。

2着に敗れはしましたが、シーリアは半兄にエピファネイア・全兄にリオンディーズがいる血統。

素質は見込まれていただけに、2着は当然で、勝ち上がりも近いと思います。

 

 

京都7R 3歳以上1000万円以下(ダート1800m)

 

ゼンノロブロイ産駒の4番人気ザイディックメアが、キングカメハメハ産駒で2番人気ユラノトをアタマ差抑えての勝利を収めました。

勝ったザイディックメアの半兄は、今年の七夕賞勝ち馬ゼーヴィント

ノドの手術から復帰後、初勝利をあげました。

 

 

京都8R ドンカスターカップ 3歳以上1000万円以下・ハンデ(芝1600m)

 

バゴ産駒の5番人気グレイスミノルが、キングカメハメハ産駒の1番人気トゥザクラウンをクビ差抑えての勝利を収めました。

負けはしましたが、2着のトゥザクラウンは連勝の勢いそのままに良いレースぶりだったので、もったいなかったレースでした。

全兄にトゥザグローリーを持ち、まだ3歳で、伸びしろのありそうな走りでした。

 

 

(中山祐介)

【日曜の競馬】ヴィブロスが姉の無念を晴らすのか?スマートレイアー、ルージュバックが念願のG1タイトル獲得か?3歳馬が世代交代を告げるのか?注目のエリザベス女王杯&福島記念も含めた11レースをピックアップ

今年はエリザベス女王杯のプレゼンテーターに、今年のJRAイメージキャラクターの1人、高畑充希さんが来場されます。

そして、CMで高畑さんと土屋太鳳さんが着用している「エリジョ耳あて」が、来場した女性の方限定ですが、抽選で当たります。

なお、この際200円以上の馬券の提示が必要です。

 

そして、エリザベス女王杯当日の京都競馬場は女性の方限定で入場料が無料となります。詳細はJRAのホームページをご覧ください。

 

京都競馬場へ行かれる女性の方もそうでない方も、この記事もご覧いただければ幸いです。

今日は福島、東京、京都と多くの注目レースがあります。

 

ちなみに、中央競馬紅一点の藤田菜七子騎手は今日から復帰。福島競馬で5鞍に騎乗します。では、その福島から行きましょう。

 

 

福島10R 福島2歳ステークス 2歳オープン(芝1200m)

 

リュウノユキナ(牝2 ホッカイドウ競馬 桑原厩舎 五十嵐冬樹騎手騎乗)

 

今週の木曜日をもって今年のホッカイドウ競馬が終了。そのホッカイドウ競馬から参戦するのがリュウノユキナです。

JRAの札幌開催最終日に行われたすずらん賞を9番人気で勝った馬です。

この時の2着馬だったモルトアレグロは、その後500万下のくるみ賞を快勝。

中山競馬のカンナステークスは後方からの競馬となり5着。

しかし、勝ったペイシャルアスなど上位に入った馬は前で競馬をして粘った中で、0.3秒差の5着はむしろ強さを見せたレースでしょう。

 

ライバルになりそうなのは唯一の2勝馬でロードカナロア産駒のアンヴァル(牝2 母アルーリングボイス 栗東・藤岡厩舎 北村友騎手騎乗)と

タイセイアベニール(牡2 父ベーカバド 母ハロードリーム 栗東・西村厩舎 シュタルケ騎手騎乗)。

くるみ賞2着のココロノイコロ(牡2 父シニスターミニスター 母コペノイコロ 美浦・高橋祥厩舎 丹内騎手騎乗)です。

 

 

福島11R 第53回 福島記念(G3)3歳以上オープン・ハンデ(芝2000m)

 

注目馬はサンマルティン(セン5 美浦・国枝厩舎 55㎏ 戸崎騎手騎乗)。

前走の小倉記念は2kgハンデが軽いタツゴウゲキにハナ差の2着と惜敗。

しかし、タツゴウゲキは続く新潟記念も制した馬。タイムも1分57秒6と高速馬場の小倉競馬場でもトップレベルのタイムで走破。

戸崎騎手がエリザベス女王杯等のレースを選ばずにこのレースを選んだあたり、初タイトルも狙えると思います。

 

スプリングステークスを制したウインブライト(牡3 美浦・畠山吉厩舎 54㎏ 松岡騎手騎乗)。

皐月賞は8着と終わったものの、17番枠から終始外々を走らされて、勝ったアルアインから0.5秒差のタイムであればここでも通用するはず。

松岡騎手続投も好材料です。

 

春に行われた同じ距離の福島民報杯(オープン)を制したマイネルミラノ(牡7 美浦・相沢厩舎 58㎏ 丹内騎手騎乗)。

前走のオールカマーでは逃げ、前半1000mを63.1秒とマイペースに持ち込めた恩恵もありましたが、ルージュバックと0.2秒差の4着と好走。

ハンデが58kgとトップハンデになりましたが、福島民報杯の再来を狙います。

 

その他では前走の西宮ステークスで上がり3ハロン32.8秒でまとめて逃げ切ったジョルジュサンク(牡4 栗東・鮫島厩舎 54㎏ 吉田隼騎手騎乗)。

福島民報杯2着のフェルメッツァ(牡6 栗東・松永幹厩舎 55㎏ 北村友騎手騎乗)。

七夕賞4着のスズカデヴィアス(牡6 栗東・橋田厩舎 56㎏ シュタルケ騎手騎乗)が出走します。

 

