【地方重賞回顧】マリーンカップ(船橋・JpnⅢ)

マリーンカップ概要

 

1996年まではマリーン・カップ4歳(現3歳)で牝馬限定の準重賞、1700m戦で施行されていました。

1997年にリニューアルし、施行回数も第1回として再スタート。

名前も現在のマリーンカップとなり5歳(現4歳)から10歳(現9歳)までの牝馬が出走可能に。指定交流競走(統一G3、南関東G2)となり、現行の1600m戦となりました。

2001年には出走資格が3歳(旧4歳)以上の牝馬になり、2004年からは負担重量がグレード別定戦に。施行時期が4月から6月に6月から4月に変更が何度かあり2010年に現行体制となりました。

過去にはプリエミネンスメイショウバトラーが連覇しています。地方馬は2007年のトーセンジョウオー以来、残念ながら勝ち星はありません。

 

 

レース回顧 〜2強争いに刺客は!?〜

 

今年は、クイーンマンボアンジュデジールミッシングリンクヤマニンアンプリメがJRA勢で出走。 実質、重賞勝ち馬であるクイーンマンボアンジュデジール、の2強争いになるのではと想定オッズでも色濃く出ていました。

 

レースはというと、 ミッシングリンクが出負けしましたが、大幅な出遅れはなくスタート。9番ニシノラピートが果敢にハナを切りに行きますが、それをさせまいと、5番オルキスリアン、2番クイーンマンボ、7番アンジュデジールが押していきます。

それを制したのは7番アンジュデジール。半馬身ほど置いて9番ニシノラピート。前を見る形で11番ヤマニンアンプリメ、3番エヌティボタン、5番オルキスリアン、8番ミッシングリンクが追いかけます。 遅れて後続馬が続く形です。

向正面でやや動きがあり、11番ヤマニンアンプリメが外から押して前を捉えにかかり3番手へ、2番クイーンマンボは内で前を見ながら我慢、8番ミッシングリンクも少しポジションをあげていきます。

 

さぁ3コーナーから4コーナーでは逃げる7番アンジュデジールの外から11番ヤマニンアンプリメ、内から2番クイーンマンボアンジュデジールを捕まえに行きます。9番ニシノラピートは一杯気味になり後退。8番ミッシングリンクも動いていきますがやや重い感じ。「デムーロ!!」という心の声はファンのものか、はたまた筆者のものか。

 

直線に入ると前3頭の追い比べに。

逃げ粘る7番アンジュデジール、内から2番のクイーンマンボが食らいつきに、外からロングスパートをかけていた11番ヤマニンアンプリメが迫ります。

しかし、粘る粘る7番アンジュデジール。差が縮まらないながらも半馬身ほどで食らいつく2番クイーンマンボ。外から徐々にクイーンマンボに取り付いて行く11番ヤマニンアンプリメ

といったところで、ゴールイン。

 

勝ったのは、逃げて粘り切った7番アンジュデジール。2着には内では迫ったクイーンマンボ、3着にはヤマニンアンプリメ。4着には離されて8番ミッシングリンク、5着はさらに離されて5番オルキスリアンという結果でした。

 

f:id:umauma-free:20180416111615j:plain

 

 

全着順

第22回 マリーンカップ(JpnⅢ)牝馬オープン(ダート1600m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]アンジュデジール
牝4
横山典弘
 1:41.2
2
[J]クイーンマンボ
牝4
C.ルメール
3/4
3
[J]ヤマニンアンプリメ
牝4
鮫島良太
クビ
4
[J]ミッシングリンク
牝4
M.デムーロ
2.1/2
5
オルキスリアン
牝5
今野忠成
2
6
ニシノラピート
牝7
的場文男
3
7
[笠]アペリラルビー
牝4
石崎駿
3
8
エヌティボタン
牝6
町田直希
アタマ
9
エミノマユアク
牝5
澤田龍哉
ハナ
10
ナムラアヴィ
牝4
繁田健一
2
11
ビーインラプチャー
牝8
保園翔也
3/4
12
ドンナディヴィーノ
牝5
山崎誠士
1

 

 

1着〜3着馬コメント

1着 アンジュデジール(4歳)

f:id:umauma-free:20180416111634j:plain

父ディープインパクト 母ティックルピンク (母父フレンチデピュティ)

半兄には今年のドバイにも参戦したアキトクレッセントがいる血統。

母父のフレンチデピュティは名馬クロフネサウンドトゥルーノボジャックエイシンデピュティなどを輩出して、皆様にも馴染みのある馬だと思います。

 

2着 クイーンマンボ (4歳)

父マンハッタンカフェ 母スズカエルマンボ(母父シンボリクリスエス)

スズカエルマンボの母スプリングマンボからは天皇賞春で大波乱を演出したスズカマンボが出ています。

この血統でダートで走るのですから血統は奥が深いです。

 

3着 ヤマニンアンプリメ(4歳)

f:id:umauma-free:20180416111656j:plain

父シニスターミニスター 母ヤマニンエリピス(母父サンデーサイレンス)

母の半兄には武豊騎手も絶賛した、幻のクラシックホースと言われながらも骨折のため2年程休養後、ボルトを入れながらも重賞2勝をあげたヤマニングローバルがいる血統。懐かしいファンの方も多いはずです。

 

 

レース総評

 

船橋ということもあり前々での決着でした。

アンジュデジールはまさかの逃げで、果敢にハナを主張して上がり最速。バテるかなと思っていたのですが、バテずに後続を抑えての勝利でした。自力も着実に付けてる感じがしましたし、勝負根性が凄いなと思いました。横山典弘騎手は逃したら流石ですね。

クイーンマンボは上がり最速タイながらも位置取りの差で2着。復帰戦ということも踏まえたら上々の出来ではないでしょうか。

3着ヤマニンアンプリメはロングスパートで追いかけて行きながらも上がり2位。短距離戦ばかり使われていましたが、マイルでも目処が経ちましたね。これからが楽しみです。鮫島騎手の好騎乗も目立ちました。

4着ミッシングリンクは極端な小回り向かないのかもしれないですね。格上挑戦で重賞を制した力もあるので、今回は見どころがなかったものの今後の動向に注意したいです。

しかし、ここも4歳馬での決着。勢いは続きますね!

 

馬上からのジャンプも披露してくれた横山典騎手アンジュデジール、関係者の皆様、おめでとうございます!

 

f:id:umauma-free:20180416111543j:plain

 

 

(ysk.h08)

(写真・がんぐろちゃん)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