秋華賞2018 馬名プロファイル

三冠か、雪辱か、はたまたニューヒロインか。秋の京都で火花を散らす18頭の可憐な乙女たちの馬名プロファイルです。予想の参考にどうぞ。

 

 

アーモンドアイ

父ロードカナロア 母フサイチパンドラ

Almond eyeは美人とされる顔の目の形。本来は目頭と目尻がシャープでアーモンドのような形をした目のこと。本馬は逆にくりくりのかわいらしい目だが、そこからは想像もできないたくましい走りでターフを駆け抜け二冠を制した。才色兼備の女王は史上五頭目となる牝馬三冠を達成し、万雷の拍手に微笑みで応える。

 

オスカールビー

父ハーツクライ 母リキセレナード

アカデミー賞の愛称+宝石の一種。母父ジェイドロバリーの意味は「翡翠泥棒」で宝石つながりか。ルビーの石言葉は情熱や深い愛情。セレナードは恋人や女性を讃えるため演奏される楽曲。牝馬三冠最後の栄冠への愛を歌う情熱的な演“走”には、勝利のオスカー像も自然とほほ笑むだろう。

 

オールフォーラヴ

父ディープインパクト 母レディアルバローザ

All for Loveはバラの品種名。母Lady Alba Rosaは冠名(Lady)+薔薇色の夜明け(伊語)。その母は秋華賞の舞台で三冠牝馬の誕生を後ろから眺めた。オールフォーラヴの花言葉は「しとやか」だがレースでは勝負根性を発揮し母の無念を晴らし、秋の京都を薔薇色に染める。

 

カンタービレ

父ディープインパクト 母シャンロッサ

Cantabileは歌うように(音楽用語)。本馬のお尻にはスタッフの愛情が詰まった音符マークが並ぶ。直線半ば先頭に踊りだすと、鼻歌でも歌いながら一人旅。関係者やファンの愛情に凱歌で応える。

 

ゴージャスランチ

父マンハッタンカフェ 母シーキングマイラブ

豪華な昼食。ゴージャスは単に素晴らしいという意味でも口語では使われる。ここはゴージャスなこの馬から馬券を組み立て、ゴージャスな馬券を当てて、明日からの昼食を少し豪華に。

 

サトノガーネット

父ディープインパクト 母ビートリックスキッド

冠名+宝石の一種。実ったザクロの種子に似たガーネットは豊穣が石言葉。母Beatrix Kiddoは映画『キル・ビル』の主人公の名で、彼女は元殺し屋の役。母から受け継いだ一撃必殺の末脚で勝利の果実を確実に仕留める。

 

サヤカチャン

父リーチザクラウン 母アップルトウショウ

人名+呼称。「奇跡も魔法もあるんだよ」とはアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』内のキャラクター美樹さやかのセリフ。キャリア15戦はメンバー最多。何度敗れてもくじけない不屈の精神で今度こそ奇跡のような、魔法のような逃げ切り勝ちへ。

 

サラキア

父ディープインパクト 母サロミナ

Salaciaはローマ神話の海水の女神。ローマ神話の海の神ネプチューンの妻。サラキアは穏やかな水の流れ、干潮を司るとされる。完調(干潮)間近のこの馬が会心(海神)のレースで、ライバルに水をあけ馬券にも穴をあけよう。

 

スカーレットカラー(出走取消)

父ヴィクトワールピサ 母ヴェントス

鮮やかな紅色。日本語だと緋色と訳されることもしばしば。母ventusはラテン語で風。情熱の炎を燃やしてこの馬が風と共に去った後には、緋色のヒロインがスクリーン一杯に映し出されるだろう。(出走取消となりました)

 

ダンサール

父ハーツクライ 母バラダセール

踊る(ポルトガル語)。アルゼンチンGⅠ2勝の母Balada SaleのBaladaはナイトクラブの意がありそこから連想されたか。陽気な鞍上とも、父母アイリッシュダンスとも相性は抜群。直線半ばで先頭に踊りだすと踊る心はもう止まらない。新進気鋭の踊り子が競馬場を熱狂に包む。

 

トーセンブレス

父ディープインパクト 母ブルーミンバー

冠名+blessは神が祝福する。母Bloomin’ Barは大繁盛のバー。蕾のまま、眠ったままの本馬。神がかった末脚で今度こそ秋の華を咲かせよう。この馬で馬券を当てた競馬ファンは神の祝福に感謝しながら帰りはバーで、競馬談議に花を咲かせよう。

 

パイオニアバイオ

父ルーラーシップ 母アニメイトバイオ

Pioneerは開拓者、先駆者+bioは冠名。母は秋華賞で三冠牝馬を達成したアパパネの2着だったアニメイトバイオ。親子で三冠牝馬の脇役となる屈辱は避けたい。己のbiography一代記に「秋華賞1着」の文字を書き残し、世代のpioneerとして新たな時代を切り開く。

 

ハーレムライン

父マンハッタンカフェ 母マクリス

Harlem Lineはマンハッタンの鉄道路線名。ハーレムラインが通るハーレム地区は1920年代にアフリカ系アメリカ人が多く移住し、マイケルジャクソンなど多くのスターを輩出したアポロシアターもある。超特急で2000mを駆け抜け、いざ時代の寵児へと躍り出る。

 

プリモシーン

父ディープインパクト 母モシーン

Primoは最高(伊)+Sceneは場面。母Mosheenは豪GⅠ4勝の名牝で、前走で重賞2勝目を挙げた本馬もまだまだ上を目指せるはず。なぜプリモ/シーンで分けたかは不明だが、人気を分け合う同じ勝負服の馬にも負けず、ファンと最高の場面を分かち合う。

 

