【日曜の競馬】サトノアラジン春秋連覇か?レッドファルクス短距離界を制圧?エアスピネルが悲願のG1ホースに?サングレーザーが下剋上を成し遂げるのか?見どころ満載のマイルチャンピオンシップなど厳選9レースをご紹介

日曜日はマイルチャンピオンシップをはじめ、取り上げたいレースが多いので、

福島のメインレースから紹介します。

 

 

福島11R 福島民友カップ 3歳以上オープン(ダート1700m)14頭立て 発走15:20

 

秋の福島開催の最後を飾るのはダートのオープンレースです。

 

メンバーを見ますと、前走BSN賞で3着のアルタイル(牡5 美浦・手塚厩舎 田中勝騎手騎乗)が人気になると思います。

BSN賞では勝ったトップディーヴォから0.2秒差。2着で重賞ウィナーのマスクゾロとは0.1秒差でした。

 

実績馬では昨年のエルムステークス優勝馬リッカルド(せん6 美浦・黒岩厩舎 黛騎手騎乗)。

ただ、エルムステークス後は低迷で3着以内には入っていません。

マーチステークス2着のディアデルレイ(牡6 美浦・牧厩舎 勝浦騎手騎乗)もここ3戦は不本意な競馬。

 

ダート戦になって3回目となるこのレース。一昨年は1番人気のランウェイワルツが勝ちましたが、昨年は7番人気のトラキチシャチョウが勝利。

果たして今年はどういう結末が待っているのでしょうか。

 

 

東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1800m)14頭立て 発走12:10

 

ゴールドシスター(牝2 父スクリーンヒーロー 母ヘイロンシン 美浦・中川厩舎 浜中騎手騎乗)

 

2015年の有馬記念を制したゴールドアクターの全妹(父も一緒)です。

兄のゴールドアクターのデビュー戦は11番人気で7着。3戦目にして初勝利を挙げています。

果たして妹のデビュー戦の結果は兄よりもいい結果になるでしょうか。

 

ロードダヴィンチ(牡2 父ロードカナロア 母レディアーティスト 栗東・藤原英厩舎 戸崎騎手騎乗)

 

一口クラブのロードオーナーズクラブが総額3780万円(一口7万5600円)で募集したロードカナロア産駒。

母の弟には重賞2勝、宝塚記念2着のダノンバラードがいます。

注目は4代母のバラード。世界の競馬史において歴史に残る繁殖牝馬です。長女のグロリアスソングはアメリカG1を4勝。

繁殖牝馬になってからはジャパンカップなどを制したシングスピール、種牡馬として成功したラーイをはじめ多くの名馬を輩出しました。

長男のデヴィルズバックタイキシャトルの父親として活躍。三男のセイントバラードも種牡馬で活躍した馬です。

ヴィルシーナヴィブロスダノンシャンティなど日本でG1を制した馬もバラードの血を持っています。

 

祖母のレディバラードがダートの交流重賞2勝を挙げるなどダート向きの馬かもしれませんが、要注目です。

 

 

東京6R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1400m)15頭立て 発走12:45

 

オメガプランタン(牡2 父ロードカナロア 母スプリングチケット 栗東・安田厩舎 戸崎騎手騎乗)

 

2011年のスプリンターズステークス、翌2012年の高松宮記念を制したカレンチャンの半弟です。また、京阪杯を制したスプリングソングの半弟です。

 

ロードカナロアカレンチャン。共通しているのは共に安田厩舎所属の馬でした。

カレンチャンの引退レースとなった2012年のスプリンターズステークス。カレンチャンを負かしたのはロードカナロア。

その後、ロードカナロアはスプリント路線ではアジアトップクラスの実力を披露しました。

 

カレンチャンの弟の父がロードカナロア。競馬にはロマンがありますね。あとは父ロードカナロア、母カレンチャンの子供が見たいものです。

 

ラブセイナ(牝2 父ディープインパクト 母エルメスティアラ 美浦・二ノ宮厩舎 蛯名騎手騎乗)

 

