【レース回顧】エンプレス杯(指定交流G2)〜古馬牝馬長距離決定戦第1弾〜

川崎競馬場で距離2100mで行われる、1年のダート古馬牝馬女王の有力候補を占う1戦です。

 

施行日は2002年までは夏でしたが、2003年以降は2月または3月1週目に開催されています。

JRAからの出走枠は5頭。

地方馬はクイーン賞、東京シンデレラマイルの1着馬、TCK女王盃の1、2着馬に優先出走権が与えられています。

過去にはホクトベガシルクフェニックスファストフレンドなどが連覇しています。

近年だと長距離で強さを見せたアムールブリエが連覇をしました。

 

 

レース回顧

スタートはクラカルメンが出遅れたなか、サルサディオーネが引っ張る形になります。

その後にプリンシアコメータアンジュデジールミッシングリンクステップオブダンスワンミリオンスラインハートといった隊列ですんなり落ち着き、サルサディオーネがマイペースで引きつけながら逃げる形に。 しばらくはそのままでレースが進みます。

動きがあったのは、1週回った後の向こう正面。

ワンミリオンスが外目から追い出しにかかり、それを追うようにミッシングリンク、ステップオブダンス、ラインハートあたりもペースをあげます。

最終コーナー付近でも隊列は変わらず。

直線に入るとミッシングリンクが苦しくなり、ワンミリオンスも手応えが怪しくなります。

サルサディオーネが逃亡劇を続ける中、アンジュデジールとプリンシアコメータが猛追。

f:id:umauma-free:20180303185928j:image

最後には、前目につけて上がり最速を叩き出したアンジュデジールがゴール手前で差し切り勝ちを収めました。

逃げ残りをはかったサルサディオーネでしたが、差してきたプリンシアコメータがハナ差抑え2着。サルサディオーネは3着でした。4着は地方最先着のラインハート。離された5着にワンミリオンスといった結果になりました。

 f:id:umauma-free:20180303185917j:image

1〜3着馬コメント

1着 アンジュデジール

f:id:umauma-free:20180303185903j:image

2018年の勝者は横山典弘騎手が乗る4番人気のアンジュデジール(4歳)。

ディープインパクトにティックルピンク〔母父フレンチでビュティ〕という血統です。

半兄にはアキトクレッセント、近親にはオールブラッシュがいる血統です。 横山典弘騎手はホクトベガ以来の当レース勝利ですね。

横山典弘騎手と手が合っているようで、成績も安定してますし、競馬界で巻き起こる4歳旋風の勢いは、牝馬ダート界でも続きそうな予感がします。

 

2着 プリンシアコメータ

f:id:umauma-free:20180303185637j:image

2着のプリンシアコメータ(5歳)は1番人気に推されていたなかで、2着と面目を保ちました。東京の同距離での勝ち星もあり、12月のクイーン賞の勝ち馬でもあります。

スパイキュールにベルモンドフェリス〔母父アジュデイケーティング〕という血統です。

スパイキュールはカツゲキキトキトらの父親としても良い成績を残していて、現役時代は怪我が無ければどこまで行ったのかと思う馬でした。

 

3着 サルサディオーネ

3着のサルサディオーネ(4歳)は6番人気ながら粘り強い走りを披露しました。

近走は掲示板にのれない結果が続いていましたが、元々は(人気薄でしたが)レパードS2着の実績馬。展開面などで色々な注文つくのかもしれませんが、自分の形に持ち込んだら十分やれるといった手応えを陣営も感じ取ったのではないのでしょうか。

血統はゴールドアリュールにサルサクイーン〔母父リンドシェーバー〕。

 

その他の馬へのコメント

地方最先着のラインハート(7歳)についても一言。

内々をロスなくまわり、上がりはアンジュデジールに次いで2位でした。

地方に移籍してから、マイル以上の交流重賞で安定した成績を残しています。

直線に向いたときはもしかしたら!? という勢いがありました。

ペースが流れてれば3着はあったのではないかなと思います。

7歳ながら遅咲きの血が騒ぎ出してきたのかもしれません。中央馬にヒケをとらないのは証明出来ましたので、地方牝馬の最有力として今後も期待大です。

血統はステイゴールドにチェルカ〔母父クロフネ〕

 

ワンミリオンス(5歳)は、積極的にまくっていったものの、伸びを欠き5着。

敗因は距離にもありそうで、2000m以下の方が良いのかなと考えるファンも多いかもしれません。

f:id:umauma-free:20180303185452j:image 

さいごに

今年のエンプレス杯は先行前残りな展開でした。1、2着馬はもちろんですが3、4着馬も力が本当にあるのを示してくれるレースだったと思います。

直線はシビれた追いあいでした。

 

横山典弘騎手、アンジュデジール、おめでとうございます。

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