【地方重賞回顧】第63回羽田盃(大井・SⅠ)

羽田盃 〜南関牡馬クラシック第1戦、制するのはどの馬か?!~

 

1956年大井盃として創設。

1964年より現レース名の羽田盃に改称。

 

 

レース回顧

 

出走メンバーは、京浜盃勝ち馬ヤマノファイト。トウカイテイオーのように裏街道から無敗のモジアナフレイバー。全日本2歳優駿の地方最先着ながら近走不調なハセノパイロ。そしてこちらも無敗のポンドゼルク、堅実なクロスケ、雲取賞勝ち馬のワグナーコーヴなど、中々の顔ぶれです。

 

スタートは綺麗なスタート。5番ワグナーコーヴ、8番ヤマノファイト、9番リコーワルサー、10番ポンドゼルクが続きます。

最初のコーナーで5番ワグナーコーヴは譲り、向こう正面では8番ヤマノファイトがハナに立つと、譲った9番リコーワルサー、続いて12番スプリングマン、10番ポンドゼルク、11番ハセノパイロ、押して5番ワグナーコーヴと続きます。

4番モジアナフレイバー、3番クロスケあたり、14番ムシカリなども押して先団に迫って行きます。

8番ヤマノファイト、9番リコーワルサーより後ろは団子状態。

動きがあったのは向こう正面3コーナー手前くらいから。8番ヤマノファイト、9番リコーワルサーが後ろを離しにかかり、11番ハセノパイロは手が動きだし追いかけるも手応えが怪しい中、4番モジアナフレイバーがものすごい勢いで捲って11番ハセノパイロを捕らえます。

直線に入る頃にはグングン来た4番モジアナフレイバーが8番ヤマノファイト、9番リコーワルサーに並びかけます。

3頭の叩き合いに入って内8番ヤマノファイト、真ん中9番リコーワルサー、外から4番モジアナフレイバーと並び、8番ヤマノファイトが逃げ切ろうと突き放し掛かり、9番リコーワルサーはヨレながらも8番ヤマノファイトに食らいつき、4番モジアナフレイバーは9番リコーワルサーがヨレて、進路を外に何回か取り直しながらも食らいつきます。

4番モジアナフレイバーはスタミナ切れか前の2頭から後退。11番ハセノパイロは追い通しにも関わらず4番モジアナフレイバーを捕らえる勢い。9番リコーワルサーは突き放しにかかる8番ヤマノファイトに再度並びかけようと根性を見せるも、8番ヤマノファイトが逃げ切って優勝。

2着には根性で粘った9番リコーワルサー。3着は意地とど根性で伸びて来た11番ハセノパイロ。 4着は4番モジアナフレイバー。5着は離されて3番クロスケという結果。

 

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全着順

第63回 羽田盃(SⅠ)3歳・オープン重賞(大井・ダート1800m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
ヤマノファイト
牡3
本橋孝太
 1:53.7
2
リコーワルサー
牡3
森泰斗
1
3
ハセノパイロ
牡3
矢野貴之
1
4
モジアナフレイバー
牡3
繁田健一
1.1/2
5
クロスケ
牡3
柏木健宏
4
6
トーセンブル
牡3
本田正重
3
7
クリスタルシルバー
牡3
 坂井英光
3
8
ムシカリ
牡3
山崎誠士
1/2
9
マースインディ
牡3
真島大輔
7
10
ルーレットスピナー
牡3
吉原寛人
2.1/2
11
スプリングマン
牡3
左海誠二
3/4
12
ポンドゼルク
牡3
赤岡修次
1.3/4
13
キャスタウェイ
牡3
町田直希
3/4
14
ワグナーコーヴ
牡3
御神本訓史
1

 

 

1~3着馬コメント

1着 8番ヤマノファイト

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父エスポワールシチー 母ケイアイリード(母父フォーティーナイナー)

年明けからトライアルまで連勝して順調に臨んだ羽田盃でしたが、強いの一言。粘る9番リコーワルサーを簡単に競り落としての勝利。距離が伸びても結果は変わらない様に思います。順調に行けば2冠最有力でしょう。

 

2着 9番リコーワルサー

父ブラックタイド 母エトワールステージ (母父デビア)

2歳時に鎌倉記念を勝ったものの不調でしたが、羽田盃で復調の兆しを見せての2着。

最後はアップアップでヨレたりしていましたが、ど根性を見せて二の脚を使い最後まで食らいつきました。今後距離延長などは不安を感じますが、前にすんなり行ければ打倒ヤマノファイトの一角になるでしょう。

 

3着 ハセノパイロ

父パイロ 母タイキアヴェニュー(母父ティンバーカントリー)

母父ティンバーカントリーの産駒にはダート王者だったアドマイヤドンヒシアトラスなどがいます。

全日本2歳優駿で地方最先着も、年明けの2走は大不振で迎えた羽田盃。

3コーナー手前から終始押し通しの競馬。バテてるのではなくかなり反応が鈍く直線半ばから伸びて3着。 こちらも復調気配で距離伸びて反応が良化してきたら面白い存在ですね。血統的にもまだまだ成長出来そうな血統ですし、今後さらに復調してもらいたいものです。

 

4着のモジアナフレイバーですが、裏街道から連勝して臨んだ羽田盃ですが、あの捲りは驚異。1頭だけグングン伸びた素晴らしい脚でした。 リコーワルサーのヨレから進路を何回か変えたりしたのが無ければ結果は違ったと思います。 連勝の実力は本物であることは見せました。今後に期待したいです。

 

 

レース短評

ヤマノファイトは人気を背負っての逃げになり他馬から狙われる展開でしたが、結果強い競馬で着差以上に強さを示した形になりました。

三冠馬の権利を得て、今後も成長を重ね、東京ダービーを迎えてほしいものです。

2着以下はどの馬が打倒ヤマノファイトの最有力馬になるのか楽しみです。別路線から何か刺客が出てくるのかもしれませんね。

 

ヤマノファイト、関係者の皆様、羽田盃勝利おめでとうございます!

 

 

 

(ysk.h08)

(写真・S.taka)

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