全兄に昨年の皐月賞馬ディーマジェスティがいます。

ディーマジェスティ、ラブセイナ兄妹の祖母シンコウエルメスは1戦0勝に終わりましたが、血統面では世界的にも良血な馬です。

シンコウエルメスの兄弟にはイギリスダービーを制したジェネラス、マイラーズカップを制したオースミタイクーンがいます。

また、母系を辿るとラブセイナの4代母のMargarethenからは、フランスのG1 ガネー賞を制し、凱旋門賞2着のトリリオンの名が。

トリリオンの娘トリプティクは欧米のG1レースを9勝挙げ、「鉄の女」と呼ばれた馬。

日本でも当時はオープンレースだった富士ステークスを異次元の強さで快勝(ジャパンカップは11着、4着)。

1980年代の欧州における最強牝馬の1頭とも言われていました。

 

欧州で結果を残したので、日本の馬場に合うかの疑問はディーマジェスティが皐月賞で解消。

今回負けても、動向を見てみたいのがラブセイナなのです。

 

 

東京9R 赤松賞 2歳500万円以下・牝馬(芝1600m)9頭立て 発走14:15

 

阪神ジュベナイルフィリーズをはじめとする来年の牝馬クラシック路線を見据えて、注目したいレースです。

 

アルテミスステークスで取り上げたウラヌスチャーム(美浦・斎藤誠厩舎)。

今回は大野騎手とのコンビでリベンジを狙います。

 

桜花賞馬アユサンの全妹であるマウレア(牝2 美浦・手塚厩舎 戸崎騎手騎乗)。

デビュー戦は快勝も前半62秒8のスローペースで上がり3ハロンは34.1秒。ここで真価が問われるでしょう。

 

土砂降りの中で行われたデビュー戦を制したレッドサクヤ(牝2 栗東・藤原英厩舎 浜中騎手騎乗)。

半姉エイジアンウィンズウオッカを破った東京の1600mで連勝となるのでしょうか。

 

サフラン賞2着のミュージアムヒル(牝2 父ハーツクライ 母ロレットチャペル 美浦・古賀慎厩舎 北村宏騎手騎乗)。

母系にはシンコウラブリイ(1993年マイルチャンピオンシップ優勝)など優れた血統。

 

9頭と少頭数ですが、どの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成。果たして来年に向けてアピールするのはどの馬でしょうか。

 

 

東京11R 霜月ステークス 3歳以上オープン・ハンデ(ダート1400m)16頭立て 発走15:30

 

注目はサトノファンタシー(牡4 栗東・松田国厩舎 55㎏ 戸崎騎手騎乗)。

10戦5勝 2着3回 3着2回のパーフェクトな成績を持っています。東京コースも経験済み。

ハンデも55㎏と適切だと思います。

 

1600万下のテレビ静岡賞を制したダノンフェイス(牡4 栗東・大久保龍厩舎 54㎏ 浜中騎手騎乗)。

サトノファンタシーがパーフェクトな戦績である一方、大敗もあった為54㎏での出走。

テレビ静岡賞のタイムが1分21秒9と速い決着。

大阪スポーツ杯で敗れたサトノファンタシーのリベンジに燃えるでしょう。

 

テレビ静岡賞3着後、神無月ステークスを勝ったコロマンデル(牡5 栗東・安田厩舎 54㎏ 大野騎手騎乗)。

東京コースで大敗したのは1回のみ。この馬も注目です。

 

もちろん、既にオープンで戦った馬も、他の馬の勢いをただ見守ってはいません。

6月の天保山ステークスで、後にプロキオンステークスを制したキングズガードに勝ったサウススターマン(牡6 栗東・加用厩舎 56㎏ 三浦騎手騎乗)。

前走の阿蘇ステークスの大敗は心房細動による大敗。リフレッシュし得意の1400mで逆襲を狙うでしょう。

 

