リーディングサイアーの行方【2018年6月18日現在】

 

1位ディープインパクト  31.5億円 102勝

2勝を上積みし31億円をクリアしましたが、2歳戦でロードカナロアにリードを許す展開になっています。今週末は宝塚記念にGⅠを2つ勝っているサトノダイヤモンドヴィブロス、重賞5勝のスマートレイアー、そして意外性のあるステファノスゼーヴィントが出走予定です。

 

2位ハーツクライ  17.1億円 70勝

函館スプリントS4着にアドマイヤゴッドが入るなど1勝ではありましたが2・3着が7頭となんとか2位を確保しました。

 

3位ステイゴールド  17.1億円 50勝

3勝を上積みし50勝をクリア。獲得賞金も2位ハーツクライに約60万円差まで詰め寄りました。今週末は宝塚記念に今年の日経新春杯覇者のパフォーマプロミス、京橋特別には前走三木特別8着マイネルアトゥーが出走予定です。

 

4位キングカメハメハ  16.1億円 67勝

未勝利に終わり、5位のダイワメジャーが最多勝で上積みしたこともあり、近年定位置化していた2位どころではない危機に今年はあります。しかし明るい材料もあり、ユニコーンSではグレートタイムが2着になるなど次につながるレースもありました。今週末は宝塚記念に2017年日経新春杯1着のミッキーロケット、京橋特別には前走稲村ヶ崎特別5着のショパン、大沼Sには前走バレンタインS6着のラストダンサーが出走を予定しており、加算を狙います。

 

5位ダイワメジャー  11.7億円 52勝

5勝を上積みし週間最多勝を獲得。函館スプリントSでは1番人気ナックビーナスが3着、米子Sではタイセイサミットが2着など、6位に差を広げトップ5を確保しました。今週末は夏至Sに前走薫風S4位のレッドオルバース、垂水Sには前走難波S5着のエンヴァール、パラダイスSには前走谷川岳勝ち馬スターオブペルシャが出走予定です。

 

7位ルーラーシップ  8.7億円 47勝

4勝を上積みし、順位を1つ上げて7位となりました。特に町田特別のムイトオブリガードは阪神大賞典での経験もプラスになり、楽しみな馬です。今週末は宝塚記念に2017年菊花賞馬キセキ、2018年AJCC覇者のダンビュライトが、京橋特別には前走三木特別2着のインヘリットデールが出走予定です。

 

9位ロードカナロア  7.8億円 38勝

1勝止まりではありましたが、メイクデビューでロードアクアが勝ったことで昨年の37勝をこの時点で越えました。まだ2世代での勝ち数を考えたら上出来ではないでしょうか。今年も昨年の勢いそのままに、まだ始まったばかりの2歳戦ではすでに3勝をあげています。

 

11位オルフェーヴル  6.6億円 29勝

2勝を上積みし、30勝まであと1勝となりました。今週末は前走城ヶ崎特別1着のサラスが京橋特別に出走予定です。2歳戦では、メイクデビューに半兄に2017年の黄菊賞覇者のジュンヴァルロがいるイヴォーク、半兄に2015年NHKマイルカップ・ダービー11着で今年の京都金杯4着のダノンメジャーがいるサンサルドスが出走予定です。

 

 

(中山祐介)

【地方重賞回顧】第54回関東オークス(川崎・JpnⅡ)

関東オークス 〜ダート3歳女王は果たして?!〜

レース概要

 

1965年に南関東所属馬によるレースとして川崎競馬場にて創設。

2000年から交流重賞となりました。

1968年から2000m戦で行われていましたが1998年から現行の2100m戦として行われています。

 

グランダムジャパン3歳シリーズに指定されており南関東の牝馬3冠の最終戦となっています。

 

 

レース回顧

 

今年の南関東の牝馬戦線を賑わせた2頭であるグラヴィオーラプロミストリープグラヴィオーラは故障休養、プロミストリープは東京ダービーへと向かったため、関東オークスの南関東勢筆頭は東京湾Cの勝ち馬クレイジーアクセル、ローレル賞勝ち馬で南関東クラシック戦線の1角ゴールドパテックグラヴィオーラは元気になってまた強さを見せてほしいものです。

中央からはプリンセスノンコララプリムヴェールハービンマオ、唯一のOP勝ち馬のメイショウヒサカタが参戦です。

 

レースは予想通り3番クレイジーアクセルがゲートを出てハナを切る形に。4番メイショウヒサカタが後ろの外側につけて先頭を行く3番クレイジーアクセルを突きます。その後ろに2番ララプリムヴェール、6番ゴールドパテックが先団を形成。 その後ろに13番プリンセスノンコ、5番ハービンマオが続きます。先頭を行く3番クレイジーアクセル、4番メイショウヒサカタがグイグイと飛ばして行き、2番ララプリムヴェールも2頭を外から見る位置に付けて、間が離れて6番ゴールドパテック、13番プリンセスノンコ、また間があき5番ハービンマオ。前残りの馬場とはいえ、否応無しに縦長の展開へ。 差し馬の台頭は?!

