【地方重賞回顧】第21回京成盃グランドマイラーズ(船橋・SⅢ)

京成盃グランドマイラーズ〜春の地方マイルチャンピオンは誰の手に!?〜

 

1997年に南関東重賞として施行された京成盃グランドマイラーズ

前身レースは1989年に創設された「グランドマイラーズ」です。冠名の「京成盃」は1989年よりあったレースですが、このレース創設と同時に2レース共廃止されています。

施行時期ですが、第1回目は6月スタートながら10月、11月に変更が度々あり、第10回目のレースから現行の6月に戻っています。

2006年のみ「京成盃スカイライナースプリント」という名称でダート1000メートルで施行されています。

この1年だけ何故違うのだろうかと京成電鉄を調べましたところ、京成船橋駅にもほぼ全てスカイライナーが停車することになったからでないのかと推測しています。(筆者関西在住なのであくまで推測です。)

 

 

レース回顧

 

中央から移籍後4連勝と破竹の勢いを見せるウェイトアンドシー、羽田盃以外全て馬券内で近走に至ってはこちらも4連勝と波にのるキングガンズラング、中央移籍後安定した成績で強さを見せるオメガヴェンデッタ、昨年の覇者リアライズリンクス、2着のムサシキングオー、一昨年のダービーGPの覇者トロヴァオ、マイルの古豪タイムズアローインフォーマーセイスコーピオンと小頭数ながらも春のマイルチャンピオンレースに相応しい顔触れです。どのようなレースになるのか楽しみです。

 

雨が降り残念ながら不良馬場での発走。ファンファーレを聞いて昭和を思い出してしまいながらスタートを待ちます。

 

3番ウェイトアンドシーがダッシュ良く押して先頭へ、内から鞭を入れて押しながら1番キングガンズラングも続き、6番リアライズリンクスも押しながら先頭集団に取り付き、外から8番オメガヴェンデッタも続きます。

少し離れて2番ムサシキングオー

後方に5番セイスコーピオンらが控える形に。

 

2コーナーから向こうに入る頃には縦長の展開に。

先頭集団を振り返ると3番ウェイトアンドシー、1番キングガンズラングが並んで引っ張り後続を離して行きます。少し離れて8番オメガヴェンデッタ、また間が空き6番リアライズリンクス。 かなり離れて2番ムサシキングオーが5番手という展開。

向こう正面半ば頃で1番キングガンズラングが3番ウェイトアンドシーを交わして先頭へ。

後方では5番セイスコーピオンが2番ムサシキングオーの外から交わしていこうという勢い。

前はバラけて、3コーナーで再び3番ウェイトアンドシーが外から1番キングガンズラングに並びかけるも、1番キングガンズラングは持ったまま。8番オメガヴェンデッタも前を捕らえにかかり6番リアライズリンクスが8番オメガヴェンデッタの外から追い出しにかかる!

3番ウェイトアンドシーに迫られた1番キングガンズラングは持ったまま4コーナーで再び引き離しにかかり、8番オメガヴェンデッタ、6番リアライズリンクスは外を回しながら先頭へ迫ろうと必死に追う!

さあ、勝負の直線。

1番キングガンズラング鞍上石崎駿騎手のGOサインが入ると、3番ウェイトアンドシーを完全に競り落とし、グイグイ脚を伸ばして独走態勢に!

後方は3番ウェイトアンドシーが内で粘るも、外から6番リアライズリンクスが伸びてくる!

間から8番オメガヴェンデッタも脚を伸ばし、やや後方内から2番ムサシキングオーも必死に脚を伸ばす!

しかし、リアライズリンクスの4馬身先で、1番キングガンズラングが後続を引き離してゴールイン。

2着は外から脚を伸ばした前年の覇者リアライズリンクス

3着争いはハナ差制して8番オメガヴェンデッタ

4着はハナ及ばすも3番ウェイトアンドシーをクビ差制した2番のムサシキングオーで決着。

 

 

全着順 

第21回京成盃グランドマイラーズ(SⅢ)3歳以上オープン(船橋・ダート1600m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
キングガンズラング
牡4
石崎駿
 1:39.2
2
リアライズリンクス
牡8
左海誠二
4
3
オメガヴェンデッタ
セ7
真島大輔
1.1/2
4
ムサシキングオー
牡9
本田正重
ハナ
5
ウェイトアンドシー
セ7
今野忠成
クビ
6
タイムズアロー
牡10
笹川翼
2
7
インフォーマー
牡7
 張田昴
クビ
8
トロヴァオ
牡5
御神本訓史
クビ
9
セイスコーピオン
牡8
森泰斗
4

 

 

1~3着馬コメント

1着 キングガンズラング (牡4)

父 ストリートセンス 母ダイワデリカシー (母父バブルガムフェロー)

 

いやぁ、強かったですね!3番ウェイトアンドシーと終始やり合う形になりながらも折り合いもついて、並びかけられるも突き放して最後は圧勝。3ハロン上がり最速タイと能力の違いを見せつけました。準パーフェクト連対は伊達じゃない!(このネタに気づいた方はガンダム好きですね笑)

ストリートセンスはケンタッキーダービー馬、産駒ではフリートストリートがエルムSを勝ち、現在ファッショニスタジープルメリアがダート戦線の上位に食い込もうと頑張っています。父父ストリートクライからはダート最強女王ゼニヤッタなどが輩出されています。

母父のバブルガムフェローはブルメドサイアートとしてマジンプロスパーが出ています。

 

2着 リアライズリンクス (牡8)

父ダイタクリーヴァ 母ブライティアイブン(母父マイネルラヴ)

 

昨年の覇者が久々も関係なく堂々の2着!ここから秋の不振を拭えるのか期待ですね。高齢ながらもまだまだ頑張ってくれそうです。

 

また血統も渋く父ダイタクリーヴァは幻の3冠馬と言われたフジキセキの子供で、クラシック戦線からマイル戦線を賑わせました。G1には届きませんでしたが、フジキセキ初期の代表産駒と言って過言はないでしょう。近親馬にはダイタクバートラム、暴走王ダイタクヘリオスがいます。

母父マイネルラヴはスプリントマイル王タイキシャトルにスプリンターズSで勝利しています。

 

3着 オメガヴェンデッタ (セ7)

父ゼンノロブロイ 母ビハインドザマスク (母父ホワイトマズル)

 

今レースはバテずジリジリ頑張って3着を確保。マイルより短い距離の方が良いかなという印象はやはりありますが、勝負根性というのでしょうか、差されるかなと思いましたが勝負どころの粘りは見事でした。地方移籍後、欲しいのはホント勝利だけですね。

 

ゼンノロブロイは現役時代、秋古馬3冠を達成。サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬です。また産駒は距離不問馬場不問で輩出。芝ではオークス馬サンテミリオンをはじめトレイルブレイザーアニメイトバイオなど、ダートではJDD勝ち馬マグニフィカ、東京ダービーの勝ち馬マカニビスティー、アンタレスS勝ち馬のナムラビクターを輩出しています。

 

5連勝となりどこまで連勝続けるのか楽しみなキングガンズラング、並びに関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