【日曜日の競馬】皐月賞出走確実なダノンプレミアム、ワグネリアン、ジャンダルムが優先出走権を取るのか?このままでは皐月賞出走がピンチのオブセッションが崩すのか?皐月賞トライアル第1弾・弥生賞

 

小倉5R 3歳未勝利(芝1800m)16頭立て 発走12:10

 

マハヴィル(牡3 父キングカメハメハ 母マトゥラー 栗東・池江厩舎 56Kg 松山騎手騎乗)

 

芝のメイクデビューが無くなったため、未出走馬で芝レースに出たい場合は未勝利戦を選ばざるを得なくなります。

昨日も池江厩舎の馬も挙げましたが、今日も池江厩舎の馬を挙げました。

母のマトゥラーは2戦0勝に終わりましたが、兄弟にはオルフェーヴルドリームジャーニーがいます。

 

ちなみに小倉で騎乗中の藤田菜七子騎手は日曜日の騎乗1R、2R、3R、5R、6R、7Rの6鞍です。

 

 

阪神9R アルメリア賞 3歳500万下(芝1800m)11頭立て 発走14:25

 

フランツ(牡3 栗東・音無厩舎 56Kg デムーロ騎手騎乗)

 

祖母のグレースアドマイヤは日本ダービー馬フサイチコンコルドの妹として知られていますが、母馬としてもヴィクトリー(皐月賞)、リンカーン(阪神大賞典)など多くの活躍馬を出しています。

そして、ヴィクトリーの妹に当たるスカーレットも、昨年の青葉賞を制して日本ダービー3着に食い込んだアドミラブルの母馬です。

フランツの母ロベルタは、グレースアドマイヤの娘にあたります。

アドミラブルの母スカーレットはシンボリクリスエス産駒でした。

ロベルタはブライアンズタイム産駒と、スカーレット同様に大種牡馬ロベルトの血が入っています。

父がディープインパクトで、母の父がロベルト系種牡馬の馬と、アドミラブルと類似した血統構成のフランツ

果たして、アドミラブルの様にここからダービーへと進めるでしょうか。

 

オールフォーラヴ(牝3 栗東・中内田厩舎 54Kg バルジュー騎手騎乗)

 

母のレディアルバローザは中山牝馬ステークス(G3)を2連覇した馬です。

母の妹であるキャトルフィーユがクイーンステークス(G3)、エンジェルフェイスがフラワーカップ(G3)を制する等、1800mの重賞競走に強い母系と言えます。

 

桜花賞トライアルに向かわずに500万下を使うあたりに、桜花賞よりオークスに重点を置きそうな陣営の思惑が見えてきそうです。

 

パンコミード(牡3 栗東・角居厩舎 56Kg 浜中騎手騎乗)

 

2戦目の未勝利戦を勝ち上がったパンコミード。兄は天皇賞・秋(G1)などを制したラブリーデイです。

デビュー戦は中団からの競馬で4着でしたが、2戦目では終始逃げる展開になり、レッドヴェイロンらを相手に完勝しました。

兄のラブリーデイはクラシックに出走しましたが、弟はまだまだ成長の余地があります。

現状は馬の能力だけで走っている感じがするので、経験を積めばもっと強くなると思います。

これからの成長にも注目していきたい一頭です。

 

 

阪神11R 大阪城ステークス 4歳以上オープン ハンデ戦 (芝1800m) 12頭立て 発走15:35

 

アストラエンブレム(セン5 美浦・小島茂厩舎 57Kg デムーロ騎手騎乗)

 

昨年のこのレースを制したアストラエンブレムですが、待望の重賞レース制覇まであと一歩の状態です。

休養明け初戦の戦績は3戦2勝と良績を残しています。

ここで勝って、待望の重賞レース制覇に進んで欲しいものです。

 

プラチナムバレット(牡4 栗東・河内厩舎 57Kg 浜中騎手騎乗)

 

昨年の京都新聞杯(G2)を制した後に骨折し、長期休養へ。

前走の白富士ステークスはマイネルハニーの4着と健闘しました。

長期休養明けを使って変わり目が見込めそうです。

 

トリコロールブルー(牡4 栗東・友道厩舎 55Kg 岩田騎手騎乗)

 

未知の魅力を持っているのがトリコロールブルーです。

菊花賞15着は極悪馬場が影響し、本当の力が発揮できなかったのかと推察されます。

切れ味勝負には弱い面がありますが、長くいい脚を使う馬ですので、岩田騎手との相性も良さそうです。

 

その他にも、グァンチャーレ(牡6 栗東・北出厩舎 55Kg 池添騎手騎乗)、アメリカズカップ(牡4 栗東・音無厩舎 57Kg 荻野極騎手騎乗)、トラスト(牡4 55Kg 栗東・中村厩舎 55Kg 国分恭騎手騎乗)とプラチナムバレットを含めて、重賞レースを制したことのある馬が4頭出走します。

 