出入りもなくこの展開が2週目まで続きます。

 

13番プリンセスノンコが2週目向正面で手が動き出すものの、鞍上ルメールのイメージと違うのか行きっぷりが悪い様子。一際良いなと思ったのが南関代表の6番ゴールドパテック。好位につけ持ったままで折り合いも抜群。5番ハービンマオも追い出しを開始。離された後ろの馬たちも追いますが、先頭3番クレイジーアクセルも持った短期逃げでまだ余力を残しています。そんな中、2番ララプリムヴェールは脱落していきます。

4コーナーから直線へ向かう頃には3番クレイジーアクセルが先頭持ったままで6番ゴールドパテックがその外からポジションを上げていき、5番ハービンマオも外に出しながら捲ってくる! ほかの中央勢は先頭から置いていかれていきます。

内を綺麗に走り3番クレイジーアクセルがこのまま逃げ切れるのか?!といったところで6番ゴールドパテックが並びかける!直線半ばで3番クレイジーアクセルを競り落とし6番ゴールドパテックが先頭へ! このままゴールドパテックの勝利かと思ったところへ5番ハービンマオが外から強襲!脚色抜群、グイグイとゴールドパテックに迫る! ゴール手前で体半分ほどハービンマオが抜け出したところでゴールイン!

 

 

全着順

第54回関東オークス(JpnⅡ)3歳牝馬オープン(川崎・ダート2100m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]ハービンマオ
牝3
松岡正海
 2:17.6
2
ゴールドパテック
牝3
山崎誠士
3/4
3
クレイジーアクセル
牝3
御神本訓史
4
4
ミスマンマミーア
牝3
本橋孝太
4
5
[J]プリンセスノンコ
牝3
C.ルメール
5
6
[J]ララプリムヴェール
牝3
和田竜二
アタマ
7
グランマシェリ
牝3
 本田正重
2.1/2
8
[J]メイショウヒサカタ
牝3
池添謙一
ハナ
9
アクアレジーナ
牝3
瀧川寿希也
4
10
[北]エグジビッツ
牝3
岩橋勇二
クビ
11
[佐]マイメン
牝3
山口勲
5
12
[笠]スリルトサスペンス
牝3
阪上忠匡
大差
13
[笠]ローザルーナ
牝3
増田充宏
3

 

 

1~3着馬コメント

1着 ハービンマオ

父ハービンジャー 母ダンシングマオ (ゴールドアリュール)

芝で結果が出ず、ダート未勝利を勝利して500万で負けての勝利。捲り差しで良い末脚でした。長距離のハイペースでハマる馬なのかなというのが今回のレースの印象です。今後どう使うのか楽しみです。

 

まさか南関東の記事でハービンジャーを書くことになるとは……というのが正直な気持ちです(笑)

ハービンジャーはキングジョージを11馬身差でぶち抜きレコードのおまけ付きという離れ業を見せ、スピードもあるため日本の芝では通用すると思っていました。モズカッチャンディアドラペルシアンナイトとG1馬を輩出するもダートでは結果が出ていませんでしたが、今回のハービンマオの勝利でハービンジャーのダート適性については一考の余地があると思います。遡ればdanzigに辿り着くのでダートもこなせるのかなと。母父はゴールドアリュールなのでハービンジャーは母型の血の色を濃く出しやすいのかなと考えています。 しかし実際わかりません(笑)今後のダートレースをよく見てみたいと思います。

ダンシングマオは初子から重賞勝利という好スタートを決め繁殖として上々のスタートを切れたのではと思います。

 

2着 ゴールドパテック

父ゴールドアリュール 母ウィルシャー(母父ブライアンズタイム)

 

距離が伸びての2着。今年の南関東牝馬はレベル高いですね!

二強には敗れていたもののこのレースで改めて強さを見せてくれました。

1番良いレースをしたのはこの馬かなと個人的には思っています。 母父のブライアンズタイムが大舞台の強さとスタミナを補完しているように思い、今後中距離では安定して走ってくれるのではと思っています。折り合いにも問題なく、反応も良いというのも良いところです。

グランダムジャパン3歳を優勝し更に力をつけて、二強から三強になってほしいものです。

 

3着 クレイジーアクセル

父ロージズインメイ 母ベアフルート(母父サクラバクシンオー)

東京湾Cを牝馬ながら勝利し、このレースではメイショウヒサカタに突かれる状況の中ハイペースで飛ばし中央馬をバテさせ、内ラチ沿いを周り折り合いもピッタリ。そして直線半ばまでは先頭と強いレースだったと思います。まさかここまで粘り強いとは思いませんでした。上位には離されたものの3着を確保、自力がある証拠を見せつけてくれました。

牝馬戦線の3歳二強に割って入れそうな気がします。 母型も成長力がある血統構成だと思いますので今後の成長が更に楽しみになりました。

 