ミッキーチャーム

父ディープインパクト 母リップルスメイド

冠名+Charmは魅力だが、人を惹きつける力のことで艶めかしさとも魔力とも訳されうる。母Ripples Maidは波紋+女中。波乱を生みそうな母から生まれた本馬は、3連勝中、いずれも3馬身以上付けての圧勝だった。最大の惑星とも言えるだろう。魅惑の逃げで後続を封じ、観客の視線を釘付けにする。

 

ラッキーライラック

父オルフェーヴル 母ライラックスアンドレース

五弁のライラックの花(幸運のシンボル)。四つ葉のクローバーならぬ五弁のライラックはレアで幸運の象徴でもある。勝利の花弁はあと一枚で五枚に達する。ラッキー7の枠も引き、運も味方につけ、最後の一冠へ。宿敵を今度こそ倒し、秋の京都を幸せ運ぶライラックの華で埋め尽くす。

 

ラテュロス

父ディープインパクト 母スウィートハース

Lathyrosはスイートピー(ギリシャ語)。母Sweet Hearthからの連想だろう。スイートピーの花言葉は思い出、門出。秋華賞は牝馬のこの世代戦最後のGⅠで、ここから各馬様々な道へ歩みを進める。このレースが後々振り返った時思い出深いものだったとすれば、それはこの馬の激走にあるだろう。

 

ランドネ

父Blame 母Loure

Randonneeは遠足、山登り(仏)。「家に帰るまでが遠足」とは誰しも一度は言われただろう。母Loureは仏語でゆったりと、柔らかく滑らかにと指示する音楽記号。ゆっくりとした逃げを決めて、ホームストレッチに帰るまで力を温存し、最高の形でランドネを終える。

 

 

以上です。いかがでしたか?

本番の秋華賞、お見逃しなく!!

 

 

一橋乗馬&競馬サークル Pacara!

【今週の重賞情報】アーモンドアイが牝馬三冠を達成するのか?新星登場か?牝馬三冠最終戦・秋華賞

10月14日 京都11R 第23回秋華賞(GⅠ)芝2000m・3歳牝馬定量戦

どんなレース?

1996年に創設された3歳牝馬限定のG1競走です。従来、桜花賞・オークスに続く牝馬三冠レースとしてエリザベス女王杯が設けられていましたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放され3歳以上牝馬による競走となったため、新たな4歳(現3歳)牝馬限定のG1競走として設立されました。

 

「秋華」は、中国の詩人である杜甫や張衡が文字通り「あきのはな」として詩のなかで用いた言葉です。「秋」は大きな実りを表し、「華」には名誉・盛り・容姿が美しいという意味が込められています。

 

 

牝馬三冠を達成した馬は? 

エリザベス女王杯が牝馬三冠に含まれた時は1986年のメジロラモーヌが達成しました。

 

秋華賞が牝馬三冠レースになってからは、2003年のスティルインラブ、2010年のアパパネ、2012年のジェンティルドンナが達成しました。

 

 

今年の出走馬 

アーモンドアイ(牝3 美浦・国枝厩舎 55㎏ ルメール騎手騎乗)

 

最大の注目はアーモンドアイの牝馬三冠達成に尽きると思います。

 

前記の三冠牝馬を達成した馬以上のパフォーマンスを桜花賞やオークスで披露した馬です。ローズステークス、紫苑ステークスといったトライアルレースを使わず、いきなり本番という不安があります。が、シンザン記念から3か月間をおいた桜花賞でラッキーライラックを子供扱いにした強さで休養明けの不安はないと思います。

 

ただし、秋華賞はオークスからの直行組は2007年以降3着以内に来た馬がいないレースでもあります。また、他の美浦トレセンの馬、つまり、関東馬は秋華賞との相性が悪く、2011年以降50頭が出走し2着と3着が1回ずつという鬼門のレースでもあります。昨年も1番人気に支持された関東馬のアエロリットは7着に敗れています。

 

とは言え、桜花賞やオークスで見せたパフォーマンスから見ると、嫌なジンクスを吹き飛ばし、牝馬三冠を達成する可能性は十分高いと思います。

 

 

ラッキーライラック(牝3 栗東・松永幹厩舎 55㎏ 北村友一騎手騎乗)

 

もちろん、昨年の2歳女王ラッキーライラックも黙っておりません。桜花賞、オークスともに完璧なレースをしたのに2着、3着と惜敗続きです。ただ、打倒アーモンドアイを果たすには2つのポイントがあります。

 

1つ目は放牧先で右後脚に腫れの症状が見られたため、ローズステークスが使えなかった事です。アーモンドアイは最初から秋華賞一本に絞ったのに対し、ラッキーライラックはローズステークス経由で向かうはずが、それができなかった事。これがどう影響するかがポイントの一つです。

 

2つ目は急遽の北村友一騎手への乗り替わり。デビュー以来コンビを組んでいた石橋脩騎手が先週の月曜日のレース中に落馬。脱臼骨折の大怪我となり、北村友一騎手の急遽の騎乗となりました。大一番での初めて乗る騎手の乗り替わりは非常に悩ましいものです。

 

しかし、今回出走しているメンバーで先着を許しているのはアーモンドアイのみ。加えて、先行力のあるこの馬にとって、京都内回り2000mはベストと言って良いコース。様々なポイントを乗り越え、「3度目の正直」でアーモンドアイを下してほしいものです。

 

 

プリモシーン(牝3 美浦・木村厩舎 55㎏ 北村宏司騎手騎乗)

 

北村は北村でも、関東の北村宏司騎手が騎乗するのは関屋記念を制したプリモシーンです。

 

