重賞回顧

【重賞回顧】第59回きさらぎ賞

明暗を分ける淀の雨。ここにもあったクラシックの分岐点 中9週。 皐月賞を10週間後に控えた牡馬クラシック戦線。きさらぎ賞から直行すれば、中9週。春は、冬の背後からじっくりと一歩一歩迫ってきている。そうは言いつつ、レース当日は節分、その翌日は立春…

【重賞回顧】第24回シルクロードステークス(GⅢ)

父のように短距離界の王者となれるか ここでも明け4歳馬が人気の中心 正月気分も終わり、冬の冷たい風が身に染みる。 スポーツ新聞や競馬新聞も手袋越しか、いや、今のご時世スマホで馬柱をチェック、だろうか。 前日の降雪により京都開催が危ぶまれたが、早…

【重賞回顧】第33回根岸ステークス(GⅢ)

砂漠を駆ける歴戦の戦士たち。挑む新星、立ちはだかる猛者たちの群れ 極限まで水分を失った砂の上。 馬たちが走りぬけると、立ちこめる砂煙が北風に流されていく。 競馬界、冬の季語といえば、やはりダート競馬だ。芝とはまた違う世界がそこにはある。溜めを…

【重賞回顧】第36回東海ステークス(GⅡ)

もしかしたら伝説の1ページ? 2019年中京の開幕週で圧巻の走り 5連勝のインティに立ちふさがるツワモノたち 2019年中京競馬場、最初の重賞はダートの1800m東海ステークス。 2月東京開催でおこなわれるダートのG1フェブラリーステークスへの前哨戦という位置…

【重賞回顧】第60回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)

伝統のGⅡ。奇跡のようで、決してそうではない、ドラマチック競馬の裏 冬の中山最終日を飾るはAJCC、アメリカジョッキークラブカップ。今年60回目を迎える名物レースだ。有馬記念から約1カ月、早くも古馬中距離路線が始動する。2000年以降、有馬記念の次走に…

【重賞回顧】第66回日経新春杯(GⅡ)

年の初めの伝統の一戦。最強世代から目が離せない 正月京都の古馬名物レースは京都金杯、万葉ステークス、淀短距離ステークス、そして日経新春杯。京都競馬場芝外回り2400mで施行されるハンデキャップ重賞。今年で66回目を迎える伝統の一戦。 過去の勝ち馬…

【重賞回顧】第57回京都金杯(GⅢ)

年が明けても世代の強さみせる、本格化はもう目の前だ 明け4歳馬が人気の中心、ここでも強さを見せられるか 年始の競馬と言えば、やっぱり金杯である。 格で言えばG3だが、初競馬初重賞は勝利で飾りたいもので、注目度の高いレースだ。 年が明けると、競走馬…

【重賞回顧】第68回中山金杯(GⅢ)

躍動する最強4歳世代。背後を狙う中山名人。さあ新たな戦いを始めよう 競馬元旦 2019(平成31)年1月5日 JRAの競馬始めはご存知東西金杯。競馬に東も西も関係ない時代ではあるが、金杯は東西同日に同名レースなだけに、地元の金杯には自然と力が入るものだ…

【重賞回顧】第35回ホープフルステークス(GⅠ)

アフター有馬は希望への旅立ち。つなげ栄光の春へ 祭りのあと、襲ってくる寂寥感はたまらない。有馬記念から4日が経った中山競馬場には余韻と寂しさを忘れさせる熱い戦いがある。 それがホープフルステークス。2歳GⅠ。それは来春クラシックへの旅の途中駅…

【重賞回顧】第13回阪神カップ(GⅡ)

暮れの阪神重賞の最後は大駆け!好メンバーを軒並み退ける逃走劇 G1馬5頭の競演、他にも有力馬揃い踏み まるでG1である。 翌日に有馬記念を控え、有馬一色となるなか、阪神最後の重賞である阪神カップが阪神競馬場、芝1400mで開催される。 格付けでいえばG2…