 

ハービンマオ、関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

【重賞回顧】第23回マーメイドステークス(GⅢ)

大荒れ必至の牝馬限定戦、軽ハンデを活かしてジャイアントキリングか

 

サッカーのワールドカップがはじまった。

サッカーには格下のチームが名門チームなどを倒した時にジャイアントキリングという言葉がよくつかわれる。

勝てる見込みが低いチームが強いチームに勝つ、いわゆる番狂わせ。

どの世界も盛り上がる要素だ。

競馬でも強い馬があっさり負けるシーンはよくある。

特に今回のような牝馬のハンデ戦は、始まる前から波乱含みだ。

 

マーメイドステークスは今年で23回目を迎える。

牝馬の一線級は春の大舞台を終え、秋に向かって休みをとるだろう。

しかし、そこがチャンスだ。

秋に向かって飛躍したい馬たちのまたとない機会になる。

そして、その舞台となるのがこのマーメイドステークス。

なぜなら、斤量差が大きく出るハンディキャップ戦だからだ。

実績がイマイチならば負担重量は軽くなり、走りやすくなる。

強い馬は逆に重いハンデを背負わされ、キツイ戦いになる。

だからこそ、逆転が起きるのだ。

 

今回の出走メンバーでは、受賞実績のある、キンショーユキヒメ(55キロ)、エテルナミノル(55キロ)、トーセンビクトリー(56キロ)がハンデを背負い、また、好走実績のあるレイホーロマンス(52キロ)、ミリッサ(53キロ)、阪神の中距離で凡走が少ないミエノサクシード(54キロ)が実績と斤量のバランス加減か人気に支持された。

他にもエマノン(50キロ)は軽ハンデであり、スワーヴリチャードの姉だけに走ってもおかしくない。

ワンブレスアウェイ(53キロ)は妹のロックディスタウンがクラシックをにぎわしただけに姉もがんばりたいところ。

48キロ~50キロの軽いハンデの馬が5頭、51~52キロだって4頭とほぼ半分が軽量馬。

トップハンデはトーセンビクトリーの56キロ、牝馬限定戦とはいえ、そこまでのハンデ差とも言い切れない斤量差に実力馬が勝ち切るのか、あるいは軽ハンデ馬が番狂わせを起こすのか。

走ってみないことにはわからない。

 

 

レース回顧

 

ゲートはきれいにそろったスタート。

直線コースを1コーナーへめぐって、ハナを主張するのは内枠のミリッサ。ゆるやかに行こうとするが、鞍上にぐいぐい押されたティーエスクライの芦毛の馬体が前に出ようとがんばってくる。しかし、外からトーセンビクトリーエマノンがかぶさってきて、1コーナーのコーナーワークでトーセンビクトリーがスゥーと先頭へ躍り出る。2番手はティーエスクライの芦毛の馬体、2コーナーで3馬身まで差がつく。続いて、エマノンミリッサと先頭集団の隊列が落ち着き、後ろにミエノサクシードワンブレスアウェイエテルナミノルと半馬身差で内外並んで走る。スティルウォーターが外から徐々にあがっていくが、すぐ後ろのアルジャンテキンショーユキヒメヴァフラームは動かない。最後方はフェイズベロシティが控えている。やや縦長の展開。

1000m通過は59.6。

3コーナーへ向かって、後続があわただしくなってくる。

800m通過あたりから馬群はほぼ一団。

先頭はトーセンビクトリーが半馬身差残し、わずかにリードして、直線に備えているような構え。

黄色い帽子スティルウォーターとピンクの帽子フェイズベロシティがまくってくる。その後ろにも緑の帽子ヴァフラームと青い帽子キンショーユキヒメの2頭もいた。内回りコースの狭い4コーナーでポジション争いが激化していた。

直線に入り、トーセンビクトリーが抜け出すそぶりを見せるが、トップハンデが応えたか、伸びに力がない。2番手走っていたエマノンが一歩飛び出し、ここから伸びそうな素振りを見せるが一瞬で脚が止まってしまう。

内ラチ沿いをバテて下がっていくトーセンビクトリーと交代に、抜け出してきたのは軽ハンデのアンドリエッテだ。

粘っているエマノンの内から勢いよくワンブレスアウェイが飛び出してくる。エマノンを挟んで外からはミエノサクシードがじりじりといい脚をつかう。

先頭はアンドリエッテワンブレスアウェイが脚色良く追いかけ、半馬身差まで迫る。

外からヴァフラームが一気に追い込んでくるが、もう間に合わない。

アンドリエッテワンブレスアウェイ

差は縮まらず、そのままゴールイン。勝ちタイム1.59.1.