1600mの関屋記念で強いレースを披露したので、2000mの距離が持つのかというイメージもあるかもしれませんが、血統的背景を見る限りでは大丈夫だと思います。母のモシーンはオーストラリアのG1レースVRCオークス(芝2500m)を制した名馬です。

 

また、母の父のFastnet Rockは名種牡馬デインヒルの産駒ですが、父ディープインパクト、母の系統にデインヒルの血がある馬は活躍馬を多く出しています。日本ではミッキーアイル(マイルチャンピオンシップ)、サトノアレスダノンプレミアム(朝日杯フューチュリティステークス)、海外ではサクソンウォリアー(英国2000ギニー)と活躍馬を出しています。

 

ポイントは初めての関西遠征となった桜花賞で、パドックでテンションの高い面を見せていた事です。馬体重は4㎏しか減っていませんでしたが、テンションが高く、レース前に体力を消耗してしまいました。パドックでいかに落ち着いて歩けているかがポイントとなりそうです。

 

 

カンタービレ(牝3 栗東・中竹厩舎 55㎏ 武豊騎手騎乗)

 

ローズステークスを制したカンタービレ。春先にはフラワーカップも制しており、実績では十分通用します。ローズステークスを制した馬が秋華賞に出走した場合、過去10年で5頭が3着以内に来ている実績があります。

 

特にローズステークスでは4コーナーで早めに先頭に立つ競馬をして、上がり3ハロン(最後の600m)を33.6秒というタイムでまとめた辺り、直線が短い京都競馬場の内回りで行われる秋華賞では有利になると思います。切れ味が鋭い馬を多く出すディープインパクト産駒では珍しいスピードの持続性で勝負する馬です。

 

ラッキーライラックらがアーモンドアイを警戒していく中で、武豊騎手の「ユタカマジック」が炸裂するかもしれません。

 

 

サラキア(牝3 栗東・池添学厩舎 55㎏ 池添騎手騎乗)

 

ここまで上げた馬たちは既にアーモンドアイと対決して、敗れた馬です。未知の魅力という点ではアーモンドアイと初対決の馬が波乱を起こすのではないかと思われます。特に2012年から5年連続2着以内に入っているディープインパクト産駒がアーモンドアイの牝馬三冠を阻止できるのではないでしょうか。

 

その意味ではローズステークス2着のサラキアが不気味な存在になるのではないでしょうか。春は馬体重が430㎏台と小柄な馬でしたが、夏の小倉競馬で446㎏と増加。前走も450㎏と体重が増えています。

 

また、プリモシーンの際に述べた「父ディープインパクト、母の血統にデインヒルが入ると活躍馬が多い」説はサラキアにも当てはまります。サラキアの母の母の父タイガーヒルデインヒルの息子です。

 

当初はモレイラ騎手とのコンビで出走する予定でしたが、モレイラ騎手の騎乗停止により池添謙一騎手とのコンビ。しかし、ローズステークスで2着に入ったのも池添騎手。むしろ、コンビ続投はいい方向になります。

 

池添謙一騎手と池添学調教師は兄弟です。弟が管理する馬に兄が乗ってアーモンドアイの牝馬三冠を阻止する、これも競馬のドラマの1つではないでしょうか?

 

 

ミッキーチャーム(牝3 栗東・中内田厩舎 55㎏ 川田騎手騎乗)

 

夏の北海道開催で3連勝を挙げたミッキーチャームも捨てがたい馬です。ディープインパクト産駒で母の血統にデインヒルの血が入っているのもサラキアと同じです。

 

ミッキーチャームの魅力と言えば母の父のダンジリの存在です。ダンジリの産駒の種牡馬ハービンジャーが、昨年の秋華賞(ディアドラ)、エリザベス女王杯(モズカッチャン)、マイルチャンピオンシップ(ペルシアンナイト)と秋の京都G1レースを3勝しています。

 

今回は初めて背負う55㎏のハンデがどう出るのかがポイントですが、それよりも川田騎手への乗り代わりが魅力です。ファインニードルでスプリンターズステークスを制し、先週も京都大賞典でサトノダイヤモンドを復活。毎日王冠ではキセキを3着にし、復活の狼煙を上げた騎手。勢いでミッキーチャームを秋の女王へ導かせる事も十分にあると思います。

 

 

(おかのひろのぶ)

【重賞回顧】第69回毎日王冠(GⅡ)

マジックマンの手綱さばきに注目集まる、実力派が集う伝統の一戦

各世代から有力馬集まるハイレベルなメンバー構成

 

秋の競馬が本格化してきた。

 

東京開催の開幕週を飾るのは伝統のG2である毎日王冠だ。

 

西の京都大賞典と同様に、天皇賞(秋)の前哨戦として位置づけられており、1着馬に優先出走権が与えられる。

また、毎日王冠は距離が1800mということもあって中距離とマイルの有力馬が激突することが多く、毎年ハイレベルな争いが繰り広げられる。

 

今年のレースの中心は4歳牝馬のアエロリット

2017年のNHKマイルカップ、牡馬相手にも怯まず逃げ切ったのは印象強い。続いて挑んだ古馬牝馬相手のクイーンステークスも逃げて快勝。近走では中山記念をクビ差2着、ヴィクトリアマイルを0.1秒差の4着、安田記念もクビ差2着に粘るなど1600mから1800mのレースなら一線級を相手にしてもお手の物。

同型馬のいない今回のメンバーでなおかつマジックマンこと絶好調モレイラ騎手を鞍上に迎え、態勢万全だ。

 