また、マサハヤドリーム(牡5 栗東・今野厩舎 52㎏)に騎乗する秋山真一郎騎手。

ここで勝つと、武豊騎手等に並ぶ全10競馬場重賞制覇という大記録が達成されます。

 

果たして堅い決着になるのか?それとも、かつての様に波乱の結末を迎えるのか?15:20スタートです。

 

 

東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)11頭立て

 

ウィキッドアイズ(牝2 父オルフェーヴル 母ウィキッドリーパーフェクト 美浦・手塚厩舎 シュミノー騎手騎乗)

 

2015年のホープフルステークスを制したハートレーの半妹。ペーパー馬主ゲームでも高い支持を得ていた馬の1頭です。

 

一言で言うと、「色んな意味でオルフェーヴルに似てる馬」との事。抜け出す時の脚は父譲りの面があります。

一方で、初戦からチークピーシーズ(馬の顔に沿ってボア状のものを装着したもの。左右を気にせずに前に集中させる効果を持たせる)を装着させるなど、父親譲りの気性が見えそうな一面も。

 

今週でラスト騎乗となるシュミノー騎手がこのおてんば娘をどう勝利に導かせるのか注目です。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1400m)12頭立て

 

トーセンニケ(牝2 父オルフェーヴル 母ブライトメッセージ 美浦・小笠厩舎 田辺騎手騎乗)

 

セレクトセールにて3348万円で落札されたオルフェーヴル産駒です。

 

注目は祖母のエヴリウィスパー。以前にも書きましたが、エヴリウィスパーの血を持つ馬からはトーセンジョーダントーセンホマレボシトーセンスターダムネオスターダムトーセンバジルなど数多くの活躍馬が輩出されています。

 

トーセンニケブライトメッセージの初めての子供ですが、偉大なる叔父に負けず劣らずの活躍を期待したいものです。

 

 

東京11R オーロカップ 3歳以上オープン・ハンデ(芝1400m)16頭立て

 

オーロカップの「オーロ」はラテン語で「黄金」を意味しています。

 

このレースは「オーロパーク」と呼ばれている盛岡競馬場と東京競馬場の姉妹提携を記念するとともに、地方競馬と中央競馬の友好と親善を図ることを目的として平成8年に創設された競走です。

 

注目馬は3歳馬から。昨年の京王杯2歳ステークスを制したモンドキャンノ(牡3 栗東・安田厩舎 55㎏ 田辺騎手騎乗)。

朝日杯フューチュリティステークスでは2着と好走。

しかし、今年はNHKマイルカップ10着、スプリンターズステークス14着など5着以内に入っていません。

得意の東京1400mで復活の兆しを掴みたい所です。

 

もう1頭はディバインコード(牡3 美浦・栗田博憲厩舎 54㎏ 柴田善騎手騎乗)。

NHKマイルカップの10着以外は3着以内に入っている安定感のある馬です。

前走の信越ステークスは勝ったアポロノシンザンが1400mで強い馬であった事を考慮すれば、3着という結果は全力を出し切ったと思います。

 

対する古馬勢は昨年の覇者で続く阪神カップを制したロサギガンティア(牡6 美浦・藤澤和雄厩舎 57㎏ シュミノー騎手騎乗)。

今年は不振ですが、同距離の京王杯スプリングカップでは勝ったレッドファルクスから0.5秒差と順位ほど負けていないので注意が必要です。

 

昨年のファルコンステークス覇者トウショウドラフタ(牡4 美浦・萱野厩舎 56㎏ 岩部騎手騎乗)も一時期のスランプを抜け出した様子。

 

同コースのパラダイスステークス4着馬のコスモドーム(牡6 美浦・金成厩舎 54㎏ 柴田大騎手騎乗)。

ただ、昨年のNHKマイルカップ2着のロードクロノスには先着。勝ったウインガニオンとは0.4秒差とまずまずの成績。54kgというハンデも魅力です。

 

 

京都1R 2歳未勝利(ダート1400m)10頭立て

 

ミルファームの記事で取り上げたホクセツが三津谷騎手騎乗で出走します。

 

今回のポイントは初めてのダート戦という点です。

父がアイルハヴアナザー、母の父がキャプテンスティーヴとなると、ダートに向く血統だと思います。

 

結果が伴っていない現状では初勝利は厳しいかもしれませんが、芝のスタートをうまくこなせれば、善戦は期待できるはずです。

 

 

京都4Rメイクデビュー京都 2歳新馬・牝馬(芝1600m)14頭立て

 

牝馬限定のデビュー戦ですが、メンバーが揃いました。

 

フィニフティ(牝2 父ディープインパクト 母ココシュニック 栗東・藤原英厩舎 福永騎手騎乗)

 

全兄にステファノス(天皇賞・秋2着)がいる血統で、キャロットクラブが総額5000万円(一口12.5万円)で募集した馬です。

そのステファノス以来のディープインパクトの子。G1レースに進んでもおかしくない馬でしょう。

 

トーホウアルテミス(牝2 父ハーツクライ 母トーホウガイア 栗東・谷潔厩舎 松若騎手騎乗)

 

半兄に菊花賞馬トーホウジャッカルがいます。

菊花賞馬と聞くと、長距離向きの馬のイメージがありますが、半姉のトーホウアマポーラはフジキセキ産駒で1200mのCBC賞を勝った馬です。

ハーツクライ産駒なので、2400mのオークス向きの馬だと思います。

 

