【日曜の注目レース】昨年はダノンプレミアムが快勝!阪神芝1800mメイクデビューは評判馬3頭が参戦&メイクデビュー東京には白毛馬ハヤヤッコがデビュー!

 

日曜の東京競馬

東京5R メイクデビュー東京 (芝1800m・14頭立て)発走12:15

 

■ハヤヤッコ(父キングカメハメハ 母マシュマロ 美浦・国枝厩舎 三浦騎手騎乗)

 

希少価値の高い白毛馬(今年の2歳では4頭)のハヤヤッコがデビューします。

 

よく、競馬場の誘導馬の多くが白い毛をしていますが、あれは「芦毛(あしげ)」と呼ばれるものです。

芦毛馬は生まれたときは灰色等ですが、白毛馬は生まれた時から真っ白い馬体をしています。

全身の毛の大半が白く、肌がピンク色の馬のこと、またはその状態そのものを指します。

 

日本のサラブレッドで白毛馬が初めて生まれたのが、1979年に生まれたハクタイユーです。

芦毛は遺伝法則により両親のいずれかが必ず芦毛である必要があるのですが、

ハクタイユーは父が黒鹿毛のロングエース。母が栗毛のホマレブルであり、そこから芦毛馬が生まれる事はあり得なかったのです。

こうして、日本の競馬界の毛色に「白毛」という毛色が登場しました。

 

それから17年後の1996年。父は当時の競馬界を席巻したサンデーサイレンス(黒鹿毛)、母は鹿毛のウェブウインドから牝の白毛馬が誕生しました。

その馬はディープインパクトでお馴染みの金子真人氏によって購入され、シラユキヒメと名づけられました。

 

白毛馬は遺伝子の突然変異で生まれたため、体質的に弱い面があり、シラユキヒメは1勝もできませんでした。

しかし、母親になってからのシラユキヒメは繁殖牝馬として活躍。2番仔のホワイトベッセルは白毛馬のJRA初勝利を挙げ、長女のユキチャンは関東オークスなどダートの交流重賞を3勝しました。他にも白毛で鹿毛のブチ模様が入ったブチコなど、シラユキヒメの子供の牝馬は母馬としても活躍しています。

 

そして、ハヤヤッコの母親のマシュマロもJRAで2勝を挙げた馬です。

マシュマロの初めての子供がハヤヤッコです。

ペーパーオーナーゲーム関連の本ではノーザンファームの関係者が「スピードとパワーを兼ね備えている」などと高評価をするなど、

実力で人気が出そうな馬の予感がします。

 

しかし、宝塚記念当日の裏開催とはいえ、ハヤヤッコのライバル達も揃いました。

 

■アンブロークン(父ヴィクトワールピサ 母リップスポイズン 美浦・手塚厩舎 54キロ 石川騎手騎乗)

 

アンブロークンは昨年のセレクトセール1歳馬部門において4968万円で落札された馬です。

 

母のリップスポイズンはドイツ版桜花賞のドイツ1000ギニー(G2)を勝った馬です。

ドイツの競馬では珍しく、ミスタープロスペクターの近親配合があり、ヴィクトワールピサ産駒の成功パターンに当てはまります。

 

■クィーンズユニバンス(父ヴィクトワールピサ 母レディスキッパー 美浦・田村厩舎 54キロ 田辺騎手騎乗)

 

ヴィクトワールピサ産駒からはもう1頭のクィーンズユニバンスも侮れません。半姉に昨年のクイーンカップ(G3)を制し、オークスで3着のアドマイヤミヤビがいます。

 

1月7日に生まれたとの事で仕上がりは早い様子です。

血統的には3代母はディープインパクトブラックタイドなどの母で知られるウィンドインハーヘアがいますので、桜花賞候補の1頭と言ってもおかしくはないと思います。

 

■ホワイトヘブン(牝2 父ダンカーク 母オルレアンノオトメ 美浦・武市厩舎 54キロ 杉原騎手騎乗)

 

ウマフリ本編の「チャンスを掴む、その日のために〜ミルファームの2歳馬情報2018〜」で取り上げた4頭のうちの1頭です。

 

