【土曜の競馬】東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)では驚異的な追込みをみせるワグネリアンが関東に初登場。迎え撃つのは最強マイラー・モーリスの全弟ルーカス。東京・京都・福島の厳選10レースをご紹介

東京スポーツといえば、競馬、プロレス等が強い新聞です。

現在、JRAのホームページでは新日本プロレスとのコラボレーションで「新日本プロレスケイバ」と称した企画を行っています。

 

そして、東京スポーツ杯2歳ステークスが開催される土曜日の東京競馬場では、新日本プロレスのエース、オカダ・カズチカ選手がトークショーを行います。

競馬ファン、プロレスファンは是非東京競馬場へ。

オカダ選手の愛称「金の雨を降らせる」はどの馬なのでしょうか?

 

一方で必殺技の1つが「レインメーカー」という事で、土曜日は雨が降るとの事。

土曜日の東京、京都、更に福島の競馬を見ていきましょう。

 

 

京都2R 2歳未勝利(ダート1200m)13頭立て 10:30発走

 

ミルファームの記事で取り上げたホクセツ(牡2 美浦・南田厩舎)が荻野極騎手騎乗で出走します。

 

初めてのダートへの出走となった先週のレース。

今までは後方からのレースだったのが一変し、逃げる展開に。

最後は勝ったストリから2.7秒差の9着に敗れました。

また、減り続けていた体重も26㎏増え、デビュー戦の496㎏に迫る494㎏で出走できました。

 

連戦の上での連闘が気になりますが、芝からのスタートを上手くこなして、善戦を期待したい所です。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)13頭立て 12:20発走

 

エルカラファテ(牝2 父ディープインパクト 母オジャグワ 栗東・吉村厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

母のオジャグワ(Ollagua)は、ブリーダーズカップディスタフに相当するアルゼンチンのG1レース・エストレジャス大賞ディスタフ(3歳以上牝馬限定 芝2000m)を連覇する等、アルゼンチンでG1を5勝している名牝です。

ちなみに、2009年のエストレジャス大賞ディスタフのタイムが1分58秒09と日本の競馬にも通用する馬でした。

 

オジャグワの父PurePrizeはアメリカのG2勝ちに留まりましたが、ストームキャットの仔で母が名牝ヘヴンリープライズという事もあって種牡馬入り。

父ディープインパクト、母の父ストームキャット系種牡馬の相性は抜群。

全兄サトノシャークが成し遂げなかったクラシック出走に期待したい馬です。

 

サトノワルキューレ(牝2 父ディープインパクト 母ヒアトゥウイン 栗東・角居厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

母であるヒアトゥウインは南アフリカのG1レース・ガーデンプロヴィンスステークス(3歳牝馬限定 芝1600m)など南アフリカのG1レースを2勝。

アメリカに移籍後、G3のガルフストリームザヴェリワンステークスを制した馬です。

母の父、RoiNormandはレイズアネイティヴ系の種牡馬です。

 

父ディープインパクト、母の父がレイズアネイティヴ系種牡馬は現在の所、G1ホースはショウナンアデラ(阪神ジュベナイルフィリーズ)のみ。

しかし、生産がそのショウナンアデラが生まれた下河辺牧場、それに加えて角居厩舎でサトノ軍団の馬となると目が離せません。

 

アドマイヤビート(牡2 父オルフェーヴル 母アドマイヤカンナ 栗東・梅田厩舎 岩田騎手騎乗)

 

母は3勝に終わりましたが、母の半兄にはアドマイヤフジ(重賞4勝)、アドマイヤホープ(全日本2歳優駿優勝)、半弟にはアドマイヤコスモス(福島記念制覇)がいる血統です。また、半姉の息子にアドマイヤゼウスがいます。

母はデビュー戦では後続に6馬身差を付ける圧勝。息子にも期待したい所です。

 

 

京都6R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1200m)14頭立て 12:50発走

 

マイティスピリット(牡2 父ディープインパクト 母フリーティングスピリット 栗東・池添学厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

芝の1200m戦のメイクデビューにディープインパクト産駒が登場という珍しいケースです。

 

それもそのはず、母のフリーティングスピリットは2009年のイギリスG1ジュライカップ(直線芝6ハロン 約1206m)を制する等、5ハロン(約1005m)から6ハロンの重賞で活躍した馬。

 

来年から芝1200mの重賞、葵ステークスが新設(予定)。母のスピードを思う存分活かして欲しい馬です。

 

 

京都11R アンドロメダステークス 3歳以上オープン・ハンデ(芝2000m)15:45発走

 

土曜の京都メインレースは芝2000mのハンデ戦。

12月に移行した中日新聞杯、チャレンジカップに向けて賞金を稼ぎたい馬たちが揃いました。

 