フォーチュンカムズ(牝2 父ネオユニヴァース 母ベガスナイト 栗東・今野厩舎 幸騎手騎乗)

 

半兄に今年のきさらぎ賞を制したアメリカズカップがいます。

連日の雨で馬場が荒れている今の京都であれば、兄と同様あっと言わせることも可能でしょう。

 

ミッドサマーコモン(牝2 父ディープインパクト 母ストロベリーフェア 栗東・野中厩舎 浜中騎手騎乗)

 

半姉にフローラステークスを制したミッドサマーフェアがいます。

野中厩舎でグレイルが牡馬の期待馬であるならば、牝馬はこの馬と言えるでしょう。

 

オテンバキッズ(牝2 父オルフェーヴル 母ドメーヌ 栗東・田所厩舎 高倉騎手騎乗)

 

母のドメーヌはチリのG1レースアルトゥロリオンペニャ賞(芝1600m)を勝ち、チリの最優秀2歳牝馬に選ばれた馬です。

オルフェーヴルはノーザンダンサーの近親配合があり、配合に難しさがありますが、ドメーヌは母方にノーザンダンサーの血が僅かにある程度ですので、気性等に影響は出て来ないと思います。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)11頭立て

 

注目は断然、この馬でしょう

 

シーリア(牝2 父キングカメハメハ 母シーザリオ 栗東・角居厩舎 Cデムーロ騎手騎乗)

 

日米オークスを制した母シーザリオ。半兄に菊花賞、ジャパンカップを制したエピファネイア、全兄に朝日杯フューチュリティステークスを制したリオンディーズがいる血統。説明不要の良血馬です。

 

ただ、気になる点が1つ。シーザリオの娘は走らない傾向があります。

全姉のヴァイオラはデビューできずに引退。

エピファネイアと同じシンボリクリスエスを父に持ったロザリンドは未勝利。

祖母のキロフプリミエールの一族からも1勝も挙げずに引退する馬が多く出ています。

 

果たしてシーリアはこの嫌なジンクスを破る事が出来るのでしょうか?

 

ポートフィリップ(牡2 父ハーツクライ 母アドマイヤテレサ 栗東・梅田厩舎 岩田騎手騎乗)

 

長距離戦戦で活躍、オーストラリアのG1レース、コーフィールドカップ(芝2410m)を制したアドマイヤラクティの全弟です。

シルクレーシングが総額5000(一口10)万円で募集した馬です。

 

アドマイヤラクティが長距離で活躍した馬となると、短い距離の多い2歳戦では勝ち上がるのはなかなか時間がかかるかもしれませんが、走る時のフットワークもいいですし、ポテンシャルを秘めた馬だと思います。

 

血統的に見ますと、母の父にはエリシオの名が。

サドラーズウェルズ系の種牡馬でしたが、代表産駒にチューリップ賞を制したヘルスウォールがいますので、ハーツクライの長所を早めに引き出す可能性があります。

来年のクラシック戦線に乗って欲しい馬です。

 

ソーグレア(牡2 父エイシンフラッシュ 母バレエプラン 栗東・須貝厩舎 横山典騎手騎乗)

 

G1レーシングが総額2200万円(一口55万円)で募集したエイシンフラッシュ産駒です。

 

祖母のニキーヤはダート種牡馬で活躍のゴールドアリュールの母。今年の皐月賞2着馬のペルシアンナイトの祖母にあたります。

バレエプランはG1に出走した産駒がいませんが、エイシンフラッシュとの配合が合いそうな感じがします。

須貝調教師と騎手時代は同期だった横山典騎手とのコンビ。果たしてどういう結果になるのでしょうか。

 

 

京都8R ドンカスターカップ 3歳以上1000万下・ハンデ(芝1600m)8頭

 

昨年のウマフリPOGで取り上げたトゥザクラウンがムーア騎手騎乗(ハンデ55kg)で出走します。

 

9月の未勝利戦(通称:スーパー未勝利戦)を勝ち上がり、前走は新潟の寺泊特別で上がり3ハロンを33.2秒で差し切り連勝。

3連勝を狙いに出走してきました。ムーア騎手騎乗も好材料です。

 

今回は5月に現級勝ちのあるドルチャーリオ(牡4 栗東・池添兼厩舎 57㎏ 池添騎手騎乗)。

前走の堀川特別は極悪馬場で競馬にならなかったものの、その前まで2連勝で1000万下まで昇級したデリスモア(牝3 栗東・大久保龍厩舎 四位騎手騎乗)がライバルになります。

 

 

京都9R 黄菊賞 2歳500万下(芝2000m)13頭立て

 

ウォッカの仔タニノフランケルが福永騎手騎乗で出走しますが、今回はこちらの馬をピックアップ。

 

ジュンヴァルロ(牡2 父New Approach 母ウェイクミーアップ 栗東・友道厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

10月8日の京都芝2000mのデビュー戦を逃げ切りました。

注目は前半の1000mを60.5秒と2歳のデビュー戦では珍しく速い流れで逃げたこと。

そして、後半の1000mを60.8秒とペースを落とさず、ゴール前では藤岡康太騎手は流すようにしてのゴール。大物感がたっぷりのレース内容でした。

 

血統も優れています。父のNew Approachニューアプローチ)はイギリスダービー、イギリスチャンピオンステークスなど11戦8勝2着1回3着1回の成績。

特に、欧州の2歳王者を決めるデューハーストステークス(距離7ハロン・約1408m)を制する等、スピードもある血統です。

ちなみに1998年の高松宮記念を制したシンコウフォレストの半弟にあたります。日本では青葉賞2着のベストアプローチが主な産駒となっています。

 

