【日曜の競馬】連覇を目指すサウンドトゥルー、下剋上を狙うテイエムジンソクに不吉なデータ?G1レース11勝目を狙うコパノリッキーの課題は?チャンピオンズカップは難関?他10レースの注目情報も

まずは、有馬記念ファン投票に関してお伝えします。

 

有馬記念のファン投票の競馬場等での投票、並びにJRAホームページでの投票は日曜日が最後です。出て欲しい馬が1頭でもいたら、投票を忘れずに。

arima-fan.com

 

日曜日はチャンピオンズカップが中京で開催されます。

果たしてサウンドトゥルーが2連覇達成するのか?

コパノリッキーがG1レース11勝の記録を達成するのか?

テイエムジンソク、ロンドンタウンなどの新興勢力が下剋上を狙うのか?

 

まずは中山競馬から順に見ていきましょう。

 

 

中山5R メイクデビュー中山(ダート1800m)16頭立て 発走12:05

 

メジャーラプソディ(牝2 父ゴールドアリュール 母キャッチータイトル 美浦・田村厩舎 三浦騎手騎乗)

 

半姉に昨年のNHKマイルカップ、一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したメジャーエンブレムがいます。メジャーエンブレムの父はダイワメジャーで芝のスピード競馬に強い種牡馬ですが、メジャーラプソディの父ゴールドアリュールはダートのスピード競馬に強い父親です。

 

ここで出てくるのが、母のキャッチータイトルのダート適性。メジャーエンブレムと同じ、父がダイワメジャーの子が2頭います。長男のメジャープレゼンスはJRAのダートで2勝。次男のメジャーステップもJRAのダートで3勝を挙げています。

 

母のキャッチータイトルの父オペラハウステイエムオペラオーメイショウサムソンなど芝の中長距離に強い馬を出しました。一方でマイルチャンピオンシップ南部杯を制したニホンピロジュピタ、東海ステークスを制したヤマトマリオンとダート戦に強い馬も出しています。事実、JRAと地方競馬の世代別勝率を見ると、JRAでは20~40%台であったのに対し、地方競馬では50~70%近い勝率です。

(参考:種牡馬情報:種牡馬成績 |オペラハウス(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)

 

先週土曜の東京ダート1600m戦でデビュー予定が抽選で落ちたため、今週にスライドしての出走となったメジャーラプソディ。その分、十分に乗り込んでいるので、期待度は高い馬です。

 

 

中山6R メイクデビュー中山(芝2000m)7頭立て 発走12:35

 

エリスライト(牝2 父ディープインパクト 母クリソプレーズ 美浦・久保田厩舎 蛯名騎手騎乗)

 

全姉に、昨年の宝塚記念でドゥラメンテ、キタサンブラック以下を破るなどG1レース2勝馬マリアライトがいます。母のクリソプレーズは多くの活躍馬を出している名繁殖牝馬です。

 

父がゴールドアリュールのクリソライトはジャパンダートダービー、韓国のコリアカップと日韓のG1レースを2勝など重賞6勝。父がゼンノロブロイのリアファルはG2神戸新聞杯を優勝。菊花賞ではキタサンブラックの3着と好走した馬です。

 

当然、エリスライトにもオークス制覇を期待したい所ですが1点だけ気になる事も。クリソライト、リアファル、マリアライトが本格化したのが3歳の夏以降だということ。

 

祖母のキャサリーンスパーの一族を辿ると、息子のシースルーオールは3歳の3月に初勝利。娘のタンザナイトは2歳の12月のデビュー戦を勝つも、2勝目は3歳の5月。エリスライトの母クリソプレーズは3歳の5月に初勝利。全体的に大器晩成型の傾向があります。

 

もちろん、血統には例外という物も存在しますが、これだけの活躍馬を輩出しながらも、本格化するのは先になる馬が多いと……。

姉がG1レース2勝馬で当然人気も集まるでしょう。しかし、たとえこのレースに負けても、長い目で見ていきたい馬になると思います。

 

 

中山10R 市川ステークス 3歳以上1600万下(芝1600m)13頭立て 発走14:40

 

パルティトゥーラ(牝3 父マンハッタンカフェ 母フォルテピアノ 美浦・和田正一郎厩舎 横山典騎手騎乗)

 

5戦3勝2着1回のパルティトゥーラ。前走は秋の中山開催の木更津特別では後方から直線一気に追い込んで連勝した馬です。ただ、体質的に弱い面がある為、1戦1戦が勝負の馬です。

 