10番人気のアンドリエッテが1着、9番人気のワンブレスアウェイが2着に入り、今年も荒れた決着になった。

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全着順

第23回マーメイドステークス(GⅢ)3歳以上オープン・牝馬(阪神・芝2000m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
アンドリエッテ
牝6
国分恭介
 1:59.1
2
ワンブレスアウェイ
牝5
津村明秀
クビ
3
ミエノサクシード
牝5
川島信二
2
4
ヴァフラーム
牝6
富田暁
クビ
5
ミリッサ
牝4
岩田康誠
1/2
6
◯地レイホーロマンス
牝5
岩崎翼
1.1/4
7
キンショーユキヒメ
牝5
 秋山真一郎
ハナ
8
エマノン
牝5
松若風馬
ハナ
9
ルネイション
牝5
荻野極
アタマ
10
フェイズベロシティ
牝5
北村友一
クビ
11
エテルナミノル
牝5
和田竜二
1.1/4
12
アルジャンテ
牝5
酒井学
クビ
13
◯地スティルウォーター
牝5
川又賢治
クビ
14
ティーエスクライ
牝6
竹之下智昭
1.1/4
15
トーセンビクトリー
牝6
浜中俊
2.1/2

 

 

1~5着馬コメント

1着 アンドリエッテ 6歳牝 国分恭介騎手 10番人気

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直線に入って、早い段階からトーセンビクトリーをかわして先頭に立ち、そのまま最後まで脚色を鈍らせずに1着でゴール。勝ちきれない近走とは打って変わって颯爽とした勝利。阪神2000mはディープインパクトの庭という話を聞くが、軽ハンデもあって、条件が向いたのかもしれない。もう6歳。秋に向かってここからもうひと花咲かせたい。

 

2着 ワンブレスアウェイ 5歳牝 津村明秀騎手 9番人気

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クラシックを精いっぱい走ったすぐ下の妹に負けじとここでしっかりと結果を出した。重賞勝ちを出している血統だけに牝馬限定戦やローカルの重賞ではまだまだもう一伸び出来そうだ。

 

3着 ミエノサクシード 5歳牝 川島信二騎手 4番人気

悪くない伸び脚だったが、もう一息足りなかった。実績上位馬の中で最先着。面目躍如というか、物足りないというか微妙なところだ。オープンでは牡馬相手でしっかり勝つが、重賞では牝馬限定戦でもなぜか一歩足りない。

 

4着 ヴァフラーム 6歳牝 富田暁騎手 13番人気

4コーナーから勢いをつけたが、直線では外を回った分、勝ち馬の伸び脚に負けた。若手の富田騎手の積極騎乗で人気薄ながら、4着を確保。50キロの恵まれたハンデもあったかもしれないが、この馬の成績からすればがんばったといえるのではないだろうか。

 

5着 ミリッサ 4歳牝 岩田康誠騎手 2番人気

先行集団で唯一掲示板に残っていた。最後の直線で勝ち馬に寄られたことがどこまで影響しているのかはわからないが、なんとか5着に残れたのは大きい。

 

 

総括

 

雨が降って、道悪の馬場なら荒れるだろうとだれもが思う。

しかし、このレースは良馬場でも荒れた。

ハンデ戦というのは難しい。誰にでもチャンスを作るためのハンデキャップだけにあっさりとトップハンデの人気馬が負けてしまって、人気薄の軽ハンデの逃げきりや差し切りが起こる。

今回はどう見ればよいのだろうか、人気は混迷していた。それこそ誰が勝ってもおかしくないといった具合に。しかし、勝ったのは人気上位馬ではない。

ジャイアントキリングというのとは、ちょっと違うかもしれない。

でも、このハンデ差を活かし、チャンスを掴み取ったことは大きい。

ここはびっくりするより、鮮やかにゴールを駆け抜けたアンドリエッテの初戴冠を素直に祝いたい。

 

 

(みすてー)

(写真・ゆーすけ)

【先週の2歳戦】ロードカナロア産駒ロードアクア&ショウリュウムーンの仔ショウリュウイクゾなど4レースの振り返り

 

6月16日(土)

阪神5R メイクデビュー阪神

ヘニーヒューズ産駒で2番人気チュウワフライヤーが、サウスヴィグラス産駒で9番人気アールロッソにクビ差をつけての勝利を収めました。

やはり今年もダート戦は強い、ヘニーヒューズサウスヴィグラス産駒がワンツーとなりました。1つ上の世代では17日に開催のユニコーンSにもヘニーヒューズ産駒は2頭出走しています。

 

東京1R 2歳未勝利

ジョーカプチーノ産駒で1番人気サワサワが、レッドスパーダ産駒で3番人気ナーゲルリングにクビ差をつけての勝利を収めました。

勝ったサワサワは、初戦はアタマ差で2着となりましたが、勝ち馬のアカネサスが前評判通りのレースだっただけに今後にも注目したい馬です。

 

 

6月17日(日)

東京6R メイクデビュー東京

ロードカナロア産駒で1番人気ロードアクアが、キンサシャノキセキ産駒で5番人気アマデウスに3/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったロードアクアはリーディングサイアー争いでも上位を虎視眈々と狙うロードカナロア産駒であり、前評判も良かった馬。父のように短距離が適性に感じました。