父のダンカークの競走馬時代はベルモントステークス(米国G1 ダート2400m)の2着が最高ですが、種牡馬になってシャンペンステークス(米国G1 ダート1400m)を勝ったHavanaやチリのG1レースタンテオデポトリジョス(ダート1500m)を勝ったEl Rey Brillanteなど2歳戦のG1レースに強い種牡馬です。

 

今年デビューする馬から日本での種牡馬生活をスタート。ホッカイドウ競馬で1勝を挙げており、

JRAのレースでもシークレットランがデビュー戦で2着に入るなど、まずまずのスタートを切っております。

 

「薄造りな牝馬」と清水代表は仰っていましたが、いい意味での裏切りを期待したいものです。

 

 

東京11R パラダイスステークス (3歳以上オープン 芝1400m・10頭立て)発走15:30

 

実績面では一昨年のNHKマイルカップ2着のロードクエスト(牡5 美浦・小島茂厩舎 57キロ 三浦騎手騎乗)が抜けていると思います。

しかし、一昨年の形成杯オータムハンデ(G3)以来勝っておらず、馬券対象になったのも昨年のカーバンクルステークス(オープン)の3着が最高です。

 

むしろ、ここは2連勝中のスターオブペルシャ(セン5 美浦・藤沢和厩舎 57キロ 内田騎手騎乗)、重馬場だった前走の多摩川ステークス(1600万下・芝1600m)を勝ったショウナンアンセム(牡5 美浦・田中剛厩舎 56キロ 津村騎手騎乗)に注目したいところです。

 

また、長期休養明けの前走、米子ステークスからの連闘で上京するブラヴィッシモ(牡6 栗東・須貝厩舎 56キロ 柴田善騎手騎乗)も侮れません。

 

 

日曜の阪神競馬 

阪神5R メイクデビュー阪神 (芝1800m・10頭立て)発走12:25

 

この時期の阪神芝1800mのメイクデビューは勝ち馬から後に活躍する馬が多く出ています。

 

昨年勝ったのはダノンプレミアム。ダービーまでに朝日杯フューチュリティステークス(G1)始め重賞3勝を挙げました。

他にもショウナンマイティ(G2時代の大阪杯制覇・2010年)、ロジユニヴァース(日本ダービー制覇・2008年)、アーネストリー(宝塚記念制覇・2007年)がいます。

 

また、敗れた馬でもキャプテントゥーレ(2007年)、トールポピー(2007年)、エイシンフラッシュ(2009年)と皐月賞などのクラシックを制した馬がデビューしています。

 

2019年のクラシック戦線を占う意味でも重要なレースに厩舎期待の馬が続々とスタンバイしました。

 

■ホウオウライジン(牡2 父キングカメハメハ 母ガールオンファイア 栗東・矢作厩舎 54キロ デムーロ騎手騎乗)

 

昨年のセレクトセール1歳馬部門において1億9440万円で落札された馬です。

 

母のガールオンファイアは未出走に終わりましたが、血統は素晴らしいものです。

祖母のレディブロンドディープインパクトの姉に当たり、現役期間が3か月の間に6戦5勝、スプリンターズステークス4着という驚異的な戦績を残しました。

母親になってからは帝王賞を制したゴルドブリッツを出し、孫にはレイデオロ(日本ダービー)がいます。

 

ガールオンファイアの子供は2頭目ですが、半兄のアグニシャインは2戦目で勝ち上がった後に1年半の休養に入りましたが、今年6月の500万下で復帰し3着と好走するなど素質の高さが伺えます。

ちなみにこのレースを勝ったブレステイキングはプリンシパルステークスでコズミックフォース(今年の日本ダービー3着馬)とアタマ差の接戦を演じた馬です。

 

血統面の良さとピッチ走法。距離は2000mまでなら持つと思います。

 

 

■アドマイヤジャスタ(牡2 父ジャスタウェイ 母アドマイヤテレサ 栗東・須貝厩舎 54キロ ルメール騎手騎乗)

 

