【今週の重賞情報】今年は京都で開催!統一G1が3レース!JBCシリーズ

11月4日 京都競馬場 JBCシリーズ

JBCシリーズってどんなシリーズ?

 

JBC(ジャパンブリーディングファームズカップ)競走は、本家アメリカのブリーダーズカップ(ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップス)に範を取りながら、将来的にはダートの各カテゴリー(年齢、性別、距離など)のチャンピオン決定戦とすべく、2001年に創設されました。

 

ダート競走の魅力の向上を通じて、地方競馬の振興及びサラブレッドなど軽種馬生産の振興を目指すという理念のもと、地方競馬場での持ち回りにより行われてきました。創設当初はスプリントとクラシックの2レースが行われていましたが、2011年にレディスクラシックが新設され、現在は同日に3レースが行われています。

 

なお、国際セリ名簿基準委員会の勧告に従い、国際セリ名簿基準委員会の認証を得られたものだけに「G1、グレード1」という表記を用い、JBCシリーズをはじめとするそれ以外のものは従来の「G1、グレード1」から「Jpn1(通称:統一ダートG1)」という表記を使うことになりました。地方競馬で行われるレースの中で、G1と称しているのは年末の東京大賞典のみとなっています。

 

今年は「JBCの魅力をより広く、多くのファンに伝えるため、訴求力の高いJRAの競馬場で実施を要請するべき」という全国公営競馬主催者協議会の意見があり、初めて京都競馬場で行われることとなりました。来年は11月4日に浦和競馬場で開催される事が既に決まっています。

 

 

京都競馬10R 第18回 JBCスプリント(ダート1200m 3歳以上定量 Jpn1 発走15:00)

今年の出走馬

キタサンミカヅキ(牡8 船橋・佐藤厩舎 57㎏ 森泰斗騎手騎乗)

 

キタサンの名が付くように、歌手の北島三郎さんがオーナーの馬です。

 

元々はJRA所属で2016年の京葉ステークス(オープン)も勝った馬です。2017年に船橋競馬へ移籍後は前哨戦の東京盃(Jpn2 大井ダート1200m)を連覇するなどの活躍。昨年のJBCスプリント(大井ダート1200m)では0.1秒差の5着に入りました。

 

ノブワイルド(牡7 浦和・小久保智厩舎 57㎏ 左海騎手騎乗)

 

こちらはTUBEの前田亘輝さんがオーナーの馬です。

 

3歳時にJRAから浦和競馬へ移籍。こちらは着実に力をつけて、前走のテレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3 浦和ダート1400m)を逃げ切りました。前田さんは馬主としても知られていますが、初めてのJpn1レースの出走となります。

 

マテラスカイ(牡4 栗東・森厩舎 57㎏ 武豊騎手騎乗)

 

JRA勢の中で注目馬はマテラスカイです。

 

東京盃は4着に敗れましたが、その前のプロキオンステークス(G3 中京ダート1400m)ではJRAレコードタイムとなる1分20秒3をマーク。東京盃はスタートで若干の出遅れが響いてしまい負けましたが、今度は得意の京都ダート1200m戦で持っているスピードを活かせるレースとなります。

 

その他では芝ダート問わず短距離では安定しているレッツゴードンキ(牝6 栗東・梅田厩舎 岩田騎手騎乗)、韓国G1レースのコリアスプリントを制したモーニン(牡6 栗東・石坂厩舎 クリスチャン・デムーロ騎手騎乗)、地方馬では道営スプリントを制したラブバレット(牡7 岩手・菅原勲厩舎 山本聡哉騎手騎乗)が出走します。

 

 

京都競馬11R 第18回 JBCクラシック(ダート1900m 3歳以上定量 Jpn1 発走15:40)

今年の出走馬

ケイティブレイブ(牡5 栗東・杉山厩舎 57㎏ 福永騎手騎乗)

 

前哨戦の日本テレビ盃を制したケイティブレイブ。これまで帝王賞、川崎記念と2つのJpn1レースを制した馬です。

 

今回のポイントはJRAのダート。地方競馬のダートは深くパワーを有する馬には有利なコース。一方、JRAのダートは浅く、京都競馬場のダートコースの砂厚は9㎝(10月26日現在)と浅く、パワーよりもスピードが求められるコースとなっております。実際ケイティブレイブがJRAのレースで馬券に絡んだのは一昨年のラジオ日本杯(中山ダート1800m)まで遡らなくなり、重賞競走では昨年のチャンピオンズカップの4着が最高です。

 

とは言え、ゴールドドリームルヴァンスレーヴがおらず、比較的メンバーに恵まれたここでは無様な競馬はできないと思います。

 

サウンドトゥルー(セン8 美浦・高木厩舎 57㎏ 大野騎手騎乗)