先行力あるアエロリットを捕まえるのは誰なのか。

各世代別に見ていきたい。

同じ4歳世代には、菊花賞馬キセキ、同コース勝ちのあるサトノアーサーダイワキャグニーがいる。

キセキは夏の終わりから頭角を現し、神戸新聞杯レイデオロの2着で本格的に躍動し、田んぼのような不良馬場になった菊花賞を勝っている。(菊花賞2着は凱旋門賞に挑戦したクリンチャー、3着はサトノアーサー)

古馬になってからは振るわない、気性面で折り合いが難しいという話もあるが、今回はどうだろう。再浮上のきっかけがほしい。

 

ダイワキャグニーは東京5勝の実績が光る。前走、エプソムカップは重馬場のせいもあり、サトノアーサーに水をあけられた。今回は晴れの舞台へ向かって巻き返したい。

逆にサトノアーサー、前走をきっかけにここで賞金を積み上げてもうワンステップ上に上がり、キセキに追いつきたいところだ。

 

3歳勢も手強い。

クラシック路線からはステルヴィオ、マイルからはケイアイノーテックの挑戦だ。

ステルヴィオは皐月賞、ダービーでは惜しい競馬を繰り広げ、必ず上がり3Fベスト3に食い込むほどの末脚自慢。

ケイアイノーテックもまた後方一気で勝ってきた馬だ。NHKマイルカップの実績をひっさげて3歳マイル路線から堂々挑戦だ。

ペースが遅くなりそうなメンバーだけに道中の位置取りが勝敗を分けそうだ。

 

ベテラン勢では、サウンズオブアースステファノスあたりが天皇賞や有馬記念で2着しており、相手なり善戦するだけに、侮れない。

ステファノスは過去にこのレースに登場し、5着と7着。天皇賞(秋)で2015年2着、2016年3着、サウンズオブアースは有馬記念2着、ジャパンカップ2着と守備範囲が違う2頭ではあり、前哨戦はあくまで前哨戦、本番に強いタイプでもある。とはいえ、チャンス一つを活かせれば勝機は十分にある。

 

このように各世代から有力馬が揃い、ここで一度叩き各路線の頂点を目指していく。

分水嶺のような距離が絶妙なメンバー構成を生み出した。

各馬の持ち味をしっかりだした、好レースを期待したい。

 

 

レース回顧

 

スタートは13頭、ゲートを綺麗に出る。

サトノアーサーがすぐに手綱をひいて後方待機。

逆に好ダッシュをつけるのがアエロリット

うちから3番ステファノスと1番キセキが枠を活かしてアエロリットに並びかける。

しかし、ステファノスキセキは無理してアエロリットに迫らない。

外からレアリスタが口を割って2番手まで上がってきている。少し掛かっているようだ。

様子を見ながらキセキがインコースを攻めてレアリスタに並ぶ。そのすぐ後ろにステファノスが単独4番手。一馬身離れてインコースにケイアイノーテック。いつもは後方待機策だが、今回は好位につけて様子を窺う。外にダイワキャグニーカツジ。真ん中半馬身遅れてステルヴィオカツジが外目から進出していく。

ステルヴィオの後ろにはサトノアーサーサンマルティンスズカデヴィアスアクションスター、最後方にサウンズオブアースと1馬身ずつ差を置いている。

3コーナー、大ケヤキのところでまだアエロリットが先頭。

差は1馬身半ほど。ペースがゆるやかのようで、1000m通過が59秒0とそれほど遅くもない。

東京コースのおおきなカーブを馬群が通過し、4コーナーへ向かう。

アエロリットの芦毛の馬体が先頭、まだまだ余裕がある。

2番手は外がキセキ、内がステファノスレアリスタ

直線に入り、まだまだ持ったままのアエロリット

早々にレアリスタが脱落していく。キセキステファノスの手ごたえがいい。

4コーナーから外を回って、ぐいぐい押されていたダイワキャグニーカツジはイマイチ伸びきれない。

ケイアイノーテックが右に左に寄れながら、先頭集団を必死に追う。

先頭はアエロリット、ようやく鞍上が追いにかかる。

2番手はキセキステファノスが激しく競り合う。

しかし、余裕のアエロリット。逆に2馬身、3馬身と差がついていく。

坂を上って、1頭後方から追い上げてくる馬がいた。

ステルヴィオだ。

あっという間にケイアイノーテックを交わし、併せ馬になっているキセキステファノスもろともアエロリットに一気に迫る。

アエロリットのリードは2馬身。

キセキステファノスの叩き合いも激しい。

ステルヴィオが外から2頭を交わし、アエロリットに迫る。

だが、アエロリットの脚は鈍らない。

リードを保ったままゴールイン。

最後は追い込んできたステルヴィオの脚色が鈍ってしまうほど、アエロリットは後続を寄せ付けなかった。

今年も実力馬同士のガチな前哨戦が伝統の一戦の歴史に刻まれた。

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全着順

第69回毎日王冠(GⅡ)3歳以上オープン(東京・芝1800m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
アエロリット
牝4
J.モレイラ
 1:44.5
2
ステルヴィオ
牡3
C.ルメール
1.1/4
3
キセキ
牡4
川田将雅
クビ
4
ステファノス
牡7
福永祐一
ハナ
5
ケイアイノーテック
牡3
藤岡佑介
1
6
サトノアーサー
牡4
戸崎圭太
1.1/4
7
ダイワキャグニー
牡4
横山典弘
クビ
8
スズカデヴィアス
牡7
三浦皇成
アタマ
9
サウンズオブアース
牡7
田辺裕信
1.1/4
10
サンマルティン
セ6
池添謙一
3
11
アクションスター
牡8
大野拓弥
4
12
カツジ
牡3
松山弘平
1.1/4
13
レアリスタ
牡6
石橋脩
6

 

 