注目はトップハンデ57㎏を背負うウインフルブルーム(牡6 栗東・宮本厩舎 和田騎手騎乗)。

京成杯オータムハンデは1年の休養明け初戦。

前走マイルチャンピオンシップ南部杯は初めてのダート。

長期休養明け3戦目で尾花栗毛のウインフルブルームが先頭で駆け抜ける姿を見たいものです。

 

土曜日は雨予報ですので、同じ宮本厩舎のキョウヘイ(牡3 54㎏ 高倉騎手騎乗)も注目。

前走は得意の道悪競馬でしたが、出走取消。

今回は直線が短い京都内回りをどう捌くかがポイントになりそうです。

 

人気が予想されるのがストロングタイタン(牡4 栗東・池江厩舎 57㎏ M・デムーロ騎手騎乗)。

去年は1600万下の修学館ステークスを制しましたが、11月から2月の寒い時期で勝ったのはこのレースのみ。人気となった中山金杯、小倉大賞典では負けています。

雨が降った後、急激な寒波が日本に来るので、走る気を無くさないで欲しいものです。

 

 

福島2R 3歳以上500万下(ダート1700m)15頭立て 10:15発走

 

ランニングウインド(牡3 父Discreetly Mine 母ランニングボブキャッツ 美浦・中川厩舎 横山和騎手騎乗)。

 

トーセンでお馴染みの島川隆哉氏が、セレクトセールにて8280万円で落札した馬です。

半兄に朝日杯フューチュリティステークスを制したアジアエクスプレスがいます。

 

実は、今回がJRAでのレースのデビュー戦です。

元々は中川厩舎でデビューを目指していましたが、7月20日に競走馬登録を抹消。

その後は浦和競馬の小久保智厩舎に転入。

8月のデビュー戦では2着馬に2.3秒差を付ける圧勝。続く2戦目も快勝。

そして、再び中川厩舎に戻ってきました。

 

浦和競馬デビューから中央転入で活躍した馬と言えば、1996年の安田記念をはじめマイルG1 2勝を挙げたトロットサンダーがいます。

果たして、この馬はトロットサンダーのようになれるのか注目です。

 

 

福島5R メイクデビュー福島 2歳新馬(芝2000m)11頭立て 12:00発走

 

土曜のメイクデビュー福島は芝2000m戦。

ここは注目馬を簡単に纏めたいと思います。

 

全兄に小倉記念を制したアズマシャトルがいるスナップドラゴン(父ゼンノロブロイ 母ブレッシング 美浦・武井厩舎 吉田隼騎手騎乗)。

 

母方の祖母の兄弟にタニノギムレットがいるホウオウサマンサ(牝2 父オルフェーヴル 母タニノカリス 美浦・池上和厩舎 丸山騎手騎乗)。

 

母がNHKマイルカップ2着馬デアリングハートラヴファンシフル(牝2 父ハービンジャー 美浦・奥村厩舎 丸田騎手騎乗)。

 

祖母がローズバドで母の半兄にローズキングダム(ジャパンカップなどG1を2勝)がいるロサグラウカ(牡2 父ルーラーシップ 母ローザブランカ 美浦・尾関厩舎 石橋騎手騎乗)。

 

秋の福島開催ですが、東京や京都にも負けず劣らずのメンバーが揃いました。

 

 

ちなみに、月曜日のテレビ番組でバラエティに初登場した藤田菜七子騎手

今週、土曜日は7鞍、日曜日は6鞍に騎乗予定。

勝てるチャンスのある馬にも騎乗しますので、勝ち星量産の予感がします。

 

 

東京4R メイクデビュー東京 2歳新馬(ダート1400m)16頭立て 11:20発走

 

キタサンデイジー(牝2 栗東・梅田厩舎 福永騎手騎乗)

 

馬主は(有)大野商事。

キタサンブラックでお馴染みの北島三郎さんがオーナーの外国産馬という事でピックアップしました。

 

北島さんは基本的には国内産の競走馬の購入が多いのですが、珍しく外国産馬を購入されました。

OBS2歳4月トレーニングセールというセリ市にて40万ドルで落札された馬です。

 

父のViolenceバイオレンス)はアメリカで6戦4勝の成績。

2歳時にアメリカのG1キャッシュコール・フューチュリティ(ダート8.5ハロ 約1708m)などを勝った馬。

アメリカのサドラーズウェルズ系で成功を収めているメダグリアドーロの子供です。

 

母のThe Calypso Mythはアメリカで走りましたが、未勝利に終わりました。

ただ、曾祖母のMythographerの娘Heart of Joyは28戦10勝の結果を残した馬で、産駒には1998年のスプリンターズステークスを制したマイネルラヴがいます。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬・牝馬(芝1600m)14頭立て 12:40発走

 

ソリフロール(牝2 美浦・萱野厩舎 北村宏騎手騎乗)

 

半兄に京都記念などを制したデスペラードを持つソリフロールを挙げます。

 

