重賞回顧

【重賞回顧】第60回宝塚記念(GⅠ)

競馬に想定内なし。予定調和をぶち破る若武者レーン騎手 芝2200mのGIは秋のエリザベス女王杯とサマーグランプリ宝塚記念。俗に非根幹距離(400の倍数が根幹距離、400で割れない距離が非根幹距離)で行われるGIレースはこのふたつのみ。1400mや1800mと…

【重賞回顧】第26回函館スプリントステークス(GⅢ)

競馬の夏、はじまる。 JRA北海道シリーズの開幕はサマースプリントシリーズ緒戦の函館スプリントステークス。しかし、華々しい函館競馬の開幕に水を差すような事態が発生した。 既報の通り、厩舎で馬に与えられる飼料添加物、いわゆるサプリメントのなか…

【重賞回顧】第36回エプソムカップ(GⅢ)

VS4歳。夏はVS3歳だけではない。今年は4歳世代からも目を離せない 東京競馬場芝1800mはGⅠレースが施行されないのが不思議なほどのチャンピオンコース。共同通信杯、東京スポーツ杯はいずれもクラシックに直結する重賞であり、毎日王冠、府中牝馬SはGⅠの…

【重賞回顧】第69回安田記念(GⅠ)

競馬ファンは考える。さらに深く、競馬の魅力を掘り下げて ローテーション革命。 昨今の競馬における流行語のひとつ。その旗手的な馬がアーモンドアイ。シンザン記念から桜花賞、オークスから秋華賞、そしてジャパンカップ、前哨戦を叩いて本番を迎えるとい…

【重賞回顧】第86回東京優駿(GⅠ)

全身全霊。すべてのホースマンのために送るクラシック物語 1/7071頭を決めるときがやってきた。 2019(令和元)年5月26日、東京優駿、日本ダービー。 その舞台、用意されたゲートは僅か18。クラシックは厳しい勝ち抜け戦でありながら、負ければ終わりではな…

【重賞回顧】第80回優駿牝馬(GⅠ)

兄との日々、苦悩、奮闘、無念、歓喜、すべてをこの日のために 舞台は中世ドイツ。 騎士ルドルフは恋人ベルタのためにドナウ川の岸辺に咲く花を摘もうとしたところ、足を滑らせて川へ転落、その流れに飲み込まれてしまう。ルドルフは最後の力をふり絞ってそ…

【重賞回顧】第64回京王杯スプリングカップ(GⅡ)

高速馬場への対応は? コース取りの差が勝敗を分かつ スピード勝負を制して、いざ安田記念へ 今週から東京競馬場はBコース。 昨年のこのレースでは1.19.5のレコードが出たように、速い時計が良く出る傾向にある。 この日も5R未勝利芝1600mで1.33.6、7Rの500…

【重賞回顧】第14回ヴィクトリアマイル(GⅠ)

極限の世界でみせる華麗なる攻防。歴史に刻む大レコード劇 JRAのGⅠのなかで2番目に新しいレース、ヴィクトリアマイルは今年で14回目を迎えた。スピードとスタミナ、どちらかが欠けては勝てない東京競馬場の芝1マイルを舞台にあまたの名牝たちが美しき強き姿…

【重賞回顧】第67回京都新聞杯(GⅡ)

ダービーへのカウントダウン、ラストチャンスを掴み取れ! 皐月賞組の再チャレンジとなるのか、あるいは新勢力の台頭か 元号が令和となり初めての重賞となった京都新聞杯。 京都2200mを舞台におこなわれるこのレース、間近に開催される日本ダービーで好成績…

【重賞回顧】第24回NHKマイルカップ(GⅠ)

3歳マイル頂上決戦。しのぎを削る熱き直線の攻防 NHKマイルカップデイの早朝、遥か太平洋の向こう、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場でも音楽が競馬を盛りあげた。馬場入場を知らせるトランペットによる独奏「Call to P…