 

阪神5R メイクデビュー阪神

オルフェーヴル産駒の1番人気ショウリュウイクゾが、ルーラーシップ産駒で3番人気ブールバールに1.1/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったショウリュウイクゾは母がショウリュウムーンで、注目されながら勝ったのは大きいです。母ショウリュウムーンは2010年チューリップ賞を勝ち、桜花賞は4着と好走はしましたがオークス・秋華賞と大敗しました。しかしその後は2011年に京都牝馬S、2012年は朝日チャレンジカップに勝利し、重賞2賞の成績。息子のショウリュウイクゾには期待します。

 

 

(中山祐介)

【重賞回顧】第25回函館スプリントステークス(GⅢ)

北海道に夏を告げる、サマーシリーズ開幕戦! 第25回函館スプリントステークス

 

スプリント王決定戦高松宮記念は桜前線の北上とともに本格的な春を知らせる名物レースだが、それから3ヶ月後、北海道に夏を届ける函館競馬が開幕した。

春に別れ夏へ向かい、秋の実りに想いを馳せる。季節は止まることなく移ろい、競馬もまた姿を変える。我々が春に目の当たりにした競馬とは色合いの異なる競馬が始まる。夏は春に力を見せつけた馬たちが疲労をとるために休む季節であり、これから力を発揮したい馬たちが鍛えられ、力を蓄える季節でもある。

 

6月、函館競馬開幕。本州に先駆けてひと足早く北海道でナツケイバが始まった。

 

サマースプリントシリーズ開幕戦はお馴染み函館1週目函館スプリントステークス。例年、春の実績馬が苦戦し、牝馬が強い、サマースプリントの傾向そのもののようなレースだ。

 

5歳牝馬ナックビーナスは1200mのオープン特別で崩れず着実に力をつけ、この春はオーシャンステークス2着、高松宮記念3着とスプリント最上位クラスでも好走するまでに成長した。スタートからいい位置をとって粘り込む、スピードと粘りが身上の父ダイワメジャーらしさを体現する1頭だ。

 

同じく5歳牝馬ワンスインナムーンは昨年夏に条件戦からオープンまで連勝、スプリンターズステークスではレッドファルクスの3着と夏の充実そのままの活躍。この春はあまりレースを使わず、自身が得意な夏に照準を合わせてきた。昨年のように再び夏に力を蓄えられるだろうか。

 

セイウンコウセイは5歳牡馬。4歳で高松宮記念を制し、GⅠ馬になったものの、その後は昨年の函館スプリントステークス4着敗退、秋は二桁着順が並び、力を発揮できないレースが続く。冬のシルクロードステークスを逃げて2着と復調したが、今年の高松宮記念6着、京王杯SC12着を経て、ここへ出走。昨年、人気を大きく裏切ったこのレースで復活を期す。

 

今年の阪急杯含む重賞2勝馬ダイアナヘイロー(5歳牝馬)、オーシャンステークス勝ちがあり、昨年このレース2着のキングハート(5歳牡馬)、昨年はキングハートを抑えたジューヌエコール(4歳牝馬)などサマーシリーズ開幕戦らしくタイトルホルダーが集まった。

 

 

 

昨年同様、函館の芝は洋芝とはいえ、絶好の状態らしく、前日1000万下で1200m戦1分7秒9を記録、函館スプリントステークスは7秒台必至の高速決着が予測された。

 

北海道シリーズの重賞ファンファーレが高らかに響き、競馬場全体のテンションがさらにあがった。いつもながらこの瞬間は何ともいえない、新たな未知なる旅がはじまる予感さえする。

 

スタートダッシュを決めたのはワンスインナムーン、2番枠のダイアナヘイローがやや遅れ、ワンスインナムーンを追いかけてセイウンコウセイが並びかけ、ワンスインナムーンの石橋脩騎手は最内からハナへ行くセイウンコウセイを確認し、無理に競り合わずにセイウンコウセイにハナを譲った。番手に控えるワンスインナムーン、直後にはいつものようにナックビーナスが好位をとり、ライトフェアリー、函館大好きタマモブリリアンが追い、中団前にラインスピリット、その外にヒルノデイバローが自身としては積極的な位置で流れに乗る。スタートで遅れたダイアナヘイローが内から追い上げ、ノットフォーマルジューヌエコールがその後ろに控える。

 