1~5着馬コメント

1着 アエロリット 4歳牝 J.モレイラ騎手 1番人気

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逃げる気はなかったが、行く馬がないので行ったと鞍上のレース後の談だが、たまたま今回はハナを主張する同型馬がいなかったことで好スタートを決めて、そのままゴールまで先頭で走った。けっしてスローなわけでもなく、タイムでいえばレコードに0.3差という高速決着。それでも33秒台の末脚をつかうのだから、恐れ入る。これでは後続も届かない。次走はマイルか中距離か、夢は広がり、選り取り見取りだ。

 

2着 ステルヴィオ 3歳牡 C.ルメール騎手 2番人気

道中は後方に控えて、直線一気の豪快な競馬。最後は競り合うキセキステファノスを横目に見ながらアエロリットの後塵を拝むことに。

得意の1800mでしっかりと結果を出し、次の本番に備える。この馬も調整は順調といった具合で今後が非常に楽しみだ。3歳の中距離路線組も一線級の古馬相手に堂々闘えることを証明した。

 

3着 キセキ 4歳牡 川田将雅騎手 6番人気

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強いキセキが戻ってきた。折り合いに難があると言われ、近走の結果はさびしいものであったが、直線でのステファノスとのたたき合いは闘争心に火を点けることになったのか、人気が落ちたなどどこ吹く風。菊花賞が去年の今頃なだけに、秋の大一番で輝くためのよい前哨戦になったのではないだろうか。

 

4着 ステファノス 7歳牡 福永祐一騎 8番人気

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キセキとやりあっていたら、ステルヴィオにすっと抜かれてしまった。最後にはキセキにもハナ差で競り負け、完全に実力負けした4着。それでもまだ力はある証拠。今回のように、ベテランらしい味のある競馬でレースを沸かせてほしい。

 

5着ケイアイノーテック 3歳牡 藤岡祐介騎手 4番人気

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マイルからの挑戦であったが、上記4頭が強かった。前走のように後方一気ではなく、今回は中団で構えた。新しい競馬を試し、33秒台の脚をつかうが、前が止まらず届かずじまい。前哨戦としての収穫はあっただろうから、今後の挑戦に期待がもてる。相手関係を考えると決して悲観する着順ではない。

 

 

総括

最初から最後までアエロリットの先行力が生きたレースだった。

モレイラ騎手も絶賛のアエロリットの今後の進路が気になるところだが、天皇賞に行くにしても、マイルチャンピオンシップに行くにもして、または海外に挑戦するにしても、タフな先行力で強い競馬を見せてくれると期待したい。贅沢な進路選びではある。

一方、敗れたキセキステルヴィオも持ち味を発揮し、各々の進むべき進路のためによいステップになったのではないだろうか。特にキセキは低迷していただけに復調のきっかけになればと思う。ケイアイノーテックは新しい乗り方を試すことができたのは収穫だ。

マイルと中距離、三歳馬と古馬と、牡馬と牝馬、1800mでおこなわれる前哨戦ならではの実力馬揃い、互いのいいところを出し合い、ぶつかりあう。

いつになく贅沢な前哨戦を味わえるのが、この毎日王冠というレースではないだろうか。

さあ、決戦はもうすぐだ。

 

 

(みすてー)

(写真・かぼす)

【重賞回顧】第53回京都大賞典(GⅡ)

彩り豊かな淀の秋、ここに始まる。第53回京都大賞典

 

秋の京都は華やかだ。

秋華賞、菊花賞のクラシック最終章にエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップと豪華絢爛なレースが毎週やってくる。加えて、秋の京都は美しい。保津川に映る嵐山、池を巧みに使い、美を表す天龍寺の庭園、嵐電沿線にある世界遺産仁和寺は鮮やかな紅葉。また、嵐山より早めに色づく場所もある。秀吉の正室ねね(高台院)を祀った高台寺がある辺り、清水寺から円山公園へ行く道沿いなど、京都には美しい秋が溢れる。

華やぐ秋の京都開催といえば、開幕週は京都大賞典。まだ夏の名残り、緑の季節だが、このレースはまた一歩、京都の季節を秋へと進める。

 

同じ週に東京で行われる毎日王冠と遜色ないメンバーが揃い、芝2400mという舞台設定からジャパンカップを意識する馬たちが集まる。

シュヴァルグランは昨年のジャパンカップ勝ち馬。連覇へ向けて昨年同様、この京都大賞典から秋をスタートさせる。

対抗格に評価されたのはサトノダイヤモンド。昨秋は凱旋門賞に挑戦。この春はやや成績としては物足りないが、3歳秋は菊花賞を勝ち、キタサンブラックを破って有馬記念も勝った。京都の秋が似合う馬だ。

この2強に対して、昨年のこのレースでシュヴァルグランに先着したスマートレイアーが今年も元気に出走。8歳牝馬、姉さんはこの秋も張り切っている。

他にはマジックマン・J.モレイラ騎手が乗る現役屈指のステイヤー、アルバート。この夏に一気にオープンまで駆けあがったレッドジェノヴァ、春に目黒記念を勝ったウインテンダネスなど上位2頭に挑む伏兵陣も華やかに揃った。

 

京都2400mはGⅠ施行こそないが、天皇賞(春)の距離短縮案に再三、出されるようなチャンピオンコース。4角奥からスタートして外回りを一周するレイアウトは紛れの少ない力勝負が期待できる設定だ。

どの馬が先手を取るのか読みにくいメンバー構成だったが、好スタートを切ったプラチナムバレットがハナかと思われたが、外からウインテンダネスが迫り、先頭に立つ。正面直線部分を全て使う先行争いは激しくなることは少なく、ウインテンダネスがすんなり先手を奪った。2番手のプラチナムバレットウインテンダネスを追うような素振りもあったが、1角から2角のコーナリングで抑えに入り、ウインテンダネスは飛ばすわけではないが、大逃げのような形になった。

