【日経賞展望】菊花賞馬キセキが始動!世界と互角に渡り合ったトーセンバジルが悲願の重賞レース制覇となるのか?ゼーヴィントが初の2500mを克服するのか?見所満載の日経賞

天皇賞・春の前哨戦と言えば、先週の阪神大賞典と今週の日経賞になります。

阪神大賞典では断然1番人気のクリンチャーが敗れ、レインボーラインが久々の勝利を得ました。

 

日経賞には昨年の菊花賞馬、キセキが出走します。

果たして、キセキが菊花賞馬の貫禄を見せるのか?

それとも、混戦ムードのまま天皇賞・春に向かうのか?

注目の一戦です。

 

キセキ(牡4 栗東・角居厩舎 57㎏ ルメール騎手騎乗)

 

土砂降りの中で行われた菊花賞を制したキセキ

タイムも菊花賞史上で5番目に遅い厳しい競馬を制しました。

 

その後、有馬記念には向かわず香港ヴァ―ズに出走しましたが、9着に敗れました。

菊花賞の疲れが出たのか、と思われましたが、レース後の検査でハ行(跛行 歩様に異常をきたしている状態。一般的に骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常が原因と言われている)が判明しました。

 

菊花賞、香港ヴァ―ズでのダメージを癒すため、早めに日経賞からの始動を宣言したキセキ

デビュー戦以来のルメール騎手とのコンビで菊花賞馬の貫禄を見せる競馬を期待したい所です。

 

トーセンバジル(牡6 栗東・藤原英厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

菊花賞ではキセキに騎乗したデムーロ騎手は香港ヴァ―ズ3着のトーセンバジルに騎乗します。

 

香港ヴァ―ズはハイランドリール(キングジョージなどG1レース7勝)、タリスマニック(ブリーダーズカップ・ターフ優勝)といった世界的強豪を相手に、重賞未勝利のトーセンバジルは3着と健闘しました。

 

これだけの結果を残しながら、重賞レースを未だに勝っていないのは不思議なものです。

ただ、今回は待望の重賞レース勝利への期待が高まります。

 

1点目はキセキよりもハンデが1㎏軽い56㎏で出走できる事です。

2点目は血統面です。母親の系統を見ますとクラフティワイフの系統に辿り着きます。

クラフティワイフトーセンジョーダンカンパニー、最近ではトーセンウィスパーなど徐々に力を付けていく血統です。

父が晩成型のハービンジャーである事も考えると、今がトーセンバジルのピークだと思います。

 

待望の重賞レース勝利へ。デムーロ騎手を迎えるあたり、藤原英昭調教師の本気度が伺えます。

 

ゼーヴィント(牡5 美浦・木村厩舎 56㎏ 戸崎騎手騎乗)

 

七夕賞で重賞2勝目を挙げたゼーヴィント。しかし、レース後に左前第1指骨近位端骨折が判明し休養しました。

今回、復帰戦として日経賞に出走します。

 

常に安定した成績を残しているゼーヴィントですが、今回は克服しなければならない課題があります。

それは、中山競馬場の芝2500mのコースです。

 

これまでゼーヴィントが走ったレースで最も長かったのは芝2200mです(2016年セントライト記念、2017年AJCC)。

300mの距離延長は克服できる馬もいれば、できない馬もいます。

 

もう1つは、中山芝2500mはコーナーを6つ回る必要があることです。

スタートしてすぐに第3コーナーを回るという独特なコース。

これまではコーナーを4つ回るレースしかしていないゼーヴィントが戸惑う可能性も考えられます。

 

とは言っても、器用さが求められる福島芝1800mで行われたラジオNIKKEI賞を勝った馬ですので、克服できると思っています。

 

来週の大阪杯にも出走できたのを、敢えて日経賞を選んだ辺り、ゼーヴィントの可能性を木村調教師は信じていると思います。

 

サクラアンプルール(牡7 美浦・金成厩舎 57㎏ 田辺騎手騎乗)

 

中山記念4着のサクラアンプルールも有力馬の1頭です。

 

中山競馬のコース適正の高さは既にご存知の方もいると思いますが、同距離の有馬記念で最下位になった事が気になる方もいると思います。

 

ただ、この時は、蛯名騎手が危うく落馬する位の不利を受けていたので気にする必要はないと思います。

 

母の父は有馬記念を連覇したグラスワンダーがいる血統。田辺騎手への乗り替わりも不気味です。

 

その他では日経新春杯2着のロードヴァンドール(牡5 栗東・昆厩舎 56㎏ 横山典騎手騎乗)、

同じく日経新春杯3着で、その後1600万下の松籟ステークスで圧勝したガンコ(牡5 栗東・松元厩舎 56㎏ 藤岡佑騎手騎乗)、

1000万下、1600万下を2連勝中のチェスナットコート(牡4 栗東・矢作厩舎 55㎏ 蛯名騎手騎乗)、

アルゼンチン共和国杯2着、ダイヤモンドステークス3着のソールインパクト(牡6 美浦・戸田厩舎 56㎏福永騎手騎乗)が出走します。

 

果たして、キセキが菊花賞馬の貫禄を見せる競馬を見せるのか?

トーセンバジルが悲願の重賞レース制覇となるのか?

ゼーヴィントが2500mを克服し、能力の高さを見せるのか?

 

見所満載の日経賞は15:45発走です。

 

 

(おかのひろのぶ)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