【土曜の注目レース】東京ジャンプステークスは障害の名手・林満明騎手ラストライディング&新馬戦は話題の馬が多数出走

 

土曜の東京競馬

東京5R メイクデビュー東京(芝1600m・16頭立て)発走12:25

 

■ミディオーサ(牝2 父ディープインパクト 母ミスエーニョ 美浦・堀厩舎 54㎏ 石橋騎手騎乗)

 

母はアメリカG1レースデルマーデビュータントステークス(ダート1400m)を勝った馬です。半姉にファンタジーステークス(G3)を勝ったミスエルテがいます。

 

数多くのPOG本でも注目馬として挙がっていた馬です。以前は父がディープインパクトで母の父がボールドルーラー系種牡馬は相性が良くなかったのですが、最近ではアルアインなど母の父にエーピーインディ系の種牡馬が入って好成績を上げている傾向があります。

 

ミスエーニョにとって初めてのディープインパクト産駒。来年の桜花賞候補への期待が高まります。

 

■ブルーアガヴェ(牡2 父ディープインパクト 母ペイトンドーロ 美浦・奥村豊厩舎 54㎏ 田辺騎手騎乗)

 

2016年のセレクトセール0歳馬セールにて金子真人ホールディングスが7560万円で落札した馬です。

 

母のペイトンドーロはアメリカのG1レースオグデンフィップスハンデキャップ(ダート1700m)で2着になった馬です。母の父Medaglia d'Oroはサドラーズウェルズ系の種牡馬で普通であれば敬遠したい配合ですが、母の母の父がミスタープロスペクター系のジェイドハンターが入ることで、スピードが生きる配合になると思います。

 

金子真人ホールディングスのディープインパクト産駒となると、セレクトセールにて1億円以上の馬に目が行きそうですが、デニムアンドルビーが4095万円、フィエロが4200万円と4000万円台でも活躍馬を輩出しています。ブルーアガヴェも注目を集めてもおかしくない馬だと思います。

 

 

東京8R 第20回東京ジャンプステークス(J-G3 芝3110m・11頭立て)発走14:00

 

■アスターサムソン(セン5 栗東・中竹厩舎 61㎏ 林騎手騎乗)

 

J-G2の京都ハイジャンプを制したアスターサムソンが出走します。そして、騎乗する林満明騎手は障害レース2000回目となるこのレースでもって引退をします。

 

林騎手は1986年に騎手デビュー。同期には柴田善臣騎手、須貝尚介調教師、石橋守調教師がいます。この年に騎手デビューをした騎手は現在の競馬学校で3年間の騎手過程を経て騎手になった、「競馬学校 第1期生」です。

 

デビューした年は平地競走7勝、障害競走1勝、合計8勝でした。2年目の1987年にカルストンファストで京都大障害・秋(現在の京都ジャンプステークス)を制覇。デビュー3年目には優秀障害騎手賞を獲得するなど早くから障害騎手として活躍していました。

 

平地競走でも1990年に20勝をマークするなど活躍していましたが、所属していた厩舎の解散に伴い平地競走の騎乗数が減少。その一方で、障害レースの騎乗が多くなり、1997年にはアワパラゴンとのコンビで重賞3勝を含む18勝を挙げ、JRA最多勝利障害騎手に輝きました。このほか、優秀障害騎手賞を5度受賞するなど関西障害レースの中心騎手として活躍されました。

 

2015年の中山グランドジャンプでアップトゥデイトに騎乗し、障害G1(J-G1)初勝利を飾りました。同年の中山大障害でも勝利を挙げ、その年の最優秀障害馬にアップトゥデイトが選出されました。記憶に新しい所では、昨年の中山大障害でアップトゥデイトと共に大逃げを見せ、オジュウチョウサンとの死闘を演じました。

 

今年1月に障害競走2000回騎乗を区切りとして引退することを表明し、その2000回目が今回のレースとなりました。引退表明後の林騎手は勝ち星を重ね、6月22日現在で年間8勝を挙げています。これは、2010年の9勝以来の好成績となっております。平地競走1610戦80勝、障害競走1999戦197勝。障害競走200勝を前にしての引退です。

 

その2000回目の騎乗となるアスターサムソン。前走の京都ハイジャンプでは中山大障害3着のルペールノエル以下に5馬身差をつける圧勝。198勝目で騎手生活に幕を下ろす事ができるのでしょうか?