3番手にはインに入ったレッドジェノヴァ、外にケントオーが追走。その後ろ、中団馬群の先頭にシュヴァルグラン、直後のインにモンドインテロ、外はスマートレイアー。姉さんはちょっと元気あまるような走りを披露、浜中俊騎手が苦労する。この2頭の後ろ、シュヴァルグランの直後にサトノダイヤモンド。徹底マークの作戦だ。

後方にブレスジャーニーアルバート、水沢から参戦のサンエイゴールドが最後尾を走る。

ウインテンダネスのペースは前半1000m通過61秒2のスローペース。最近よくみられるスローペースの縦長、大逃げという形となった。気分よく走るウインテンダネスを追うように3角手前から我慢できなかったスマートレイアーがスパートして差を詰めにいく。

これ以上抑えてもという浜中俊騎手の判断からレースは動き始める。下り坂で中団にいたシュヴァルグランも動き出し、当然マークしているサトノダイヤモンドも動く。プラチナムバレットが抵抗するが、苦しくなり、インのレッドジェノヴァも順位を下げる。

ウインテンダネスを捕らえたスマートレイアーの外からシュヴァルグランサトノダイヤモンドがやって来る。手応えは後ろのサトノダイヤモンドだ。シュヴァルグランを捕らえて先頭に立つ。シュヴァルグランの反応が鈍り、サトノダイヤモンドと一緒に外を動いたアルバートシュヴァルグランを交わす。

この攻防の間を突くように勝負どころで息を潜めていたレッドジェノヴァが馬群を割り、アルバートを捕らえた。先を行くサトノダイヤモンド目掛けて猛然と走る。しかし、サトノダイヤモンドに並びかけるかかけないか、そこに白いゴール板があった。

サトノダイヤモンドが久々の重賞勝ちを収め、2着はレッドジェノヴァ、3着アルバート。時計は2分25秒4(良)

 

 

全着順

第53回京都大賞典(GⅡ)3歳以上オープン(京都・芝2400m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
サトノダイヤモンド
牡5
川田将雅
 2:25.4
2
レッドジェノヴァ
牝4
池添謙一
1/2
3
アルバート
牡7
J.モレイラ
1.3/4
4
シュヴァルグラン
牡6
福永祐一
1
5
ブレスジャーニー
牡4
和田竜二
3/4
6
ウインテンダネス
牡5
菱田裕二
2
7
ケントオー
牡6
小牧太
3/4
8
スマートレイアー
牝8
浜中俊
アタマ
9
モンドインテロ
牡6
松山弘平
クビ
10
□地サンエイゴールド
牡5
山本聡哉
4
11
プラチナムバレット
牡4
幸英明
クビ

 

 

1~3着馬コメント

1着サトノダイヤモンド

クラシック戦線で皐月賞3着ダービー2着、そして菊花賞1着、さらにその年の有馬記念でキタサンブラックを破った。かつてエリート街道を進んだサトノダイヤモンド。しかし、明け4歳シーズンの勝ち鞍は春緒戦の阪神大賞典のみに留まり、フランス遠征後も以前のような自由自在な走りは影を潜めた。それだけに5歳秋緒戦の京都大賞典は自身のキャリアにおいてターニングポイントになった。道中はシュヴァルグランを目標に完璧なレース運び。シュヴァルグランが動くや即座に反応し、直線半ばでライバルを置き去りにした。3歳の有馬記念で先行策をとり、キタサンブラックを射程圏内に入れた姿が重なる。季節は巡り、5歳の秋。再び、耀きを取り戻す。

 

2着レッドジェノヴァ

3月中山で1000万下勝ちのあと、降級して迎えた4歳夏は北海道で再び1000万下を勝ち、ルメール騎手が乗ったワールドオールスタージョッキーズシリーズで準オープンを連勝で突破した。いきなりGⅡ挑戦は早急な感もあったが、それで2着健闘は池添謙一騎手のファインプレーだ。池添騎手は常々、レースでの力関係の把握に長けている。自分の騎乗馬と相手の力関係を計り、そこに差があれば、その差を騎乗で埋められる騎手だ。レッドジェノヴァのレースは徹底してインを走り、ロスを消し、前で流れに乗せて、他馬が動いたときに動かず、ポジションを守り通す。一緒に動いては力の差は埋められない。前にいるアドバンテージを活かすべく直線までじっとし、後から追い出したからこそ、最後まで馬が伸びた。サトノダイヤモンドを追い、狭いところを抜けてくるレッドジェノヴァの芯の強さのようなものと相まっての2着だった。

 

3着アルバート

この馬にとってはスマートレイアーシュヴァルグランサトノダイヤモンドが4角手前から前との差を詰めようと動いたことが幸運だった。早めに仕掛けることで最後はスタミナ勝負に持ち込まれたことで、現役屈指のステイヤーの力を発揮した形になった。流れが向いたとは言いながら、2400mという自身には短い距離で結果を出させる、J.モレイラ騎手、恐ろしすぎる。

 

 

総評

ウインテンダネスのスローの大逃げ、このままでは前でレースをコントロールしたもの勝ちになるかと思われたが、さすがは歴戦の古馬たち。スマートレイアーの動きに合わせて続々と動き出したことで、最後の直線は見応えある叩き合いになった。サトノダイヤモンドの復活、レッドジェノヴァの未来、アルバートの底力。秋の淀を彩る役者たちの走りは力が入った。4着シュヴァルグランは今年もここは叩き台。叩いて一変を予感させるような負け方だった。渋く伸びた5着ブレスジャーニーも何かきっかけを掴む走りではあった。それぞれ天皇賞(秋)、ジャパンカップ、エリザベス女王杯と道を分かつことになるかもしれないが、かつての京都大賞典のように振り返れば、とんでもないメンバーだったという重賞になると、この秋はさらに競馬が面白いことになる。

