【地方重賞回顧】第28回埼玉新聞栄冠賞(浦和・SⅢ)

埼玉新聞栄冠賞〜若武者が歴戦の古馬たちに立ち向かう!〜

レース概要

1991年に『埼玉新聞杯』の名称として浦和競馬場ダート1900m戦で創設。

2012年より現在の名称に変更される。

距離は創設当初から変更されていない。

創設当初は5月開催だったが、2005年から10月開催に変更される。

 

レース回顧

ヤマノファイトが秋初戦を迎えるこの一戦。注目度が上がりますが、頓挫があってこのレースの選択になりました。初斤量、古馬との対戦と初物づくしですが、初戦でどういったレースを見せてくれるか楽しみです。

古馬勢を見てみれば、中央から移籍しダートに活路を求めてきたトーセンデューク。好走するものの勝ちきれないナンヨーマーク、交流重賞にも果敢に挑戦しているグルームアイランド、去年の覇者ですが、近走精彩を欠いているカンムル、10歳ながら元気なトキノエクセレントと3歳馬には主役は譲らんと海千山千の猛者が待ち構えます。

 

ゲートが開くとバラつきもなく、どの馬が出ていくのか、様子を見ていくのかと思いきや、4番トーセンデュークが主張するような形で出ていく。6番ヤマノファイト、8番カンムル、内に1番ナンヨーマーク、11番グルームアイランドが続いていく。

5番トキノエクセレント、9番ヨヨギマック、10番キスミープリンス、3番プラントハンター、2番メジャーアスリートといった並びで早くも隊列が決まる。

向こう正面に入っても出入りがほぼない状態。

4番トーセンデュークが徐々にリードを広げていくも、先行勢は馬群一団。5番トキノエクセレント以降の後方勢はやや離されていく。

淡々とレースは進んでいく。

3コーナー手前から4番トーセンデュークがセーフティリードを広げはじめ1人旅の格好。

6番ヤマノファイトが必死に食らいついていき一騎討ちの格好か?!

後ろを見ると11番グルームアイランドと8番カンムルの間を割って5番トキノエクセレントが捲ってきて、直線に入る。

4番トーセンデュークが逃げ切りの格好。6番ヤマノファイトも追い出して必死に迫ろうとするも4番トーセンデュークの脚も上がらない。中々差が縮まらない。

3番手争いは5番トキノエクセレントが勢いのまま奪取!脚を伸ばすも前2頭には届きそうにない。

4番トーセンデュークに徐々に徐々に迫り出した6番ヤマノファイトだが、並びかけようするところで4番トーセンデュークがゴールイン。

6番ヤマノファイトが差を詰めたものの2着。

3着は捲り差してきた5番トキノエクセレントで決着。

 

 

全着順

第28回埼玉新聞栄冠賞(SⅢ)3歳以上・オープン(浦和・ダート1900m)

着順
馬名
性別・馬齢
騎手
着差・タイム
1
トーセンデューク
牡7
森泰斗
 1:59.8
2
ヤマノファイト
牡3
本橋孝太
1
3
トキノエクセレント
牡10
高松亮
3
4
グルームアイランド
牡7
御神本訓史
2.1/2
5
カンムル
牡4
左海誠二
クビ
6
キスミープリンス
牡10
笹川翼
1
7
ナンヨーマーク
セ7
赤岡修次
5
8
ヨヨギマック
牡7
真島大輔
3
9
メジャーアスリート
牡9
高橋哲也
3
10
プラントハンター
牡8
半澤慶実
1/2
-
クラージュドール
牡8
庄司大輔
競走除外

 

 

1~3着馬コメント

1着 トーセンデューク (牡7)

父ディープインパクト 母スーア (母父fairy king)

中央芝で頭打ちからダートを活路に求めて移籍初戦でしたが、すんなり逃げての快勝といったところでしょうか。久々の長いところで初ダート、血統的にも芝血統と思うところもあり半信半疑でしたが理想的な逃げのレースで先行きの明るい勝利でした。ダート戦線に新たな風を吹き込むのでしょうか、楽しみです。

 

母父fairy king は日本でも高松宮記念馬シンコウキング、JC勝ちのファルブラヴ、凱旋門賞馬のエリシオなどを輩出。大種牡馬サドラーズウェルズの全弟としても知られています。

 

2着 ヤマノファイト (牡3)

父エスポワールシチー 母ケイアイリード(フォーティーナイナー)

 

東京ダービー以来の秋初戦。頓挫でこちらに回ってきましたが、3歳筆頭格の力は見せたのではないでしょうか。東京ダービーの結果を受けて距離は長いかと考えましたが、ラストまで脚をしっかり伸ばして成長の軌跡を見せたレースにあったように思えます。秋初戦、頓挫あけ、初物づくしという点を鑑みれば十分評価できる内容だったと思います。

今レースで距離選択の幅も広がったように思いますし、どのような選択をしていくのでしょうか。そして父エスポワールシチーは長くダートに君臨した猛者。ヤマノファイトもこれからさらに成長していくのか楽しみです。

 

3着 トキノエクセレント (牡10)

父アッミラーレ 母ダンシングドミニア(母父ブライアンズタイム)

 

中団後ろめに構えて脚を溜め、最終コーナー捲って2頭の間を割って3着確保。 おじさんたちに元気をくれたレースだったと思います。間を割って脚を伸ばす、ホントに10歳なんでしょうかと思ってしまいます。

距離を克服し距離選択の幅も広がり、まだまだやれるところをアピール。末脚があるので前崩れの展開になれば怖い1頭ですね。

ですが、年齢が年齢なのでまずは怪我なくレースを終えてもらいたいものです。

 

トーセンデューク、関係者の皆さま、優勝おめでとうございます!

 

 

(ysk.h08)

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