【土曜の競馬】京都2歳ステークスはハーツクライ産駒タイムフライヤー、グレイルがクラシック戦線に名乗りを上げる?東京はケンタッキーダービーへの道が始まるカトレア賞が開催

 

東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)14頭立て 発走12:10

 

ガーデンテラス(牡2 父Candy Ride 母ソラリア 美浦・尾形充厩舎 吉田豊騎手騎乗)

 

父のキャンディライドはミスタープロスペクター系の種牡馬で、アルゼンチンとアメリカで6戦6勝。

アルゼンチンでの競走馬生活では主に芝の1600mで活躍。

G1レースのホアキンS.デアンチョレナ大賞では1分31秒01のタイムで優勝。

アメリカではダートのG1レースパシフィッククラシックステークス(約2000m)を制しました。

 

種牡馬になってからは、2013年のエクリプス賞2歳牡馬チャンピオン馬シェアードビリーフを輩出。

そして、今年のブリーダーズカップ・クラシック(ダート約2000m)では息子のガンランナーが、ドバイワールドカップ優勝馬で現役最強馬と言われたアロゲート以下を降しました。

 

ちなみに、キャンディライドの母の父キャンディストライプスは、1996年の天皇賞・秋を制したバブルガムフェローの兄にあたります。

 

母のソラリアは2014年にチリのダービーに相当するエルダービー(芝2400m)を制覇。

G1レース3勝を含め11戦7勝という優れた競走馬成績でした。

母の父スキャットダディ

今年は産駒の日本での活躍も目立っております。

 

キャンディライドの子供が日本ではほとんど走っていないので、走るかどうかは分かりません。

しかし、繁殖牝馬としてアルゼンチンやチリなどの南米の名牝を購入する時代になりました。

今後はオセアニアだけでなく、南米の競馬も注目していく必要があります。

 

 

東京7R 3歳以上500万下(芝2400m)16頭立て 発走13:10

 

マイブルーヘブン(牡3 栗東・高橋義厩舎 津村騎手騎乗)

 

2016年6月にブリーズアップセールに関する記事がありました。

この時、牡馬として最高額で落札された馬、ウルトラペガサスの14(父ルーラーシップ)。

マイブルーヘブンと名付けられたウルトラペガサスの14が東京競馬の7レースに出走します。

 

デビュー後のマイブルーヘブンについて簡単に纏めます。

昨年の10月1日の阪神競馬でデビュー。

スズカフロンティアサトノアーサーが1着同着となったレースで、上がり3ハロンはメンバー中3番目に速い脚を使い4着入線。

 

3戦目となった12月24日阪神の未勝利戦で初勝利。

今年4月の山吹賞(中山・芝2200m)で9番人気ながら2着と好走。

7月にはラジオNIKKEI賞に出走し、結果は10着。

 

秋は2200mから2600mのレースを3度出走。

4着、11着、5着の成績で土曜日のレースに出走します。

上の1000万クラスの箱根特別で2着の実績があるコルコバード(牡4 美浦・木村厩舎 ムーア騎手騎乗)、休養明けでも東京コースは走るキングオブアームズ(牡4 美浦・藤澤和厩舎 ルメール騎手騎乗)などメンバーが揃っています。

 

ここ最近走っていない東京コースに慣れ、善戦を期待したい所です。

 

 

東京8R 3歳以上1000万下(ダート1600m)16頭立て 発走13:45

 

フォギーナイト(牡3 美浦・堀厩舎 ムーア騎手騎乗)

 

昨年のウマフリPOG指名馬だったフォギーナイトが出走します。

 

新馬戦を快勝。続くヒヤシンスステークスでは勝ったエピカリスから0.5秒差の4着。

その後は休養し、8月20日の札幌での500万下(ダート1700m)で復帰。モレイラ騎手を背に2着のクレマンダルザスに4馬身差を付ける圧勝でした。

今回はそのレース以来の出走となります。

 

母の弟にアメリカ3冠レースの最終戦、ベルモントステークスを制したルーラーオンアイスがいる良血です。

父がアメリカの種牡馬でトップクラスのタピット

セレクトセールにて2億4840万円で落札されました。

もっと上のクラスに進んで欲しい馬です。

 

今回は同コースの西湖特別(10月7日)2着、三峰山特別(10月29日)で3着と安定しているジェイケイライアン(牡5 美浦・松永康厩舎 田辺騎手騎乗)。

三峰山特別2着のストロボスコープ(牡3 美浦・藤澤和厩舎 ルメール騎手騎乗)。

さらに関西の1000万下で安定した実績を持つシンゼンドリーム(牡4 栗東・飯田祐厩舎 秋山騎手騎乗)らメンバーが揃いました。

 

しかし、ここは勝って、来年のダート戦線を賑やかにして欲しい馬です。

 

 

