【地方重賞回顧】第52回黒潮盃(大井・SⅡ)

黒潮盃 〜3歳秋のチャンピオンシップ初戦の勝者は?!〜 

レース概要

1967年4月に現3歳の1800m戦として創設。

南関東3冠の前哨戦として位置づけされていたが1999年に現行の夏開催に移動する。

2004年から地方競馬全国交流競走となる。

 

レース回顧

今年は東海ダービー馬のビップレイジング、佐賀からはベルセルクが参戦。南関東クラシックを戦った、クリスタルシルバークロスケワグナーコーヴが参戦。別路線組からはデイジーカーニバルステラライト、1頭牝馬でミスマンマミーアが参戦と、好メンバーが揃った印象。

秋に向けてクラシック組が貫禄を見せるのか。はたまた別路線組が台頭してくるのか。楽しみな1戦です。

 

ゲートが開くと激しい先行争いが。

6番ワグナーコーヴ、7番スプリングマン、9番ステラライト、14番ワンダーツー、5番クリスタルシルバーの5頭が行き、熾烈な主導権争い。主導権はどの馬が握るのか。

向こう正面に出ると縦長の展開。

先行争いの主導権は6番ワグナーコーヴと7番スプリングマンが掴み取る。14番ワンダーツー、9番ステラライト、5番クリスタルシルバーはやや控えるも先頭集団でレースを進める。

先頭集団のやや後ろには1番デイジーカーニバル、2番ベルセルク、15番トミケンジョメルト、11番マッドドッグ、8番クロスケがつける。

牝馬の10番ミスマンマミーアはかなり離されて末脚勝負にかける。

 

先頭集団が3コーナーに入ると7番スプリングマンが先行集団から脱落していき、6番ワグナーコーヴ、9番ステラライト、14番ワンダーツーの3頭が並んでコーナーに突入。

3頭の後ろには5番クリスタルシルバーがつける。やや離れて1番デイジーカーニバル、外に持ち出したクロスケが進出開始。

直線に入ると6番ワグナーコーヴと14番ワンダーツーが粘りこみをはかるが、外から5番クリスタルシルバーが満を持して追い出し開始。

2頭に並ぶとあっという間に交わした5番クリスタルシルバーが後続を突き放す。しかし5番クリスタルシルバーに待ったをかけるように、外に持ち出して追い出していた8番クロスケが猛追。後続を突き放し、2頭の一騎打ち。グングン一完歩ごとに迫る8番クロスケ、押し切りたい5番クリスタルシルバーの激しい追い比べ!

2頭が馬体を併せたところでゴールイン。クロスケがゴール板手前で捉えて1着。2着は5番クリスタルシルバー。離れた3着争いは14番ワンダーツーが粘るが後方から10番ミスマンマミーアが捉えて3着でゴール。4着は粘った14番ワンダーツー

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全着順

第52回黒潮盃(SⅡ)3歳・重賞(大井・ダート1800m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
クロスケ
牡3
笹川翼
 1:54.4
2
クリスタルシルバー
牡3
的場文男
アタマ
3
ミスマンマミーア
牝3
森泰斗
8
4
ワンダーツー
牡3
左海誠二
1.3/4
5
マースインディ
牡3
藤本現暉
1.1/2
6
サマルカンドブルー
牡3
瀧川寿希也
2.1/2
7
[佐]ベルセルク
牡3
真島大輔
1
8
ワグナーコーヴ
牡3
御神本訓史
2
9
ステラライト
牡3
赤岡修次
1/2
10
[笠]ビップレイジング
牡3
藤原幹生
クビ
11
デイジーカーニバル
牡3
石崎駿
3
12
[北]マッドドッグ
牡3
本田正重
1/2
13
キャスタウェイ
牡3
町田直希
2
14
トミケンジョメルト
牡3
矢野貴之
3/4
15
スプリングマン
牡3
繁田健一
5

 

 

1~3着馬コメント

1着 クロスケ(牡3)

父キャプテントゥーレ 母フェニックスワン(母父ブライアンズタイム)

 

2歳11月以来の勝利。善戦続きに終止符が打たれました。 南関東クラシックは善戦続きもやっと結果が出ました。末脚に磨きがかかってきたように思います。 秋に向けて良いスタートが切れました。

キャプテントゥーレは6歳まで一線級で活躍。母父ブライアンズタイム産駒も活躍期間が長く成長力もあるのでクロスケもこれから成長すると思われ、秋以降が楽しみです。

 

2着 クリスタルシルバー(牡3)

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父サムライハート 母マルヨシロワイン(母父アジュディケーティング)

 

押し切りたかったもののクロスケの末脚に屈しはしたものの後続は千切っての2着。東京ダービー2着、JDD地方最先着と南関東の3歳大将格として充分な強さを見せつけたと思います。春先には考えられてないくらいに評価が激変した1頭ですが成長曲線は右肩上がり、秋に向けてどんな上がり方を見せてくれるのか楽しみです。

サムライハートは名牝エアグルーヴが母、父は日本の血統図を塗り替えた大種牡馬サンデーサイレンスと超一流血統。最近では中央オープンで活躍しているライトフェアリー、北海道の雄オヤコダカがいます。

 

3着 ミスマンマミーア(牝3)

父タニノギムレット 母サンデーメモリー (母父サンデーサイレンス)

 

牝馬で唯一出走して、後方から1頭末脚を伸ばして3着確保。前2頭には及びませんでしたが牝馬という点を考えても復調気配を見せたレースだと思います。牝馬戦線を盛り上げて、3歳牝馬の大将格まで成長しそうな気がします。

路線の選択も含めて、次走の選択も含めて楽しみです。血統的にも芝ももう一度見てみたいですね。

 

3歳牡馬クラシック好走組が圧倒的な強さを見せた今レースですが、クロスケクリスタルシルバー共に先着を許したクラシック馬たちや中央馬にどこまで迫れるか楽しみです。勢いのまま南関東代表格まで上り詰めるのかも楽しみですね。

 

クロスケ、関係者の皆様、黒潮盃優勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

(写真・よしフォト)

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