 

 

(勝木淳)

【先週の競馬】毎日王冠、グリーンチャンネルカップなど10レースの振り返り

 

10月6日(土)

東京9R 本栖湖特別

ディープインパクト産駒で2番人気のヘリファルテが、ステイゴールド産駒で1番人気のブラックプラチナムにクビ差をつけての勝利を収めました。

勝ったヘリファルテは昨年のプリンシパルS8着で、秋に向け連勝して今後が楽しみでしたが、そこから長期の休養。迎えたこのレースで勝ちました。ディープインパクト産駒であっさり勝っただけに、1つ上でもすんなり勝ちそうな予感です。

 

京都6R 3歳上500万下

フリオーソ産駒で1番人気のエイコーンが、クロフネ産駒で2番人気のカレンカカに5馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったエイコーンは3月にダート替わりをし、未勝利勝ち。以降は2着が続いていましたが、今回は久しぶりの勝利となりました。

 

 

10月7日(日)

東京11R 毎日王冠(GⅡ)

クロフネ産駒で1番人気のアエロリットが、ロードカナロア産駒で3番人気ステルヴィオに1.1/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったアエロリットは、前走安田記念では落鉄もある中で古馬相手にクビ差と健闘しており、今回は1番人気に推され見事に応えました。鞍上がモレイラ騎手というのも心強かったですね。これで東京コースも【3・2・0・1】。天皇賞ではなくマイルチャンピオンシップに向かう予定とのことですが、ハナを切っての押しきり勝ちを天皇賞でも見たい気がします。

 

 

10月8日(月・祝)

東京9R 山中湖特別

ローエングリン産駒の1番人気のイストワールファムが、ダイワメジャー産駒で2番人気レイリオンに半馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったイストワールファムは東京では初勝利ですが、開幕週の馬場で、過去上がりタイムが上位ばかりだったこともあり、ここでは勝ちきりました。

 

東京10R 六社S

ルーラーシップ産駒で2番人気ムイトオブリガードが、ステイゴールド産駒で1番人気のルックトゥワイスに1.1/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったムイトオブリガードは3走前に500万から阪神大賞典に挑戦したことが話題になりましたが、その後は2連勝を飾り、得意の左回り、開幕週の東京で3連勝となりました。

 

東京11R グリーンチャンネルカップ

ゴールドアリュール産駒で1番人気のサンライズノヴァが、スパイキュール産駒で4番人気ナムラミラクルを抑えての勝利を収めました。

勝ったサンライズノヴァは重賞でもしっかり走っており、今年のフェブラリーSでも4着。ここはメンバー的にも負けられませんでした。次走は未定ですが、重賞だと思いますので善戦を期待します。

 

京都6R 3歳上500万下

キングカメハメハ産駒で1番人気のマグナレガーロが、ロージズインメイ産駒で4番人気マルヨシャバーリーに3/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったマグナレガーロは新馬戦を勝ったもののフレグモーネにより休養。前走の復帰戦は出遅れて3着でしたが、母リビアーモは現役時代6勝していることからも素質があり、人気に応えました。

 

京都9R 円山特別

パイロ産駒で2番人気タテヤマが、ティズワンダフル産駒で3番人気ヒップホップスワンに半馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったタテヤマは春から調子を維持しており、この勝利で近5走【3・1・1・0】となり次走も注目です。

 

京都10R 長岡京S

ステイゴールド産駒で1番人気ソーグリッタリングが、キングカメハメハ産駒で2番人気ロライマに1.1/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったソーグリッタリングの母は2008年桜花賞3着で4勝をあげているソーマジックです。

 

京都12R 3歳上500万下

バーナディニ産駒で1番人気のユメノトビラが、サマーバード産駒で2番人気のアシャカリアンに5馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったユメノトビラはJRA初出走の上に6か月ぶりのレースでしたが、園田ではデビューから3連勝していた実力馬で、ここもすんなりと勝ちました。まさしく名前の如く『夢の扉』が開いたかもしれません。大きいところも十分狙えそうなので期待します。

 

 

(中山祐介)

【先週の2歳戦】グランアレグリアが人気に応えてサウジアラビアRC勝利!など3レースの振り返り

 

10月6日(土)

京都5R メイクデビュー京都

ディープインパクト産駒で3番人気ランブリングアレーが、ルーラーシップ産駒で4番人気アルポルトにアタマ差をつけての勝利を収めました。

勝ったランブリングアレーの母はブルーミングアレー。2歳時には赤松賞でアパパネの2着、エリカ賞ではエイシンフラッシュの2着と善戦した馬で、その後もフローラSではサンテミリオンの3着でした。ランブリングアレーも牝馬なため、期待されます。

 

東京11R サウジアラビアRC

ディープインパクト産駒で1番人気グランアレグリアが、サクラプレジデント産駒で7番人気のドゴールに3.1/2馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったグランアレグリアはスタートで出遅れましたが、ペースが遅かったため道中は2番手で危なげなく人気に応えました。馬体重発表時に筆者は現地で18キロのプラスを聞き驚き、やはり同じく驚いた関係者からもどよめきはありましたが、心配は御無用で成長分と捉えます。次はどこに向かうのかは未定ですが、昨年のダノンプレミアム、2着のステルヴィオは毎日王冠でも2着になったのが記憶に新しく、今後の期待を持てる1頭です。

