【土曜の競馬】父と同じ道を歩むのはスーパーフェザーか?フォックスクリークか?若駒ステークスをはじめ6レースをピックアップ

土曜日の競馬で最大の注目を集めるレースは京都競馬10レースの若駒ステークス。

1989年に始まったこのレースからはハクタイセイ(1990年)、トウカイテイオー(1991年)、アンライバルド(2009年)、ヒルノダムール(2010年)、マカヒキ(2016年)と多くの馬が後にG1レースを勝ちました。

 

その中でも、最もインパクトを残したのが2005年のディープインパクト

ディープインパクトを紹介するバラエティー番組ではこの若駒ステークスの圧勝劇が今でも使用されています。

 

あれから13年。今年もディープインパクトの子が2頭出走します。

果たして、父の様な圧倒的なパフォーマンスを演じる事ができるのでしょうか?

 

 

京都4R メイクデビュー京都(ダート1800m)15頭立て 発走11:30

 

エイカイキング(牡3 父キングカメハメハ 母エミーズスマイル 栗東・藤原英厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)

 

京都は3Rにダート1400m戦のメイクデビューがありますが、4Rのメイクデビューからピックアップ。

エイカイキングは2016年のセレクトセール1歳部門にて5610万円で落札された馬です。

 

半姉のエミーズパラダイスは交流重賞のエンプレス杯でミラクルレジェンドの2着。

地方重賞ではロジータ記念(川崎競馬 ダート2100m)、フローラルカップ(門別競馬 ダート1700m)を制覇。南関東競馬の三冠では羽田盃2着、東京ダービー3着の実績を残しています。

 

他にも半兄のオリジナルスマイルはJRAの芝で3勝、全姉のスクラッタはJRAのダートで3勝を挙げるなど、安定した実績を残している血統です。

芝でも通用する血統ですが、まずはダート戦線で活躍できる予感のする馬です。

 

 

京都10R 若駒ステークス 3歳オープン・別定戦(芝2000m)9頭立て 発走15:00

 

スーパーフェザー(牡3 栗東・友道厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

2016年のセレクトセール1歳馬部門にて2億8,090万円で落札された馬です。

母のオーサムフェザーは2010年のブリーダーズカップ・ジュベナイルフィリーズ(ダート約1700m)、翌年のガゼルステークス(ダート約1800m)とG1レースを2勝。

11戦10勝の優秀な戦績を残しました。

 

スーパーフェザーの母系の血統で注目して欲しいのは母系の4代母にいるQuill(クィル)

現役時代は26戦14勝でエイコーンステークス(ダート約1600m)やマザーグースステークス(ダート1800m)を制したアメリカを代表する名牝でした。

そのクィルの孫には「スーパーカー」と呼ばれた8戦8勝の無敗馬、マルゼンスキーがいます。

 

そんな良血馬・スーパーフェザーのデビューした10月28日の新馬戦。

ブエナビスタの半妹プリメラビスタ、レッドアリオンの半弟レッドヴェイロンなどそれぞれの厩舎の期待馬が出走したレースを見事勝利で飾りました。

タイム、上がり3ハロンのタイムは平凡でしたが、追い出してからの反応の良さ、先頭に出た時の速さは余裕があるものでした。

 

前走はまだ100%の力を出していないはずのスーパーフェザー

本領発揮はこのレースかも知れません。

 

ディープインパクトの子はもう1頭が出走。こちらは全兄達が既に結果を残している馬です。

 

フォックスクリーク(牡3 栗東・中内田厩舎 56㎏ 川田騎手騎乗)

 

昨年のJRA賞調教師部門で最優秀勝率に輝いた中内田充正調教師。

特に、2歳戦ではダノンプレミアム(朝日杯フューチュリティステークス、サウジアラビアロイヤルカップ)、フロンティア(新潟2歳ステークス)、ベルーガ(ファンタジーステークス)と2歳重賞を4勝するなど活躍しました。

 

