【土曜の競馬】中日新聞杯でマウントロブソン、ミッキーロケットが来年に向けて復活をアピールできるのか?阪神メイン・リゲルステークスはサトノアーサー、ファンディーナが初の1600mに挑戦

今週は土曜日に中日新聞杯、日曜日には阪神ジュベナイルフィリーズとカペラステークスと重賞が3レース。

さらに香港では香港国際競走が行われ、日本からもネオリアズム等が参戦。

日曜日は忙しくなりそうな気がします。

 

その前に、土曜日のレースから6レースをピックアップします。

 

 

中山5R メイクデビュー中山(芝1600m)15頭立て 発走12:10

 

コスモビッグハート(牡2 父ビッグサンデー 母マヤラブハート 美浦・松山厩舎 柴田大知騎手騎乗)

 

今年の北海道トレーニングセールでビッグレッドファームが1404万円で購入した馬です。

 

父のビッグサンデーはマイラーズカップやスプリングステークス(ともにG2)を制し、1998年のマイルチャンピオンシップではタイキシャトルの2着に入った馬です。残念ながら、現在は種牡馬を引退し、余生を送っています。

 

トレーニングセールは2歳の5月に実戦に近い調教で取引しますが、400mを22.57秒のタイムで駆け抜けました。まだ幼い面はあるものの、調教動画や馬体を見ると、胸元の筋肉がしっかり付いていて、いきなり走ってもおかしくない馬です。

 

「馬を見る天才」と言われている、ビッグレッドファームの岡田繁幸氏が1400万円で購入。それだけ、この馬に惚れ込んだのでしょう。昨年、札幌2歳ステークスを制したトラストの様なコスモ軍団の隠し玉かも知れません。

 

 

中山6R メイクデビュー中山(ダート1200m)14頭立て 発走12:45

 

オーロリンチェ(牝2 父ディスクリートキャット 母It's chemistry baby 美浦・高木厩舎 大野騎手騎乗)

 

ビッグレッドファームの岡田繁幸氏の兄で、現在一口クラブのノルマンディーオーナーズクラブの代表等を勤めている岡田牧雄氏が昨年9月のキーンランド1歳馬セールにて5万ドルで購入した馬です。

 

父のディスクリートキャットは現役時代に米国G1レースシガーマイル(ダート約1600m)などを制したストームキャット系の種牡馬です。昨年の12月にダーレー・ジャパンに種牡馬として日本に来ました。日本では2015年の根岸ステークスを制したエアハリファの父親です。

 

母は未勝利に終わりましたが、息子の1頭にブリーダーズカップ・ジュベナイルの前哨戦ブリーダーズフューチュリティステークス2着のMajestic Cityがいます。

 

父がストームキャット系のディスクリートキャット、母の父が産駒に早くから走れるタイプの多い種牡馬のメドウレイク。2歳のダートの短距離戦にはもってこいの血統構成です。

 

 

中山11R 師走ステークス 3歳以上オープン ハンデ戦(ダート1800m)16頭立て 発走15:25

 

中山メインレースはダート1800mの師走ステークス。

実績でいけば昨年のチャンピオンズカップ3着のアスカノロマン(牡6 栗東・川村厩舎 58㎏ 柴田善騎手騎乗)です。が、今年のチャンピオンズカップに出走できなかった理由として、G1レースに出られる賞金を稼ぐことができなかった位、不振である事があげられます。58㎏のハンデも少し重いと見ています。

 

逆にサンライズソア(牡3 栗東・河内厩舎 56㎏ 岩崎騎手)とサンライズノヴァ(牡3 栗東・音無厩舎 戸崎騎手騎乗)は好調過ぎて56㎏のハンデを課せられました。3歳と言っても12月であと1月過ぎれば57㎏などのハンデを背負う事になるので、こなしてくれると思いますが、過度な期待はしない方がいいかもしれません。

 