東京9R カトレア賞 2歳500万下(ダート1600m)8頭立て 発走14:15

 

2歳500万下のダートレースですが、重要な意味を持っているレースです。

 

このレースはケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の第1戦です。

昨年、ケンタッキーダービーを主催するチャーチルダウンズ社とJRAとの提携により、日本馬を対象としたケンタッキーダービー(G1)出走馬選定ポイントシリーズが制定されました。

 

対象レースはカトレア賞と12月13日に川崎競馬場で行われる「全日本2歳優駿」、来年2月18日に東京競馬場で行われる「ヒヤシンスステークス」の3レース。

このうちカトレア賞と全日本2歳優駿は1着馬に10ポイント、以下4着馬までにそれぞれ4,2,1ポイントが付与。最終戦のヒヤシンスステークスは1着馬に30ポイント、以下4着馬までに12、6,3ポイントが付与されます。

この結果を参考にケンタッキーダービーへの出走の参考にするシステムです。

 

注目はデビュー戦で4馬身差を付ける圧勝劇を演じたヴェルトゥアル(牡2 父スマートファルコン 母シルクユニバーサル 美浦・加藤征厩舎 ルメール騎手騎乗)です。

 

 

東京11R キャピタルステークス 3歳以上オープン(芝1600m)18頭立て 発走15:25

 

土曜の東京メインレースは芝1600mのオープン戦です。

 

昨年の朝日杯フューチュリティステークスを制したサトノアレス(牡3 美浦・藤澤和厩舎 ルメール騎手騎乗)。

今年はオープンの巴賞のみしか勝っていません。

前走の富士ステークスも6着に敗退。

来年以降の飛躍に向けて、まずはここを勝って、来年のマイル路線を沸かせて欲しい馬です。

 

2014年の朝日杯フューチュリティステークスを制したダノンプラチナ(牡5 美浦・国枝厩舎 蛯名騎手騎乗)。

今年は関屋記念5着後、京成杯オータムハンデに出走する予定でしたが、左前挫跖のため出走取消。

今回は約2ヶ月ぶりのレースとなります。

東京芝1600mは5戦3勝と相性はいいのですが、休養明けのため、パドック等でチェックする必要があります。

 

2013年のNHKマイルカップを制したマイネルホウオウ(牡7 美浦・畠山吉厩舎 丹内騎手騎乗)。

屈腱炎で長期ブランクはありましたが、厳しい結果が続いています。

 

昨年のNHKマイルカップ2着馬のロードクエスト(牡4 美浦・小島茂厩舎 三浦騎手騎乗)。

今年のマイル路線で飛躍を期待していましたが、オープンレースのパラダイスステークスでは5着。重賞の関屋記念が6着。前走の富士ステークスは12着。

得意の東京マイルかつ良馬場で行われる場合、真価の問われるレースになりそうです。

 

前走の毎日王冠では強豪馬相手に4着と善戦したダイワキャグニー(牡3 美浦・菊澤厩舎 横山典騎手騎乗)。

初めてのマイル戦になりますが、得意の東京コースで再び走れるのが大きなポイントとなります。

折り合い面で不安がある馬ですが、距離短縮で新たな面を見せるかも知れません。

 

4月の府中ステークスに勝ち、再度オープン入りを果たしたレアリスタ(牡5 美浦・堀厩舎 ムーア騎手騎乗)。

キャリアがまだ9戦と消耗度合いが少ないので、成長する余地がある馬です。半兄のネオリアズムのような活躍を願いたい馬です。

 

その他では関屋記念、京成杯オータムハンデで連続3着のダノンリバティ(牡5 栗東・音無厩舎 戸崎騎手騎乗)、昨年のチャレンジカップ優勝馬マイネルハニー(牡4 美浦・栗田博憲厩舎 柴田大騎手騎乗)、今年のダービー卿チャレンジトロフィー優勝馬ロジチャリス(牡5 美浦・国枝厩舎 内田騎手騎乗)が出走します。

 

 

京都5R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1600m)16頭立て 発走12:25

 

サンラモンバレー(牡2 父ロードカナロア 母モンローブロンド 栗東・池江厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

母のモンローブロンドは4勝を挙げた馬です。

また、2004年のファンタジーステークスでは後の桜花賞馬・ラインクラフトの2着になった実績を持っています。

 

注目は祖母のソニンク。ソニンクの血を持つ馬は日本で活躍しています。

直子では交流重賞ダイオライト記念などを制したランフォルセ

同じく交流重賞さきたま杯などを制したノーザンリバーがいます。

 

そして、孫になると勢力が拡大。

2009年の日本ダービー馬ロジユニヴァース、今年の函館スプリントステークスを制したジューヌエコール、オープンレース2勝のオデュッセウス。そして今年の秋華賞馬ディアドラと、ソニンクの血が広がっています。

 

