【地方重賞回顧】第8回習志野きらっとスプリント(船橋・SⅡ)

習志野きらっとスプリント 〜夏の超電撃戦の覇者は?!〜

レース概要

2011年に地方重賞SⅢ競走として創設された船橋競馬場1000m戦です。地方競馬スーパースプリントシリーズの決勝戦として開催されます。

2018年に格上げされSⅡとなりました。

 

レース回顧

本年も全国から超短距離の猛者達が集まりました。ラディヴィナを筆頭に、サトノスピードオーアピアクルセイズスピリツフラットライナーズ、古豪サトノタイガー。全国からはタイセイバンデットエイシンテキサスなどスピード自慢が集結。果たして「ワンターンに駆ける」電撃戦の勝者はどのスピード自慢が勝ち取るのか、この暑さに負けない熱いレースを見せてくれるのか注目です。

 

ゲートが開いて少しバラついたスタート。1番サトノスピードオー、5番アピアが出遅れる。

前はというと、3番フラットライナーズ、6番ラディヴィナ、11番クルセイズスピリツ、13番エイシンテキサスが横並びで電撃戦らしい激しい主導権争い。

5番アピアは出遅れを巻き返し内に入れて前の4番コウギョウダグラス等を見るポジションまで押し上げる。外では12番シュダイカが鞍上の叱咤に応えたいが脚を使えそうになく、追走に手いっぱいの模様。後方集団では10番サクラレグナム、1番サトノスピードオーらが脚を溜めて機を伺う。

3コーナーでやや動きが。

3番フラットライナーズ、11番クルセイズスピリツが抜け出し、6番ラディヴィナ、13番エイシンテキサスはスタミナ切れか前の2頭に置いていかれる。内で虎視眈眈と5番アピアが徐々に進出しいつ前を捕まえようかとタイミングを計っている。

直線に入ると内に3番フラットライナーズ、外11番クルセイズスピリツが逃げ残りを狙うが、2頭の真ん中にポジションを取った5番アピアが間を割ってグングン伸びて先頭へ!

外11番クルセイズスピリツが5番アピアに懸命に食い下がる、3番フラットライナーズは内で粘ろうとするも我慢の限界か2着争いから脱落。

大外からは末脚一閃、10番サクラレグナムと1番サトノスピードオーが併せ馬の形で激しい追い比べで一気に伸びてくる。

しかし、5番アピアが先頭でゴールイン。

11番クルセイズスピリツは粘り切り2着を確保。

3着争いは大外の2頭の激しい追い比べの末クビの上げ下げで10番サクラレグナムが1番サトノスピードオーを抑えて3着。

4着はハナ差及ばす1番サトノスピードオー

5着は前から離されるもジワジワと伸びてきた9番サトノタイガーが内で粘る3番フラットライナーズを捕らえた。

 

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全着順

第8回習志野きらっとスプリント(SⅡ)3歳以上オープン(船橋・ダート1000m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
アピア
セ7
御神本訓史
 1:00.3
2
クルセイズスピリツ
牡3
西啓太
1
3
[高]サクラレグナム
牡9
赤岡修次
1
4
サトノスピードオー
牡5
川島正太郎
ハナ
5
サトノタイガー
牡10
笹川翼
2
6
フラットライナーズ
牡6
左海誠二
3/4
7
ラディヴィナ
牝5
瀧川寿希也
アタマ
8
ジョーオリオン
牡9
藤本現暉
2
9
[北]タイセイバンデット
牡7
岩橋勇二
3/4
10
[笠]ワイルドジーク
牡7
岡部誠
1.1/2
11
[佐]エイシンテキサス
牡8
岡部健司
1.1/2
12
[佐]シュダイカ
牝4
真島大輔
1.1/2
13
[佐]コウギョウダグラス
牡11
村松翔太
クビ
14
[兵]モンドール
牡5
竹村達也
3

 

 

1~3着馬コメント

1着 アピア (セン7)

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父ファスリエフ 母ウインプレセア(母父アグネスタキオン)

 

ファスリエフは欧州2歳チャンピオン。産駒には羽田盃の勝ち馬キャプテンキングがいます。

母系は遡ればビューチルフルドリーマーに辿り着く日本に根付いた血統。母父としてのアグネスタキオンはダートでは今年大復活を遂げたノンコノユメを輩出しています。

 

出遅れてヒヤッとしたものの早めに内に入れて巻き返し、追走も余裕充分直線に入ると前を楽に交わしまさに完勝。圧倒的1番人気に応えた強い勝ち方でした。地方重賞のスプリントの主役ですね。船橋競馬場の1000mは3戦3勝と得意にしています。

今後はまた交流重賞にチャレンジするのかなど、次走が楽しみですね。

 

2着 クルセイズスピリツ (牡3)

父サウスヴィグラス 母クルセイズ(母父バブルガムフェロー)

 

サウスヴィグラスは言わずと知れた地方のビッグサイアー。本年はグラヴィオーラサザンヴィグラスが活躍と勢いは止まりません。

母父のバブルガムフェローは産駒でも母父としてもダートに強い馬が多いですね。

 

クルセイズスピリツは激しい先行争いをし、崩れて行く中ただ1頭粘り切りました。斤量が軽いにしても3歳で果敢に歴戦の古馬達を相手に大健闘と言っていいでしょう。今後はスプリント界に旋風を巻き起こして欲しいですね。父のようなスプリンターになることを期待したいです。

 

3着 サクラレグナム (牡9)

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父サクラプレジデント  母グローリーゲイト(母父ブライアンズタイム)

 

サクラプレジデントと言えばヤンチャなイメージですが現役時代の実力はネオユニヴァースと互角の戦いを演じるほどでした。

産駒はサクラゴスペルが代表産駒ですね。短距離馬が得意な馬が多いように思います。

母系からはダンツダンサーが出ています。

 

南関遠征はここ最近中々結果が出てこなかったものの高齢ながら見事な末脚と勝負根性で3着。

9歳とはいえ今日の激走を見る限りまだまだ頑張れそうですね。どこでこの末脚が発揮されるかわかりませんが、さきたま杯でも人気以上の着順でネロベストウォーリアより上の着順に来てますので、出走するときは要注意ですね。

高齢なので無理をしないで無事に競走生活を終えてほしいものです。

 

 

地方競馬スーパースプリントシリーズファイナルを制したアピア、並びに関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

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