ここは同じ56㎏でも年上の馬に注目。福島民友カップを制したディアデルレイ(牡6 美浦・牧厩舎 56㎏ 勝浦騎手騎乗)は福島民友カップでは57㎏で勝利したにもかかわらず、ハンデが1㎏軽くなったのがポイント。オープンレースを連続して3着のアルタイル(牡5 美浦・手塚厩舎 56㎏ 田中勝騎手騎乗)も1kgハンデが軽くなった事に注目です。

 

 

中京11R 第53回中日新聞杯(G3)3歳以上ハンデ戦(芝2000m)18頭立て 発走15:35

 

大阪杯のG1昇格に伴い、12月に開催された金鯱賞が3月に移行。3月に行われていた中日新聞杯が12月に移行しました。

 

マウントロブソン(牡4 美浦・堀厩舎 57.5㎏ 石橋騎手騎乗)

 

去年のスプリングステークスを勝ったマウントロブソン。去年のクラシック戦線は皐月賞6着、日本ダービー、菊花賞がともに7着に終わりました。今年は上半期を休養に充て、7月の福島テレビオープン(芝1800m)で復帰し快勝。札幌記念は8着に終わりましたが、前走のオクトーバーステークスは重馬場の中、上がり3ハロン34.4秒と最速のタイムで走り、ストロングタイタンをハナ差で差し切りました。

 

ミッキーロケット(牡4 栗東・音無厩舎 57.5㎏ 和田騎手騎乗)

 

年始の日経新春杯でシャケトラ以下を破り快勝。セレクトセールにて約1億円で取引されるなど注目度が高かった馬で、日経新春杯の勝利を機に飛躍を期待、多くのファンが期待していました。

 

しかし、その後は京都記念、京都大賞典の4着が最高。元々から問題だった出遅れ癖が再発してしまいました。それでも、上がり3ハロンのタイムが3位以内に入ったのは3回。「スタートさえ上手く出てくれれば……」と歯がゆいレースが続いています。

 

マウントロブソンと同様にこれまで戦ってきた馬達よりも手ごろなメンバーで復活を期待したい所です。

 

マキシマムドパリ(牝5 栗東・松元厩舎 55㎏ 藤岡佑介騎手騎乗)

 

今回と同じ中京芝2000mで今年1月に行われた愛知杯(G3)を岩田騎手騎乗で制したマキシマムドパリ。数々の重賞タイトルを手にした岩田騎手にとって2015年小倉2歳ステークス以来1年3か月ぶりに重賞タイトルをもたらした馬です。そして、6月に阪神芝2000mで行われたマーメイドステークスも快勝。騎乗した藤岡佑介騎手は2013年根岸ステークス以来4年半ぶりに重賞タイトルをもたらしました。

 

牡馬との対戦では結果が出ていませんが、エリザベス女王杯では0.2秒差の4着と健闘。その時と比べてメンバーが恵まれた今回。3つ目のタイトルを獲得する事ができるのでしょうか?

 

その他では、金鯱賞でヤマカツエースの2着と健闘したロードヴァンドール(牡4 栗東・昆厩舎 56㎏ 横山典騎手騎乗)、重賞制覇はいつ何時してもおかしくない実績馬メートルダール(牡4 美浦・戸田厩舎 55㎏ C・デムーロ騎手騎乗)、福島記念2着で夏以降安定した成績のスズカデヴィアス(牡6 栗東・橋田厩舎 56.5㎏ 藤岡康太騎手騎乗)、休養明けですが、3歳時にはマカヒキスマートオーディンなどと接戦した事のあるタイセイサミット(牡4 栗東・矢作厩舎 56㎏ 丸田騎手騎乗)、オールカマー、福島記念では僅差で敗れたショウナンバッハ(牡6 美浦・上原厩舎 54㎏ 木幡初也騎手騎乗)など伏兵陣が揃っています。

 

昨年は2着、3着に人気薄の馬が入り、3連単25万円の波乱。どの馬が来てもおかしくないレース。マウントロブソンミッキーロケットスズカデヴィアスの3頭には57.5㎏と56.5㎏の微妙なハンデが、果たしてどう影響するのか?

