【重賞回顧】シリウスステークス(G3)

秋のダート大一番を目指すハンデ重賞は上位拮抗!

 

ダートG1チャンピオンズカップの前哨戦として、重要な1戦であるシリウスステークス。

2007年から距離が変更され、ダート2000mという中央では少し珍しいコースとなっています。

今年の出走馬16頭の顔触れを見ると、連覇を狙うマスクゾロをはじめ、マーキュリーC勝ち馬のミツバ、昨年の2着馬ピオネロ、アンタレスSを1着となったモルトベーネなど、人気が10倍以下の馬が6頭といった混戦模様。

暮れのダート王決定戦・チャンピオンズカップに向けて、好走をみせるのはどの馬なのでしょうか?

 

 

逃げるマスクゾロ、抜け出したドラゴンバローズ、外から襲いかかったメイショウスミトモ

 

ほぼ揃ったスタートからまず抜け出したのはマスクゾロ

単騎逃げとなったその後ろにドラゴンバローズピオネロが続く形に。

メイショウイチオシモルトベーネも好位の一角を確保します。

ミツバは後方でチャンスを窺い、3コーナー手前から鞍上が懸命に手を動かしますが、手応えは今ひとつ。

直線に入り、逃げるマスクゾロドラゴンバローズピオネロが並んで捕らえにかかります。

3頭が横並びとなりましたが、抜け出したのはドラゴンバローズ

しかしその更に外、中団のインコースから直線で外に持ち出したメイショウスミトモがじわじわと伸びる脚で襲いかかり、ドラゴンバローズをクビ差交わしたところでゴールとなりました。

 

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全着順 

シリウスステークス(G3)3歳以上オープン・ハンデ(ダート2000m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
メイショウスミトモ
牡6
古川
2:03.9
2
ドラゴンバローズ
牡5
和田
クビ
3
ピオネロ
牡5
福永
3/4
4
トップディーヴォ
牡5
横山典
2
5
スリータイタン
セ8
岩田
クビ
6
タムロミラクル
牡5
藤岡康
1.1/4
7
○外マスクゾロ
牡6
酒井
3/4
8
ミツバ
牡5
松山
ハナ
9
マインシャッツ
牡4
武豊
ハナ
10
ブライトアイディア
牡7
鮫島良
1.1/4
11
モルトベーネ
牡5
Mデムーロ
1.1/4
12
キクノソル
牡7
小牧
3/4
13
タガノゴールド
牡6
松若
3/4
14
トラキチシャチョウ
牡6
池添
3
15
メイショウイチオシ
牡6
秋山
3/4
16
○地タイニーダンサー
牝4
浜中
 

 

 

1~3着馬コメント

1着・11番人気 メイショウスミトモ

父ゴールドアリュール、母ムゲン、母父アジュディケーティングといった血統。

昨年夏は格上挑戦の阿蘇Sを制し、続くラジオ日本賞ではケイティブレイブを破っての勝利をみせました。

快進撃が続くかと思いきや、それ以来勝ち星に恵まれず、今回も11番人気と低評価。

しかしデビュー45戦目、コンビ復活となった古川吉洋騎手と嬉しい重賞初制覇となりました。

これで7勝中5勝が古川吉洋騎手とのコンビ。鞍上との相性の良さも光りました。

 

2着・5番人気 ドラゴンバローズ

最後の直線、一度は先頭に立ちましたがゴール前でクビ差交わされ、悔しい2着となりました。

しかし、ドラゴンバローズはデビュー29戦目の今回が重賞初挑戦。

今後、重賞でも十分に通用する能力をみせた結果となりました。

 

3着・3番人気 ピオネロ

重賞挑戦回数が中央・地方あわせて12回目となった今回のレース。

昨年2着、今年は3着と、勝利にはあと一歩及びませんでしたが、力があるのは事実。

あとは、それを後押しする何かが掴めれば、悲願の重賞制覇もそう遠くはないはずです。

 

 

総評

 

伏兵・メイショウスミトモの勝利に驚く結果となりました。

じっくりと脚を溜め、最後の直線での内から外へコースを変え、そこからは末脚勝負。

今回は人気薄ということもあり特にマークされることもなく、スムーズに進路が取れたことも勝因かと思います。

トップハンデ57.5キロを背負うこととなった1番人気マスクゾロ(7着)、2番人気ミツバ(8着)、4番人気モルトベーネ(11着)はいずれも高い能力の持ち主。

今回はトップハンデに苦戦しましたが、この一戦だけで評価を下げるわけにはいかないでしょう。

阪神ダート2000mはスタート後に芝を走る特殊なコースですので、そのあたりも負けた馬たちには向き不向きがあったのかもしれません。

今回の結果で、ダート戦線の勢力図にどう変化があらわれるのでしょうか。

暮れのダートG1・チャンピオンズカップが楽しみです。

 

 

(笠原小百合)

(写真:ふろし)

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