母のウェイクミーアップはイギリスで7戦0勝の馬でしたが、祖母のHymn Of The Dawnはニューアプローチとの間に生まれたドーンアプローチがイギリス版皐月賞に当たる2000ギニー(芝8ハロン・約1608m)、父が制したデューハーストステークスなど1600m前後のG1レースを4勝挙げています。

 

ちなみに、ドーンアプローチの子供は日本では1頭しかデビューしていませんが、その1頭が京王杯2歳ステークスを制したタワーオブロンドンです。

 

騎手もムーア騎手が乗るとの事で、陣営の本気度がうかがえます。

 

ウマフリ編集部としてピックアップするのは新種牡馬特集で取り上げたエイシンフラッシュ産駒のシースプラッシュ(牡2 栗東・本田厩舎 和田騎手騎乗)。

前走の萩ステークスでは勝ったタイムフライヤーから0.8秒差の4着に敗退。

紫菊賞(10月14日)、萩ステークス(10月28日)と中1週での出走が続きます。

 

シースプラッシュのポイントは中1週で続けて出る事による疲労です。

とくに前走は土砂降りの中でのレース。陣営は影響がないとみて出走しましたが、走って見ないと分からない物があります。

和田騎手も2度目の騎乗ですので、馬の癖などは把握していると思います。前走より相手が強化されますが、善戦を期待したいと思います。

 

他にもデビュー戦を快勝したブラゾンダムール(牡2 栗東・松永幹夫厩舎 Mデムーロ騎手騎乗)、

萩ステークス2着のオーデットエール(牡2 栗東・須貝厩舎 川田騎手騎乗)、

2戦目の勝ち方が良かったマイスターシャーレ(牡2 栗東・松田国厩舎 ルメール騎手騎乗)など強豪ぞろい。

 

いよいよ、クラシック戦線に向けての戦いが激化します。

 

 

京都11R 第42回 エリザベス女王杯(G1)3歳以上オープン・牝馬(芝2200m)

 

ヴィブロス(牝4 栗東・友道厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

昨年の秋華賞、今年のドバイターフを制したヴィブロス

前哨戦の府中牝馬ステークスは2着と敗れましたが、上がり3ハロンを33.2秒で駆け抜け、勝ったクロスコミアにクビ差まで迫る内容でした。

 

ヴィブロスは元メジャーリーガーの佐々木主浩氏が馬主。佐々木氏は姉のヴィルシーナも所有していました。

ヴィクトリアマイル2連覇など活躍したヴィルシーナ。しかし、エリザベス女王杯は2着、10着、11着と秋の女王になれませんでした。

 

姉が成し遂げなかった秋の女王に妹が輝けるのか。ルメール騎手の手綱捌きに注目です。

 

 

スマートレイアー(牝7 栗東・大久保龍厩舎 川田騎手騎乗)

 

同い年のメイショウマンボ(2013年オークス馬)などが引退する中、7歳になっても活躍しているのはスマートレイアー

今年は京都記念ではサトノクラウンの2着、前走の京都大賞典ではシュヴァルグランサウンズオブアースといった牡馬相手に快勝。

急遽、武豊騎手から川田将雅騎手に騎乗変更となりましたが、川田騎手は2014年にラキシスでこのレースを制しており、京都芝2200mも乗り慣れていますので不安はないはずです。

 

国内では最後のG1タイトル獲得のチャンスになるこのレース。悲願のタイトルを獲って欲しいものです。

 

 

ルージュバック(牝5 美浦・大竹厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

3歳時に牡馬相手にきさらぎ賞を制したルージュバック

「天才少女」とマスコミは名づけ、ルージュバックの時代が来るものだと思っていました。

 

しかし、単勝1.6倍と断然人気で推された桜花賞では9着に惨敗。その後も大舞台で走り続けますが、勝ち星に見放されてしまいます。

ところが、4歳になり牡馬相手に挑んだエプソムカップ、毎日王冠は快勝。

そして今度こその期待を持って挑んだ昨年の天皇賞・秋。モーリスなどの強豪が揃う中、単勝3番人気の支持を集めたものの7着。そこから3戦、いずれも掲示板に載ることも出来ず、天才少女の名は過去のものになりかけていました。

 

秋はエリザベス女王杯に絞ったルージュバック。前哨戦のオールカマーでステファノスなど中距離G1レースの常連馬相手に快勝し、健在ぶりをアピールしました。

 

そして、今回騎乗するのは、世界のライアン・ムーア。ムーア騎手は招待馬として参戦したスノーフェアリーで連覇(2010、2011年)した実績を持っています。

 

牝馬限定のレースを克服して、ムーア騎手の剛腕で悲願のG1ホースになって欲しいものです。

 

 

ミッキークイーン(牝5 栗東・池江厩舎 浜中騎手騎乗)

 

宝塚記念では3着に入り、キタサンブラックに先着したミッキークイーン。今年も阪神牝馬ステークスなどを勝っています。

 

しかし、G1のタイトルとなると、一昨年の秋華賞以来勝っていません。ヴィクトリアマイルは昨年2着、今年は7着。エリザベス女王杯は昨年3着。

昨年の有馬記念では見せ場を作り5着と健闘しましたが、ミッキークイーンのプライドが許さないはず。

G1レース3勝目を狙いに前哨戦を使わずに向かった、結果はいかに。

 