その中内田厩舎から若駒Sに出走するのはフォックスクリーク

母のクロウキャニオンはディープインパクトとの相性が良く、多くの活躍馬を出しています。

ダートのレパードステークスを制したボレアス。3歳で挑んだ宝塚記念で4着に好走したマウントシャスタ。弥生賞を制したカミノタサハラ。共同通信杯2着のベルキャニオン、キャリア1戦でチューリップ賞3着と好走したラベンダーヴァレイ

父ディープインパクト、母クロウキャニオンの産駒は全て1勝を挙げている相性のいい配合です。

 

10月15日のデビュー戦。スーパーフェザーとは対照的に終始3番手からの競馬で進み、直線半ばで先頭に立ち、後方から伸びて来たドラセナ(2着)が迫ってくると、再び突き放す競馬でした。先行して伸びる競馬はいかにも全兄の馬達に似ているところをみせました。

 

ディープインパクトの馬主だった金子真人ホールディングスが所有しているフォックスクリーク

ディープインパクトとは対照的に先行型の馬ですが、レースセンスが光る馬。

ここを勝って、クラシック戦線に名乗りを挙げ、兄弟が成しえなかったクラシック制覇を狙います。

 

もちろん、ディープインパクト産駒以外にも注目馬がいます。

京都2歳ステークス3着のケイティクレバー(牡3 栗東・目野厩舎 56㎏ 小林騎手騎乗)。

阪神の未勝利戦の勝ちタイムが優れていたウインラナキラ(牝3 栗東・宮厩舎 54㎏ 松山騎手騎乗)。

ここ2戦は大敗も同コースの紫菊賞でトゥザフロンティア、ケイティクレバー以下を破ったマイハートビート(牡3 栗東・高橋忠厩舎 56㎏ 津村騎手騎乗)が虎視眈々と狙っています。

 

果たしてスーパーフェザーフォックスクリークが父の後を追うのか?

それとも他の馬がクラシック戦線に名乗りを挙げるのか?

注目の一戦です。

 

 

京都11R すばるステークス 4歳以上オープン・別定戦(ダート1400m)16頭立て 発走15:35

 

土曜の京都競馬メインレースはダートのすばるステークス。

関西の1200m~1400mのダートオープン戦で取り上げている馬が多く出走します。

 

コウエイエンブレム(牡5 栗東・山内厩舎 56㎏ 松山騎手騎乗)は前走のギャラクシーステークスでは10着と大敗。昨年は出走したレースでは常に3着以内に入っていた馬ですが、最後のレースで珍しく大敗しました。

 

ただ、ギャラクシーステークスは57.5㎏とハンデが重かった事だけではなかったと思います。ハンデ57.5㎏は昨年5月の栗東ステークスで経験し、サイタスリーレッド(後に交流重賞テレ玉杯オーバルスプリント優勝)の2着と好走。むしろ、前半3ハロンが34.0秒と速く、気性的に難しい面があるこの馬にとって内枠を引いた事が仇になって、ハイペースに飲み込まれての失速。枠順によってはいつものコウエイエンブレムの走りが見られると思います。同じ事は4着のラインシュナイダー(牡6 栗東・沖厩舎 57㎏ 武豊騎手騎乗)にも言えるでしょう。

 

新興勢力はカジノドライヴ産駒から3頭。1600万下条件の花園ステークス(11月25日 京都)を勝ったヒロブレイブ(牡5 栗東・川村厩舎 56㎏ 四位騎手騎乗)。ここ最近は1800m前後のレースを走っていますが、元々は1400m戦でも好走している馬。追い込み馬ですので、展開面で注文がつく馬ですが、勢いがあるので注目して欲しい馬です。

 

ギャラクシーステークスで3着と好走したドライヴナイト(牡5 栗東・奥村豊厩舎 56㎏ 藤岡祐騎手騎乗)。昨年9月の500万下から3連勝をあげて挑んだギャラクシーステークスは勝ったアキトクレッセントから0.2秒差の3着。今回は56㎏とハンデが2㎏増えた事がポイントとなりますが、前走は外を回っての3着。ハンデを克服すれば、十分チャンスがある馬だと思います。

 

