【地方重賞回顧】第55回東京記念(大井・SⅠ)

東京記念 〜伝統のマラソンレース、1番でテープを切るのは?!〜

レース概要

1964年に東京オリンピックを記念して大井競馬場で2400m戦として創設される。1977年まで【東京オリンピック記念】というレース名で施行されていたがその後は【報知盃 東京記念】となっている。

 

レース回顧

今年もやってきました伝統のマラソンレース。

名古屋の雄カツゲキキトキト、北海道からステージインパクトらが参戦。南関東勢はクラージュドールウマノジョーユーロビート、昨年の覇者サブノクロヒョウ、トライアルの勝者シュテルングランツが参戦と、豪華な顔触れ。

ラニをこの距離で見てみたかったなという個人的な意見は置いておいて。それにしても好メンバーが揃い、好レースになることを期待したいところです。

 

4番シュテルングランツ、6番カツゲキキトキト、5番キングニミッツが、ゲートが開くとダッシュよく飛び出す。4番シュテルングランツが先行争いを制してハナを切る。2番手には6番カツゲキキトキト、3番手に5番キングニミッツが続く。 14番サブノクロヒョウは気合をつけながら先行勢に加わり、7番ユーロビート、2番ステージインパクトが続く。 8番クラージュドール、16番ウマノジョーの人気の2頭は後方から競馬を進める。

淡々とレースは進み、変わらず4番シュテルングランツが先頭でレースを引っ張り、2番手カツゲキキトキトも続く。2週目向こう正面で各馬手が動き出し7番ユーロビートが徐々に外目に進路を取りながらポジションを上げていく。対して14番サブノクロヒョウは後退、そして人気どころの後方各馬は追い脚が中々付かず先行勢決着の様相。

3コーナー付近では2番手6番カツゲキキトキトも追い出し、7番ユーロビートが3番手までポジションを上げて行くも先頭でレースを引っ張る4番シュテルングランツは持ったまま悠々マイペースの1人旅。

4コーナーから直線に入っても態勢は変わらず、ようやく4番シュテルングランツは追い出すと後続をさらに突き放して行く。6番カツゲキキトキト、7番ユーロビートも必死に追うが4番シュテルングランツが華麗に逃走劇を果たして、見事に1着でゴールイン。2着は6番カツゲキキトキトが死守。7番ユーロビートが3着で決着。

 

 

全着順

第55回東京記念(SⅠ)3歳以上・オープン重賞(大井・ダート2400m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
シュテルングランツ
牡7
的場文男
 2:36.5
2
[愛]カツゲキキトキト
牡5
大畑雅章
3
3
ユーロビート
セ9
吉原寛人
2
4
スギノグローアップ
牡5
真島大輔
1.1/4
5
ペイシャゴンジセ
牡7
本田正重
3/4
6
キングニミッツ
牡5
石崎駿
1.1/2
7
ダイリュウハヤテ
牡5
矢野貴之
ハナ
8
[北]ステージインパクト
牡6
五十嵐冬樹
1.1/2
9
[金]マイネルリボーン
牡8
青柳正義
5
10
ウマノジョー
牡5
御神本訓史
クビ
11
エスケイアリュール
牡7
田中力
2
12
クラージュドール
牡8
森泰斗
1.3/4
13
カンムル
牡4
左海誠二
1.1/2
14
サブノクロヒョウ
牡5
笹川翼
2.1/2
15
[岩]ストロングサウザー
牡7
山本政聡
大差
16
[笠]チェダー
セ5
木之前葵
3

 

 

1~3着馬コメント

1着 シュテルングランツ (牡7)

父 ステイゴールド 母トゥースペシャル(母父two punch)

 

地方移籍大成功。トライアルを制して挑んだレースで圧倒的な強さを見せつけての勝利。中央では短いところを中心に使われてましたが、地方移籍してトライアル含め長距離2勝目。距離適性が長距離向きなんでしょう。番組表を見ても移籍は大成功だったでしょう。次はどこをつかうのか、気は早いですが金盃の有力候補に躍り出ましたね。父のように遅くに大きいところを取れたのも妙な縁を感じます。

 

ステイゴールドは三冠馬オルフェーヴルの父。母系にはロイヤルサッシュに繋がる血統。サッカーボーイスノードラゴンショウナンパンドラなどが重賞馬を多数輩出している母系で脈々と血は広がっています。

 

2着 カツゲキキトキト (牡5)

父 スパイキュール 母レイビステイー(母父キングカメハメハ)

 

前走マイルからの長距離のレースと不安だったものの2着を確保。一応格好はつけられたのではないでしょうか。 近くて遠いという印象で中々大きいところを勝てませんが、キッカケ1つで一変しそうな気がしないでもないのですが……。大きいところの口取りが見たいなとおもいます。

 

父の母クラフティワイフは芝、障害で重賞馬をだしてることは勿論、ダートでも本馬の父がいる血統。コンスタントにオープンクラスの馬を出していてます。また子供からカンパニートーセンジョーダンとG1を輩出。と近親の馬名を見るとカツゲキキトキトももう一皮まだ剥けるかもしれませんね。名牝系といっても、過言でもないですがさらに繁栄していくのか楽しみです。

 

3着 ユーロビート (セ9)

父スズカマンボ 母メジロブルネット(母父エリシオ)

 

得意の舞台でまだまだやれるよとおじさん魂を見せつけたユーロビート。勝ち切るとはまではいきませんが、安定感があります。馬主孝行とはこのような馬のことを言うのでしょうね。

まだまだ若いものには負けないとおじさん達の希望の星ですね。しかし、年齢も年齢なので競走生活を無事に終えてほしいと願わずにいられません。

 

父の母系のキーフライヤーダンスインザタークダンスパートナーを輩出した名牝ダンシングキイの全姉妹。東京記念の1着から3着馬までの父の母系に日本に根付いた血統が入っているのはなんとも興味深いですね。

 

伝統マラソンレースの覇者シュテルングランツ、並びに関係者の皆様、優勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