前半600m33秒1、セイウンコウセイは高松宮記念より速い流れでレースを引っ張る。後方ではユキノアイオロスアドマイヤゴッドキングハートティーハーフノボバカラらが追走。直線が短い函館らしく4角からワンスインナムーンナックビーナスが積極的にセイウンコウセイに並ぼうとする。しかし直線に向くと、セイウンコウセイがしぶとく引き離し、ワンスインナムーンは伸びを欠き、ナックビーナスが持ち前の粘りで食い下がる。残り200mの標識を過ぎると、セイウンコウセイは一瞬だがさらに加速をしようとする。さすがに前半から速い流れを作ったので、最後の200mのラップは落ち込んだが、追うナックビーナスより速い脚を一瞬だが繰り出して振り切りにいった。その攻防の間隙を縫って4角から直線入り口で大きく進路を外にとってヒルノデイバローが末脚を余すことなく発揮させる四位洋文騎手らしい騎乗でセイウンコウセイに迫った。ゴール板では際どい勝負になったが、ハナ差だけセイウンコウセイが凌いだ。勝ち時計1分7秒6(良)、2着ヒルノデイバロー、3着はナックビーナス

 

 

全着順

第25回函館スプリントステークス(GⅢ)3歳以上オープン(函館・芝1200m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
セイウンコウセイ
牡5
池添謙一
 1:07.6
2
◯地ヒルノデイバロー
牡7
四位洋文
ハナ
3
ナックビーナス
牝5
三浦皇成
クビ
4
アドマイヤゴッド
牡6
岩田康誠
3/4
5
タマモブリリアン
牝5
古川吉洋
クビ
6
ラインスピリット
牡7
森一馬
クビ
7
ユキノアイオロス
セ10
 丸山元気
クビ
8
ワンスインナムーン
牝5
石橋脩
クビ
9
ダイアナヘイロー
牝5
武豊
1/2
10
ノットフォーマル
牝6
勝浦正樹
アタマ
11
キングハート
牡5
北村宏司
ハナ
12
ノボバカラ
牡6
武藤雅
1
13
ティーハーフ
牡8
国分優作
ハナ
14
ジューヌエコール
牝4
北村友一
アタマ
15
エポワス
セ10
蛯名正義
1.1/4
16
◯地ライトフェアリー
牝6
柴山雄一
2

 

 

1~3着馬コメント

1着セイウンコウセイ(3番人気)

昨年、同じような状況で敗戦を喫したが、今年はスタートを決めて迷わずハナに行く作戦が功を奏した。ハイペースになっても単騎で自身のペースでレースを作る形がこの馬のベストチョイスなのだろう。重の高松宮記念勝ち、高速決着の昨年のこのレース敗戦と時計がかかってこそと思われていたが、この勝利で新たな一面を見せた。1分7秒6で重賞を勝ったことはセイウンコウセイのキャリアにとってポイントとなるだろう。今後も無理をしてでもマイペースを守る競馬を武器にしていきたい。

 

2着ヒルノデイバロー(10番人気)

重賞オープンで5、9、12番人気で2着する個性派。今回も10番人気、阪急杯17着からの巻き返しだった。馬場も問わなければ戦法も問わない。後方から一気に伸びる形もあれば、前半600m33秒1の急流でも好位で流れに乗れてしまう。つかみどころがなく、ベテランの四位騎手とキャラクター的にも合っているようだ。その四位騎手は北海道常連ジョッキーらしく函館競馬場を知り尽くした騎乗を見せた。前半から流れに乗り、4角で早めに動かず、コーナーで外へ振られずタイトに回し、直線に向いた瞬間に一歩早く外へ出して進路を作る、そんな「らしい」騎乗だった。

 

3着ナックビーナス(1番人気)

昨年から崩れず走る堅実派。スタートを決めて好位をとり、早めに抜け出して粘り込む、自身の形を毎回必ず作ってくる。短距離戦で最も安定味ある取り口だ。その分、あと一歩足りずに2着が多い歯がゆさも残る。今回は前にいたセイウンコウセイがしぶとく並ぶところまでいかなったので、最後に3着にはなったが、今後も堅実派として目が離せない。

 

 

レース総評

昨年は1分6秒8、一昨年が1分7秒8、函館の芝も以前のイメージとは変わってきているのだろうか。今年は1分7秒6なので一昨年ぐらいの状態だろう。高速決着の2年間、勝ち馬は3歳牝馬(一昨年ソルヴェイグ、昨年ジューヌエコール)の軽量馬だった。今年は3歳牝馬が不在だったこともあるが、人気の牝馬ではなく、牡馬セイウンコウセイだった。牝馬有利な条件を自らレースを作って勝ち取るのはGⅠ馬の力を見せたといえるだろう。

サマースプリントシリーズ王者へと一歩先に駒を進めた。

 

同時にサマージョッキーシリーズも開幕。北海道常連の池添謙一騎手、四位洋文騎手、三浦皇成騎手が上位に揃ったのも函館らしい結果だった。

 

 

(勝木淳)

【先週の競馬】函館スプリントステークスなど6レースの振り返り

 

6月16日(土)

阪神9R 小豆島特別

ディープインパクト産駒で4番人気エイシンティンクルが、ステイゴールド産駒の1番人気インディチャンプにアタマ差をつけての勝利を収めました。

勝ったエイシンティンクルは全兄に2015年香港カップを制したエイシンヒカリがいます。

牝馬で大型馬のエイシンティンクル。最近は逃げても脚が持続しています。今年に入り大崩れもしていないため、1600万やオープンでも期待できます。

 

