スプリンターズSの思い出~2004年、悪天候に泣いたデュランダル~

今週末はGⅠ・スプリンターズSが開催予定です。しかし台風接近であいにくの天気が予想され、様々なデータが入り乱れ、とても難解なレースとなっています。勝つためには実力だけではなく、天候をはじめ様々な要素が絡み合うものです。それも競馬の楽しみの1つと言えます。

 

そんな今年のスプリンターズSに似た天候だったのが、2004年。カルストンライトオが勝利を収めましたが、筆者が注目したいのは2着のデュランダルです。デュランダルはこのレースで天気を恨んだと察します。

 

デュランダルは新馬戦を勝ちましたが、その後脚部の不安もありクラシックを回避したりと善戦はするものの重賞勝ちはない中で2003年スプリンターズSを迎えました。ビリーヴアドマイヤマックスなどが上位人気馬となりデュランダルは5番人気。持ち前の豪快な末脚が炸裂し、スプリンターズSで重賞初制覇となりました。

その後は次走のマイルチャンピオンシップでG1連勝。マイルも走れることを印象付け、翌年はスプリンターズS。前述の通り、悪天候で追い込みには不利の馬場ながら2着。しかしながら、マイルチャンピオンシップでは連覇を飾りました。

結局G1は3勝となり2003、2004年最優秀短距離馬のタイトルを残し現役を退いて、種牡馬となりました。初年度から小倉2歳Sをジュエルオブナイルが勝つなど父としても活躍し、2011年にはオークスでエリンコートが優勝を飾り、父子でG1ウイナーとなりました。

そして2013年7月にその生涯を終えました。

 

今年のスプリンターズS当日は、そんなデュランダルを思い出す天候が予想されます。

悪天候ながらも開催されれば、また記憶に残る1頭が生まれるかもしれないことは筆者の楽しみの1つです。

 

 

(中山祐介)

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