ソリフロールの父ヴィクトワールピサの父はネオユニヴァース

デスペラードの父もネオユニヴァースです。

 

デスペラードは芝、ダート問わずに活躍。

2200mの京都記念を制覇する一方、3600mのステイヤーズステークス連覇などオールマイティに活躍しました。

ソリフロールはヴィクトワールピサの母の父が2000mまでが得意な子を出したマキャベリアン

 

兄の様なオールマイティな活躍というよりは、芝の中距離での活躍を期待したい所です。

 

 

東京9R 伊勢佐木特別 3歳以上1000万下・ハンデ(ダート2100m)16頭立て 14:20発走

 

メトロポリス(牡3 栗東・吉村厩舎 福永騎手騎乗)

 

7月の中京・未勝利戦でデビュー。

道中は13番手と後方からのレースで直線追い込んでデビュー勝ち。

続く10月の500万下。中団7番手からレースを進め、2着のカフジキングに1馬身4分の1の差を付けて連勝。

現在2戦2勝と負け知らずの馬です。

 

母のラブカーナは2007年のオークス3着馬。

これまで5頭の馬を産みましたが、メトロポリスがJRAで初めて勝った息子。

メンバーは揃いましたが、3連勝で来年のダート界を賑やかにして欲しい馬です。

 

 

東京11R 第22回東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)2歳オープン(芝1800m)7頭立て 15:30発走

 

翌週に京都2歳ステークス(G3)がある関係上、7頭と少頭数のメンバーとなりました。

 

注目は関西馬のワグネリアン(牡2 栗東・友道厩舎 福永騎手騎乗)です。

新馬戦、野路菊ステークスで見せた豪脚。

左回りも坂も中京で経験済み。道悪競馬も野路菊ステークスで経験済み。

あとは初の関東遠征を克服するか。その1点に尽きるでしょう。

 

関東のレースですが、関西馬が4頭出走。ワグネリアン以外ではアイビーステークス2着のシャルルマーニュ(牡2 栗東・清水久厩舎 戸崎騎手騎乗)も注目です。

既に関東遠征はアイビーステークス(2着)で経験済み。力のいる馬場に強いヴィクトワールピサ産駒ですので、雨の降りようではひょっとしたらの期待もあります。

 

好調なハービンジャー産駒のカフジバンガード(牡2 栗東・松元厩舎 吉田豊騎手騎乗)。道悪競馬は前走の東京で経験済み。

もう一頭の関西馬、ケワロス(牡2 栗東・牧浦厩舎 横山典騎手騎乗)はマイルチャンピオンシップ南部杯を制したオーロマイスターの半弟です。

 

迎え撃つ関東馬。注目はアジア最強マイラーと言われたモーリスの全弟、ルーカス(牡2 美浦・堀厩舎 ムーア騎手騎乗)です。

デビュー戦は中団の後方で待機。3コーナー過ぎてからは馬なりで先頭。最後は粘るリシュブール以下を力でねじ伏せた内容。

レースのレベルも3着のマイスターシャーレは2戦目で勝利。4着のマイハートビートは2戦目から2連勝を挙げるなどハイレベルなメンバーでした。

 

じっくりと成長していくタイプが多いスクリーンヒーロー産駒で、初戦にこれだけの競馬が出来るとなると、2戦目も期待できるはず。

新馬から東京スポーツ杯を連勝した先輩のサトノクラウンの様に来年のクラシックを賑やかにしてもらいたい馬です。

 

アイビーステークスを制したコスモイグナーツ(牡2 美浦・高橋祥厩舎 柴田大騎手騎乗)。

アイビーステークスは前半3ハロンが37.0秒に対し、上がり3ハロンが36.1秒と逃げたコスモイグナーツと2番手追走のシャルルマーニュにとっては楽なレース。

しかし、血統面で見ますと、父が瞬発力勝負に強いエイシンフラッシュ

母の父はスタミナ色が強いスペシャルウィーク

さらに3代母のパルフェアムールはアルゼンチンの芝1600mG1レースを制するスピードのある配合。

ここで強い競馬を見せる事が出来れば、今後も要注目な1頭になります。

 

3頭目の関東馬はロードカナロア産駒のゴールドギア(牡2 美浦・伊藤圭厩舎 北村宏騎手騎乗)。

デビュー戦では4コーナー8番手から上がり3ハロン33.8秒の豪脚で差し切りました。

母のギンザボナンザは桜花賞トライアル・アネモネステークスを制するなど5勝を挙げた馬。

また、曾祖母には1992年のオークスを制したアドラーブルがいる血統。

 

ワグネリアンが関東のファンを震撼させる豪脚を披露するのか?

ルーカスが血統の良さで一気にクラシック戦線に乗るのか?

7頭立てですが、今後のクラシック戦線を読み解くのに重要なレースです。

 

 

(おかのひろのぶ)

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