8歳馬のキクノストーム(栗東・吉田厩舎 56㎏ 横山典騎手騎乗)。2015年のカペラステークス以来、勝っていません。

ただ、今年のレースで大敗したのは休養明け初戦の天保山ステークスのみ。後は重賞で6着、5着の成績。

前走の室町ステークスも0.3秒差の4着と善戦。人気がない時に勝つキクノストームも侮れません。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝2000m)7頭立て 発走12:20

 

フランツ(牡2 父ディープインパクト 母ロベルタ 栗東・音無厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

近親に今年の青葉賞を勝ち、ダービーで3着のアドミラブルがいます。

 

ディープインパクトを父に持つ馬で母の父がストームキャット系種牡馬(例:キズナ、アユサン)、もしくはキングカメハメハ(例:ワグネリアン、デニムアンドルビー)は相性のいい配合。

逆にブライアンズタイムシンボリクリスエスなどロベルトの血を持つ種牡馬を父に持つ母馬との相性が悪いのではと言われていました。

 

しかし、昨年の皐月賞で母の父がブライアンズタイムディーマジェスティが優勝。

今年も母の父がシンボリクリスエスアドミラブルが好走。血統のトレンドが変化しています。

父ディープインパクト、母の父がブライアンズタイムではディーマジェスティ以外にはゼーヴィントモンドインテロがいます。

 

ペーパー馬主ゲームでも人気が高かったフランツ。ここで強い勝ち方をして、今後のクラシック戦線に名乗りを上げて欲しいものです。

 

 

京都7R 3歳以上500万円以下(芝2400m)15頭立て 発走13:25

 

アンセム(牡3 栗東・野中厩舎 浜中騎手騎乗)

 

昨年のウマフリPOG指名馬だったアンセムが出走します。

 

デビュー戦快勝後、シクラメン賞ではサトノアーサーの3着。しかし、その後は6着、5着、6着といった成績に。

ただ、この血統は大器晩成型の血統だと思います。

全姉のピクシープリンセスは3歳の8月に初勝利。4歳になって本格化し、格上挑戦のエリザベス女王杯ではタイム差なしの3着と好走。

半兄のジョヴァンニは3歳の9月に初勝利。そこから一気に4連勝でオープンクラスまで上がった馬です。

今回のレースで勝つとは断言できませんが、きっかけを掴んで欲しい。

そして、姉達のように勢いを付けたら連勝できる馬である事を信じます。

 

 

京都8R 3歳以上1000万円以下(ダート1800m)16頭立て 発走13:55

 

シロニイ(牡3 栗東・池江厩舎 川田騎手騎乗)

 

昨年のウマフリPOG指名馬だった白毛馬のシロニイが出走します。

 

これまでダートレースでは安定した実績を残していたシロニイ。しかし、前走は6着に敗退。

 

VTRで見直すと、最後の直線で両サイドから挟まれ、行き場を失った感じがします。

ただ、スペースが空いてからの伸びが無かったのが気になります。

スムーズに流れて、シロニイにとって理想の競馬が出来れば、勝ち負けできると思いますが、果たしてどうなるでしょうか。

 

 

京都11R 第34回 マイルチャンピオンシップ(G1)3歳以上オープン(芝1600m)

 

サトノアラジン(牡6 栗東・池江厩舎 川田騎手騎乗)

 

春のマイル王決定戦・安田記念で悲願のG1タイトルを獲得。

しかし、過去2回の挑戦で4着、5着のこのレース。

昨年はゴール前、進路を妨害されたアクシデントがあっての5着。

3度目の挑戦で悲願の秋のマイル王に輝いてほしいものです。

 

レッドファルクス(牡6 美浦・尾関厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

マイルの適性は、安田記念でサトノアラジンロゴタイプとクビ、クビ差の接戦を演じた馬ですから問題ないでしょう。

問題は初めての関西遠征。そして、クリスチャン・デムーロ騎手への乗り替わり。

これを克服し、最優秀短距離馬のタイトル獲得を。

11月1日に死去した父のスウェプトオーヴァーボードへのはなむけのタイトル獲得をして欲しいものです。

 

