【地方重賞回顧】第39回サンタアニタトロフィー(大井・SⅢ)

サンタアニタトロフィー 〜夏のマイル第1弾!〜

レース概要

1996年に大井競馬場がアメリカのサンタアニタパーク競馬場と交流提携を締結したことにより、従来の関東盃の名称を変更し現在に至ります。

 

2010年までは1600mで施行、2011年はトゥインクルナイター25周年を記念して1800m戦の国際招待競走で施行されました。2012年からは再び国際招待ではなくなり、距離も1600mのハンデ戦に戻されています。

 

レース回顧

昨年のNAR年度代表馬ヒガシウィルウィンが出走。ハンデ頭ながらJDD以来の勝利が是が非でも欲しいところです。

復調し2連勝と波に乗るバルダッサーレ

地方移籍3戦目のモンドアルジェンテ、昨年の春以来のマイルに挑むカンムル。古豪のムサシキングオーゴーディー、連対率が高いフォクスホールなど、多彩なメンバーが揃いました。

 

12番ニシノラピートが好スタートを決め先頭へ。5番ゴーディーもダッシュよく2番手集団へ。行き足つかず1番モンドアルジェンテ、4番カンムルは後方から。1番人気のヒガシウィルウィンはゲートを出た直後外にモタれたものの行き脚が付いてからは外から2番手へ。10番リアライズリンクスが4番手で1コーナーへ。

前の隊列は変わらず5番手集団に内から2番ムサシキングオー、真ん中に9番フォクスホール、外には11番バルダッサーレと並ぶ格好。少し離れて4番カンムルらが後方集団を形成。最後方に1番モンドアルジェンテで3コーナーへ。

逃げる12番ニシノラピートの先頭は変わらないがリードが徐々に無くなっていき、先行集団がギュッと一団に。内から5番ゴーディー、13番ヒガシウィルウィンが追い出し、10番リアライズリンクス、9番フォクスホール、外からは11番バルダッサーレも続いて、直線へ。

逃げる12番ニシノラピート、を目掛けて内に進路をとった5番ゴーディー、真ん中から13番ヒガシウィルウィン、真ん中外目から11番バルダッサーレも追い込んでくる!

13番ヒガシウィルウィンが12番ニシノラピートを一気に交わして先頭へ!外から追い込んできた11番バルダッサーレもその勢いのまま12番ニシノラピートを交わして2番手にあがり、13番ヒガシウィルウィンを必死に追撃するも差は縮まらず。13番ヒガシウィルウィンが先頭でゴールイン。2番手には11番バルダッサーレ

3番手は、9番フォクスホールや3番グランディオーソの大外からの猛追を凌ぎきった12番ニシノラピート

 

全着順

第39回サンタアニタトロフィー(SⅢ)3歳以上オープン重賞(大井・ダート1600m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
ヒガシウィルウィン
牡4
森泰斗
 1:40.9
2
バルダッサーレ
牡5
笹川翼
2
3
ニシノラピート
牝7
瀧川寿希也
1.3/4
4
フォクスホール
牡5
繁田健一
クビ
5
グランディオーソ
牡9
吉原寛人
ハナ
6
ムサシキングオー
牡9
本田正重
1/2
7
モンドアルジェンテ
牡6
御神本訓史
クビ
8
ゴーディー
牡10
的場文男
1.1/4
9
リコーベルリネッタ
牡6
藤本現暉
クビ
10
リアライズリンクス
牡8
岡部誠
ハナ
11
グランユニヴェール
牡5
高松亮
3
12
サージェントバッジ
牡6
赤岡修次
3/4
13
カンムル
牡4
左海誠二
3/4

 

 

1~3着馬コメント

1着 ヒガシウィルウィン (牡4)

父サウスヴィグラス 母プリモタイム (母父ブライアンズタイム)

 

昨年の南関2冠馬が交流重賞で並居る中央馬達と戦っていたとはいえ、JDD以来1年ぶりの勝利。トップハンデ59キロで内回りの大外と二重苦でしたが、ここでは性能が違うと言わんばかりに見た目以上に完勝でしたね。秋へ向けて好発進と言ったところでしょうか。

直線入って少しズブい面も見せましたが、このままマイルに進むのか中距離に進むのか次走が楽しみであります。森騎手は怪我でJDDには乗れず、ここまでヒガシウィルウィンが勝てていなかったこともあり、ゴール後のガッツポーズは印象深いシーンでした。

 

母系はグランド牧場ゆかりの血統。母母のキハクからはタイニーダンサーが出ています。

 

2着 バルダッサーレ (牡5)

父アンライバルド 母メイルリヒト (母父フジキセキ)

笹川騎手を鞍上に迎えて2連勝で挑んだ1戦。ヒガシウィルウィンには及ばなかったものの3着以下には完勝と一昨年の東京ダービー馬は完全復活と見て良いのではないでしょうか?

地方戦線に頼もしい1頭が復活してくれたのは嬉しい限りです。

 

母系は名種牡馬アローエクスプレスを出したソーダストリームに連なる血筋。日本には半世紀近く根付いていますね。母系からは桜花賞馬プリモディーネが出ています。大事にしてほしい血統です。

 

3着 ニシノラピート (牝7)

父 サウスヴィグラス 母ミスダイナクリス(母父dynaformer)

牡馬に混じりただ1頭の牝馬での参戦でしたが、勢いよくハナを切って見せ場十分。直線では前の2頭に交わされるも粘りを見せ、後続は抑えての3着。マイルではそこまで大崩れがないだけに牡馬相手にこれだけ走れたら牝馬限定戦では久しぶりの勝利を味わえるのではと思います。

 

母父のdynaformerは母父としては中央のマイル重賞戦線を賑わせたグランシルクがいます。

 

またdynaformerの母系からはエアデジャヴーエアシャカールを輩出したアイドリームドアドリームがいます。

 

 

ヒガシウィルウィン、並びに関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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