【日曜の競馬】AJCCはゴールドアクターVS勢いのある4歳馬が激突!東海ステークスはテイエムジンソクが力を示せるか?新馬戦は有力馬が続々と出走!

この時期の新馬戦は芝コースで行われる新馬戦が少ない傾向があります。

例えば、日曜日の中山6レースに芝1600mの新馬戦が組まれていますが、フルゲート16頭に対し、35頭が出馬投票を実施。つまり、19頭の馬が出走できなくなります。

 

当然、翌週に行われる芝の新馬戦に出馬投票しますが、2週連続で除外される馬も少なくありません。そうなると、厩舎陣営が桜花賞や皐月賞などのクラシック戦線に出走するための戦略に狂いが発生。また、コンディション維持の為に相当な気配りが必要となります。

 

各厩舎の強豪が続々と出走するため、ここで取り上げたい馬も多くいます。その為、各競馬場のメイクデビューの馬については深くお伝えできない事を予めご了承下さい。

 

 

京都6R メイクデビュー京都 2歳新馬(芝1800m)16頭立て 発走12:50

 

グレートウォリアー(牡3 父ディープインパクト 母プラウドスペル 栗東・藤原英厩舎 56㎏ 福永騎手騎乗)

 

母は2008年ケンタッキーオークス(G1 ダート約1800m)優勝など米国で13戦7勝の名牝。サンデーレーシングにて1口375万円(総額1億5000万円)で募集された馬。

 

オールフォーラヴ(牝3 父ディープインパクト 母レディアルバローザ 栗東・中内田厩舎 54㎏ 川田騎手騎乗)

 

母は中山牝馬ステークス2連覇。ヴィクトリアマイル3着。祖母ワンフォーローズからはキャトルフィーユ(クイーンステークス)、エンジェルフェイス(フラワーカップ)など重賞勝ち馬3頭を輩出。

 

トーセンアイトーン(牡3 父ステイゴールド 母ノヴァホーク 栗東・藤原英厩舎 56㎏ 四位騎手騎乗)

 

2015年のセレクトセール当歳セールにて8640万円で落札。母はイタリアG3レース優勝。母方の4代母Larida(ラディラ)はブレーヴテンダー(アーリントンカップ優勝)、マジックオブライフ(英国G1 コロネーションステークス優勝)の母。

 

シーサイドロマンス(牝3 父ショウナンカンプ 母シースプレイ 栗東・宮本厩舎 54㎏ 高倉騎手騎乗)

 

半姉シーズララバイはフラワーカップ2着。母の姉アクアリングクイーンズリング(エリザベス女王杯)の母。

 

ロックザボート(牝3 父Fastnet Rock 母ローマンエンプレス 栗東・高野厩舎 54㎏ 松岡騎手騎乗)

 

母はヨークシャーオークス(英国G1)3着。母の半弟にImperial Monarch(インペリアモナーク・仏国G1 パリ大賞優勝)がいる血統。

 

 

京都10R 山科ステークス 4歳以上1600万下 定量戦(ダート1200m)14頭立て 発走15:00

 

京都の準メインは1600万下のダート短距離戦。メンバーが揃い、注目のレースです。

 

グラッブユアコート(牝6 栗東・千田厩舎 55㎏ 浜中騎手騎乗)は18戦して4勝、2着10回、3着3回と安定した成績を残しています。現在2連勝中で1600万下に昇級しました。

母のグラッブユアハートは交流重賞を5勝したダートに強い母。その母に父がゴールドアリュールとダート戦に強い血統です。初騎乗の浜中騎手がどう騎乗するのか注目です。

 

リモンディ(牡4 美浦・木村厩舎 55㎏ 川田騎手騎乗)は未勝利戦から3連勝中の馬です。未勝利戦を勝つまでは中団から追い込む競馬でしたが、先行する競馬に替ってからは3連勝。良馬場でもダート1200mを1分11秒台で走破できるスピード。初の関西遠征で馬体重が大幅に減らなければ、4連勝も見えてくるでしょう。

 

藤田菜七子騎手が騎乗してから500万下、1000万下を勝ちあがったビックリシタナモー(牡4 栗東・音無厩舎 56㎏ 幸騎手騎乗)。平場戦(レース名が4歳以上1000万下と称するレース)では藤田騎手が騎乗すると3㎏ハンデが軽くなり、実際勝ったレースも平場戦でした。しかし、2走前の舞浜特別では藤田騎手騎乗で56㎏のハンデを背負い、タイム差なしの2着と好走。展開が向けば、追込みが炸裂するでしょう。

