【地方重賞回顧】第63回大井記念(大井・SⅠ)

大井記念〜春のダートグランプリへの前哨戦〜

 

1956年(昭和31年)に創設。

創設以来半世紀以上施行されている他のレースは、羽田盃、東京ダービー、東京大賞典と、この大井記念の4レースのみ。

2014年から同距離になり(2400m→2500m→2600mと変更している)2018年からSⅠへ格上げされました。

 

南関東勢は帝王賞へのステップレースとしても、今後を占う為にも良い結果を得たいでしょう。今年もメンバーが揃いました。

連勝中のリッカルドを筆頭に、去年のNAR年度代表馬ヒガシウィルウィン、復活の兆しを見せているディアドムス、長距離なら安定している昨年の覇者ウマノジョーモンドアルジェンテタマモネイヴィーペイシャゴンジセ、古豪ユーロビートなど。

リッカルドの一強体制の様相ですが一強を崩す馬は出て来るのでしょうか?!

 

 

レース回顧

 

雨は降っていましたが良馬場発表の中、スタートが切られます。

9番キングニミッツがハナを主張する形で出て行き、今日はスタートを決めた10番サブノクロヒョウが続き、12番ヒガシウィルウィンは少し折り合いを欠いて口を外に向けている模様、7番モンドアルジェンテ、4番リッカルドと続きます。その後ろの集団は1番ペイシャゴンジセ、2番ディアドムス、6番ユーロビート、3番タマモネイヴィー、11番ウマノジョーと並び、向正面へ。

9番キングニミッツが後方を少し離して、2番手集団は隊列は変わらないものの団子状態。

3コーナー手前で9番キングニミッツのリードがなくなっていき、10番サブノクロヒョウが抜けだして行き粘る9番キングニミッツ、続いて7番モンドアルジェンテ、12番ヒガシウィルウィン、大外に持ち出した4番リッカルドと続いてコーナーを回って行きます。

そして、直線に入ると10番サブノクロヒョウを捉えに掛かる7番モンドアルジェンテ、9番キングニミッツ続いて12番ヒガシウィルウィン、大外から4番リッカルドが迫ります!

4番リッカルドが抜け出し、必死に食い下がる10番サブノクロヒョウ、12番ヒガシウィルウィンは進路が狭くなりこれまでか……と思えば、また盛り返すど根性で粘ります。

6番ユーロビート、11番ウマノジョーが後ろから末脚を伸ばし3着争いに食い込んでくるものの、4番リッカルドが後ろを離しゴールイン。2着は粘り切った10番サブノクロヒョウ。3着は12番ヒガシウィルウィンで決着。

 

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全着順

第63回 大井記念(SⅠ)4歳以上・オープン重賞(大井・ダート2000m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
リッカルド
セ7
矢野貴之
 2:06.2
2
サブノクロヒョウ
牡5
笹川翼
3
3
ヒガシウィルウィン
牡4
森泰斗
1.3/4
4
ユーロビート
セ9
赤岡修次
1.1/4
5
ウマノジョー
牡5
山本聡哉
1/2
6
モンドアルジェンテ
牡6
御神本訓史
ハナ
7
サージェントバッジ
牡6
 吉原寛人
3/4
8
キングニミッツ
牡5
石崎駿
ハナ
9
ディアドムス
牡6
岡部誠
1/2
10
タマモネイヴィー
牡7
的場文男
アタマ
11
ペイシャゴンジセ
牡7
本田正重
6
12
シャドウパーティー
セ9
高松亮
大差

 

 

1~3着馬コメント

1着 4番リッカルド (セン7)

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父フサイチリシャール 母キョウエイハツラツ (母父オペラハウス)

父の父クロフネホエールキャプチャカレンチャンなどを輩出しています。また今や障害界の絶対王者オジュウチョウサンに果敢に勝負していった前王者アップトゥデイトを輩出していて、父フサイチリシャールからは前述の2頭のライバルになり得る存在で最近復帰したニホンピロバロンを輩出しています。 障害界を引っ張る2頭を出している血統として見ると興味深いですね。もしリッカルドがセン馬でなく種牡馬になれるとしたら、3世代産駒で障害重賞制覇なんて夢のある事が出来たかもしれないのが残念ではあります。

 

大井記念で重賞4連勝を飾り、帝王賞への切符を手に入れました。JRAから移籍組とはいえ、地方ダート代表として帝王賞ではJRA組に一泡吹かせて欲しいものです。

 

2着 10番サブノクロヒョウ(牡5)

父ロージズインメイ 母サブノイナズマ(母父カコイーシーズ)

ロージズインメイはドバイWC勝ち馬で、JBCスプリントなど馬場不問のスプリンターのドリームバレンチノを出しています。また、ロージズインメイの祖父はスプリント、マイルの王者タイキシャトルを出しているデヴィルズバッグです。

母父カコイーシーズからは帝王賞勝ち馬コンサートボーイが出ています。

 

今回はスタートを決めて2番手を追走し、ロングスパートで2着を確保。相手が悪かったですが、強い内容でした。復調すれば中長距離路線では主役候補ですね。

 

3着 12番ヒガシウィルウィン(牡4)

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父サウスヴィグラス 母プリモタイム (母父ブライアンズタイム)

父は地方の不動のリーディングサイアー・サウスヴィグラス。亡くなった後も東京プリンセス賞でグラヴィオーラが勝利。まだまだ勢いは続きそうです。また、母の母の父アサティスからはウイングアローボンネビルレコードが、母の父ブライアンズタイムからはタイムパラドックスフリオーソがダート界の猛者として輩出されています。

 

スタート直後から掛かって口向きも悪く、気性の悪さが出ていました。直線でも進路が狭くなったり、口向きの悪さも出していましたが、根性の二の脚を使って3着を確保。自力はありますが気性面が気になるところです。しかし5月生まれですし、今後の更なる成長を期待して、昨年の年度代表馬ここにありというところを見せてほしいものです。

 

リッカルド、関係者の皆様、帝王賞の切符&4連勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

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