【今週の重賞情報】関東もクラシック戦線本格化!京成杯

1月14日 中山競馬11R 第59回京成杯(芝2000m)3歳馬限定

京成杯ってどんなレース?

 

1961年に創設された3歳限定・別定の重賞競走で、創設当初は中山競馬場・芝1600m(外回り)で行われていました。その後、一時は東京競馬場・芝1600mで実施。1980年から1998年までは再び中山競馬場・芝1600m(外回り)で行われてきました。

 

1999年から皐月賞と同じ舞台である中山競馬場・芝2000m(内回り)に距離が変更され、クラシック戦線を占ううえで重要なレースとなりました。

 

 

京成杯を経由してクラシック競走で活躍した馬たち

 

皐月賞と同じコースで行われる京成杯ですが、1999年以降、京成杯の勝ち馬がクラシック競走を勝ったのは2010年のエイシンフラッシュの日本ダービーのみです。

 

ただし、京成杯に出走した馬で後々のクラシック競走で好走した馬は多くいます。例えば、昨年の勝ち馬であるジェネラーネウーノは皐月賞で3着。2着のコズミックフォースは日本ダービーで3着となりました。他にも、1999年の勝ち馬オースミブライト、2007年の勝ち馬サンツェッペリンは皐月賞で2着。2005年の勝ち馬アドマイヤジャパンは皐月賞3着、菊花賞2着と好走しました。

 

また、2004年のNHKマイルカップ、日本ダービーの「変則二冠」に輝き、種牡馬としても活躍のキングカメハメハが競走馬時代に唯一負けた(3着)レースが2004年の京成杯でした。2000年の2着馬イーグルカフェはその年のNHKマイルカップを制しました。

 

 

今年の主な出走メンバー

カテドラル(牡3 栗東・池添学厩舎 56㎏ 福永騎手騎乗)

 

2歳の出世レースの1つである野路菊ステークスを制したカテドラル。3番人気に支持された東京スポーツ杯2歳ステークスでは11着と大敗しました。

 

前走の敗因については分からない点がありますが、東京スポーツ杯自体のメンバーが揃っていて、その中で先行馬のカテドラルにとって厳しい他馬のマークがあったのではないのかと思います。

 

血統面で行くと、母のアビラはエルムステークスを制したジェベルムーサや、デビュー後2連勝したアルカサルなどを出しています。が、自分が得意とする競馬になれば強さを発揮する一方、少しでも崩れると走る気をなくしてしまうのがアビラの子供にある傾向が見受けられます。

 

デビュー戦や野路菊ステークスの様に自分の競馬ができれば、巻き返しが十分ある馬だと思います。

 

 

シークレットラン(牡3 美浦・田村厩舎 56㎏ 内田騎手騎乗)

 

今回と同じ中山競馬芝2000mの葉牡丹賞で1分59秒6の2歳日本レコードをマークしたシークレットラン。7番人気の低評価を覆す快勝でした。

 

父は昨年日本でデビューしたダンカークダンカーク自体は米国三冠のプリークネスステークス(9ハロン)、ベルモントステークス(12ハロン)2着を始めダートで活躍。また、外国産馬として来日したダンカークの子供は比較的ダート戦に得意な馬を多く出しております。

 

シークレットランが芝の中距離で活躍できている背景として3代母のダイナカールをはじめとする母親の系統が強いのではないかと思います。1983年のオークス馬であるダイナカールは牝馬で天皇賞(秋)を制したエアグルーヴなど数多くの名馬を出しています。

 

その中で生まれたのがシークレットランの祖母のエルフィンフェザーエルフィンフェザーは3勝しましたが、エルフィンフェザーの血を持った馬ではプリンシパルステークスを制したサムソンズプライドや東京スポーツ杯2歳ステークスを制したブレスジャーニーなど芝でも活躍した馬を出しています。

 

得意の中山コースで3連勝を挙げれば、クラシック出走も当確になるので注意が必要です。

 

 

ランフォザローゼス(牡3 美浦・藤澤和厩舎 56㎏ マーフィー騎手)

 

葉牡丹賞でシークレットランの2着に敗れたランフォザローゼス。こちらは祖母に天皇賞(秋)を制したエアグルーヴがいます。

 

葉牡丹賞ではシークレットランの切れ味に負けましたが、馬群の狭いところから伸びてきただけに悲観する結果ではないと思います。むしろ、東京競馬の2000mでデビュー勝ちを収めた馬がコース形態も全く違う中山競馬で僅差の競馬をした辺りは素質の高さを伺い知れます。

 

母のラストグルーヴはまだ競走馬として完成されていない中で3月のデビュー戦を制した辺り、ラストグルーヴの一族は晩成型の血統だと思います。その中で10月にデビューして1勝を挙げているランフォザローゼス。苦しい競馬を経験したうえでどう変わるか注目です。

 

その他では東京スポーツ杯2歳ステークス5着のダノンラスター(牡3 美浦・堀厩舎 56㎏ デムーロ騎手騎乗)、葉牡丹賞5着も母がオークス3着馬アイスフォーリスという良血馬カイザースクルーン(牡3 美浦・相沢厩舎 56㎏ 石川騎手騎乗)、母が桜花賞馬マルセリーナのラストドラフト(牡3 美浦・戸田厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)など1勝馬の中にも注目馬が揃っております。

 

 

(おかのひろのぶ)

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