【地方重賞回顧】東京スプリント(大井・JpnⅢ)

レース概要

 

東京スプリントは1991年に前身の大井競馬場の重賞東京シティ盃として創設され、1400m戦として1月に施行されていました。

2007年に距離が1400mから1200mに短縮。

2009年に東京シティ盃から東京スプリントに改修・ダートグレード競争に格上げとなり、時期も4月に移行してトゥインクルレース(ナイター開催)となりました。

 

東京スプリントの上位2頭にはかしわ記念の優先出走権が付与されます。

 

 

レース回顧

 

本年の中央からの出走馬は中々の好メンバー。

 

昨年のJBCスプリント(JpnⅠ)を制したニシケンモノノフ、2014年スプリンターズS(GⅠ)の勝ち馬でファンも多い芦毛の追い込み馬スノードラゴン、昨年の京阪杯(GⅢ)の勝ち馬のネロ、コリアスプリントの勝ち馬グレイスフルリープ、OPを勝利し勢いに乗るウインオスカー(トラストの全兄)が出走。

 

さて、レースですが雨の影響もあり、不良馬場での開催となりました。

 

スタートは大外の16番ニシケンモノノフが少し出負けした形に。

3番グレイスフルリープがハナを主張しに行きますが、1番フラットライナーズが内からハナを主張。外から10番ゴーディが続き、内にいつもより前につけた7番キタサンミカヅキ。そのあとを13番ネロ、4番ブルドックボス、9番アピア、11番ウインオスカー、2番サブノジュニア、外には15番ラブバレット、16番ニシケンモノノフ、6番エイシンスパルタンらが追走。

5番スノードラゴンはいつも通り、後方から。

 

3コーナー手前では3番グレイスフルリープが単騎で先頭に。

 

1番フラットライナーズは一杯気味になり後退していきます。10番ゴーディが2番手、その後ろは団子状態で3コーナーへと突入していきます。

 

外から13番ネロ、内から4番ブルドックボスグレイスフルリープを捉えに掛かります。

 

しかしグレイスフルリープが逆に突き放しにかかり、さぁ直線へ。

 

先頭は内に入りながらグレイスフルリープの一人旅へ。

 

10番ゴーディは一杯になり後退。 2番手争いは4番ブルドックボス、13番ネロ、2番サブノジュニアの叩き合い……になるかと思いきや、いつも通り追い込んできた7番キタサンミカヅキが外から強襲。

 

キタサンミカヅキが2番手集団を差したところで、一人旅のグレイスフルリープがゴールイン。2着はキタサンミカヅキ、3着は追い比べを粘ったネロ、4着はサブノジュニア、5着ブルドックボス。外から懸命に脚を伸ばしたラブバレットが6着という到達順位で確定。

 

 

全着順

第29回 東京スプリント(JpnⅢ)4歳以上(大井・ダ1200m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]グレイスフルリープ
牡8
武豊
 1:11.8
2
キタサンミカヅキ
牡8
繁田健一
1.1/2
3
[J]ネロ
牡7
内田博幸
1/2
4
サブノジュニア
牡4
矢野貴之
クビ
5
ブルドッグボス
牡6
左海誠二
ハナ
6
[岩]ラブバレット
牡7
山本聡哉
1/2
7
[J]スノードラゴン
牡10
大野拓弥
2
8
[J]ニシケンモノノフ
牡7
横山典弘
クビ
9
アピア
セ7
御神本訓史
クビ
10
[J]ウインオスカー
牡5
菱田裕二
1.3/4
11
[兵]エイシンスパルタン
牡7
田中学
3/4
12
ゴーディー
牡10
的場文男
1.3/4
13
ラクテ
牝5
上田健人
アタマ
14
サトノタイガー
牝10
真島大輔
3.1/2
15
[笠]チェダー
セ5
下村瑠衣
3
16
フラットライナーズ
牝6
本田正重
4

 

 

1〜3着馬情報

1着 グレイスフルリープ(牡8)

父ゴールドアリュール 母ラビットフット (母父seeking the gold)

 

三年連続重賞勝利となりました。

前走の影響でしょうか、人気を落としましたが1人旅と言える強い勝ち方でした。これからも交流重賞路線を賑わせてくれる存在でしょう。

 

2着 キタサンミカヅキ(牡8)

父 キングヘイロー 母 キタサンジュエリー(母父サクラバクシンオー)

 

なかなか勝ちきれないところもありますが、直線の差し脚はやはり一級品。各馬伸びきれないなか、あがり最速タイで2着を確保。

堅実に馬券内に入ってくる・末脚を発揮するということでファンも多いのでは。

 

3着 ネロ (牡7) 

父 ヨハネスブルグ 母 ニシノタカラヅカ (母父サンデーサイレンス)

 

ニシノタカラヅカのお姉さんには名牝スプリンター・ニシノフラワーがいます。

重馬場での走りは流石の一言。

先行集団勢で他馬を抑えての3着でした。昨年のJBCスプリントで3年ぶりにダートを使われて4着に食い込んだことで、陣営も手応え掴んだのでしょうか。

ダートスプリント戦線が盛り上げてくれそうな存在です。

 

 

人気になっていたブルドックボスですが先行して伸びあぐねて5着。

馬場が影響したのでしょうか。

ただ、ダートスプリント界の一翼を担う存在には変わりないので、今後も注目していきましょう。

 

もう1頭の人気馬ニシケンモノノフは終始外外を回り、さらに1番重い58キロを背負って辛い競馬になりました。敗因は馬場だったのか、斤量が重かったのか、ローテーションの問題なのか……しかし、実力あるGⅠ馬ですので、やはりこちらも今後の動向を注視したいです。

 

グレイスフルリープ、並びに関係者の皆様おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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