【地方重賞回顧】第29回テレ玉杯オーバルスプリント(浦和・JpnⅢ)

テレ玉杯オーバルスプリント〜大一番へ向けての試金石、王者への第一歩を進むのは?!〜

レース概要

1991年に浦和競馬場の1900m戦の(テレビ埼玉杯)として創設。

2005年に現行の1400m戦に距離短縮。

施行時期に関しては紆余曲折があったものの2011年は現在の9月施行となり、中央・地方全国指定交流重賞競走に指定される。

 

レース回顧

秋への大一番へ向けての重要な1戦。

キタサンミカヅキがリードしてるのは否めませんが、挑戦状を叩きつける馬達の熾烈な1戦になることは必至なレース。

好勝負を期待したいですね!

 

中央からは夏から一気に短距離重賞路線に名乗りを上げたウインムートオウケンビリーヴも交流重賞から一気にダート牝馬戦線に名乗りを上げた1頭、芝でもダートでもこなすオールマイティなベテランのネロ、昨年の秋から一気の連勝でオープンに上がってきたものの巻き返しなるかドライヴナイトと、良いメンバーが出走。

地方からは浦和の筆頭格の逃亡者ノブワイルド、牝馬からスアデラ、さきたま杯3着のアンサンブルライフ、大ベテランサトノタイガーなどが出走とこちらも中々の好メンバーが出走。

秋への大一番へ向けて制するのはどの馬か楽しみな1戦です。

 

ゲートが開くと危ないなと思うほど前のめりになりながら、2番ノブワイルドがハナを譲るまいと一気に先頭を奪いに行く。その後には9番ネロ、1番スアデラ、5番ウインムートも出て行き先行集団を形成。

6番アンサンブルライフ、10番サトノタイガーが続き、3番ドライヴナイト、12番オウケンビリーヴが中段、後ろから8番トーセンハルカゼ、7番コスモマイギフトという序盤の隊列でレースが進む。

隊列はすんなり決まり、向正面に入り先頭争いを見てみると変わらず2番ノブワイルドが譲らず先頭、9番ネロが徐々に差を縮め2番手。1番スアデラ、5番ウインムートが1馬身程後ろにつけている。徐々に先行集団の馬群が固まるも5番ウインムートが追い出し、1番スアデラも追い出すも2番ノブワイルド、9番ネロに置いていかれだす。変わって12番オウケンビリーヴが外からグングンポジションを上げて先行集団に取り付いていく構え。6番アンサンブルライフも内からポジションを上げていく。

4コーナーを迎えると、2番ノブワイルドが二の脚を使い後続と差を拡げて直線に入る。

4コーナーまで2番手につけていた9番ネロも直線に入って粘るが、外から12番オウケンビリーヴ、内から6番アンサンブルライフに捕らえられる。

2番ノブワイルドが逃げ切りを計る中、大激戦の2番手3番手争いは12番オウケンビリーヴが抜け出し、2番ノブワイルドに迫って2番手に躍り出る!

3着争い6番アンサンブルライフ、9番ネロも驚異の粘り腰で離されない。どちらで決着するかと思われた矢先……

8番トーセンハルカゼがとんでもない驚異の末脚を発揮し、抜群の伸び脚で先行集団を捕えにかかる!

末脚一気に2番手12番オウケンビリーヴに並んだところでゴールイン!

 

1着はノブワイルド、2着は何とか耐えた12番オウケンビリーヴ、3着はハナさ届かずトーセンハルカゼで決着。

 

 

全着順

第29回テレ玉杯オーバルスプリント(JpnⅢ)3歳以上・オープン(浦和・ダート1400m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
ノブワイルド
牡6
左海誠二
 1:26.1
2
[J]オウケンビリーヴ
牝5
北村友一
3/4
3
トーセンハルカゼ
牡8
真島大輔
ハナ
4
アンサンブルライフ
牡5
繁田健一
1
5
[J]ネロ
牡7
戸崎圭太
クビ
6
[J]ドライヴナイト
牡5
藤岡佑介
クビ
7
スアデラ
牡5
的場文男
2.1/2
8
[J]ウインムート
牡5
内田博幸
クビ
9
サトノタイガー
牡10
笹川翼
クビ
10
プラントハンター
牡8
瀧川寿希也
大差
11
[笠]コスモマイギフト
牡9
阪上忠匡
ハナ
12
メジャーアスリート
牡9
高橋哲也
5

 

 

1~3着馬コメント

1着 ノブワイルド (牡6)

父ヴァーミリアン 母コウエイベスト(母父アンバーシャダイ)

 

逃げる自分の競馬に徹し中央馬を粉砕。先行勢を潰しての逃げ切りは評価に値するレースだと思います。短距離の中心馬の1頭になり勢いに乗って新たな短距離界のど真ん中にまでに躍り出るのか、はたまた一気にスター誕生となるのか、次走が楽しみでなりません。

 

ヴァーミリアンにとっては久々の重賞勝利のプレゼント。種牡馬を引退したのは悔やまれますが、こうして評価が変わることで血が残されてほしいですね。

 

2着 オウケンビリーヴ (牝5)

父クロフネ 母ピスクドール (母父サンデーサイレンス)

 

夏からレースが安定してきて、このレースは勝ちたかったはず。勝ち馬に上手くレースをされた中、向正面から外から捲り最後にはノブワイルドに迫ったのは1番強い内容のレースだったのではないでしょうか。 JBCはどのレースを選択するのでしょうか。短距離のトップを目指すのか、未知の距離に挑み牝馬の頂点を目指すのか、どちらにせよ面白い1頭ですね。

 

クロフネ、本当に牝馬は走りますね。牝馬の〇〇といったのに当てはまりそうです。最近では牝馬で走る種牡馬は珍しいように思います。

サンデーサイレンス系、キングカメハメハ系が君臨するなか大健闘、まだまだ頑張ってほしいですね、クロフネ二世の誕生を心待ちにして。

 

3着 トーセンハルカゼ (牡8)

父キングカメハメハ 母トーセンハピネス(母父サンデーサイレンス)

 

穴人気であっと驚くなんとやらではないですが、とんでもない末脚でしたね!3ハロン上がり最速の35秒代を繰り出し、2着とは1秒以上も違う脚でした。あわや2着かと思わせてハラハラした方ドキドキした方もいらっしゃったかと思います。

この末脚を常時出せれば一気に主役級に躍り出れるほどでした。ブロードアピールカフジテイクを思い出した方も多いはず。

一皮向けたのか、はたまたハマればとんでもないのか……それにしても今後要注目してみたいですね。

 

ウインムートは見せ場もなく沈んでしまいました。馬場が合わなかったなど色々要因があると思いますが、簡単に負けすぎたなという印象。ネロは逆に先行勢で粘り掲示板を確保。ドライヴナイトも最後の最後に伸びてきて6着。この2頭に関してはウインムートとは対照的に変わらない評価ではないでしょうか。

地方馬アンサンブルライフはさきたま杯3着は本物だったようですね。強い相手と走った方が良いタイプなのでしょうか。それにしても地方馬一線級なのは間違いないですね。

 

ノブワイルド、そして関係者の皆様、おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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