さらに東京新聞杯で見せ場を作ったハクサンルドルフ(牡5 栗東・西園厩舎 55Kg バルジュー騎手騎乗)など伏兵陣も揃い、予想をするには楽しみなメンバーが揃いました。

 

 

中山7R 4歳以上500万下(ダート1200m)16頭立て 発走13:30

 

グレーパール(牝5 美浦・萩原厩舎 55Kg 北村宏騎手)

 

5歳牝馬ですが、キャリアが2戦の馬です。

2016年4月の未勝利戦を制した後、休養に入りました。

2017年1月に500万下を勝ち連勝を飾りましたが、その後再び休養生活を送りました。

 

今回は復帰初戦です。母オイスターチケットからは数多くの活躍馬を出しました。

まずは怪我をせずに無事に走って欲しいものです。

 

 

中山9R スピカステークス 4歳以上1600万下(芝1800m)10頭立て 発走14:35

 

フローレスマジック(牝4 美浦・木村厩舎 55Kg ルメール騎手騎乗)

 

昨年のオークス(G1)6着をはじめ、昨年の牝馬クラシック戦線で活躍した馬です。

昨年の秋以降は1000万条件で3戦走り、前走で久々の勝利を収めました。

兄弟に安田記念(G1)を制したサトノアラジン、エリザベス女王杯(G1)を制したラキシスがいる血統です。

母がマジックストームの子は前評判が高く、フローレスマジックも「クラシック戦線の有力馬」として取り上げられることも多かった印象です。

しかし、兄弟が4歳以上で大成する馬が多いので、本格化するのはむしろこれからだと思います。もしここで敗れても、しばらくの間は注目したい馬です。

 

 

中山11R 第55回 報知杯弥生賞(G2)3歳 皐月賞トライアル(芝2000m)10頭立て 発走15:45

 

1964年に創設された3歳馬限定の重賞競走で、創設当初は中山競馬場・芝1600メートルで行われていました。

1984年からは現在の2000mで行われるようになりました。

当初の重賞格付けはG3でしたが、1987年にG2に昇格。皐月賞と同じ中山競馬場芝2000mで走れる事から、ここを勝って皐月賞を制した馬も多くいます。

 

今年の弥生賞は、本番の皐月賞まで対決を待って欲しかったほどの有力馬がズラリと揃いました。

 

ダノンプレミアム(牡3 栗東・中内田厩舎 56Kg 川田騎手騎乗)

 

昨年の朝日杯フューチュリティステークスを制し、昨年の最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプレミアムが始動します。

サウジアラビアロイヤルカップ(G3)では東京芝1600m2歳レコードタイムをマークして圧勝。

朝日杯フューチュリティステークス(G1)では終始3番手に付け、上がり3ハロンを33.6秒と出走メンバー中最も速いタイムを叩き出すと、1分33秒3の好タイムで勝ちました。

1600mで強い競馬を披露すると、「本当はマイラーじゃないのか」というイメージがつくかもしれません。

しかし、デビュー戦の阪神芝1800mで圧勝した実績もあります。阪神の芝1800mという馬の実力が問われるコースで圧勝するあたり、200mの距離延長もこなせるはずです。

 

ここで強い競馬を見せて「もう1頭の2歳G1ホース」のタイムフライヤー陣営に強烈なインパクトを与える事ができるのか、楽しみです。

 

ワグネリアン(牡3 栗東・友道厩舎 56Kg 福永騎手騎乗)

 

無敗のディープインパクト産駒、と言えばワグネリアンの存在も忘れてはいけません。

ワグネリアンにとって最大の武器は、祖母ブロードアピール譲りの追込みと、重馬場の中で行われた野路菊ステークスで見せたパワーです。

 

今回、ワグネリアンが克服しなければならないのは中山競馬場という特徴のあるコース。

これまで走った3戦は全て最後の直線が長いコースです(中京競馬場:412.5m、阪神競馬場:473.6m、東京競馬場:525.9m)。

一方、中山競馬場の直線は310mしかありません。更に3コーナーから4コーナーにかけてのコーナリングも厳しいものです。

もし、コーナーを曲がる際に全力で回ると、外に膨れてしまい、余計な距離を走らされます。

 

幸い、今回はメンバーが少ないので、今まで通りの追い込む競馬でも大きな不利とはならないかもしれません。

しかし、本番の皐月賞は最大で18頭が出走。同じような競馬をした場合には大きなリスクが伴います。

 

果たして福永騎手と陣営は「今後を見据えた新しい競馬」を選択するでしょうか?

それとも「いつものワグネリアンの競馬」を選択するのでしょうか?

