【地方重賞回顧】かしわ記念(船橋・JpnⅠ)

かしわ記念 〜春の交流ダートマイル王決定戦〜

 

1989年に南関東所属馬の重賞として施行され、1996年に中央、地方全国指定交流の1600m戦に変更されました。

現行のJpn1となったのは2005年からです。

2018年はハートビートナイターでの開催となりました。

 

今年、中央からの出走は昨年の最優秀ダート馬のゴールドドリームを筆頭に、復活したノンコノユメ、op戦を圧勝で復活の兆しのモーニンベストウォーリアオールブラッシュとダート界を牽引している顔触れ。

地方勢筆頭は昨年のNAR年度代表馬ヒガシウィルウィン。中央勢相手にどこまで迫れるか注目です。

 

 

レース回顧

 

スタートはまずまず揃ったスタート。7番ゴールドドリームも出遅れなく、12番ノンコノユメが少し出負けした模様。

さて、隊列ですが、ハナを主張した3番オールブラッシュ。続いて4番モーニン、9番ベストウォーリア、5番ヒガシウィルウィンと続く形に。その後に7番ゴールドドリーム、11番インカンテーション。12番ノンコノユメはいつも通り後ろから、前の人気勢を見る形に。

出入りも少なく流れていき、向こう正面で12番ノンコノユメが仕掛けていきます。続いて11番インカンテーション、7番ゴールドドリームも前を捕らえにかかります。

4番モーニン、5番ヒガシウィルウィンは息切れしたのか後退していくものの、それ以外の隊列は変わらず。

3コーナーから4コーナーでも変わらずオールブラッシュが先頭で、9番ベストウォーリア、11番インカンテーション、7番ゴールドドリーム、その後ろに12番ノンコノユメ

直線に入るやいなや、内から3番オールブラッシュが後続を突き放しに掛かります。真ん中から11番インカンテーションが3番オールブラッシュを捕らえに掛かり、さらにその外からエンジンが掛かった7番ゴールドドリームが飲み込みに行きます。 3番オールブラッシュ、11番インカンテーションの頭の上げ下げの勝負をしてるのを横目にエンジン全開の7番ゴールドドリームが並ぶ間も無く差し切ってゴールイン。

2着は粘りに粘った3番オールブラッシュ

3着には捕らえきれずに終わった11番インカンテーション

4着には大外から脚を伸ばした12番ノンコノユメ

5着には離れた9番ベストウォーリアで決着。

地方筆頭の5番ヒガシウィルウィンは7着という結果でした。

 

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全着順

第30回 かしわ記念(JpnⅠ)4歳以上オープン(船橋・ダート1600m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]ゴールドドリーム
牡5
C.ルメール
 1:39.2
2
[J]オールブラッシュ
牡6
田辺裕信
1
3
[J]インカンテーション
牡8
三浦皇成
アタマ
4
[J]ノンコノユメ
セ6
内田博幸
3/4
5
[J]ベストウォーリア
牡8
福永祐一
4
6
[J]モーニン
牡6
和田竜二
3/4
7
ヒガシウィルウィン
牡4
森泰斗
1
8
ソッサスブレイ
牡4
柏木健宏
1.1/2
9
グランユニヴェール
牡5
本田正重
2.1/2
10
[高]ミッキーヘネシー
牡9
瀧川寿希也
1.1/2
11
キャッスルクラウン
牡4
石崎駿
1.1/2
12
[笠]チェダー
セ5
渡辺竜也
6

 

 

1~3着馬コメント

1着 ゴールドドリーム(牡5歳)

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父ゴールドアリュール 母モンヴェール (母父フレンチデピュティ)

母父のフレンチデピュティの産駒にはサウンドトゥルーノボジャッククロフネがいますね。ダート血統と思われがちですが、エイシンデピュティメイショウベルーガレジネッタアドマイヤジュピタなどの芝でも活躍した馬がいます。

 

さてゴールドドリームはこれでG1・3勝目。小回り、出遅れ癖など不安材料が懸念されてましたが蓋を開けてみたら貫禄勝ち。左回りは鬼ですね。年齢も重ねて気性面でも成長してきたのではないでしょうか。このままダート界最強馬へ邁進するのが楽しみです。

 

2着 オールブラッシュ (牡6歳)

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父ブラックエンブレム 母ブラッシングプリンセス (母父crafty prospecter )

母父crafty prospecter の産駒には芝ダート兼用で輝かしい結果を出したアグネスデジタルがいます。それから、重賞勝ちのストーンステッパーの名も。

 

オールブラッシュは2歳戦以来のマイルで、ずっと長い距離を走ってきて川崎記念を勝ったもののその後は不振にあえいでいました。が、ここで復活の狼煙をあげてきました。スタミナに裏打ちされた逃げ粘り。インカンテーション以下を完封しました。今後に期待のもてる内容だったのではないでしょうか。

ブラックエンブレムはとつぜん覚醒するような馬を輩出したり驚かせるようなイメージがあるので、ここで血が騒いだかと個人的には思ったりもしています。

 

3着インカンテーション (牡8歳)

父シニスターミニスター 母オリジナルスピン (母父machiavellian)

machiavellianの産駒としてはドバイワールドカップの勝ち馬ストリートクライがいます。ストリートクライの産駒としては牝馬ながらにBCクラシックを制覇したゼニヤッタ、アメリカ2冠のストリートセンスがいます。

 

インカンテーションは復調してから堅実に走り、ここでは1番人気に推されました。各有力馬に不安材料が多い中、インカンテーションに関しては現状不安材料が余りない点が1番人気に推された理由ではないかと思います。

 

レースではゴールドドリームと同じくらいのポジションで相手はゴールドドリームのみという感じでした。先に仕掛けて後続を封じてといったイメージだったのでしょうが、まさかのオールブラッシュのど根性の粘り、交わせないまま外からゴールドドリームに差し切られての3着。中々ビッグタイトルには手が届かないもののやはり堅実。このまま行けばダート界のナイスネイチャと呼ばれる日も……。しかし、ダート界の一翼には変わりなくブロンズコレクターから抜け出してほしいなと思います。

 

4着のノンコノユメですが、早くから仕掛けていっていましたが、長い直線が合いそうですね。上位との差は適正部分だと思っています。

 

 

ゴールドドリーム、関係者の方々、かしわ記念制覇おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

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