 

その他では西陣ステークス2着のオウケンビリーヴ(牝5 栗東・安田隆厩舎 55㎏ 福永騎手騎乗)、ビックリシタナモーと同着で1000万下を勝ったタガノヴィッター(牡5 栗東・牧浦厩舎 57㎏ 岩崎騎手騎乗)、アクアラインステークスで14着大敗も前々走のレース内容が良かったアシャカダイキ(牝4 美浦・鈴木伸厩舎 54㎏ 藤岡祐騎手騎乗)等が出走します。

 

 

中京5R メイクデビュー中京 2歳新馬(芝1600m)16頭立て 発走12:10

 

サラキア(牝3 父ディープインパクト 母サロミナ 栗東・池添学厩舎 54㎏ 池添騎手騎乗)

 

シルクホースレーシングが1口12万円(総額6000万円)で募集。母はドイツオークス(独国G1)を制覇。全姉サロニカは昨年のエルフィンステークスを制覇。

 

オメガクオリティー(牡3 父イルーシヴクオリティ 母フーハイナ 美浦・戸田厩舎 56㎏ 藤岡康騎手騎乗)

 

外国産馬。父の代表産駒にはケンタッキーダービー、プリークネスステークス(米国G1)馬スマーティージョーンズなど多数のG1ホースを送り出す。日本ではショウナンアデラ(阪神ジュベナイルフィリーズ)の母の父として有名。母はアルゼンチンG1エンリケアセバル賞(芝2000m)などアルゼンチンG1レース3勝。

 

カレンスレイ(牡3 父ノヴェリスト 母カレンチャン 栗東・安田隆厩舎 54㎏ 森裕太郎騎手騎乗)

 

母はスプリンターズステークス、高松宮記念と国内スプリントG1レースを2勝。初めての子供。

 

ペイシャプレゼント(牝3 父ノヴェリスト 母プレザントケイプ 美浦・高市厩舎 54㎏ 長岡騎手騎乗)

 

半姉ペイシャフェリスはJRAで4勝、半姉ペイシャフェリシタはJRAで5勝と活躍馬を輩出。

 

フィナリザール(牝3 父コングラッツ 母セットプレイ 栗東・佐々木晶厩舎 51㎏ 富田騎手騎乗)

 

シルクホースレーシングが1口4万円(総額2000万円)で募集。父の代表馬はウィキッドリーパーフェクト(米国G1勝利 ハートレーの母)など。母は米国2歳G1デルマーデビュータントステークス(現:ダーレーデビュータントステークス ダート約1400m)優勝。

 

 

中京11R 第35回 東海テレビ杯東海ステークス(G2)4歳以上オープン・別定(ダート1800m)発走15:25

 

コパノリッキーの引退、2016年のフェブラリーステークスを制したモーニンが芝路線に転向など、ダート戦線の構図がにわかに一変しそうです。ここを勝って、フェブラリーステークスに進む馬はどの馬でしょうか。

 

テイエムジンソク(牡6 栗東・木原厩舎 56㎏ 古川騎手騎乗)

 

最大の注目馬はチャンピオンズカップ2着のテイエムジンソク。ダート戦で安定した実績を持っていた馬ですが、昨年の夏以降に本格化。みやこステークスで初重賞制覇を成し遂げました。

 

チャンピオンズカップはG1初挑戦、初の左回りと克服しなければならない課題がありましたが、クビ差の2着と善戦。敗れはしたものの、懸念されていた課題を克服する事ができました。

 

今回の出走馬から見ると、取りこぼしが出来ないメンバー構成。ここを勝って、フェブラリーステークスへと進んで欲しい馬です。

 

モルトベーネ(牡6 栗東・松永昌厩舎 56㎏ 秋山騎手騎乗)

 

昨年の東海ステークスで12番人気ながらも、勝ったグレンツェントと僅差の2着に好走。その後はアンタレスステークス(G3)では後に韓国G1レースコリアカップを制したロンドンタウンに2馬身差を付ける快勝を見せました。

 

しかし、秋以降はシリウスステークス(G3)11着、みやこステークス(G3)5着、チャンピオンズカップ13着と大敗続きです。しかし、チャンピオンズカップは13着とはいえ、勝ったゴールドドリームからは0.8秒差。結果程、大敗はしていません。

 

更に、一昨年も1000万下と1600万下のレースを連勝した時期も1~2月など冬の時期になれば好走する馬の可能性もあります。近走の成績で人気が落ちますが、出走馬を見る限り、テイエムジンソクの次に実績がある馬ですので、注意が必要です。