【重賞回顧】第63回有馬記念(GⅠ)

平成という時代。その終わりとその先を見つめて 平成元年12月24日。平成最初の有馬記念は雨、冬枯れの芝生の上で柴田政人騎手イナリワンと武豊騎手スーパークリークによる死闘が繰り広げられた。結果は24センチ差でイナリワンがスーパークリークを下した。 …

【重賞回顧】第54回中日新聞杯(GⅢ)

躍動する3歳馬と古馬伏兵の大激走 暮れの中京競馬場、最後の重賞。集ったのはクラシックを敗れた3歳馬とローカル重賞を騒がしている古馬たちだ。 ここで腕試しをするもの、弾みをつけるもの、それぞれの都合はあるだろう。 どの馬にもここを勝って、年明けの…

【重賞回顧】第70回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

たった1頭挑む牝馬。グランアレグリアはダノンファンタジーを超えるのか 男女が同じ舞台で覇を競うケースは多くはない。人間では男女で記録的な開きが生じるので分けて競技が行われるが、馬の世界も基本的には牝馬は牝馬限定戦で頂上を決める場合が多い。男…

【重賞回顧】第70回阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

良血ズラリ。天才少女はどの馬か?少女たちの激しい戦い 人間も幼少期、小学生ぐらいまでは男女の体格に差はなく、精神面の発達では女の子の方が明らかに早い。 馬の世界も同じだ。牡馬は2歳のときは前に行く脚がなく、後方から最後に能力の片鱗を見せて差…

【重賞回顧】第52回ステイヤーズステークス(GⅡ)

偉大な挑戦は幻と消え、新たなステイヤーが誕生する 夢の4連覇が消えた朝、新たな戦いが始まる レース当日の朝、衝撃的な発表があった。 アルバートの出走取り消し、である。 2015、2016、2017年とステイヤーズステークス3連覇を果たしてきたアルバートが今…

【重賞回顧】第19回チャンピオンズカップ(GⅠ)

突き破れ、そうはさせぬ。3歳VSダート界の猛者たちの攻防。鍵を握るのは誰だ? 鍛えに鍛え、数多くレースを使い、経験値を積み重ねつつ、頑健な馬体へと成長、砂を浴びても怯まず、ゴール前の叩き合い、我慢比べ、しのぎあいに打ち勝っていく精神を身につけ…

【重賞回顧】第38回ジャパンカップ(GⅠ)

日本競馬史に残る衝撃レース。絶対に忘れられない、この競馬。第38回ジャパンカップ 吸い込まれそうな濡れた黒色。大きく美しい楕円の形。 その瞳からはどんな景色が見えるのだろうか。そして、その景色をどんな気分で見ているのか。 道悪のシンザン記念で大…

【重賞回顧】第23回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)

次のダービー馬を目指せ! クラシックに希望つなぐ 将来を期待された素質ある1勝馬たちへの試練 時期的な都合もあり、つかいやすいステップレースなのであろう。 ここ10年で当レースを勝ち、のちにクラシックで活躍したか、G1ホースになったのは6頭。 昨年の…

【重賞回顧】第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

悩み深まる、秋の終わり。悩みこそ競馬の醍醐味。第35回マイルチャンピオンシップ 「春秋連覇あるかなぁ」 「どうだろ、スワンステークス、あれを負けたのは気になるよ」 という声。 「逃げ切りあるか?」 「京都はなぁ。東京だと強いけど」 そんな声。 「じ…

【重賞回顧】第43回エリザベス女王杯(GⅠ)

支配者と逃れるもの。逃げているのは一体だれなのか。第43回エリザベス女王杯 逃げるとはなにを意味するのか。 先手必勝。とにかく先頭を走り続けることがもっとも有利な戦法である。とは競馬においては必ずしも当てはまらない。将来を見据え、もっと強い相…