難解なレースになりそうです。

 

 

阪神5R メイクデビュー阪神(芝1200m)15頭立て 発走12:30

 

エヴァイエ(牝2 父ロードカナロア 母セレブラール 栗東・角田厩舎 武豊騎手騎乗)

 

半姉にアイビスサマーダッシュ2連覇など短距離で活躍したベルカントがいます。

 

母のセレブラ―ルはベルカント以外にもう1頭の子供がデビューしていますが、2頭ともデビュー戦は勝っている血統です。父がロードカナロアなので、距離はベルカント同様、短距離の馬になると思いますが、先々が楽しみな1頭です。

 

 

阪神11R リゲルステークス 3歳以上オープン 別定戦(芝1600m)13頭立て 発走15;45

 

阪神メインレースは芝1600mのオープン競走。しかし、メンバーを見る限り、来年のマイル路線に注目したい馬が揃い、今後の競馬を見る時に参考になるレースです。

 

注目は3歳馬。中でもサトノアーサー(牡3 栗東・池江厩舎 55㎏ 川田騎手騎乗)の走りに注目です。

 

サトノアーサーのポテンシャルの高さは、セレクトセールにて2億1000万円で落札されるなど、期待は高かったものです。しかし、鋭い追込みを見せるも折り合いの付きにくさで、クラシックどころか重賞勝ちもありません。

 

今回、1600mに挑む理由はスローペースにならずに折り合いが付きやすい事からだと思います。阪神芝1600mはコーナーが2つしかないので力が発揮しやすいのです。ここで勝って、日曜の香港マイルで引退するサトノアラジンの後継者になって欲しいものです。

 

もう1頭はファンディーナ(牝3 栗東・高野厩舎 53㎏ 岩田騎手騎乗)です。牝馬でありながら、皐月賞で1番人気に支持されるほどの実力馬。しかし、皐月賞7着、ローズステークス6着、秋華賞13着と3連勝を飾った時の勢いが無くなりつつあります。

 

デビュー当時は516㎏あった馬体重が走るごとに減り続け、皐月賞では504㎏まで細くなってしまったのが皐月賞の敗因ではないでしょうか。

そして馬体重を526㎏に戻して挑んだローズステークスでは残り200mで先頭に立つと失速。秋華賞は直線でモズカッチャン(2着)に抜かれてから急に失速。秋の2戦の内容は春の強かった頃とは一変した内容です。

 

秋のレースを見る限り、行きたがるファンディーナを必死になだめる岩田騎手の姿。サトノアーサーと同様に折り合い面で問題が出てきたのでしょうか。結果云々よりも、騎手との折り合いに注意しなければなりません。

 

他の3歳馬では、マイル路線を使い続けてきたディバインコード(牡3 美浦・栗田博憲厩舎 55㎏ ルメール騎手騎乗)、NHKマイルカップ4着で、前走の富士ステークス4着ながらもペルシアンナイト(後にマイルチャンピオンシップ優勝)に先着したレッドアンシェル(牡3 栗東・庄野厩舎 55㎏ 福永騎手騎乗)。NHKマイルカップ3着のボンセルヴィーソ(牡3 栗東・池添学厩舎 55㎏ 四位騎手騎乗)、シンザン記念優勝のキョウヘイ(牡3 栗東・宮本厩舎 55㎏ 高倉騎手騎乗)と重賞クラスの面々が揃いました。

 

更に4歳以上ではオープン戦では常に安定しているグァンチャーレ(牡5 栗東・北出厩舎 56㎏ 古川騎手騎乗)、芝1600mの重賞で安定しているダノンリバティ(牡5 栗東・音無厩舎 57㎏ 武豊騎手騎乗)。マイルチャンピオンシップ6着のブラックムーン(牡5 栗東・西浦厩舎 58㎏ M・デムーロ騎手騎乗)などこちらもハイレベルなメンバーが揃いました。

 

果たして、3歳馬がレベルの高さを見せるのか?

4歳以上の馬が阻止するのか?

土曜日の一番の注目レースかも知れません。

 

 

(おかのひろのぶ)

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