 

クイーンズリング(牝5 栗東・吉村厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

昨年の女王がここで登場する位、今年の4歳以上牝馬のラインナップは豪華です。

去年はミルコ・デムーロ騎手で制しましたが、今年は弟のクリスチャン・デムーロ騎手で連覇に挑みます。

 

今年のクイーンズリングはスランプの年でした。昨年の香港カップ9着後休養したものの、阪神牝馬ステークスは15着大敗、続くヴィクトリアマイルでも6着という結果に終わりました。

秋初戦の府中牝馬ステークスでは復調の兆しを見せる4着でした。

 

エリザベス女王杯が4歳以上の牝馬に開放されてから21年。連覇した馬はメジロドーベルアドマイヤグルーヴスノーフェアリーがいます。

しかし、この3頭は同じ騎手での連覇。異なる騎手での連覇はありません。

「兄が乗っても女王、弟が乗っても女王」という結果になって欲しいものです。

 

 

■クロスコミア(牝4 栗東・西浦厩舎 和田騎手騎乗)

 

前哨戦の府中牝馬ステークスを制したクロスコミア。元々はローズステークス2着の実績を持っていました。

 

6月にクラス替えが発生した際、2段階下の1000万下に降級。

初戦を快勝し、クイーンステークス4着、その後ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(1600万下)を勝ち、再びオープンクラスに復帰。

府中牝馬ステークスでは前半1000mを61.9秒のスローペースに持ち込んで逃げ切り。重賞タイトルを獲得しました。

 

クロスコミアを管理する西浦調教師には11年前の忘れ物を取り戻すチャンスです。

2006年のエリザベス女王杯、オークス、秋華賞と無敗で制したカワカミプリンセスを送り出した西浦調教師。

先頭でゴールしたものの、最後の直線でヤマニンシュクルの進路を妨害したとの事で1位入線から12着降着に。

その後、カワカミプリンセスは1勝も挙げられずに引退した苦い経験があります。

 

また、和田騎手はオークス2着、菊花賞3着と17年振りのJRAG1レース制覇まであと一歩。

とにかく逃げまくって、他の馬の動きを封じたいものです。

 

 

一方3歳勢も世代交代を狙っている馬が参戦します。

 

ディアドラ(牝3 栗東・橋田厩舎 岩田騎手騎乗)

 

今年の牝馬クラシックレース皆勤のディアドラ。走るごとに強さが増している感じがします。

 

桜花賞6着の後、500万下の矢車賞を勝利。そこから中1週でオークスに挑戦。

中1週での参戦というだけでも厳しいですが、更に関東まで遠征するという過酷な条件の中、アドマイヤミヤビとアタマ差の接戦で4着。

上がり3ハロンは最速の33.9秒をマークしました。

8月のHTB賞(1000万下)に出走した時はオークスよりも12kg体重が減少していましたが、見事優勝。

続く秋華賞トライアル紫苑ステークス。今度は体重が12㎏増加して挑み、秋開催が開幕したばかりの中山競馬場で豪快に追い込み快勝。

 

そして秋華賞。雨が激しく降る中で行われ、馬場状態は重馬場。更に体重が12㎏増え、490㎏と最高体重。

ルメール騎手のエスコートもあり、豪快に追い込んで3連勝でG1ウィナーに輝きました。

 

今回は乗り慣れた岩田騎手が騎乗。父が4歳時にキングジョージを制したハービンジャー。母の父が4歳時に本格化したスペシャルウィーク

成長の余地があります。ここで世代交代をし、「ディアドラの時代」が来るかも知れません。

 

 

モズカッチャン(牝3 栗東・鮫島厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

デビュー戦は10番人気の低評価。結果が6着。冬の小倉開催で初勝利をあげたモズカッチャン

この時、「オークスで2着」に入る馬になるとは思ってもいませんでした。

 

3月の中山で2勝目を挙げたものの、続くオークストライアルのフローラステークスでは18頭立ての12番人気。

中団から伸びる競馬を見せて初めての重賞タイトル。それでも、続くオークスでは6番人気と低評価。

ソウルスターリングには敗れましたが、フローラステークスはフロックではない事を証明する2着でした。

 

秋に入り、ローズステークスではラビットランに敗れました(7着)。

しかし、続く秋華賞。重馬場で前半1000mが59.1秒というハイペースの中先行したモズカッチャン

3着に負けはしましたが、春の好走がフロックではないことを証明できたレースでした。

 

あと欲しいのは、G1のタイトル。

ミルコ・デムーロ騎手の連覇、そして管理する鮫島調教師に初めてのビッグタイトルをプレゼントして欲しいものです。

 

 

リスグラシュー(牝3 栗東・矢作厩舎 福永騎手騎乗)

 

阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、秋華賞2着。オークス5着。一口馬主のキャロットクラブの馬。募集価格7万5千円で、馬代以上の活躍を見せているリスグラシュー

 

リスグラシューに出資している会員以上に矢作調教師も歯がゆい思いをしているはずです。

素質はG1クラスなのに結果がでない現実。

そして、武豊騎手がスマートレイアーに騎乗するため(既報通り怪我のため川田騎手に変更となりましたが)、騎手も変える必要がある。

そこで、牝馬との相性がいい福永騎手に騎乗を依頼。そして、短期放牧で一旦リフレッシュを図らせる事を選びました。

 