母のフォルテピアノはダートで3勝を挙げた馬。ただ、パルティトゥーラ曾祖母のクラフティワイフの子はマイラーズカップを制したビッグショウリ、孫以降の代にはカンパニートーセンジョーダントーセンスターダムなどのいる名繁殖牝馬です。

 

来年のヴィクトリアマイル等の牝馬重賞レース出走の為にはここは楽に勝ってほしいものです。来年以降の牝馬限定重賞の台風の目になりそうな馬です。

 

 

中山11R ラピスラズリステークス 3歳以上オープン・別定戦(芝1200m)12頭立て 発走15:20

 

グレイトチャーター(牡5 父サクラバクシンオー 母エーゲリア 栗東・鮫島厩舎 勝浦騎手騎乗)

 

中山競馬のメインは芝1200mのオープンレース。コース適正と勢いでこの馬をピックアップしました。

 

前走の桂川ステークスは菊花賞直前のレース。芝の上に水が浮くという異常な状態で勝ち、現在2連勝中。スピード競馬にも対応していて、3走前の小倉競馬の戸畑特別(1000万下)では3着に負けましたが、走破タイムが1分7秒7と速いタイムでの決着にも強い馬です。

 

関西馬ですので、中山コースとの相性が問題ですが、昨年4月の袖ケ浦特別(芝1200m・1000万下)を快勝。その後、9月の初風特別では3着ですが、ハナ差で破ったのがキングハート(後に函館スプリンターズステークス2着)。昨年の12月の芝1200m戦では2着に負けましたが、勝ったのは今年のスプリンターズステークス3着馬、ワンスインナムーン。しかも、0.1秒差の僅差での敗退。つまり、4着以下がないので心配はないはずです。

 

メンバー的にも比較的恵まれた構成ですので、3連勝して、今後に繋げたいものです。

 

 

阪神5R メイクデビュー阪神(芝1600m)15頭立て 発走12:25

 

アンコールプリュ(牝2 父ディープインパクト 母オイスターチケット 栗東・友道厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)

 

今週のミルコ・デムーロ騎手はG1レースがある中京ではなく、阪神競馬で騎乗。阪神6Rのメイクデビューは友道厩舎の有力馬に騎乗します。

 

母のオイスターチケットウイニングチケット産駒で2001年の桜花賞6着馬。しかし、母馬になってからは多くの活躍馬を出しています。長男のダブルティンパニーはJRAで5勝。長女のシェルズレイはローズステークス2着など2006年の牝馬クラシックで活躍。次男のブラックシェルは2勝しか挙げていませんが、2008年のNHKマイルカップ2着、日本ダービー3着と活躍。その後もコンスタントにJRAのレースを勝つ馬を輩出しています。

 

更に長女のシェルズレイは今年のCBC賞と2014年のホープフルステークス(G2)を制したシャイニングレイやJRA4勝のドラゴンシュバリエを出しています。

 

オイスターチケットの祖先を辿ると1904年にイギリスに生まれ、日本で繁殖牝馬として過ごしたフローリスカップに辿り着きます。このフローリスカップからは最強マイラーだったニホンピロウィナーウオッカスペシャルウィークなど今の競馬界に繋がっている牝馬の系統です。

 

友道厩舎からはワグネリアンを始め、多くのクラシック候補生を出しています。アンコールプリュはその一角に入る事が出来るのでしょうか?

 

その他ではノヴェリスト産駒のノヴェレッテ(牝2 栗東・中尾厩舎 浜中騎手騎乗)。母ラフォルジュルネは2010年の冬の小倉(中京が改装工事のため代替)で500万下から一気に3連勝した馬。産駒デビュー当初の勢いを取り戻すべく、ノヴェリスト産駒からもう1頭出て欲しいものです。

 

 

阪神9R 万両賞 2歳500万下(芝1400m)9頭立て 発走14:30

 

2012年から始まったレース。歴史は浅いですが、後に活躍した馬の出走したレースでもあります。昨年勝ったカラクレナイは今年のフィリーズレビュー制覇。8着のキョウヘイは今年のシンザン記念制覇。2014年に勝ったタガノアルザルは翌年のファルコンステークスを制覇。

 

そして、2013年に制したのがモーリス。この時は栗東の吉田直弘厩舎に所属していたため、関西馬として出走。翌年5月の白百合ステークス(3着後)に休養。この休養の間に美浦の堀宣行厩舎に転厩。転厩後は腰の痛みを持っていたモーリスをケアしながら休養に充てました。その後の活躍は皆様ご存知だと思いますので、割愛させていただきます。

 

