【地方重賞回顧】第22回スパーキングレディーカップ(JpnⅢ)

スパーキングレディーカップ 〜夏のマイル女王決定戦?!〜

レース概要

1997年に現3歳牝馬限定のダート2000m戦として創設されます。

翌年には距離が1600m戦に、出走条件は3歳以上に変更され、中央・地方全国指定交流戦に指定されてJpnⅢに格付けされます。

2011年にGRANDAM-JAPANの古馬シリーズ第1戦に組み込まれました。

 

レース回顧

今年は3歳からの出走は無しということで古馬対3歳馬の力勝負が見れずに少し寂しいですが、中央から2歳ダートチャンピオンのリエノテソーロ、牝馬ダート重賞2勝のワンミリオンス、ダートデビューもローズS勝ち馬のラビットラン、ダートスプリントでこれからのオウケンビリーヴが中央から出走。

地方からは地方移籍後パーフェクト連帯中のラーゴブルー、地方移籍しひと叩きのブランシェクール、古豪ラインハートなど中々の曲者揃いで面白いレースが期待できそうです。

 

ゲートが開いてややバラついたスタート。

内から3番リエノテソーロが先手を奪いに掛かるが、外から被せるように10番オルキスリアンがハナを奪い主導権を握ります。

向こう正面出る頃には縦長の隊列。

先頭は後ろを少し離して10番オルキスリアン、単独2番手に3番リエノテソーロ、3番手集団に7番ラインハート、その外に12番芦毛が生えるオウケンビリーヴ、その後ろに9番ラビットランが続きます。

後方には8番ワンミリオンス、5番ラーゴブルー、さらに後方には1番ブランシェクールというような流れで向こう正面から3コーナーへ。

その間に後方8番ワンミリオンスは促しながら、5番ラーゴブルー、1番ブランシェクールは追い出しを開始して前とのポジションを上げていきます。

前はというと10番オルキスリアンが依然先頭。

3番リエノテソーロに12番オウケンビリーヴが迫り、9番ラビットランも追いかけるように続きます。

3コーナーに入るところで動きます。

3番リエノテソーロが先頭に。その外から12番オウケンビリーヴ、さらに外から9番ラビットランも3番リエノテソーロに迫ろうと追い出しを開始。 離れた後ろでは8番ワンミリオンスが良い脚で先頭に迫ろうと追い出します。

さぁ、直線!

内に3番リエノテソーロが後続を振り切ろうと粘り、12番オウケンビリーヴが一完歩ずつ3番リエノテソーロに迫る!

外にら9番ラビットランも前を行く2頭に並びかけようとするが差が縮まらない。

8番ワンミリオンスが脚を伸ばして9番ラビットランに迫ろうとする。

12番オウケンビリーヴが3番リエノテソーロに馬体を併せにかかったところで、3番リエノテソーロが先頭でゴールイン。

2番手は半馬身差で12番オウケンビリーヴ

9ラビットランが3着、8番ワンミリオンスが後方から脚を伸ばして4着で入線。

5着は前から離れたが最後方から脚を伸ばした1番ブランシェクール

 

 

全着順

第22回スパーキングレディーカップ(JpnⅢ)3歳以上牝馬オープン(川崎・ダート1600m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
[J]リエノテソーロ
牝4
吉田隼人
 1:40.8
2
[J]オウケンビリーヴ
牝5
C.ルメール
1/2
3
[J]ラビットラン
牝4
川田将雅
1.1/2
4
[J]ワンミリオンス
牝5
福永祐一
1.1/2
5
ブランシェクール
牝5
御神本訓史
5
6
ラーゴブルー
牝4
吉原寛人
1
7
ラインハート
牝7
笹川翼
1
8
オルキスリアン
牝5
繁田健一
1.1/2
9
シュンプウ
牝4
町田直希
1.1/2
10
マコトカンパネッロ
牝6
赤岡修次
3/4
11
フラワーオアシス
牝5
瀧川寿希也
3
12
ドンナディヴィーノ
牝5
矢野貴之
3
13
マテリアメディカ
牝5
小杉亮
2

 

 

1~3着馬コメント

1着 リエノテソーロ (牝4)

父speightstown 母akilina (母父langfuhr)

1昨年のダート2歳チャンピオンが復活です!

NHKマイル2着以降、芝、ダートの短距離からマイルまで色々試されてきましたが、結果が出ず。しかし、自身が大舞台を勝利した場所で復活となりました。よほど川崎のマイルが相性良いのでしょうか。 ダート戦線に戻るのであれば面白い1頭ですね、今後の動向に注目です。

 

リエノテソーロはアメリカの血統をぎゅっと凝縮したような構成。

speightstotownはダート短距離最優秀馬。これぞアメリカ血統という構成ですね。セクレタリアトのクロスがあったりちょっとニヤッとしてしまいます。産駒にはマテラスカイモズスーパーフレアなどがいて、日本のダート適性有りという印象ですね。

母はdanzig系にgulchとこれまたアメリカという血統。母型の先祖にはeazy goerもいたりと面白い血統です。

 

先行すれば粘り強いですね、やはりダートマイル以下だと要注意の馬ですね。

 

2着 オウケンビリーヴ (牝5)

父クロフネ 母ビスクドール(母父サンデーサイレンス)

ダート短距離で善戦続きでしたが重賞級であることが証明されましたね。ここから良血が花開くのか楽しみです。

 

父は言わずと知れたクロフネ。牝馬は特に成績が良く、ホエールキャプチャカレンチャンスリープレスナイトを筆頭に、現役では牝馬戦線の主役の1角アエロリットがいます。芝馬が多いですが牡馬ではテイエムジンソクマイネルクロップとダート向きな馬が多いです。

また母スクドールトゥザヴィクトリーサイレントディールの全兄妹。トゥザヴィクトリートゥザワールドトゥザグローリーを輩出、また半兄妹のベネンシアドールからはデニムアンドルビー、今年の牡馬戦線を話題とともに賑わせたキタノコマンドールを輩出しています。まさに名牝の血脈です。

息の長い活躍をする馬が多いので本馬もこれからの成長曲線がどうなっていくのか楽しみです。

 

3着 ラビットラン (牝4)

父tapit  母amelia(母父dixieland band)

父はラニでおなじみのtapit。母の名前でカクリコンを思い出すのは置いておいて、母父のdixielandbandはブルードメアサイアーとして非常に優秀でケンタッキーダービー馬のストリートセンスを筆頭に、日本では菊花賞馬のデルタブルース、阪神JF勝ち馬のレッドリヴエール、最強の2勝目馬サウンドオブアースがいます。

 

本馬はダートデビューでしたがローズSを勝ちそれ以後は芝を使われていました。今回、久々にダートに戻しての3着。復調の狼煙でしょうか。芝、ダート共にいけそうですがダートの方が相性が良いように思います。そしてマイルは短い印象。中距離で見てみたいですね。

 

 

リエノテソーロ、また関係者の方々、復活の勝利おめでとうございます。

 

最後ではございますが、大雨で被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げますと共に、早く今まで通りの生活に戻れますようお祈り申し上げます。

 

 

(ysk.h08)

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