【地方重賞回顧】第22回さきたま杯(浦和・JpnⅡ)

さきたま杯 〜春の浦和大一番〜

 

1997年に現3歳から9歳までの全国交流重賞(統一G3)の1400m戦として創設。

2003年からは3歳以上、2005年からは4歳以上に変更され施行されている。

2011年よりJpnⅡに格上げされている。

 

中央からはGⅠ馬ベストウォーリア、海外勝ちのグレイスフルリープ、スプリント界の古豪ネロ、上り馬のサクセスエナジーが出走。

地方勢はJRAから金沢に移籍したナガラオリオン、短距離の善戦マンのキタサンミカヅキアンサンブルライフトロヴァオなどが出走です。

 

キングルアウが除外、ネロの鞍上の森騎手が落馬負傷の為矢野騎手に乗り替わりとなりました。

 

 

レース回顧

 

ゲートを出るなり7番ノブワイルドが勢いよくハナを主張しにいくが、4番ネロもそこに加わり激しい先頭争いに。

1コーナーを回ったあたりでそれも落ち着き、7番ノブワイルドが後方を少し離しながらの逃げ、2番手争いは4番ネロ、11番グレイスフルリープ

3番手集団に2番サクセスエナジー、6番ナガラオリオン、3番アンサンブルライフ、10番ベストウォーリアなどが虎視眈々と前を伺って、1番キタサンミカヅキはいつものポジションの後方で脚を溜めています。浦和でこの位置から届くのか、ヒヤヒヤものです。

動きがあったのは向正面から3コーナー!

7番ノブワイルドのリードが徐々になくなっていき、4番ネロは後退。11番グレイスフルリープが2番手、1番キタサンミカヅキはいつもより早く仕掛け出し外から進出開始、それとほぼ同時に2番サクセスエナジーも追い出しを開始します。

3、4コーナー中間では7番ノブワイルドと11番グレイスフルリープの先頭争い、外からはグングン凄い勢いで1番キタサンミカヅキ、2番サクセスエナジーも併せ馬の形で迫ってきます。

直線に入ると早々に7番ノブワイルドを競り落とした11番グレイスフルリープが先頭に立つや否や、外から1番キタサンミカヅキ、2番サクセスエナジーが強襲!

僅かに2番サクセスエナジーが先頭だが、併せ馬の形で1番キタサンミカヅキも粘る!

2頭のマッチレースが繰り広げられるなか、1番キタサンミカヅキが徐々に2番サクセスエナジーとの差を詰める!

クビの上げ下げで2頭並んだところでゴールイン!!

勝利の女神はどちらに微笑んだのか…

3着争いは粘り込む11番グレイスフルリープを、3番アンサンブルライフがゴール前捕らえて3着ゴールイン。

1、2着は写真判定の結果……

1着 2番サクセスエナジー

2着 1番キタサンミカヅキ

という結果でした。

 

 

全着順

第22回さきたま杯(JpnⅡ)4歳以上オープン(浦和・ダート1400m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]サクセスエナジー
牡4
松山弘平
 1:26.2
2
キタサンミカヅキ
牡8
繁田健一
ハナ
3
アンサンブルライフ
牡5
的場文男
4
4
[J]グレイスフルリープ
牡8
武豊
クビ
5
トロヴァオ
牡5
御神本訓史
4
6
[高]サクラレグナム
牡9
赤岡修次
1.1/2
7
ノブワイルド
牡6
 左海誠二
1
8
[J]ネロ
牡7
矢野貴之
1
9
[J]ベストウォーリア
牡8
戸崎圭太
ハナ
10
[岩]ユッコ
牝6
高松亮
9
11
[金]ナガラオリオン
牡9
吉原寛人
6
-
キングルアウ
牡6
酒井忍
競走除外

 

 

1~3着馬コメント

1着 サクセスエナジー (牡4歳)

父 キンシャサノキセキ 母サクセスアイニー(母父ジャングルポケット)

3歳の冬から連勝してオープンへ。これで交流重賞2連勝とダートの上り馬から中心へときましたね!

キタサンミカヅキとの熱いマッチレースをクビの上げ下げで制したのは陣営にとって嬉しい勝利でしょう。

父の母の父プレザントコロニーはアメリカ2冠馬、産駒はアイリッシュダービー勝ち馬のサンジョヴィート、ブリーダーズカップクラシック勝ち馬プレザントリーパーフェクトなどが出ています。

 

2着 キタサンミカヅキ (牡8歳)

父キングヘイロー 母キタサンジュエリー(母父サクラバクシンオー)

今回はクビの上げ下げで東京杯以来の勝利かと思いましたが、届かず2着という結果に。

確実な末脚はやはり光るものがあります。併せ馬の状態でも離されず根性もあり、ダート短距離の一線級。あと欲しいのは勝利ですね。

父母の父haloからは日本競馬の血統を塗り替えた大種牡馬でアメリカ2冠馬のサンデーサイレンス、父の父ダンシングブレーヴからは父のキングヘイロー、桜花賞馬キョウエイマーチテイエムオーシャンなどが出ています。

 

3着 アンサンブルライフ(牡5歳)

父アジュディケーティング 母ゲイリーエンジェル(母父ダンシングブレーヴ)

2015年NAR2歳馬が復活の狼煙を上げたといってもいいのではないでしょうか。

2番集団からジリジリ追い上げて1、2着馬には離されましたがグレイスフルリープを差しての3着。さきたま杯は去年も4着と相性がいいのでしょうか。

今後のレースに期待したいところです。

的場騎手、おそるべし……!

 

アジュディケーティングは2001年から8年連続でリーディングサイアー。かしわ記念でブルーコンコルドを帝王賞ではダート王者のカネヒキリを負かした地方界の雄アジュディミツオーや、武蔵野S勝ちのワイドバッハ、エンプレス杯勝ち馬シルクフェニックスなどダート界では多数の重賞勝ち馬を輩出しています。

 

 

サクセスエナジーの関係者の皆様、優勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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