 

ライバルになりそうなのは、昨年このレースを制したシンキングダンサー(牡5 美浦・武市厩舎 60㎏ 金子騎手騎乗)、大逃げで牛若丸ジャンプステークスを制したタマモプラネット(牡8 栗東・南井厩舎 60㎏ 小坂騎手騎乗)などが挙げられます。

 

 

土曜の阪神競馬

阪神5R メイクデビュー阪神(芝1200m・10頭立て)発走12:15

 

■リップグロス(牝2 父ハーツクライ 母レディルージュ 栗東・安田隆厩舎 54㎏ 和田騎手騎乗)

 

レディルージュはJRAで5勝を挙げ、北九州記念や京阪杯(G3)などの重賞レースで2着になった快速馬です。ハーツクライの子供にスプリントというイメージは湧きづらいと思いますが、北九州記念を勝ったツルマルレオンもハーツクライ産駒ですので、母方のスピードが生きれば、初戦で勝つ可能性は高いと思います。

 

■セプタリアン(牡2 父キングヘイロー 母リビングフルーフ 栗東・池添学厩舎 54㎏ 福永騎手騎乗)

 

半姉に今年のクイーンカップ(G3)を制したテトラドラクマがいます。母方の3代母に当たるページプルーフは日本調教馬で初めてフランスG1レースモーリス・ド・ゲスト賞を制したシーキングザパールの母として有名です。

 

ワグネリアンで今年の日本ダービーを制した福永騎手ですが、初めてダービーに騎乗したのはセプタリアンの父であるキングヘイローでした(2番人気で14着)。あれから、20年。キングヘイローの最後の大物の予感がします。

 

 

阪神11R 垂水ステークス (1600万下 芝1800m・9頭立て)発走15:35

 

今年までの話ですが、4歳を迎えた馬は6月の時点で今まで稼いだ収得賞金(レースで1着になると加える賞金、または重賞レースで2着以内に入ると加える賞金)が半分になります。

 

つまり、4歳5月まで収得賞金が3200万円未満のオープン馬は1600万下に降格となります。

 

■キョウヘイ(牡4 栗東・宮本厩舎 57㎏ 高倉騎手騎乗)

 

垂水ステークス出走馬のうちオープンクラスから降級するのはレッドアンシェルキョウヘイの2頭がいます。ただ、土曜日の関西地方の天気が大雨の予想なので、不良馬場で行われたシンザン記念でアルアインペルシアンナイトを負かしたキョウヘイに注目したいと思います。

 

 

土曜の函館競馬

函館5R メイクデビュー函館(芝1200m・牝馬限定・10頭立て)発走12:05

 

■ウインアイルビータ(牝2 父アイルハヴアナザー 母コスモマーベラス 美浦・田中剛厩舎 54㎏ 松岡騎手騎乗)

 

ウマフリの記事「2018年度、注目の2歳馬~ウインレーシングクラブ編~」にも掲載された馬です。

 

母のコスモマーベラスはオープンレース時代のターコイズステークスを連覇するなど牝馬戦線で活躍した馬で、全姉は新馬戦勝利→函館2歳ステークスを12番人気で2着のウインジェルベーラです。

 

メンバー的に恵まれた印象があるので、姉と同様に新馬戦を勝利して、函館2歳ステークスで活躍してほしいものです。

 

www.uma-furi.com

 

 

(おかのひろのぶ)

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