 

その他ではオープンレース2連勝中のディアデルレイ(牡7 美浦・牧厩舎 56kg 勝浦騎手騎乗)、左回りのダートでは4着以下がないオールマンリバー(牡6 栗東・五十嵐厩舎 56㎏ 藤岡康騎手騎乗)、昨年のレパードステークスの勝ち馬ローズプリンスダム(牡4 美浦・畠山厩舎 55㎏ 木幡巧也騎手騎乗)、一昨年の勝ち馬アスカノロマン(牡7 栗東・川村厩舎 56㎏ 太宰騎手騎乗)が出走します。

 

勝てば、フェブラリーステークスへの優先出走権が獲得できるレース。

テイエムジンソクが一気にフェブラリーステークスの有力馬に名乗り出るのか?

はたまた、他の馬が波乱を起こすか?

要注目です。

 

 

中京12R 蒲郡特別 4歳以上500万下 定量戦(芝1200m)18頭立て 発走16:00

 

モアナブルー(牝4 美浦・栗田博憲厩舎 54㎏ 北村友一騎手騎乗)

 

2016年7月に取り上げた「千葉サラブレッドセール2016訪問記」で取り上げたブリーリッジリバーの14。馬名がモアナブルーと命名され、美浦トレセンの栗田博憲厩舎でデビューしました。余談ですが、母のブルーリッジリバーは2002年の桜花賞2着馬で、馬主は俳優の小林薫さんでした。

 

2016年9月に中山競馬場のダート戦でデビュー。2着2回、3着1回の戦績でJRAから地方の園田競馬場へ移籍。移籍後は2戦2勝の戦績を残し、この度再度JRAに移籍しました。

 

芝コースの短距離戦で2着2回の実績を残していますが、今度は格上の500万下。まずはスピードに慣れ、そこから徐々に本来のスピードを取り戻して欲しいものです。

 

 

中山4R メイクデビュー中山 2歳新馬(ダート1800m)16頭立て 発走11:40

 

グロンフォール(牡3 父ハーツクライ 母キラーグレイシス 美浦・新関厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)

 

中山4レースはダートの新馬戦。ここでは1頭を紹介。シルクホースレーシングが1口5万円(総額2000万円)で募集。母は米国2歳G1レースのハリウッドスターレットステークス(ダート約1400m)を制覇。

 

 

中山6R メイクデビュー中山(芝1600m)16頭立て 発走13:00

 

ロンドンシーズン(牝3 父ロードカナロア 母ロンドンブリッジ 栗東・安田隆厩舎 54㎏ 岩田騎手騎乗)

 

母は1998年の桜花賞2着馬。姉兄にはダイワエルシエーロ(2004年オークス優勝)、ビックプラネット(京都金杯など重賞2勝)、グレーターロンドン(安田記念4着)。半妹に昨年の菊花賞馬キセキの母ゴッドフェニックスがいる良血馬。

 

ドレサージュ(牝3 父ステイゴールド 母アジアンミーティア 美浦・尾関厩舎 54㎏ 三浦騎手騎乗)

 

半兄はダコール(新潟大賞典などJRAで7勝)。半姉の娘にブランボヌール(キーンランドカップなど重賞2勝)がいる血統。

 

エバーミランダ(牝3 父ディープインパクト 母シリアスアティテュード 美浦・久保田厩舎 54㎏ 田辺騎手騎乗)

 

母は英国2歳G1レース・チヴァリーパークステークス(芝約1200m)などG1レース2勝。全姉にサプルマインド(JRA4勝)、半兄にスティッフェリオ(JRA2勝・セントライト記念4着)がいる血統。

 

ロクセラーナ(牝3 父キングカメハメハ 母ライフフォーセール 栗東・角居厩舎 54㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

2015年セレクトセール0歳馬部門にて5400万円で落札。母はアルゼンチンG1レース・ブエノスアイレス州大賞(ダート2200m)等アルゼンチンG1レース2勝。母の父ノットフォーセールはグレイソヴリン系種牡馬。

 

グレンガリー(牡3 父ハービンジャー 母エイグレッド 美浦・萩原厩舎 56㎏ 津村騎手騎乗)

 

半兄ミトラは金鯱賞など重賞2勝。半兄モンドアルジェンテはJRAダートで5勝。

 

 

中山11R 第59回 アメリカジョッキークラブカップ(G2)4歳以上オープン・別定(芝2200m)11頭立て 発走時間15:45

 

2015年の有馬記念を制したゴールドアクターが昨年の宝塚記念以来の出走。

対する4歳馬の3頭がどう立ち向かうのか?