父がロードカナロアですので、あまり長い距離は難しいかもしれませんが、マイル戦線での活躍を期待したい所です。

 

 

京都6R メイクデビュー京都 2歳新馬(ダート1800m)16頭立て 発走12:55

 

バーンフライ(牡2 父ゴールドアリュール 母ロードクロサイト 栗東・矢作厩舎 岩田騎手騎乗)

 

母は未勝利に終わりましたが、注目は祖母のフォルクローレ(同名のダンスインザダーク産駒の牝馬とは違う馬)です。

アメリカで8戦4勝の戦績でしたが、ブリーダーズカップ・ジュベナイルフィリーズなど2歳G1を2勝挙げています。

そして、大種牡馬、アンブライドルズソングとの間に生まれたのが、バーンフライの母ロードクロサイトです。

 

父はゴールドアリュール。母の父がアンブライドルズソング。母の母が米国2歳牝馬チャンピオン。そして、馬主がノースヒルズで厩舎が矢作厩舎。

大物感あふれるレースを今後すれば、海外への挑戦の期待も高まります。

 

 

京都11R 第4回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(G3)2歳オープン(芝2000m)9頭立て 発走15:40

 

2歳重賞戦には当たり前のように出走するディープインパクト産駒が1頭も出走しません。

一方、ハーツクライ産駒からは2頭の有力馬が出走します。

 

タイムフライヤー(牡2 父ハーツクライ 母タイムトラベリング 栗東・松田国厩舎 C・デムーロ騎手騎乗)

 

デビュー戦は後に札幌2歳ステークスを制したロックディスタウンの2着。

その後9月の未勝利戦で初勝利。

前走の萩ステークスではそれまでの先行する競馬から一変。後方からのレースを行い、2着のオーディットエールに4馬身差を付ける圧勝。

デビュー戦、2戦目の様に上がり3ハロン32秒台から33秒台前半の瞬発力勝負に強い面があると共に萩ステークスの様な道悪競馬にも対応できる面が強みです。

 

血統面で見ますと、母の全兄にジャパンカップダート(現在のチャンピオンズカップ)、JBCクラシック連覇、帝王賞、川崎記念とダートG1レース5勝のタイムパラドックスがいます。母方の祖母ボールドレディの孫には天皇賞・春、有馬記念を制したサクラローレル

 

父がハーツクライで母の父がブライアンズタイムとなるとゆっくり成長していくタイプの印象がありますが、2歳のこの時期からこれだけ活躍できると、今後も期待できる馬の予感がします。

 

 

グレイル(牡2 父ハーツクライ 母プラチナチャリス 栗東・野中厩舎 武豊騎手騎乗)

 

菊花賞当日のメイクデビュー京都でデビュー。2000mで2分12秒9のタイムで勝ちました。

 

新馬戦の200mごとのラップを見てみますと、13秒台、14秒台が続くレース展開。

新馬戦特有の前半スローペースからの上がり3ハロン勝負に加えて、菊花賞当日の水が浮いている芝コースでした。

ところが、上がり3ハロンのラップをみると、13.0 秒、 11.5秒、 11.8秒と急に速くなる独特のタイム。これに対応し勝った点は評価できます。

 

今度は新馬戦の様な馬場で行われる事はないと思いますが、超スローペースからの瞬発力勝負に対応できれば、クラシック戦線の主役に一気に立つ可能性が高いと思います。

 

 

ゼンノロブロイ産駒にも注目馬がいます。

 

マイハートビート(牡2 父ゼンノロブロイ 母トゥービー 栗東・高橋忠厩舎 幸騎手騎乗)

 

2015年の京都新聞杯を制し、日本ダービーではドゥラメンテの2着に入ったサトノラーゼンの半弟です。

 

デビュー戦はルーカスの4着に敗退。

その後、未勝利戦を制し、前走の紫菊賞は今回と同じコースでトゥザフロンティア以下を負かしました。

紫菊賞では4着までクビ差の大接戦。

道中は最後方からの競馬でしたが、前半1000mが60.0秒と2歳戦にしては珍しく速く流れた中、上がり3ハロン34.6秒を繰り出せた面は評価できます。

 

その他では好調ハービンジャー産駒で黄菊賞ではジュンヴァルロの2着馬ケイティクレバー(牡2 栗東・目野厩舎 小林騎手騎乗)。京都5Rのサンラモンバレーの際に取り上げたソニンクの孫スラッシュメタル(牡2 父ワークフォース 母ゼマティス 栗東・西村厩舎 M・デムーロ騎手)が出走。

 

今年の2歳牡馬のレベルは高く、ここで賞金を稼いで、来年のクラシック戦線に向けて余裕のローテーションを組ませたいのはどの陣営も同じ考えです。

果たして、勝つのはどの馬でしょうか?

 

 

(おかのひろのぶ)

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