今年は9頭立てですが、実績面で行けば小倉2歳ステークス3着、ききょうステークス2着のバーニングぺスカ(牡2 栗東・松永昌博厩舎 M・デムーロ騎手騎乗)、未知の魅力という点では1戦1勝のプロディジー(牝2 父ヴィクトワールピサ 母ベストオブミー 栗東・浜田厩舎 池添騎手騎乗)が注目馬になると思います。

 

 

阪神10R 姫路特別 3歳以上1000万下・ハンデ戦(ダート1800m)14頭立て 発走15:05

 

ワイルドカード(牡3 父ストリートセンス 母パーフェクトチャンス 美浦・木村厩舎 55㎏ M・デムーロ騎手騎乗)

 

日曜日には中山競馬9Rでダート1800mの1000万下特別「チバテレ杯」が行われますが、敢えて関西に遠征した2戦2勝のワイルドカードに注目です。

 

1月の東京ダート1600m戦でデビューし快勝。この時2着のサンチェサピークはその後オープンの青竜ステークスでサンライズソアの4着と好走。

その後、ワイルドカードは休養に入り、8月の新潟500万下ダート1800mでは出遅れながらも好位につけて勝利。今回は8月以来の出走です。

 

父のストリートセンスは2007年のケンタッキーダービー、2006年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルなどアメリカのダートG1レースを3勝。ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル優勝馬が翌年のケンタッキーダービーを制した最初の馬です。2013年に1年だけ日本で種牡馬生活を送りました。

 

母のパーフェクトチャンスは未出走でしたが、父がアンブライドルズソング、母のウインクラフティラブはアメリカで8勝を挙げました。姉には2003年のアメリカの牝馬限定G1レース、バレリーナハンデ(現在はバレリーナステークスと改称・ダート約1400m)を制したハーモニーロッジがいる血統です。

 

父がケンタッキーダービー馬で、母の父がアメリカの名種牡馬。当然ダート向きの血統です。現在は550㎏近くの体から来る脚元の不安を除くために1戦1戦が必勝態勢で臨みますが、本格化すれば、ダート重賞戦戦でも通用する馬です。

 

 

阪神11R 逆瀬川ステークス 3歳以上1600万下・ハンデ戦(芝1800m)11頭立て 発走15:45

 

タニノアーバンシー(牝4 父Sea The Stars 母ウオッカ 栗東・角居厩舎 54kg 四位騎手騎乗)

 

阪神のメインレースは1600万下のハンデ戦。注目はウオッカの娘タニノアーバンシーに四位騎手が騎乗する事です。実はウオッカの子供に日本ダービーを制した時の四位騎手が騎乗するのは初めての事です。

 

長男のボラーレは岩田騎手が2戦騎乗。長女のケースバイケースは岩田騎手が2回、藤岡佑、戸崎、小崎、後藤各騎手がそれぞれ1回ずつ騎乗。現役のタニノフランケルは福永騎手3回、M・デムーロ騎手が1回と四位騎手が騎乗する事がありませんでした。そう言えば、武豊騎手も未だに騎乗していません。

 

今年は夏になって成長。前走の西部スポニチ賞(小倉・芝1800m 1000万下)では共同通信杯、サウジアラビアロイヤルカップ2着の実績を持つイモータルを破りました。タイムも1分47秒5は小倉開催後半で馬場が荒れている中では上々のタイムです。

 

11年前。母、ウオッカが阪神ジュベナイルフィリーズで制したコース。その時に跨った四位洋文が初めて娘に騎乗。これも競馬のロマンです。

 

 

中京5R メイクデビュー中京(芝1400m)18頭立て 発走12:15

 

ミッキーワイルド(牡2 父ロードカナロア 母ワイルドラズベリー 栗東・安田厩舎 福永騎手騎乗)

 

2015年のセレクトセール当歳セール。ロードカナロア産駒で最も高い6600万円で落札された馬です。母のワイルドラズベリーはJRAで白百合ステークスなど3勝挙げた馬です。曾祖母のマリースター2からはベッラレイア(フローラステークス優勝)などが出ている系統です。

 

ロードカナロアを育てた安田調教師。当然、ロードカナロア産駒が多く入っていますが、ミッキーワイルドに関してはペーパー馬主関連の書籍でも期待している様を語っていました。これまで多くのロードカナロア産駒が出て結果を残していますが、真打はこの馬かも知れません。

 

リビングマイライフ(牝2 父ダイワメジャー 母アルーリングライフ 美浦・久保田厩舎 大野騎手騎乗)

 