この短期放牧が実を結んだのか、栗東に戻ったリスグラシューはリフレッシュした状態で戻ってきました。

2週続けて福永騎手が調教に跨り、馬の癖を把握。悲願のG1タイトルに向けてリスグラシューが絶好調で挑みます。

 

 

4歳勢では他にも愛知杯、マーメイドステークスを制したマキシマムドパリ(牝5 栗東・松元厩舎 藤岡佑騎手騎乗)、

2001年に制したトゥザヴィクトリーを母に持ち、初の親子によるエリザベス女王杯制覇を狙うトーセンビクトリー(牝5 栗東・角居厩舎 アッゼニ騎手騎乗)など豪華メンバーが揃ったエリザベス女王杯。

 

果たしてクイーンズリングの連覇となるのか?

ルージュバックスマートレイアーが悲願のG1タイトルを獲得するのか?

3歳馬3頭が世代交代をアピールするのか?

スタートは15:40です。

 

 

(おかのひろのぶ)

【土曜の競馬】ダート戦線に新星登場か?古豪が意地を見せるのか?武蔵野ステークス&新潟2歳ステークス覇者フロンティアとビリーヴの子ジャンダルムが激突!デイリー杯2歳ステークスなど

既にニュース等で伝えられていますが、武豊騎手が8日の調教中に落馬。

翌日、武豊騎手のホームページで『膝の靭帯を痛めた』とのコメントがあり、エリザベス女王杯をはじめ、今週の騎乗をキャンセルする事となりました。

 

出馬投票当日での発表。出馬投票は騎乗予定騎手等をまとめて出す物ですから、調教師をはじめ関係者の方々は代役を探すのに必死だったと思います。

 

気になったのは、ホームページ内に『今週無理をすると後々まで後遺症が尾を引く可能性があります』という精密検査での結果。

来週のマイルチャンピオンシップのエアスピネルをはじめ、多くの有力馬を抱えている武豊騎手

完治しないままでの騎乗はファンにも不安が生じるので、焦らずに静養に努めて欲しいものです。

 

さて、今週は土曜日に重賞競走が3つ、日曜日には2つ。オープン競走も2つと忙しい週末になると思います。新馬戦も期待馬が続々とデビュー。

 

まずは土曜日の競馬から追ってみましょう。

 

 

福島3R 2歳未勝利(芝1200m)16頭立て

 

ミルファームの記事で取り上げたココロザシ(セン2 美浦・田中清厩舎)が嘉藤騎手騎乗で出走します。

前走はシルクプリマドンナの最後の産駒、ラストプリマドンナの4着に終わりましたが、激しい雨が降る中、先行した馬が上位に入線した中で後方待機から直線伸び4着入線は健闘の部類に入ります。

 

今回は2戦連続2着のベルウッドキング(牡2 美浦・和田雄厩舎 黛騎手騎乗)がライバルですが、初勝利を期待したい所です。

 

 

京都6R メイクデビュー京都 2歳新馬(ダート1800m)13頭立て

 

ヤマカツヒーロー(牡2 父ヘニーヒューズ 母ヤマカツマリリン 栗東・池添兼厩舎 池添騎手騎乗)

 

今年の金鯱賞を始め、中距離重賞で活躍中のヤマカツエースの半弟がデビューします。

 

ヤマカツエースは父がキングカメハメハとあって芝で良績を残していますが、ヤマカツヒーローは父がヘニーヒューズに替り、適性はダートだと思います。

 

 

ケールダンセール(牝2 父クロフネ 母マチカネセキガハラ 栗東・池添学厩舎 川田騎手騎乗)

 

一方、息子の池添学調教師はセレクトセールにて2376万円で落札されたケールダンセールを送り込みます。

母方の祖母マチカネチコウヨレはG3エルムステークスを制覇したマチカネニホンバレの母。

最近では安田記念当日のダート2100mでヨレヨレになりながらも勝ったサトノティターンの母です。

 

調教師が親子対決となったこのレース。勝つのはどの馬でしょうか。

 

 

京都8R 第19回京都ジャンプステークス(J-G3)障害3歳以上オープン(芝3170m)11頭立て

 

重賞馬はいませんが、ここ最近の重賞で好走している馬が出走します。

 

東京ハイジャンプで王者・オジュウチョウサンに対し大逃げを見せ3着まで粘ったタマモプラネット(牡7 栗東・南井厩舎 小坂騎手騎乗)。

東京ハイジャンプ以外にも新潟ジャンプステークス3着、東京ジャンプステークス5着と安定した戦績をここ最近見せています。

 

マイネルフィエスタ(牡7 栗東・中村厩舎 植野騎手騎乗)は、ここ4戦の障害重賞では4着-4着-3着-3着と安定しています。

前走の阪神ジャンプステークスでは昨年の中山大障害3着のルペールノエルとクビ差の惜敗。悲願の初重賞制覇に向け、ここがチャンスになります。

 

その他では中山の清秋ジャンプステークスを制したスズカプレスト(牡5 栗東・橋田厩舎 北沢騎手騎乗)、

京都ハイジャンプ2着のテイエムオペラドン(牡8 栗東・浜田厩舎 中村騎手騎乗)も出走します。

 

 

京都10R 比叡ステークス 3歳以上1600万下(芝2200m)9頭立て

 

9頭と少頭数ですが、楽しみなメンバーが揃いました。

 

