【今週の重賞展望】夏競馬がスタート!夏の短距離王はどの馬に?サマースプリントシリーズ第1戦・函館スプリントステークス&ダート界の名馬輩出の出世レース・ユニコーンステークス

 

函館競馬11R 第25回 函館スプリントステークス(GⅢ)別定戦(芝1200m)16頭立て発走15:25

レースの歴史

1994年に3歳以上の混合・別定の重賞競走「札幌スプリントステークス」として創設され、第1回から第3回まで札幌競馬場の芝1200mで行われました。

 

1997年から札幌競馬と函館競馬の開催順序が入れ替えられたため、舞台を函館競馬場の芝1200mに移し、レース名を「函館スプリントステークス」に改称。2006年から、夏季競馬をさらに盛り上げるため設けられた「サマースプリントシリーズ」の第1戦に指定されました。

 

現在の6月中旬での開催になったのは2012年からです

 

サマースプリントシリーズって何?

夏競馬を盛り上げるために2006年から、1000mまたは1200mで行われる芝の重賞競走に出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬の関係者には4000万円が交付されます。

 

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今年の注目馬

■ワンスインナムーン(牝5 美浦・斎藤誠厩舎 54㎏ 石橋騎手騎乗)

 

昨年のスプリンターズステークス3着馬のワンスインナムーン。その後は香港スプリント(12着)、京都牝馬ステークス(5着)に出走し、高松宮記念に出走すると思いきや出馬登録すらありませんでした。

 

4か月ぶりのレースとなりますが、十分な調教は積んでいるはずです。ただ、馬体重の大幅な増加には要注意です。

 

あとは初めての函館コースの適性も問われそうです。函館競馬場は他の競馬場と違い、洋芝100%のコースの競馬場です。少しの雨でも馬場が荒れやすくなるので、馬場状態にも目を配る必要があります。

 

■ナックビーナス(牝5 美浦・杉浦厩舎 54㎏ 三浦騎手騎乗)

 

高松宮記念3着のナックビーナスは2か月半ぶりの出走となります。

 

この馬は函館競馬場と同じ洋芝100%のコースである札幌競馬場のキーンランドカップで3着と5着の実績があり、洋芝の適性は高い馬だと思います。

 

調教過程がうまくいけば悲願の初重賞も見えてくると思います。

 

■エポワス(セン10 美浦・藤沢和厩舎 57㎏ 蛯名騎手騎乗)

 

洋芝コースの適性を考えると、エポワスの存在も侮れません。

 

これまで勝った7勝のうち3勝が札幌、函館の洋芝コース、2着も4回ありメンバー中の洋芝巧者と言ってもおかしくないはずです。

 

勝つときは勝つ一方、不可解な惨敗もあるので信頼度には欠けますが、3月のオーシャンステークス以来休養し北海道シリーズ一本に絞り、サマースプリント王者を狙っていると思います。

 

その他では昨年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ(牡5 美浦・上原厩舎 57㎏ 池添騎手騎乗)、昨年の覇者ジューヌエコール(牝4 栗東・安田隆厩舎 54㎏ 北村友騎手騎乗)、2着のキングハート(牡5 美浦・星野厩舎 56㎏ 北村宏騎手騎乗)、阪急杯でモズアスコットを破ったダイアナヘイロー(牝5 栗東・大根田厩舎 55㎏ 武豊騎手騎乗)などが出走します。

 

 

東京競馬11R 第23回 ユニコーンステークス(G3 ダート1600m 別定戦 16頭立て) 発走15:45

レースの歴史

1996年に新設された3歳のダート重賞競走。第1回は、秋の中山競馬場・ダート1800mを舞台に行われ、その後は東京競馬場・ダート1600m、再び中山競馬場・ダート1800mへ変更され、2001年から開催時期を6月に繰り上げたうえ、別定重量に変更して東京競馬場・ダート1600mを舞台に行われるようになりました。

 

過去の勝ち馬からはタイキシャトル(1997年)、アグネスデジタル(2000年)といった海外G1レースを制した馬、最近ではノンコノユメ(2015年)、ゴールドドリーム(2016年)など多くの活躍馬を輩出しているレースです。

 

今年の注目馬

 7月11日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーに向けて楽しみなメンバーが揃いました。一方で、出走すれば人気になっていたレピアーウィット、UAEダービーに出走したルッジェーロなど6頭が抽選で出走を逃しました。

 

■ルヴァンスレーヴ(牡3 美浦・萩原厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

無傷の3連勝で2歳ダート王を決める全日本2歳優駿を制したルヴァンスレーヴが出走します。

 

前走の伏竜ステークス(4月1日 中山ダート1800m)ではライバルのドンフォルティス(全日本2歳優駿2着馬)に敗れました。ただ、馬体重が全日本2歳優駿より10㎏重かったあたりを見ても分かる通り、道中の反応も鈍かった面がありました。

 

ドンフォルティスは既にジャパンダートダービーへの出走を表明。ルヴァンスレーヴもここでは負けられないところです。

 

■グレートタイム(牡3 栗東・藤原英厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)

 

抽選で出走権を確保したグレートタイムは2016年のセレクトセール0歳馬部門において1億5120万円で落札された馬です。

 

1億5120万円の高値で落札された理由は血統面の良さです。母のミラクルレジェンドはダートの交流重賞を8勝しました。また、叔父にあたるローマンレジェンドも東京大賞典(G1)をはじめ、ダート重賞で4勝を挙げた馬です。さらに祖母のパーソナルレジェンドは米国G1レースのパーソナルエンスンステークス2着の実績を持つ馬です。

 

母方にこれだけの活躍馬を出し、父がダートでも活躍馬を出したキングカメハメハ。2勝馬ですが、侮れません。

 

■グリム(牡3 栗東・野中厩舎 56㎏ 川田騎手騎乗)

 

今回と同じ東京ダート1600mの青竜ステークスを制したグリムも有力視されています。

 

青竜ステークスはかなりメンバーが揃ったレースでした。2月のヒヤシンスステークスを制したスマハマとの叩き合いを制しました。また、3着に入ったオメガパフュームは先週の阪神1000万下の加古川特別(ダート1800m)で年上の馬を相手に勝ちました。

 

血統面では4代母のバーブスボールドの娘ページプルーフからは日本調教馬で初の欧州G1レースを制したシーキングザパールがいます。さらにシーキングザパールからはフェブラリーステークス2着のシーキングザゴールドとダートで活躍する馬を出しています。また、父のゼンノロブロイはダートで成績を残している種牡馬です。

 

時計面では他馬に少々劣りますが、これまで戦ってきた馬、血統面、さらに野中厩舎はカゼノコなど3歳のダート戦で活躍馬を出している傾向がある面から行きますと、勝ってもおかしくない馬です。

 

 

その他では、凰雛ステークス(5月20日京都ダート1800m)でグレートタイムを破ったハーベストムーン(牡3 栗東・浅見厩舎 56㎏ 戸崎騎手騎乗)、凰雛ステークスと伏竜ステークス3着馬コマビショウ(牡3 栗東・南井厩舎 56㎏ 武士沢騎手騎乗)、端午ステークス(4月29日京都ダート1400m)を勝ったバイラ(牡3 栗東・川村厩舎 56㎏ 和田騎手騎乗)などが出走します。

 

また、ミックベンハー(牡3 美浦・畠山吉厩舎 56㎏)には藤田菜七子騎手が騎乗します。藤田騎手は今年1月のフェアリーステークスでのジョブックコメン(9着)以来の重賞競走騎乗となります。

 

 

(おかのひろのぶ)

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