 

昨年の覇者サウンドトゥルー。帝王賞、日本テレビ盃はともに3着で歯がゆい競馬が続いています。

 

サウンドトゥルーのポイントは馬体重に変化がない事です。2016年の日本テレビ盃以降、馬体重の増減が3㎏以内で収まっています。それに伴い戦績も安定していて、大敗を喫したのはフェブラリーステークスと昨年のチャンピオンズカップのみとなっております。

 

前走は地方の御神本騎手が騎乗しましたが、今回は乗り慣れた大野騎手が騎乗。ペースも早くなりそうなので、サウンドトゥルーが得意とする怒涛の末脚が炸裂しそうです。

 

シュテルングランツ(牡7 浦和・小久保智厩舎 57㎏ 的場文男騎手騎乗)

 

8月12日に地方競馬史上最多の7152勝を達成した62歳の的場文男騎手。2010年6月12日の東京競馬で行われた稲村ヶ崎特別(ミウラリチャードに騎乗し9着)以来8年ぶりにJRAで騎乗する事となりました。

 

今回コンビを組むシュテルングランツは6月までJRAのオープンクラスで走っていた馬です。浦和競馬へ移籍後3戦2勝。前走の東京記念(大井ダート2400m)では同じくJBCクラシックに出走するカツゲキキトキト(牡5 愛知・錦見厩舎 57㎏ 大前騎手騎乗)に3馬身差をつける圧勝を演じました。

 

今回のメンバー構成から行くと、厳しい戦いが予想されますが、直線での『的場ダンス』で馬を追う的場騎手の姿にも注目です。

 

その他では、シリウスステークス(阪神ダート2000m)を制したオメガパフューム(牡3 栗東・安田翔厩舎 55㎏ 和田騎手騎乗)。今回と同距離の平安ステークスを制したサンライズソア(牡4 栗東・河内厩舎 57㎏ ルメール騎手騎乗)。今年のフェブラリーステークス覇者ノンコノユメ(セン6 美浦・加藤征厩舎 57㎏ 内田騎手騎乗)が出走。地方競馬からは兵庫のタガノゴールド(牡7 兵庫・新子厩舎 57㎏ 下原騎手騎乗)が出走します。

 

 

京都競馬12R 第8回 JBCレディスクラシック(ダート1800m 3歳以上牝馬限定定量 Jpn1 発走16:25)

今年の出走馬

プリシンアコメータ(牝5 美浦・矢野英厩舎 55㎏ 武豊騎手騎乗)

 

昨年2着のプリシンアコメータ。ここは武豊騎手の記録達成に注目です。武豊騎手は統一ダートG1レースを39勝挙げていますが、プリシンアコメータで勝つこととなれば、史上初の統一ダートG1レース完全制覇となります(ちなみに、2位は幸英明騎手の17勝、3位は内田博幸騎手の15勝)。

 

昨年は勝ったララベルと僅差の競馬をしたプリンシアコメータ。その後はクイーン賞(船橋ダート1800m)、前哨戦のレディスプレリュード(大井ダート1800m)を勝ち、馬もパワーアップ。武豊騎手はJBCクラシックではクリソライト(牡8 栗東・音無厩舎)にも騎乗するので、史上初のJBCシリーズ3レース制覇という偉業も掛かっています。

 

ラビットラン(牝4 栗東・中竹厩舎 55㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

昨年の今頃はローズステークスを制し、秋華賞で4着と芝のレースで善戦していたラビットラン。しかし、その後は芝のレースで結果が出ませんでした。

 

そこで、デビュー戦を制したダート路線に変更。初戦は3着でしたが、2戦目のブリーダーズゴールドカップ(門別ダート2000m)ではプリンシアコメータに4馬身差の圧勝を付けて復活をアピールしました。

 

血統では父がダート競馬天国アメリカのトップ種牡馬タピット。兄のHe's Had Enoughはブリーダーズカップジュヴェナイル(米国2歳王決定戦 ダート1600m)2着馬。ダート適性は高い血統です。

 

その他では、昨年のブリーダーズカップゴールドカップを圧勝したクイーンマンボ(牝4 栗東・中竹厩舎 55㎏ ルメール騎手騎乗)、ディープインパクト産駒で初のダートG1(含む統一G1レース)を目指すアンジュデジール(牝4 栗東・昆厩舎 55㎏ 横山典騎手騎乗)などが出走します。

 

地方馬ではレディースプレリュード2着のブランシェクール(牝5 大井・藤田厩舎 55㎏ 御神本騎手騎乗)、昨年の3着馬ラインハート(牝7 大井・月岡厩舎 55㎏ 笹川騎手騎乗)など4頭が出走します。

 

 

(おかのひろのぶ)

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