【重賞回顧】第159回天皇賞(春)(GⅠ)

心に刻め、平成を締めくくる名勝負 記録と記憶に残る名馬たちと肩を並べるのはどの馬か 改元を間近に控え、平成最後のG1が天皇賞とは、やはり競馬と皇室は縁がある。 平成元年の勝ち馬はイナリワン、騎手はデビュー2年目の武豊。 時代は、笠松からJRAにやっ…

【重賞回顧】第26回青葉賞(GⅡ)

平成の終わりに令和につなぐ希望の一歩 青葉賞は皐月賞に出走が叶わなかった一歩遅れた組が日本ダービー出走へ、そして既成勢力をひっくり返さんと目論むものたちにとっての事実上ラストチャンス。ここを突破せねば先へ進むことが許されない、まさにサバイバ…

【重賞回顧】第54回フローラステークス(GⅡ)

枠順くっきり。無情なまでのオークストライアル 東京競馬場に芝2000m戦がなぜ必要なのだろうか。無理に1800mのスタート地点から切りとったとしかいえない1角奥のシュート部分。スタート直後に本線に合流するようにコーナーへ突入するレイアウトは、かつて…

【重賞回顧】第28回アーリントンカップ(GⅢ)

前途有望な若駒たちの大接戦、大激戦 2年目のトライアル、混戦のマイル戦線 NHKマイルカップのトライアルとして3着までに優先出走権が与えられるようになり、2年目。 昨年はタワーオブロンドンが鮮やかな差し切りを決め、その後、NHKマイルカップの1番人気に…

【重賞回顧】第79回皐月賞(GⅠ)

令和に語り継ぐ平成最後のクラシック。未来への提言、それを乗せて走るサートゥルナーリア クラシック3冠ロード、そのはじまりにして最難関は中山芝2000mの皐月賞だろう。皐月賞が中山芝2000mになったのは1950年、69年前のことだ。皐月賞を勝たねば3冠はな…

【重賞回顧】第62回阪神牝馬ステークス(GⅡ)

桜咲く阪神のマイル戦、4歳牝馬の明暗 翌日が桜花賞ということもあって、同じく阪神のマイルを舞台にする当レースの動向が気になったのではないだろうか。 2016年からは以前の1400から1600となり、当レースはヴィクトリアマイルへ向かうステップレースとして…

【重賞回顧】第79回桜花賞(GⅠ)

急流だけが激流にあらず。静かなる緩流のなかの激闘。これこそ儚い桜の舞台 生涯たった一度しか立てない桜の舞台。散りゆく花吹雪のなか、大輪を咲かせるものはたった1頭。そんな舞台で散っていった花を主人公にするのは気が引けるが、散ってこそ、さらなる…

【重賞回顧】第26回チューリップ賞(GⅡ)

2歳女王の始動戦、壁を乗り越えて、いざ本番へ 2歳王者アドマイヤマーズが共同通信杯で敗れた。 3歳牡馬のクラシック路線はレースの度に新しいヒーローが生まれている。 では、牝馬路線はどうなのか。 阪神JFを制し、2歳女王の称号を得たダノンファンタジー…

【重賞回顧】第63回大阪杯(GⅠ)

春の大阪。パワーと機動力を活かす舞台 大阪春の陣、大阪杯がGⅠに格あげされて3年目。一昨年はキタサンブラック、昨年はスワーヴリチャード、どちらも4角を先頭で回って押し切った。阪神内回り2000mは機動力が活きる舞台であり、力を要する馬場でもある。…

【重賞回顧】第49回高松宮記念(GⅠ)

競馬はいつも巡る。時を進め、ときに時を戻す 2000年3月26日高松宮記念。 緑のメンコにシャドーロール、頭が高く、いかにも不器用そうな首の動き。中京競馬場の大外を必死に伸びるその姿は、かつて世界的超良血としてデビューしたエリート然とした雰囲気とは…