【重賞回顧】第56回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

府中の坂で抜群の切れ味しめす、オドノヒュー騎手重賞初勝利 上がり調子の東京巧者に人気が集まる 、重賞勝ち馬の復権はあるのか 実にクセのあるレースだ。 東京競馬場の2500mというのが他に施行されるのは、ダービーの週の目黒記念しかない。 距離は半端な…

【重賞回顧】第54回京王杯2歳ステークス(GⅡ)

超絶スローペース! 手綱をみると分かる緊迫と平穏。第54回京王杯2歳ステークス 都心から東京競馬場へ向かう場合、京王線は圧巻の利便性を誇る。 新宿から特急で府中まで行くとすると、停車駅は明大前、調布、府中しか止まらず、20分で到着する。府中競馬正…

【重賞回顧】第61回スワンステークス(GⅡ)

王者に待ったをかける、復活の末脚 春のマイル王の秋初戦、断然の1番人気に応えられるか 日曜の豪華な天皇賞が楽しみではあるが、土曜には重賞が2つ組まれている。 そのうちの一つが、京都の1400mを舞台にしたスワンステークスだ。 マイルチャンピオンシップ…

【重賞回顧】第158回天皇賞(秋)(GⅠ)

そのプライドのすべてを賭ける。力と力の真っ向勝負。第158回天皇賞(秋) 13頭。 秋の中距離王決定戦という名を思えば、やや寂しい頭数のように感じなくもない。出走馬が15頭以下だったのは2001年以来17年振りだ。このときは世紀末覇王テイエムオペラオーと…

【重賞回顧】第21回富士ステークス(GⅢ)

新勢力の台頭なるか、遅れてきた大器がいよいよ大舞台へ! 勢いをつけるか、叩き台とするか 富士ステークス自体の歴史は80年代からだが、重賞に格上げになったのは、1998年。勝ち馬はエアジハード。去年でちょうど20回(20年)。 もう20年?と思う方はもう立派…

【重賞回顧】第79回菊花賞(GⅠ)

逆転の秋。すべては最後の一冠のために。2018クラシック終着地、 第79回菊花賞 2018年クラシックロードの終点を迎える。 京都競馬場の4角、その終着地を目指す18頭が生垣のむこうから姿を現す。木陰から秋の傾いた陽を背中に浴びながら走る、一枚の絵画を眺…

【重賞回顧】第66回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)

G1馬4頭集まる前哨戦、切れ味自慢の追い比べ 前哨戦に集う少数精鋭 西で翌日に秋華賞が行われることもあり、アーモンドアイの三冠達成かと盛り上がる中、東では古馬牝馬のデッドヒートが繰り広げられていた。 府中牝馬ステークスはエリザベス女王杯の前哨戦…

【重賞回顧】第23回秋華賞(GⅠ)

運命に導かれて。史上5頭目の牝馬三冠馬誕生へ。第23回秋華賞 美しい鼻筋に白いシャドーロール、十字架がその美しさをさらに際立たせた。 距離が長いと思われたオークスを勝つために課したトレーニングで極限まで馬体を絞った反動からローズステークスは+24…

【重賞回顧】第69回毎日王冠(GⅡ)

マジックマンの手綱さばきに注目集まる、実力派が集う伝統の一戦 各世代から有力馬集まるハイレベルなメンバー構成 秋の競馬が本格化してきた。 東京開催の開幕週を飾るのは伝統のG2である毎日王冠だ。 西の京都大賞典と同様に、天皇賞(秋)の前哨戦として位…

【重賞回顧】第53回京都大賞典(GⅡ)

彩り豊かな淀の秋、ここに始まる。第53回京都大賞典 秋の京都は華やかだ。 秋華賞、菊花賞のクラシック最終章にエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップと豪華絢爛なレースが毎週やってくる。加えて、秋の京都は美しい。保津川に映る嵐山、池を巧みに使…

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