 

ジャンダルム(牡3 栗東・池江厩舎 56Kg 武豊騎手騎乗)

 

外国産馬のジャンダルムですが、ホープフルステークスで中山競馬場の芝2000mの競馬を既に経験しています。

結果はタイムフライヤーの2着と敗れましたが、事前に不安視されていた「距離は1600mが限界」説を払拭する内容でした。

 

ホープフルステークスのレース内容を見ると、3コーナー辺りから徐々に進出し、4コーナーでは好位に付く競馬。

最後はタイムフライヤーの切れ味に負けましたが、最後まで抵抗し、ステイフーリッシュの猛追を交わして2着に入りました。

 

母親がスプリントG1レースを2勝したビリーヴなので、距離に不安があるという意見もあると思います。

しかし、ホープフルステークスで既に2着に健闘している事、父のキトゥンズジョイは芝2000m前後を得意としている産駒を出しているので、不安は無いかと思います。

 

サンリヴァル(牡3 栗東・藤岡健厩舎 56Kg 藤岡佑騎手騎乗)

 

中山競馬場の芝2000mで行われた芙蓉ステークスを勝ったサンリヴァル。ホープフルステークスでは4着でした。

その後、休養を挟んで今回が復帰初戦となります。鞍上も藤岡佑介騎手に変更となりました。

 

芙蓉ステークスはコスモイグナーツの2番手を追走。4コーナーではファストアプローチが迫ってきましたが、追い出してからのしぶとい伸びは中山競馬向きの馬だと思います。

 

血統面で注目したいのは祖母のウメノファイバーです。ウメノファイバー自身はオークスをはじめ東京競馬場で実績を残しました。

しかし、娘のレディダービー(サンリヴァルの叔母)からは中山競馬芝2200mの重賞オールカマーとAJCCを制したヴェルデグリーンがいます。

 

今年絶好調の藤岡佑介騎手。父が管理する馬でG1を取るためには、是非ここで結果を出したい所です。

 

さて、ここまで挙げた4頭は、収得賞金で現時点では皐月賞の出走が可能な馬です。

 

今回、この記事を書く際に「皐月賞に出走できるボーダーラインは現時点でどの位だろうか」と思い、調べました。

 

ダートで良績を残している馬、短距離路線を進む馬、次走がニュージーランドトロフィーやアーリントンカップなど、NHKマイルカップを睨んだローテーションを組む馬を除いた結果、下の表になりました。

 

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あくまでも目安としてですが、現時点の収得賞金で18番目の馬は980万円のダブルシャープ(牡3 栗東・渡辺厩舎)です。

つまり、2勝を挙げている収得賞金が900万円の馬は出走できません。

 

もちろん、収得賞金が上位の馬がトライアルレースで優先出走権を占有した場合、収得賞金が900万円の馬も出走は可能です。

ただし、500万下のレースも当然行われているため、収得賞金が900万円はこれからも出現するため、ライバルは増えていきます。

さらに、3月24日に行われる毎日杯(阪神芝1800m)の存在も忘れてはなりません。

毎日杯はトライアルレースではありませんが、昨年の皐月賞を制したアルアインの様に、そこで収得賞金を増やして皐月賞へと出走する事も可能です。

 

上の表にも記載していますが、関西で期待されている馬が毎日杯には多く出走を予定しています。

収得賞金が900万円の馬は最低でも3着以内……そしてさらにその先のダービー出走に備えて2着に入りたいところです。

 

そして関東の期待馬で、収得賞金が900万円の馬がいます。

 

オブセッション(牡3 美浦・藤澤和厩舎 56Kg ルメール騎手騎乗)

 

デビュー戦は重馬場で上がり3ハロン34.5秒をマークして快勝。

続くシクラメン賞では阪神の芝1800mで1分45秒6という破格のタイムで快勝した馬です。

 

母のパーシステントリーは米国G1レースのパーソナルエンスンステークス(ダート2000m)を制した名馬。

母の父Smoke Glackenは米国チャンピオンスプリンターに輝いたスピードのある馬です。

更に母方の曾祖母Heavenly Prizeは米国G1レースで8勝を挙げ、日本の年度代表馬に当たるエクリプス賞の3歳牝馬部門に輝いた馬です。

 

道悪競馬はデビュー戦で経験済みである一方で、2走目のシクラメン賞で見せた破壊力もあります。

関東期待の星といえます。

オブセッションにとって、今後に向けて負けられない戦いになるでしょう。

 

1勝馬で注目したいのはリビーリング(牡3 美浦・萩原厩舎 56Kg 戸崎騎手騎乗)です。

 

前走のセントポーリア賞はハッピーグリンの切れ味に負けましたが、中団からの競馬が出来た事に成長を感じる一頭です。

父が中山得意のヴィクトワールピサ産駒なのも忘れてはなりません。

 

また、このレースがデビュー戦の馬がいます。

森厩舎所属のヘヴィータンク(牡3 56Kg 野中騎手騎乗)です。

 

ただ、この馬は2着まで入らないと、皐月賞の優先出走権は獲得できません。

 

果たして、ダノンプレミアムが2歳王者の貫禄を見せるのか?

ワグネリアンが今までの競馬をするのか、それとも、「先を見据えた競馬」を試すのか?

関東期待のオブセッションがここで勝って、関東馬の意地を見せるのか?

ジャンダルムサンリヴァルが経験を活かして好走するのか?

 

今年の弥生賞は、要注目です。

 

 

(おかのひろのぶ)

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