【地方重賞回顧】第47回戸塚記念(川崎・SⅠ)

戸塚記念 〜3歳夏王者は決まるか?!〜

レース概要

1971年に4歳(現3歳)南関東所属限定重賞として川崎競馬場2000mのハンデキャップ戦【報知盃 戸塚記念】の名称で創設。

1998年から2100m戦に変更。

2002、2003年と2000mで行われたが、2004年に2100m戦に再度変更。負担重量も別定重量に変更される。

 

レース回顧

さて出走メンバーを見ると、中央から移籍2戦目のトキノパイレーツ、クラシックを戦ってきたメンバーや、岩手ダービー馬のチャイヤプーンなどが出走。 春から使われてきた馬、クラシックを戦った馬達が強さを見せるのか、3歳の勢力図が変わる戦いになるのか、注目です。

 

6番クロスケの鞍上が乗り代わりになったものの、全馬ゲートイン。

 

ゲートが開くと14番クレイジーアクセルがダッシュ良くハナを主張しに行く。2番スプリングマンも続くが、14番クレイジーアクセルがそのままハナを奪う。7番トキノパイレーツが少し出遅れ。

2番手にスプリングマン、先行集団は3番ゴールドパテック、8番デイジーカーニバル、9番ミスターバッハ、13番ビヨンドボーダーズ、1番チャイヤプーン、6番クロスケも加わりレースが流れて行く。7番トキノパイレーツは後方集団の一角。

1週目スタンド前に出てくると14番クレイジーアクセルが後ろを離さず1馬身ほどの間隔を置いて、後続を引きつけながら逃げている。 2番手以下は団子状態で7番トキノパイレーツが外から徐々にポジションを上げて、さあ2週目向こう正面へ。

先頭は変わらず14番クレイジーアクセルだがリードが徐々に縮まる。2番手集団は2番スプリングマン、8番デイジーカーニバル、3番ゴールドパテック。その後ろに徐々にポジションを上げていた7番トキノパイレーツ、内には1番チャイヤプーン、10番ワンダーツー、6番クロスケと続く。

先頭集団は最終コーナーへ向かうが、14番クレイジーアクセルが依然として先頭。7番トキノパイレーツは2番手までポジションを上げ、1番チャイヤプーンも内から外に進路を取りグングンとポジションをあげて、さぁ直線へ!

逃げる14番クレイジーアクセル、並ぶ7番トキノパイレーツ! 外から1番チャイヤプーンも迫る! が、1番チャイヤプーンがここから1頭だけ違う脚を使い、一気に先頭へ、そのまま後続を突き放してゴールイン!

2着争いは最後の最後に7番トキノパイレーツが、逃げ残る14番クレイジーアクセルを捕らえて2着を確保。3着は逃げ粘った14番クレイジーアクセル。3番ゴールドパテックも迫ったものの及ばす4着。

 

 

全着順

第47回戸塚記念(SⅠ)3歳・オープン重賞(川崎・ダート2100m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
チャイヤプーン
牡3
森泰斗
 2:18.5
2
トキノパイレーツ
牡3
町田直希
2
3
クレイジーアクセル
牝3
御神本訓史
ハナ
4
ゴールドパテック
牝3
今野忠成
1
5
トーセンブル
牡3
本田正重
2
6
ムシカリ
牡3
瀧川寿希也
クビ
7
ミスマンマミーア
牝3
矢野貴之
3
8
スプリングマン
牡3
張田昴
クビ
9
クロスケ
牡3
川島正太郎
1/2
10
ワンダーツー
牡3
左海誠二
クビ
11
ミスターバッハ
牡3
佐藤友則
4
12
カットイン
牡3
本橋孝太
アタマ
13
デイジーカーニバル
牡3
石崎駿
6
14
ビヨンドボーダーズ
牡3
真島大輔
大差

 

 

1~3着馬コメント

1着 チャイヤプーン(牡)

父 フェデラリスト 母サイレントエクセル(母父ウイングアロー)

 

岩手から移籍2戦目でしたが完勝でした。最終コーナーからの脚は抜けていましたね。抜け出してからは物見していましたので、気性面が成長すれば、いやはや楽しみな逸材です。

一線級相手にどこまでやれるのか早くも対戦が楽しみですね。

 

フェデラリストは中山記念勝ち馬。フェデラリストの母はオークス馬ダンスパートナー。母の兄弟にはダンスインザダークエアダブリンなどがいる血統。

輸出されてしまったのが残念ですが残した産駒が大きいところを勝ち、今後の評価もまた変わってくるでしょうしこちらも楽しみです。

 

2着 トキノパイレーツ (牡3)

父 モンテロッソ 母 エルサフィール(母父タヤスツヨシ)

 

地方移籍2戦目。勝ち馬には雛されましたが、出遅れ外を回しての最後、クレイジーアクセルを捕らえきるあたり自力があるのは間違いないと思います。ユニコーンS6着は伊達ではないといったところでしょうか。本馬も3歳勢力図が変わることになる1頭でしょう。

 

モンテロッソはドバイWC勝ち馬。そして早逝したことが惜しまれる名馬ドバイミレニアムに通ずる血統。まだ重賞勝ち馬は出ていませんが、まだまだこれからの種牡馬。今後の本馬の活躍も踏まえて楽しみです。

 

3着 クレイジーアクセル (牝3)

父 ロージズインメイ 母ベアフルート(母父サクラバクシンオー)

 

スタートダッシュを決めてマイペースの逃げで粘りに粘り3着。自分のレースをすれば崩れない。そして3歳牝馬のレベルの高さを改めて示しました。 今後は果敢に混合戦に挑むのか牝馬限定戦にいくのか、番組選択とともに層の厚い古馬達に挑む姿も見てみたいですね。

 

ロージズインメイはドバイWC勝ち馬。ドリームバレンチノを輩出。芝でもOP勝ち馬を出すなど、父の父デヴィルズバックタイキシャトルの父。短距離王で名を馳せましたがユニコーンSを勝っています。この血統は兼用なのではと思ってしまいます。 ドリームバレンチノに続く馬が待たれます。

 

クロスケは使い詰めの見えない疲れがあったのか、立て直してまた前走のような走りをみせてもらいたいです。

 

チャイヤプーン、並びに関係者の皆様優勝おめでとうございます。

 

 

そして最後になりますが、台風で被災された方々、北海道の地震で被災された方々、馬産地の方々、この場を借りてお見舞い申し上げます。今年は天災が多く、改めて自然の驚異や電気の有難さを感じます。 月並みな言葉ですが環境的にも精神的にも普段のいつも通りの生活が早く戻りますことをお祈り申し上げます。

 

 

(ysk.h08)

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