注目はサトノアラジンの全弟、サトノケンシロウ(牡4 栗東・池江厩舎 川田騎手騎乗)。

10戦して馬券対象外になったのはデビュー戦の4着のみ。安定した成績を持っている一方で、勝ちきれない面は兄に似ていると思います。

きっかけを掴めば将来的には兄と同様G1戦線でも活躍できる馬なので、ここは負けられないレースです。

 

不気味な存在としてはエクセレントミスズ(牡4 栗東・加藤敬厩舎 国分恭介騎手騎乗)。

函館で2勝目を挙げ、前走の兵庫特別(阪神 芝2400m)でも2分25秒7と好タイムで連勝。

勢いに乗ってこのまま3連勝になるでしょうか。

 

その他では牡5歳でありながらキャリア9戦。ここ最近では安定しているパフォーマプロミス(牡5 栗東・藤原英厩舎 岩田騎手騎乗)。

6月に既にこのクラスを勝っているリッチーリッチー(牡4 栗東・友道厩舎 Mデムーロ騎手騎乗)。

今年に入って安定した成績を残しているノーブルマーズ(牡4 栗東・宮本厩舎 高倉騎手騎乗)が出走します。

 

 

京都11R 第52回デイリー杯2歳ステークス(G2)2歳オープン(芝1600m)9頭立て

 

先週の京王杯2歳ステークスはタワーオブロンドンが勝ちましたが、このレースも期待が持てる馬が出走します。

 

新潟2歳ステークスを制したフロンティア(牡2 栗東・中内田厩舎 岩田騎手騎乗)。

2着馬との着差はいずれも0.1秒と目立っていませんが、いずれもレース内容は完勝という内容です。

特に新潟2歳ステークスでは上がり3ハロン32.9秒と2歳馬離れした瞬発力。

デビュー戦で3着だったシャルルマーニュはアイビーステークスでハナ差の2着と健闘。

新潟2歳ステークス2着のコーディエライトはファンタジーステークス2着とレベルが高いレース。

ここを勝って、朝日杯フューチュリティステークスでも期待できるポテンシャルを持っています。

 

スプリントG1レース2勝馬ビリーヴの息子ジャンダルム(牡2 栗東・池江厩舎 アッゼニ騎手騎乗)。

デビュー戦では4コーナーで少し外にヨレる面がありましたが、直線ではあっさりと抜け、スターリーステージなどの評判馬以下を破りました。

母親がスプリント戦線で活躍したので、1600mに不安がある可能性がありますが、デビュー戦の内容、父のKitten's Joyはエプソムカップを制したダッシングブレイズの父でありますので、マイルまでは持つと思います。

 

あとは急遽武豊騎手から乗り替わったアッゼニ騎手がどこまでクセを掴んでいるのかがポイントです。

 

重馬場のデビュー戦を制したカツジ(牡2 栗東・池添兼厩舎 松山騎手騎乗)。母のメリッサは1200mの北九州記念を制し、距離に不安があると思います。

しかし、母の血統にはホワイトマズルトニービンが含まれているので、1600mは大丈夫だと思います。

オーナーは函館2歳ステークスを制したカシアス、京都で強い競馬でデビュー戦を制したグレイルと今年の2歳馬戦線で勢いがあります。

 

今年の関西での最初の新馬戦を制したケイアイノーテック(牡2 栗東・平田厩舎 川田騎手騎乗)。

母親がダート重賞のプロキオンステークスを制したケイアイガーベラで、芝の適性がポイントとなりますが、デビュー戦の内容を見る限りでは芝でも通用します。

そして、今回のもうひとつのポイントは6月の新馬戦以来の出走という点。

この間、どれ位成長しているのかが鍵となります。

 

ウマフリ編集部の注目はロードイヒラニ(牡2 栗東・千田厩舎 シュタルケ騎手騎乗)。

新種牡馬の記事で取り上げた馬です。前走で初勝利を挙げました。

前半1000mを1分2秒2のペースで逃げ、上がり3ハロンを最速の34.2秒で駆け抜けました。

今回は相手が更に強化しますが、ロードカナロア産駒の勢いをこの馬にも続けて欲しいものです。

 

 

東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝2000m)11頭立て

 

エストスペリオル(牡2 父ディープインパクト 母メイキアシー 美浦・堀厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

今週から短期免許取得でアッゼニ騎手とムーア騎手が来日。

堀調教師が管理する馬でこの時期にデビューする期待馬にはムーア騎手が騎乗する事が多いのです。

 

今週、堀厩舎所属でムーア騎手騎乗の馬で注目はこのエストスペリオル

半兄に2016年の阪急杯3着馬ブラヴィッシモがいる血統です。

社台レースホースで総額8000万円にて募集(一口200万円)された馬です。

 

父がディープインパクトで母の父がサドラーズウェルズの産駒で活躍しているのはタッチングスピーチのみですが、血統の潮流は日々変わるものです。

今まで相性の悪かった父ディープインパクト、母の父ロベルト系の繁殖牝馬からは今年の青葉賞を制したアドミラブルが登場。

エストスペリオルもジンクスを破って欲しい馬です。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬(ダート1600m)14頭立て

 

スウィングビート(牡2 父Tapit 母バックシートリズム 美浦・加藤征厩舎 内田騎手騎乗)

 

アメリカでトップの種牡馬といえばTapitタピット)。種付け料は日本円で3500万円と言われています。

ちなみに、ディープインパクトの種付け料が2500万円、怪物フランケルの種付け料が1750万円。

その為、タピットの子供がセリに出されると、高値で取引されるケースが多いのです。

 