函館8R 3歳上500万下

ステイゴールド産駒で1番人気リナーテが、ディープブリランテ産駒で7番人気のタイセイソニックに半馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったリナーテは半兄に2016年有馬記念を制したサトノダイヤモンドがいます。

 

6月17日(日)

阪神10R 灘S

トーセンブライト産駒で1番人気のハイランドピークが、ブライアンズタイム産駒で8番人気マイネルビクトリーに1.1/2馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったハイランドピークはメイクデビューでは15着に敗れたものの、その後は2戦目で初勝利を上げてから9戦連続5着以内。前走は重賞を1番人気で臨んだがスタートで躓き9着。しかし、ここでは力が抜けていました。ダートで上がり馬となるか期待したい1頭です。

 

函館11R 函館スプリントS

アドマイヤムーン産駒で3番人気セイウンコウセイが、マンハッタンカフェ産駒の10番人気ヒルノデイバローにハナ差をつけての勝利を収めました。

勝ったセイウンコウセイは2017年高松宮記念を制してから成績が奮わず。今年もシルクロードSで2着、さらに挑んだ高松宮記念では6着で、今回が復活の勝利となりました。

 

函館12R 北斗特別

ステイゴールド産駒の2番人気スティッフェリオが、ディープインパクト産駒で8番人気ジェネラルゴシップに1.3/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったスティッフェリオは昨秋セントライト記念4着から菊花賞に出走した経験から今年は人気となり、前々走で3勝目をあげ、今回で4勝目。ハンデを背負いながら勝ったのは大きいです。

 

東京9R 町田特別

ルーラーシップ産駒で1番人気ムイトオブリガードが、ディープインパクトの2番人気フォイヤーヴェルクに1.1/4馬身差をつけての勝利を収めました。

勝ったムイトオブリガードは2月に500万を勝ち、次に選んだレースが阪神大賞典と大胆なレース選択に見えましたが8着となり見せ場を作り、前走の青嵐賞では同着ながら勝利を収めていました。

 

 

(中山祐介)

【今週の重賞展望】夏競馬がスタート!夏の短距離王はどの馬に?サマースプリントシリーズ第1戦・函館スプリントステークス&ダート界の名馬輩出の出世レース・ユニコーンステークス

 

函館競馬11R 第25回 函館スプリントステークス(GⅢ)別定戦(芝1200m)16頭立て発走15:25

レースの歴史

1994年に3歳以上の混合・別定の重賞競走「札幌スプリントステークス」として創設され、第1回から第3回まで札幌競馬場の芝1200mで行われました。

 

1997年から札幌競馬と函館競馬の開催順序が入れ替えられたため、舞台を函館競馬場の芝1200mに移し、レース名を「函館スプリントステークス」に改称。2006年から、夏季競馬をさらに盛り上げるため設けられた「サマースプリントシリーズ」の第1戦に指定されました。

 

現在の6月中旬での開催になったのは2012年からです

 

サマースプリントシリーズって何?

夏競馬を盛り上げるために2006年から、1000mまたは1200mで行われる芝の重賞競走に出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬の関係者には4000万円が交付されます。

 

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今年の注目馬

■ワンスインナムーン(牝5 美浦・斎藤誠厩舎 54㎏ 石橋騎手騎乗)

 

昨年のスプリンターズステークス3着馬のワンスインナムーン。その後は香港スプリント(12着)、京都牝馬ステークス(5着)に出走し、高松宮記念に出走すると思いきや出馬登録すらありませんでした。

 

4か月ぶりのレースとなりますが、十分な調教は積んでいるはずです。ただ、馬体重の大幅な増加には要注意です。

 

あとは初めての函館コースの適性も問われそうです。函館競馬場は他の競馬場と違い、洋芝100%のコースの競馬場です。少しの雨でも馬場が荒れやすくなるので、馬場状態にも目を配る必要があります。

 

■ナックビーナス(牝5 美浦・杉浦厩舎 54㎏ 三浦騎手騎乗)

 

高松宮記念3着のナックビーナスは2か月半ぶりの出走となります。

 

この馬は函館競馬場と同じ洋芝100%のコースである札幌競馬場のキーンランドカップで3着と5着の実績があり、洋芝の適性は高い馬だと思います。

 

調教過程がうまくいけば悲願の初重賞も見えてくると思います。

 

■エポワス(セン10 美浦・藤沢和厩舎 57㎏ 蛯名騎手騎乗)

 

洋芝コースの適性を考えると、エポワスの存在も侮れません。

 

これまで勝った7勝のうち3勝が札幌、函館の洋芝コース、2着も4回ありメンバー中の洋芝巧者と言ってもおかしくないはずです。

 

