【地方重賞回顧】第41回帝王賞(大井・JpnⅠ)

帝王賞 〜春のダートグランプリ!あなたの夢は?!〜

レース概要

1978年に5歳以上の重賞競走として大井競馬2800m戦として創設。

1986年に中央競馬招待競走となりJRA所属馬が出走可能となる。距離も2000mに短縮。

1995年に中央、地方全国指定交流競走に指定。

2009年にJRA所属馬の出走枠が6頭に、2016年には7頭に変更となる。

 

 

レース回顧

本年も豪華な顔触れとなりましたね。

中央からは、JRAダート最優秀馬のゴールドドリームを筆頭に、川崎記念勝ち馬ケイティブレイブ、切れ味抜群の古豪サウンドトゥルー、本年のドバイWCではタイムを1秒短縮してきたアウォーディー、かしわ記念2着のオールブラッシュ、チャンピオンズC2着のテイエムジンソクなど。

地方からは昨年の年度代表馬ヒガシウィルウィン。名古屋の大将カツゲキキトキト。そして中央から移籍後圧倒的な強さで連勝中のリッカルドらが出走です。

 

あなたの夢はどの馬でしょうか?

――私の夢はアポロケンタッキーです。

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JRA勢に対して地方馬が1泡吹かせることができるのか?!

素晴らしいメンバーが集まった舞台で良いレースが期待出来そうです。

 

馬場の発表は良馬場。10レースまでは前残りの様な感じですが、差し脚鋭い馬も十分届く傾向のように思います。

 

スタートは4番ゴールドドリームがやや出遅れ、5番テイエムジンソクが注文通りハナを伺います。

それに続いて12番オールブラッシュ、2番ケイティブレイブが続いて第2コーナー回ったあたりで、だいぶ縦長の展開に。

相変わらず5番テイエムジンソクが早い逃げでレースを作り、後ろに12番オールブラッシュ、やや離れて2番ケイティブレイブが3番手。

中団は1番グランユニヴェール、4番ゴールドドリーム、7番アウォーディー、6番リッカルドが形成。

後方には14番カツゲキキトキト、8番ヒガシウィルウィン、13番サブノクロヒョウ、10番サウンドトゥルー、離れて9番アポロケンタッキー

 

向こう正面中頃から後方各馬が追い出しにかかり、4番ゴールドドリームがポジションを上げて内に入れていきます。

3コーナー手前では徐々に5番テイエムジンソクのリードが無くなり4番ゴールドドリームが内から先頭に迫っていき、2番ケイティブレイブは外からコーナーリングを活かして先頭に迫ります!

さぁ直線! 先頭はまだ5番テイエムジンソク

その外から2番手に2番ケイティブレイブ、最内から4番ゴールドドリームも襲い掛かる!

4番手の6番リッカルドも前を追う。

後ろからは7番アウォーディー、さらにその外からは捲ってポジションを上げていた10番サウンドトゥルーが、前が開いた状態で自慢の末脚を繰り出しに行く!

 

直線半ばで4番ゴールドドリーム、2番ケイティブレイブが5番テイエムジンソクを競り落とし、二頭の叩き合いに!

6番リッカルド、大外から10番サウンドトゥルーが矢のような末脚でグングン先頭に詰め寄る!

2番ケイティブレイブが先頭に出たように見えたが、内から4番ゴールドドリームが食らいつき僅かにまた前に出る!

激しい追い比べのまま半馬身差でゴールドドリームが先着、2着には激しい追い比べも僅か及ばす2番ケイティブレイブ

3着は大外からまさしく飛んで来た10番サウンドトゥルー。離された4着には先頭集団で食らいつき粘り切った6番リッカルド、5着には8番ヒガシウィルウィンが中団から伸びてきて入線という結果に。

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全着順

第41回帝王賞(JpnⅠ)4歳以上・重賞(大井・ダート2000m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]ゴールドドリーム
牡5
C.ルメール
 2:04.2
2
[J]ケイティブレイブ
牡5
福永祐一
クビ
3
[J]サウンドトゥルー
セ8
大野拓弥
1.1/2
4
リッカルド
セ7
矢野貴之
3
5
ヒガシウィルウィン
牡4
森泰斗
クビ
6
[J]テイエムジンソク
牡6
古川吉洋
2
7
[愛]カツゲキキトキト
牡5
 大畑雅章
クビ
8
[J]アウォーディー
牡8
武豊
ハナ
9
[J]オールブラッシュ
牡6
田辺裕信
3
10
サブノクロヒョウ
牡5
笹川翼
3/4
11
[J]アポロケンタッキー
牡6
内田博幸
3/4
12
グランユニヴェール
牡5
高松亮
大差
13
[愛]アサクサポイント
セ10
加藤聡一
9
14
トーセンスパンキー
牡6
遠藤健太
10
15
ネオヴェルモット
牝4
千田洋
大差

 

 

1~3着馬コメント

1着 ゴールドドリーム (牡5)

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父ゴールドアリュール 母モンヴェール(母父フレンチデピュティ)

距離不安、右回り不安や気性面など不安材料が言われる中、何のその! スタートの出が悪かったものの序盤に中団につけルメール騎手の好判断で内に入れ、最後は根性でケイティブレイブを競り落とし、春の王者へ。成長も確実にしているように見え、これでダートGⅠ4勝目。ダート界の現在のチャンピオンといって良いのではないのでしょうか。

そして、父ゴールドアリュールはダートチャンピオンホースを何頭出すのだろうかとただ凄いの一言。もっと産駒を見て見たいと思いますが、早く亡くなったのが残念でなりません。

孫の世代にもダートチャンピオンホースが出ることに期待したいですね!

 

2着 ケイティブレイブ (牡5)

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父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母父サクラローレル)

中距離以上だと本当に安定感抜群で、ハイペースを3番手につけ、直線で先頭に並びかける横綱競馬。 ゴールドドリームには競り負けましたが負けて強しの内容だと思います。 ゴールドドリームと牡馬5歳の2頭が今後ダート界を引っ張って行くのだろうなとレースを見ながら感じました。

アドマイヤマックスは高松宮記念の勝ち馬で短距離路線のイメージがありますが、サンデーサイレンスに母父ノーザンテーストという王道血統。ケイティブレイブは母父サクラローレル、母父父rainbow questから重厚なスタミナを受け継いでる印象です。

 

3着 サウンドトゥルー (セ8)

父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母父フジキセキ)

久しぶりにこの馬らしい差し脚を見たような気がします!

前走、前々走と良いところがなく年齢的なものもあり厳しいのかなと思っておりました。サウンドトゥルー、申し訳ございませんというのが本音です。

後方で待機はいつも通り。向こう正面から追い出し、直線に入る頃には射程圏。ハイペースなどの展開もこの馬向きになったと思いますが、上がり3ハロンは最速、ただ1頭だけ37秒台とまだまだ戦えるということを証明したレースだと思います。古豪として今後若い世代にどう立ち向かって行くのか楽しみです。血統的にも息の長い血統だと思いますのでまだまだ頑張ってくれそうです。

 

4着、5着にはリッカルドヒガシウィルウィンが入り地方馬も負けてないというところを見せれたのではないでしょうか、ダート戦線に一石を投じたように思います。

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リッカルドは先行しハイペースを粘りきり、ヒガシウィルウィンは中団からジリジリ伸び3ハロン上がり2位という脚で入線。両馬ともこのメンバーの中で入着というのは胸を張ってもいい結果だと思います! 今後やり返してくれることに期待します!

 

 

今年も素晴らしいレース、名勝負を見れたことに感謝しつつ。

ゴールドドリーム、関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

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