 

 

10月8日(月・祝)

東京5R メイクデビュー東京

ディープインパクト産駒で2番人気のダノンキングリーが、ディープインパクト産駒で3番人気カレンブーケドールを抑えての勝利を収めました。

勝ったダノンキングリーの半兄ダノンレジェンドは、JRAでは2014年カペラSを勝ち重賞制覇、その後は地方重賞でも活躍し、引退レースとなった2016年JBCスプリントを制し、G1馬となりました。

 

 

(中山祐介)

【地方重賞回顧】第65回日本テレビ盃(船橋・JpnⅡ)

日本テレビ盃〜ステップレースを制するのは?!〜

レース概要

1954年にNTV盃として、時期は8月に創設。距離は2000m。

1979年からは現行の時期になり、1998年に中央地方全国交流競走に指定され距離が1800mに短縮される。

 

レース回顧

中央からはG1馬が3頭とテイエムジンソクが出走と秋のステップレースらしいラインナップ。

地方からは秋の初戦を迎える南関の雄ヒガシウィルウィンが出走。

ヒガシウィルウィンがどこまで中央馬に迫るか、はたまた蹴散らすのか、ポイントはここかなと思います。この5頭がレースの鍵を握るのではないでしょうか。

 

ゲートが開くと注文通り1番テイエムジンソクが出て行き、6番ケイティブレイブも出て行く。

後ろに内から4番アポロケンタッキー、8番ヒガシウィルウィンが3番手争い。

9番サウンドトゥルーは後方4番手あたりを追走。

 

隊列は変わらず馬群は一団で向こう正面へ。

動きが徐々に出てくる。

9番サウンドトゥルーが後方からポジションを上げ、一気に先行勢の後ろに。

4番アポロケンタッキー、8番ヒガシウィルウィンも促されながら気合いをつけられる。

隊列も徐々に縦長になっていき、勝負所へ。

1番テイエムジンソクに6番ケイティブレイブが迫っていく。後続有力馬も追い出しを開始。

直線に入ると6番ケイティブレイブが1番テイエムジンソクを捕らえて先頭に踊り出て、後続を一気に突き放す。

2着争いは内で懸命に粘る1番テイエムジンソクに4番アポロケンタッキーが迫る。後ろから脚を伸ばす9番サウンドトゥルーもこれに加わろうとする。

8番ヒガシウィルウィンは徐々に徐々にだが、脚を伸ばすも苦しいか。

 

4番アポロケンタッキーが1番テイエムジンソクを捕らえて2番手に。3番手争いは1番テイエムジンソク、9番サウンドトゥルーの争いかと思ったが、1番テイエムジンソクはスタミナ切れか、9番サウンドトゥルーが一気に捕らえて3着に。

 

1着6番ケイティブレイブ、2着に4番アポロケンタッキー、9番サウンドトゥルーで決着。

 

 

全着順

第65回日本テレビ盃(JpnⅡ)3歳以上・オープン(船橋・ダート1800m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]ケイティブレイブ
牡5
福永祐一
 1:52.5
2
[J]アポロケンタッキー
牡6
J.モレイラ
2
3
[J]サウンドトゥルー
セ8
御神本訓史
1.1/2
4
[J]テイエムジンソク
牡6
古川吉洋
1.1/2
5
ヒガシウィルウィン
牡4
森泰斗
3/4
6
オーズ
牡5
石崎駿
大差
7
センティグレード
牡7
川島正太郎
5
8
[愛]アサクサポイント
セ10
加藤聡一
3
9
[笠]カガノカリスマ
牡6
西村栄喜
2
10
アサヤケ
牡7
本田正重
1.1/2
11
[笠]ラッキーポイント
牡5
佐藤友則
2.1/2
12
[笠]コスモマイギフト
牡9
阪上忠匡
3

 

 

1~3着馬コメント 

1着 ケイティブレイブ (牡5)

父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母父サクラローレル)

 

一言で言うと貫禄勝ちですね。番手に付けての横綱競馬。勝負付けは完全に済ませたぞと言わんばかりの勝利でした。さぁゴールドドリームとどこで勝負を付けに行くのか、また3歳馬を待ち受ける古馬大将格として、迎える秋本番。どんなレースをしてくれるのか楽しみですね!

 

2着 アポロケンタッキー (牡6)

父langfuhr 母dixiana delight (gone west)

 

3番手に付けてジワリジワリと伸びてきて2着。やはりまともなら力があります。

力があるのはわかってはいますがしかしムラ馬なイメージがあるので、捉えどころがないと言いましょうか……気分屋さんなので次のレースがどうかは全く未知数ですが、力は衰えてないところは見せました。 勝負付けは済みつつありますが勝負への闘志を見せてひっくり返して貰いたいですね。

 

3着 サウンドトゥルー (セ8)

父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母父フジキセキ)

 

今レースでは乗り替わりもありちょっと新たな一面を見たようなレース。後方一気から一点ポジションを上げていくレースを見せ器用さをうかがわせました。

レース展開から3着は十分な結果といえるのではないでしょうか。

大ベテランになりますがおじさんパワー健在ですね。

 

テイエムジンソクは逃げ粘るも4着。直後に馬を置くのが苦手なのか、少し勢いがあった当初に比べて陰りが見えますね。相手関係のレベルも上がるだけに結論付けるには早計かとは思いますが、近走精細を欠いています。

ヒガシウィルウィンは伸びずに5着。地方では抜けてる存在なのは変わりませんが、叩いてどこまで良くなるのかでしょう。個人的にですが強い相手に向かっていくレース選択は好きで応援したいですね。

 

ケイティブレイブ、関係者の皆さん、日本テレビ盃優勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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