イスラボニータ(牡6 美浦・栗田博憲厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

2014年の皐月賞馬イスラボニータ

皐月賞制覇後、勝てない時期が続いていましたが、4月のマイラーズカップで3年振りの勝利。

一昨年はモーリスとは0.2秒差の3着。昨年はアタマ差の2着。サトノアラジンと同様、3度目の正直になるのでしょうか。

 

レーヌミノル(牝3 栗東・本田厩舎 和田騎手騎乗)

 

今年の桜花賞馬。しかし、続くオークス以降は大敗続き。桜花賞馬が再び輝きを戻すために、今回は和田騎手が騎乗。

菊花賞3着、そして、先週のエリザベス女王杯はかつて跨っていたモズカッチャンに差され2着と秋のG1では好調の和田騎手。

あとは16年振りのJRAG1レース制覇が欲しい所です。

 

一方で、悲願のG1タイトル獲得に挑む馬もいます。

 

エアスピネル(牡4 栗東・笹田厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

これまでG1レースに挑む事5度。しかし、掲示板の一番上に載っていないエアスピネル

今回は4戦2勝、2着1回、距離的に長かった菊花賞でも3着に入った得意の京都コースです。

 

気になるのはムーア騎手への乗り替わりです。

気性面で不安のあるエアスピネル

札幌記念ではルメール騎手が騎乗しましたが、スタート後、外にヨレる仕草を見せる面がありました。

不安がある一方で、ムーア騎手がエアスピネルの新しい側面を出してくれるのではといった期待もあります。

 

サングレーザー(牡3 栗東・浅見厩舎 福永騎手騎乗)

 

500万下から一気に4連勝でスワンステークスを制し、勢いのあるサングレーザー

前走はクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗しましたが、今回は福永騎手が騎乗。

元々福永騎手が騎乗していた馬ですので、不安はないと思います。

今年は重賞制覇が2勝でG1レースの勝利がない福永騎手。そろそろ、G1レース制覇を期待したい所です。

 

ペルシアンナイト(牡3 栗東・池江厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

今年の秋だけでもJRAのG1レース3勝。騎乗した秋のG1レース全て3着以内のミルコ・デムーロ騎手。

スプリンターズステークスを制したレッドファルクスではなく、皐月賞2着馬のペルシアンナイトに騎乗します。

前走の富士ステークス5着は終始馬場が悪いインコースを走った結果。

この秋のG1レース2勝と絶好調のハービンジャー産駒。

勢いがつくと、勝ち星を量産する種牡馬ですので、要注意です。

 

マルターズアポジー(牡5 美浦・堀井厩舎 武士沢騎手騎乗)

 

レースのポイントとして挙げたいのが逃げるだろうとされるマルターズアポジー

夏の関屋記念で大逃げを打って勝った時の前半800mのペースが46.4秒。

最後の800mは45.4秒と後半にペースが上がるレースで逃げ切り勝ち。

一方、京成杯オータムハンデでは後続馬の厳しいマークに遭い、4着に敗れた時は前半800mのペースが45.8秒。最後の800mは46.4秒。

直線に坂のない新潟と急坂のある中山で比較は難しいですが、前半は楽に逃げたいタイプでしょう。

マルターズアポジーにとっては関屋記念の様な大逃げを披露しながら、前半800mは46秒台のタイムを刻めば、武士沢騎手の初G1レース制覇も見えてくるでしょう。

 

その他では、去年のマイラーズカップを制し、長期休養明けの富士ステークスで3着と好走したクルーガー(牡5 栗東・高野厩舎 シュタルケ騎手騎乗)。

今年の京成杯オータムハンデで念願の重賞制覇を成し遂げたグランシルク(牡5 美浦・戸田厩舎 田辺騎手騎乗)も出走。

武豊騎手もジョーストリクトリ(牡3 栗東・清水久厩舎)に騎乗します。

 

出走する18頭中16頭が重賞ウィナーという豪華メンバー。

果たして、秋のマイル王に輝くのはどの馬なのでしょうか?

 

 

(おかのひろのぶ)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