スウィングビートは社台レースホースで総額7000万円にて募集(一口175万円)された馬です。

母のバックシートリズムはアメリカの芝9ハロン(約1800m)のG1ガーデンシティステークスなど5勝を挙げた馬です。

 

日本におけるタピットの代表産駒と言えば、先日引退を表明したラニ、同じ東京ダート1600mのフェブラリーステークスを制したテスタマッタがいます。

スウィングビートも日本におけるタピットの代表産駒になって欲しいものです。

 

 

東京11R 第22回 東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(G3)3歳以上オープン(ダート1600m)16頭立て

 

このレースの優勝馬にはチャンピオンズカップ(12月3日中京競馬場)の優先出走権が与えられるレースです。

 

G1ホースが3頭出走。一方、武蔵野ステークスとの相性のいい3歳馬にも将来が楽しみな馬が出走します。

 

昨年のフェブラリーステークスを制したモーニン(牡5 栗東・石坂厩舎 横山典騎手騎乗)。7戦目でのG1レース制覇でダート界の勢力図が変わる期待がありました。

しかし、その後は勝ち星から遠ざかり、昨年のこのレースでは1番人気で12着という大敗を喫しました。

それでも、前走の日本テレビ杯ではアポロケンタッキーサウンドトゥルーケイティブレイブといった強豪相手に4着と好走。

今回は横山典弘騎手騎乗という事もあり、どんなレース振りを見せるのか注目です。

 

一昨年のジャパンダートダービーを制したノンコノユメ(セン5 美浦・加藤征厩舎 Cデムーロ騎手騎乗)。

昨年の帝王賞までは安定した走りを見せていました。

ところが、昨年休養明け初戦のJBCクラシックで4着以降は6着、4着、7着と苦戦を強いられている状態に。

フェブラリーステークスで7着と敗退した後は休養に入りました。この休養で馬に走る気が戻って来たのか、2週連続重賞制覇したCデムーロ騎手がどう復活させるのかも注目です。

 

マイルチャンピオンシップ南部杯2連覇などの実績をもつベストウォーリア(牡7 栗東・石坂厩舎 ルメール騎手騎乗)。

今年もフェブラリーステークス2着など安定した実績を残してきました。

しかし、得意としていた南部杯で全く競馬にならず6着と大敗。長期に渡って活躍していたこの馬ですが、そろそろ激戦の疲れが出てきたのでしょうか。

正念場のレースになりそうです。

 

そのベストウォーリアに南部杯で先着したカフジテイク(牡5 栗東・湯窪厩舎 福永騎手騎乗)。

直線一気に追い込むタイプのこの馬にとって、地方競馬場の中では長い盛岡競馬場の直線でも追込みが決まりにくかったようです。

今回は直線の長い東京コースで、期待も高く集まりそうです。

問題はダート1600mが芝コースからのスタートということ。

芝コースからスタートするダートのレースではダッシュが効かないので、流れに乗れない事があります。

スタートを決めて後方で脚を溜めるレース。これが出来れば、あっさり勝ってもおかしくない馬です。

 

今年の春から復調気配を見せているのがインカンテーション(牡7 栗東・羽月厩舎 三浦騎手騎乗)。

長期休養明けから戻った昨年初頭からスランプが続いていました。

しかし、3月のマーチステークスで1年10か月ぶりの勝利を挙げると、5月のG1かしわ記念ではモーニンベストウォーリアに先着し2着と好走。

10月の交流重賞白山大賞典(金沢競馬場)も勝利。復活の狼煙をあげています。

今回は初めてコンビを組む三浦騎手との相性がポイントとなります。

 

武蔵野ステークスは3歳馬の活躍も目立つレースです。衝撃的な圧勝を演じたクロフネ(2001年)、

同い年のカネヒキリにダート戦で初めて黒星を付けたサンライズバッカス(2005年)。

その他にもサイレントディール(2003年)、キクノサリーレ(2008年)、ワンダーアキュート(2009年)、イジゲン(2012年)、ノンコノユメ(2015年)と3歳馬の活躍も目立っています。

 

今年の3歳勢では東京コースでは3戦3勝のサンライズノヴァ(牡3 栗東・音無厩舎 戸崎騎手騎乗)。

同距離のユニコーンステークスを制しています。

ジャパンダートダービーは距離もあってか6着に敗退。

しかし、得意の東京で行われたグリーンチャンネルカップではアキトクレッセントロワジャルダンなどの4歳以上の馬を破っての快勝。

武蔵野ステークスは3歳馬の好走が目立つので、注意が必要です。

 

サンライズ軍団の3歳馬はもう1頭います。ブラジルカップを制したサンライズソア(牡3 栗東・河内厩舎 吉田豊騎手騎乗)。

ユニコーンステークスではサンライズノヴァの3着に敗れましたが、ジャパンダートダービーでは2着。

その後はオープンのラジオ日本賞、ブラジルカップで3着と入りました。

ブラジルカップが大雨の中で行われたレースに付き、その反動がなければ、注意が必要な馬でしょう。

 

京都では来年のクラシック戦線に名乗りを挙げる馬が出てくるのか。

一方、東京ではダート戦線に新星が登場するのか?それとも、古豪が意地を見せるのか?

土曜日も競馬から目が離せません。

 

 

(おかのひろのぶ)

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