アルーリングライフはJRA4勝を挙げました。注目は祖母のアルーリングアクト。アルーリングアクトは小倉2歳ステークスを制した馬。長女のアルーリングボイスは小倉2歳ステークス、ファンタジーステークスを優勝。北九州記念2着。

 

アルーリングライフの血を持つ馬は2歳戦が勝負の血統。ミッキーワイルドのライバルはこの馬かも知れません。

 

この他にも高松宮記念を制したコパノリチャードの全弟コパノロビンソン(牡2 父ダイワメジャー 母ヒガシリンクス 栗東・宮厩舎 藤岡康騎手騎乗)、友道厩舎のロードカナロア産駒で近親にローズキングダム等がいるアドマイヤセレブ(牝2 父ロードカナロア 母アドマイヤオウカ ルメール騎手騎乗)等G1レース当日のメイクデビューらしい将来性のある馬達がデビューします。

 

 

中京9R 栄特別 3歳以上500万下(芝2000m)18頭立て 発走14:15

 

昨年のウマフリPOGで取り上げたモクレレ(牡3 美浦・国枝厩舎)が内田騎手とのコンビで出走します。

 

前走の西郷特別を見ますと、スタート時に一旦、ポンと上に上がってからのスタート。終始外々を回されながら、3コーナー辺りでスパート。その影響か直線では伸びきれずに4着。終始インコースを回った馬が上位に来ていた様にコース取りの差が結果に出ました。

 

今回は初勝利を挙げた内田騎手とのコンビですが、人気が予想される馬達が内枠に入ったのに対し、モクレレは11番枠からのスタート。スタートを上手く決めて、ロスのない競馬をして欲しいものです。

 

 

中京11R 第18回 チャンピオンズカップ(G1)3歳以上オープン(ダート1800m)16頭立て 発走15:30

 

レースのポイントをまとめてみました。

 

1.過去3年7枠、8枠に入った馬は3着以内に来ていない

 

2連覇を目指すサウンドトゥルー(セン7 美浦・高木厩舎 大野騎手騎乗)。初のG1挑戦で一気に下剋上でダート界の天下統一を目指すテイエムジンソク(牡5 栗東・木原厩舎 古川騎手騎乗)。この2頭が7枠に入りました。しかし、現在の中京競馬ダート1800mで行われるようになってから3年間の7枠、8枠に入った馬の結果を見ると、2015年のロワジャルダンの4着が最高。つまり、3着にも入っていない嫌なジンクスがあります。

 

人気を集めた馬でも7枠、8枠に入った馬は惨敗しています。2014年7枠14番に入った1番人気のコパノリッキーは14着。8枠15番枠に入った4番人気インカンテーションは10着。昨年は7枠12番に入った2番人気のゴールドドリームは12着。8枠15番に入った5番人気のモーニンは7着。

 

人気が予想される2頭ですが、少し気になるデータです。

 

2.コパノリッキーはスタートを上手く決める事ができるのか?

 

JRAG1と統一G1最多記録の11勝目を狙うコパノリッキー(牡7 栗東・村山厩舎 田辺騎手騎乗)。先行したいコパノリッキーにとって、1枠1番は絶好の枠に見えます。

 

しかし、問題は時々起こる出遅れ癖。今年5月のかしわ記念(この時は武豊騎手が騎乗)も出遅れてしまいました。この時は無理に先頭に立たずに6番手でレースを運び、直線で差す競馬を披露しました。

 

ただ、かしわ記念は9頭立てで行われたのに対し、今回は16頭立て。コパノリッキーが出遅れずに、すんなりと好位についてレースをすればG1レース11勝という大記録も夢ではありません。しかし1番枠で、つまり最初にゲートに入るので待ち時間が長くなることで万が一スタートで出遅れると、レースの展開に影響が出て来ます。

 

特に2番枠を引いたケイティブレイブ(牡4 栗東・目野厩舎 福永騎手騎乗)は追い込んで帝王賞を制しましたが、本当はコパノリッキーと同様、先行したいタイプ。コパノリッキーが暴れると、ケイティブレイブも暴れて、ともに出遅れる事も考えられます。

 

予想する際にはコパノリッキーが上手くスタートできた場合の展開と出遅れた時の展開の両方を考える必要があるかもしれません。

 

 

果たして、サウンドトゥルーが連覇達成するのか?

コパノリッキーが大記録を達成するのか?

混沌としたダート戦線にそろそろ終止符を打つ馬がでるのでしょうか?

 

ちなみにスタートは15:30ですので、お間違えのなきようお気をつけください!

 

 

(おかのひろのぶ)

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