【重賞回顧】第68回スプリングステークス

はじまりも終わりも横一線。抜け出さなければ、次へは進めない。実力拮抗の最終トライアル 2回中山、阪神はクラシックトライアル開催。その最終日を飾るスプリングステークスは皐月賞トライアルの最終便。次開催初日に毎日杯があるので、まだ3歳馬に賞金を…

【重賞回顧】第53回フィリーズレビュー(GⅡ)

胸締めつけられる桜への最終トライアル。残すチケットはたった3つ クイーンカップ、チューリップ賞に2歳牝馬路線のトップクラスが出走。桜花賞トライアルは今週が佳境だ。同日のアネモネステークスと合わせ、残る優先出走権は5。牝馬クラシッククライマッ…

【重賞回顧】第56回弥生賞(GⅡ)

開けるクラシックロード、険しく厳しい、皐月への道 トライアルが始まる3月1週目。 春を意識せざるを得ない競馬番組が並ぶものの、まだまだ春には気が早く、冬は終わってないことを思い知らされる天候が多い。弥生賞の日は厳しい寒さに見舞われる印象があ…

【重賞回顧】第63回阪急杯(GⅢ)

大外一気でバツグンの切れ味、距離短縮で復活の激走 阪神カップの再戦か、1ヶ月後への伏線か 1ヶ月後、3/24(日)は今年最初の芝のG1高松宮記念が行われる。 阪急杯はこの芝のスプリントG1を目指しての前哨戦として位置づけられ、1着には優先出走権が与えられ…

【重賞回顧】第93回中山記念(GⅡ)

並みいるGⅠ馬たち。立ちはだかる中山の鬼 中山競馬場といえば、有馬記念だろう。春の中山といえば、皐月賞だろう。 中山で行われる芝中長距離路線のGⅠはこのふたつしかない。そのうち皐月賞はクラシック第1戦だから出走機会は生涯1度しかない。残るは2500…

【重賞回顧】第53回小倉大賞典(GⅢ)

真冬の小倉決戦、逃げ先行馬たちの明暗 ペースはどうなる?有力逃げ馬が揃う 話題になったフェブラリーステークスの裏開催で、予想外の展開が待ち受けていた。 これだから競馬はわからない。 小倉も開催2周目、今年は天気に恵まれ、ここまで順調に開催されて…

【重賞回顧】第36回フェブラリーステークス(GⅠ)

今も問われる、ダート競馬の底力。見せねばならない、ダート界頂上の凄み フェブラリーステークスのGⅠ昇格は1997(平成9)年。噛みつき癖をもつ個性派シンコウウインディと岡部幸雄騎手が初代ダートGⅠウイナーに輝いた。この年は地方競馬との交流元年。ダー…

【重賞回顧】第53回共同通信杯(GⅢ)

クラシック戦線に名乗りをあげろ、2歳王者に挑む素質馬たち 土曜は延期、日曜は無事開催も少頭数の一戦 先週は京都、今週は東京での降雪で開催が危ぶまれ、実際に土曜競馬が月曜に順延になった。 雪が残って日曜日の開催にも影響があるのか、と思えば案外、…

【重賞回顧】第112回京都記念(GⅡ)

語り継ぐ、伝統。今をこじ開ける鍵を見つける歴戦の戦士 京都記念は今年で112回目を迎える。第1回は1942(昭和17)年5月。京都競馬場芝3500m、ハンデ戦で行われたというから、記憶している競馬ファンはほとんどいない。大相撲の優勝力士に双葉山の名前が…

【重賞回顧】第69回東京新聞杯(GⅢ)

今こそあの時の借りを返す時! 府中マイルを攻略だ! 1番人気受難のレース、人気を集めた4歳馬の明暗 ここ10年、1番人気が勝っていない。波乱必至。 そんな難しいレースに挑む今年の1番人気は、明け4歳馬だった……。 みなさんは昨年の4月に行われたアーリン…

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