今年の4歳以上の中長距離部門で目が離せないレースとなります。

 

ゴールドアクター(牡7 美浦・中川厩舎 57kg 武豊騎手騎乗)

 

2015年の有馬記念を制したゴールドアクター。昨年は得意の中山で行われた日経賞で5着、続く天皇賞・春も7着と敗退。限界説が囁かれる中、宝塚記念では2着と好走。復活の兆しが見えたかに思えました。しかし春の疲れが抜けなかったため、秋初戦に予定していたオールカマーを回避。結局、昨年の秋は1回も走らずに終わりました。

 

今回の最大のポイントは武豊騎手が初めて騎乗する事。これまでのゴールドアクターは先行して粘るというパターンで勝っていますが、武豊騎手騎乗となりますと、逃げるのか、追い込むのかと「新しいゴールドアクター」の面を出す可能性があります。

 

春の目標は大阪杯に定めたゴールドアクター。ここで勝って「ゴールドアクター健在」を証明して欲しいものです。

 

ミッキースワロー(牡4 美浦・菊沢厩舎 56㎏ 横山典騎手騎乗)

 

4歳勢で実績馬となりますと、セントライト記念で皐月賞馬・アルアインを破ったミッキースワローでしょう。

 

前走の菊花賞は「超」の付く道悪競馬で持ち味の瞬発力が生かせず6着に敗退。ただ、馬場と距離を考えれば悲観する内容ではなかったのではないでしょうか。

 

中山芝2200mは2戦2勝の絶好の舞台。横山典弘騎手が続投も大きなアドバンテージとなります。そして、ハンデがゴールドアクターより1㎏軽い56㎏で出走できる事もアドバンテージとなります。

 

血統面で行きますと、父のトーセンホマレボシの半兄にあたるトーセンジョーダンが2011年のこのレースを勝っている事。トーセンホマレボシ自身も芝2200mの京都新聞杯で2分10秒0と当時の芝2200mの日本レコードをマークしています。

 

距離的には芝2000m~2200mに合う血統。大阪杯、宝塚記念と中距離G1が多い春競馬。ここを勝って、4歳馬のレベルの高さを証明して欲しいものです。

 

ダンビュライト(牡4 栗東・音無厩舎 55㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

昨年の皐月賞3着をはじめ、牡馬クラシックで善戦したダンビュライト。しかし、1勝馬でサウジアラビアロイヤルC2着の賞金で、クラスは1600万下の馬でした。前走は有馬記念当日のサンタクロースステークス(阪神 芝2000m)。菊花賞8着馬のクリノヤマトオーを始め、メンバーが揃った中で快勝。2勝目を挙げました。

 

中山競馬場との相性は皐月賞、弥生賞が共に僅差の3着。勝ちきれない面がありますが、パワー型のルーラーシップ産駒なので中山競馬場との相性もいいはずです。

 

先週、自身初となる「1日6勝」を達成したミルコ・デムーロ騎手。騎手の勢いも加えて一気に重賞制覇を狙います。

 

レジェンドセラー(牡4 美浦・木村厩舎 55㎏ ルメール騎手騎乗)

 

勢いがあるのが現在2連勝中のレジェンドセラー。10月に1000万下を制し、前走のオリオンステークス(阪神 芝2400m)ではサンタフェチーフ(先週の日経新春杯5着)との接戦を制し、2連勝で重賞レース初挑戦となります。

 

血統面で面白いのは父のルーラーシップと母の父スペシャルウィーク。この2頭は共に、かつてこのレースを勝っています(ルーラーシップは2012年、スペシャルウィークは1999年)。更に、母方の祖母のプロモーションは中山競馬場で行われた1997年のクイーンステークス(当時は秋華賞トライアルで芝2000mにて開催)を勝っています。中山競馬場の中距離に合った血統と言ってもいいでしょう。

 

その他ではここ10年で2勝を挙げている田辺騎手騎乗のトーセンビクトリー(牝6 栗東・角居厩舎 54㎏ 田辺騎手騎乗)。一時期のスランプを脱した一昨年の3着馬ショウナンバッハ(牡7 美浦・上原厩舎 56㎏ 戸崎騎手騎乗)。2月に定年でホースマン生活にピリオドを打つ小島太調教師の管理馬で一昨年の優勝馬ディサイファ(牡9 美浦・小島太厩舎 56㎏ 蛯名騎手騎乗)などが出走します。

 

 

(おかのひろのぶ)

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