リーディングサイアーの行方【2018年3月18日現在】
1位ディープインパクト 12億 48勝
フラワーカップでカンタービレが勝利したのを皮切りに今週は6勝をあげ、2週連続の週間最多勝となりました。先週は8勝、今週は6勝と独走体制に入っています。頭数の多さもあり、獲得賞金や勝利数はトップ。しかし、意外にも勝ち馬率はリーディングサイアー6~8位に入っている、クロフネ・マンハッタンカフェ・エンパイアメーカーに負けています。
週末は七夕賞勝ち以来となるゼーヴィントが日経賞に、フリージア賞勝ち馬のギベオンが毎日杯に出走予定で期待されます。
2位ステイゴールド 7.7億 27勝
阪神大賞典でレインボーラインが2016年アーリントンカップ以来の重賞勝ちを収めました。スプリングSではマイネルファンロンが3着に入り、今週は1.1億を上乗せ。キングカメハメハを抜き2位となりました。
週末は葉牡丹賞2着のシャルドネゴールドが毎日杯に出走予定で期待されます。
3位キングカメハメハ 6.9億 29勝
まさかの勝利馬が出ない週となり2位もステイゴールドに譲り、4位ハーツクライにも約4000万差まで詰められる週となりました。現在は種牡馬として制限をされているため現3歳馬が少ないことも、最近の低迷の要因の1つです。
週末は高松宮記念にフェブラリーS5着馬レッツゴードンキ、日経賞には中山記念4着馬サクラアンプルール、マーチSに総武S勝ち馬センチュリオン、毎日杯につばき賞勝ち馬ユーキャンスマイルが出走予定で、巻き返しが期待されます。
4位ハーツクライ 6.5億 32勝
阪神大賞典ではサトノクロニクルが2着に入り、ホープフルS勝ち馬で若葉Sに出走したタイムフライヤーは5着。勝ちは2つ伸ばしただけとなりましたが、3位キングカメハメハに約4000万差となり週末次第では上が見えてきます。
5位ダイワメジャー 5.5億 21勝
須磨特別ではエンヴァールが勝ち、前週から2つ勝ちを伸ばしました。また、ファルコンSではフロンティアが3着になるなど前週から約5000万を上乗せしました。通算でも20勝をクリアしました。
週末は高松宮記念にオーシャンS6着のレーヌミノルに日経賞には日経新春杯2着のロードヴァンドールが出走予定です。
8位ルーラーシップ 4.0億 22勝
3勝をあげ、一つランクアップしての8位。7位ハービンジャーとは約800万差だけに逆転もあります。
週末は菊花賞馬で前走香港ヴァーズ9着以来のキセキが日経賞で始動するだけに、どのようなレースをするのか楽しみです。
13位ロードカナロア 2.8億 18勝
なんと言ってもスプリングS勝ちステルヴィオでしょう。これで直接対決にて連敗を喫している相手に皐月賞でやり返せるかが注目されます。順位は同じく13位のままですが、着実にトップ10に近づいています。
週末にはG1の高松宮記念に古馬戦線を占う面でも楽しみな日経賞、3歳トライアルの毎日杯に、ダート戦線で帝王賞に向けてステップレースのマーチSと重賞が4つあります。リーディングサイアー争いも変動があると思われますので、気にして見ても面白いと思います。
(中山祐介)