2016年のセレクトセール0歳馬部門において1億5120万円で落札された馬です。

 

母は現役時代にJRAで5勝を挙げました。息子にはコールフィールドカップ(豪国G1)などを制したアドマイヤラクティ、小倉日経オープンを制したサトノジュピターを輩出しました。

 

ジャスタウェイは4歳の天皇賞・秋から破竹の勢いで勝ち上がり、晩成型の種牡馬に見えます。

しかし、2歳時には新潟2歳ステークス(G3)2着、3歳時にはアーリントンカップ(G3)優勝など持続的に成長する種牡馬と見ています。

 

ペーパーオーナーゲーム関連の本では高評価を得ている馬です。

ジャスタウェイの現役時代を管理した須貝調教師も「セレクトセール前にデビューさせて、ジャスタウェイの評価を高くしてあげたい」と公言しています。

その須貝厩舎からジャスタウェイ産駒の大物がいきなり登場します。

 

■ロードゼウス(牡2 父ディープインパクト 母スピニングワイルドキャット 栗東・中内田厩舎 川田騎手騎乗)

 

昨年はダノンプレミアムで勝利した中内田厩舎からは、一口馬主クラブのロードホースクラブで募集価格が7560万円のディープインパクト産駒が登場します。

半兄に昨年のもみじステークスを勝利、朝日杯フューチュリティステークス5着のダノンスマッシュがいる血統です。

 

母のスピニングワイルドキャットはアメリカで競走馬生活を過ごしましたが、6戦1勝と平凡なものでした。

しかし、2013年のキーンランドノベンバーセールと呼ばれる繁殖牝馬のセリで60万ドルの高値が付きました。

 

60万ドルの高値が付いた理由は祖母のHollywood Wildcatが米国競馬において現役、繁殖牝馬時代共に優れた戦績を残した牝馬であったからです。

Hollywood Wildcatはブリーダーズカップ・ディスタフ(米国G1・ダート1800m)など米国G1レースを3勝しました。

母親としてはブリーダーズカップ・マイル(米国G1・芝1600m)を制したWar Chantを輩出した名牝です。

 

ダノンスマッシュは短距離のほうが得意なようですが、父譲りの大きなフットワークを見せるあたり、今年も中内田厩舎の管理馬が出世レースを制する期待が出てきそうです。

 

その他にも半兄にオープンで活躍したダノンメジャーがいるサンサルドス(牡2 父オルフェーヴル 母ヴィヤダーナ 栗東・安田隆厩舎 54キロ 戸崎騎手騎乗)、

半兄に京都金杯を制したウインフルブルームがいるウインフルスター(牡2 父トーセンホマレボシ 母ハナノメガミ 栗東・宮本厩舎 54キロ 和田騎手騎乗)など10頭立てですが、メンバーが揃いました。

 

来年のクラシック戦線に向けて、果たして勝つのはどの馬でしょうか?

 

 

日曜の函館競馬

函館5R メイクデビュー函館 (芝1200m・15頭立て)発走12:05

 

■コパノマーティン(牡2 父スクリーンヒーロー 母ラブディラン 栗東・村山厩舎 54キロ 古川騎手騎乗)

 

昨年の北海道サマーセール1歳馬部門で最高値の4320万円で、Dr.コパこと小林祥晃氏が落札しました。

 

今までの2歳馬特集ではセレクトセールで1億、2億と桁違いの金額で落札された馬を紹介して、4320万円と言えば安い部類に入ると思いがちです。

しかし、北海道サマーセールの平均落札額が約574万円であった事を考えれば、かなりの高額で落札された馬です。

 

半兄のカシアスは昨年の函館2歳ステークス(G3)を制した馬です。また、母方の3代母のピュアグレインはアイルランドオークスなどG1レースを2勝した名馬です。

 

カシアスの父が短距離向きのキンシャサノキセキであったのに対し、この馬の父はスクリーンヒーローですので、距離が伸びても大丈夫だと思います。

ここで負けても、長い目で見てゆきたい馬だと思います。

 

 

(おかのひろのぶ)

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