勝つときは勝つ一方、不可解な惨敗もあるので信頼度には欠けますが、3月のオーシャンステークス以来休養し北海道シリーズ一本に絞り、サマースプリント王者を狙っていると思います。

 

その他では昨年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ(牡5 美浦・上原厩舎 57㎏ 池添騎手騎乗)、昨年の覇者ジューヌエコール(牝4 栗東・安田隆厩舎 54㎏ 北村友騎手騎乗)、2着のキングハート(牡5 美浦・星野厩舎 56㎏ 北村宏騎手騎乗)、阪急杯でモズアスコットを破ったダイアナヘイロー(牝5 栗東・大根田厩舎 55㎏ 武豊騎手騎乗)などが出走します。

 

 

東京競馬11R 第23回 ユニコーンステークス(G3 ダート1600m 別定戦 16頭立て) 発走15:45

レースの歴史

1996年に新設された3歳のダート重賞競走。第1回は、秋の中山競馬場・ダート1800mを舞台に行われ、その後は東京競馬場・ダート1600m、再び中山競馬場・ダート1800mへ変更され、2001年から開催時期を6月に繰り上げたうえ、別定重量に変更して東京競馬場・ダート1600mを舞台に行われるようになりました。

 

過去の勝ち馬からはタイキシャトル(1997年)、アグネスデジタル(2000年)といった海外G1レースを制した馬、最近ではノンコノユメ(2015年)、ゴールドドリーム(2016年)など多くの活躍馬を輩出しているレースです。

 

今年の注目馬

 7月11日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーに向けて楽しみなメンバーが揃いました。一方で、出走すれば人気になっていたレピアーウィット、UAEダービーに出走したルッジェーロなど6頭が抽選で出走を逃しました。

 

■ルヴァンスレーヴ(牡3 美浦・萩原厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

無傷の3連勝で2歳ダート王を決める全日本2歳優駿を制したルヴァンスレーヴが出走します。

 

前走の伏竜ステークス(4月1日 中山ダート1800m)ではライバルのドンフォルティス(全日本2歳優駿2着馬)に敗れました。ただ、馬体重が全日本2歳優駿より10㎏重かったあたりを見ても分かる通り、道中の反応も鈍かった面がありました。

 

ドンフォルティスは既にジャパンダートダービーへの出走を表明。ルヴァンスレーヴもここでは負けられないところです。

 

■グレートタイム(牡3 栗東・藤原英厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)

 

抽選で出走権を確保したグレートタイムは2016年のセレクトセール0歳馬部門において1億5120万円で落札された馬です。

 

1億5120万円の高値で落札された理由は血統面の良さです。母のミラクルレジェンドはダートの交流重賞を8勝しました。また、叔父にあたるローマンレジェンドも東京大賞典(G1)をはじめ、ダート重賞で4勝を挙げた馬です。さらに祖母のパーソナルレジェンドは米国G1レースのパーソナルエンスンステークス2着の実績を持つ馬です。

 

母方にこれだけの活躍馬を出し、父がダートでも活躍馬を出したキングカメハメハ。2勝馬ですが、侮れません。

 

■グリム(牡3 栗東・野中厩舎 56㎏ 川田騎手騎乗)

 

今回と同じ東京ダート1600mの青竜ステークスを制したグリムも有力視されています。

 

青竜ステークスはかなりメンバーが揃ったレースでした。2月のヒヤシンスステークスを制したスマハマとの叩き合いを制しました。また、3着に入ったオメガパフュームは先週の阪神1000万下の加古川特別(ダート1800m)で年上の馬を相手に勝ちました。

 

血統面では4代母のバーブスボールドの娘ページプルーフからは日本調教馬で初の欧州G1レースを制したシーキングザパールがいます。さらにシーキングザパールからはフェブラリーステークス2着のシーキングザゴールドとダートで活躍する馬を出しています。また、父のゼンノロブロイはダートで成績を残している種牡馬です。

 

時計面では他馬に少々劣りますが、これまで戦ってきた馬、血統面、さらに野中厩舎はカゼノコなど3歳のダート戦で活躍馬を出している傾向がある面から行きますと、勝ってもおかしくない馬です。

 

 

その他では、凰雛ステークス(5月20日京都ダート1800m)でグレートタイムを破ったハーベストムーン(牡3 栗東・浅見厩舎 56㎏ 戸崎騎手騎乗)、凰雛ステークスと伏竜ステークス3着馬コマビショウ(牡3 栗東・南井厩舎 56㎏ 武士沢騎手騎乗)、端午ステークス(4月29日京都ダート1400m)を勝ったバイラ(牡3 栗東・川村厩舎 56㎏ 和田騎手騎乗)などが出走します。

 

また、ミックベンハー(牡3 美浦・畠山吉厩舎 56㎏)には藤田菜七子騎手が騎乗します。藤田騎手は今年1月のフェアリーステークスでのジョブックコメン(9着)以来の重賞競走騎乗となります。

 

 

(おかのひろのぶ)

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