ギャラクシーステークス5着のプレスティージオ(牡5 栗東・大根田厩舎 56㎏ 幸騎手騎乗)。それまでは逃げて結果を残した馬でしたが、ギャラクシーステークスでは最後方からの競馬。展開面で利があったとはいえ、今までとは違った戦法で結果を残しているので、出方次第によっては逃げるか追い込むかの競馬でレースを進める馬になりそうです。

 

その他ではオープン昇格後苦戦が続くも、スタートで上手く決まれば注意が必要なサトノファンタシー(牡5 栗東・松田国厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)、実績上位のサウススターマン(牡7 栗東・加用厩舎 57㎏ 川田騎手騎乗)、休養明け初戦もオープン戦では安定した戦績を残しているラテンロック(牡7 栗東・吉田厩舎 56㎏ 松若騎手騎乗)などが出走します。

 

 

中山4R メイクデビュー中山 2歳新馬(ダート1200m)16頭立て 発走11:40

 

フリックフラック(牝3 父エンパイアメーカー 母カストリア 美浦・田村厩舎 勝浦騎手騎乗)

 

中山のメイクデビューはダート1200m戦の1レースのみ。

半兄にツルマルレオン(北九州記念優勝)、シュウジ(阪神カップなど重賞2勝)がいるフリックフラックをピックアップします。

 

ツルマルレオンの父がフジキセキシュウジの父がキンシャサノキセキに対し、フリックフラックの父はエンパイアメーカー

血統にはミスタープロスペクターの4×3の近親配合があり、スピード色の強い馬を作る狙いがあると思います。

 

ツルマルレオンやシュウジは芝のスプリント重賞を制したのに対し、エンパイアメーカー産駒のフリックフラックはダートの短距離戦線で活躍して欲しいものです。

 

 

中山11R アレキサンドライトステークス 4歳以上1600万下・ハンデ戦(ダート1800m)16頭立て 発走15:45

 

土曜の中山競馬のメインレースは1600万下のダート戦。

ハンデ戦ということもあって難解なレースになりそうです。

 

注目は5戦3勝2着2回のフェニックスマーク(牡4 美浦・田島厩舎 55㎏ 横山典騎手騎乗)。

これまでの5戦は全てダート1800m戦。特に9月の500万下と前走の1000万下(共に中山ダート1800m)の勝ちタイムが1分52秒台と1600万下でも即通用するタイムです。

 

ハンデが55㎏と既に1600万下で好走している馬より1㎏程度重くなりましたが、ここを勝って、ダート界の新星になれる器になって欲しいものです。

 

他では1600万下で3着が2回連続しているクロフネビームス(牝6 美浦・尾形充厩舎 53㎏ 吉田隼騎手騎乗)。北総ステークス2着のトウカイエントリー(牡7 美浦・栗田徹厩舎 56㎏ 蛯名騎手騎乗)、招福ステークス4着のブライトンロック(牡4 美浦・田中清厩舎 54㎏ 田中勝騎手騎乗)が有力候補になります。

 

 

中京11R 中京スポニチ賞 4歳以上1000万下・ハンデ戦(ダート1900m)15頭立て 発走15:25

 

中京メインもハンデ戦。こちらはトップハンデのサハラファイター(牡5 栗東・山内厩舎 56㎏ 丸山騎手騎乗)から最軽量の馬が51kgとハンデ差が5㎏あります。

 

注目はフォースライン(牡4 栗東・吉田厩舎 54㎏ 北村友騎手騎乗)。

昨年4月に初勝利を挙げると、500万下では3着、2着、1着と着実な成績を残し1000万下に昇格。

直線の追込みが得意な馬なので、展開面での助けが必要ですが、ここでも通用する筈です。

 

最軽量の51㎏からはコパノビジン(牝5 美浦・手塚厩舎 藤田騎手騎乗)。

藤田騎手騎乗で500万下を勝って以降は8着、6着と1000万下の壁にぶつかっていると思われます。

しかし、2走前は道悪競馬であった事、前走は中団からの競馬で藤田騎手が騎乗した時の様な先行する競馬が出来なかったと敗因は分かっています。

今回は51㎏と最軽量。先行する競馬をすれば、3週連続藤田騎手の勝利も見えるかも知れません。

 

 

(おかのひろのぶ)

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