【今週の重賞情報】AJCCは菊花賞馬フィエールマンが始動!東海ステークスではダートの新星インティが6連勝を飾れるか?

 

1月20日 中山競馬11R 第60回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC・芝2200m 4歳以上別定)

AJCCってどんなレース?

 

1960年に日米友好の一環として、ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け創設されました。第1回は「新年を飾る競走」として1月5日に芝2000mのハンデ戦で行われました。

 

第2回以降は当時1月中旬に開催されていた金杯・東(現在の中山金杯)と施行時期を入れ替え、距離を芝2600m、負担重量を別定戦に変更して実施されることとなりました。その後は開催競馬場や距離を変更し、1984年に現在の中山競馬場・芝2200m外回りで行われるようになりました(1996年、2002年は東京競馬場で実施)。ただし、1984年は雪の影響によりダート1800m戦で行われることとなりました。

 

 

今年の主な出走メンバー

フィエールマン(牡4 美浦・手塚厩舎 57㎏ ルメール騎手騎乗)

 

昨年の菊花賞をキャリア4戦目で制し、菊花賞最少キャリア優勝記録を更新したフィエールマン。2019年の初戦にAJCCを選びました。

 

体質的に弱い面があるため、菊花賞後は短期放牧し、昨年末に厩舎に戻りました。年明けに微熱を発生したとの事ですが、すぐに回復。2019年の初戦という事で必ずしも100%の状態で出走はしないと思いますが、「最強世代の菊花賞馬」として、ここは落とせないレースだと思います。

 

 

ジェネラーネウーノ(牡4 美浦・矢野英厩舎 56㎏ 田辺騎手騎乗)

 

菊花賞は逃げて9着に敗れましたが、中山コースの相性といえば、ジェネラーネウーノも侮れません。

 

中山コースは4戦3勝3着1回。その3着も皐月賞と中山コースの実績は抜群と言っていいでしょう。加えて好天続きの関東地方。馬場がそれほど荒れてない今の中山コースでは先行力を武器にしているこの馬にとって有利な条件になると思います。

 

 

ダンビュライト(牡5 栗東・音無厩舎 57㎏ 北村友騎手騎乗)

 

昨年のこのレースを制したダンビュライト。連覇となれば2009年、2010年のネヴァブション以来3頭目の快挙となります。

 

中山コースは4戦1勝しか挙げていませんが、3着3回と走ったレースで全て3着以内と好走しています。しかも、3着の内訳は弥生賞、皐月賞、オールカマー。特にオールカマーはレイデオロアルアインといったG1ホースを相手に0.5秒差の健闘。皐月賞もアルアインから0.1秒差の僅差で走っています。

 

その他では有馬記念7着のサクラアンプルール(牡8 美浦・金成厩舎 56㎏ 蛯名騎手騎乗)、一昨年の有馬記念以来の出走となるシャケトラ(牡6 栗東・角居厩舎 56㎏ 石橋脩騎手騎乗)、長期休養明け3走目で中山コースが得意なミライヘノツバサ(牡6 美浦・伊藤大厩舎 56㎏ 北村宏騎手騎乗)などが出走します。

 

 

1月20日 中京競馬11R 第36回東海テレビ杯東海ステークス(ダート1800m 4歳以上別定)

東海ステークスってどんなレース?

 

1984年に創設された4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走「ウインターステークス」が前身です。創設当初は12月に中京競馬場のダート2200mで行われていましたが、1990年に距離が2300mへ延長されました。1997年にG2に格上げのうえ、「東海テレビ杯東海ウインターステークス」に改称されました。

 

その後、開催時期が年末から5月の開催に移されたことに伴い、レース名が「東海テレビ杯東海ステークス」とレース名が変更されました。2010年、2011年は中京競馬場の改装工事で京都競馬場のダート1900mで行われ、2012年には東海テレビ杯が外れ、京都競馬場で東海ステークスが行われることとなりました。

 

ところが、2013年にフェブラリーステークスの前哨戦として開催時期が1月に移行。レース名も再び「東海テレビ杯東海ステークス」として行われることとなりました。2014年には優勝馬にフェブラリーステークスへの優先出走権が与えられるようになりました。

 

 

今年の主な出走メンバー

インティ(牡5 栗東・野中厩舎 56㎏ 武豊騎手騎乗)

 

現在ダートでは5連勝中のインティが初めて重賞競走に出走します。2走前の1000万下では2着に10馬身差、前走の観月橋ステークス(1600万下)では稍重馬場で1分49秒4という驚異的なタイムで勝ち上がってきました。中京ダート1800mも長期休養明けの500万下で4馬身差の圧勝を演じました。

 

今回ポイントとなるのが初めての重賞挑戦で馬が重賞のペースに戸惑わないかどうかです。観月橋ステークスも前半1000mが61.1秒と比較的スローに流れていたので、オープンクラスの速い流れに馬が戸惑わないかが大きなポイントだと思います。

 

 

アンジュデジール(牝5 栗東・昆厩舎 55㎏ 横山典騎手騎乗)

 

父のディープインパクトに初の統一ダートG1レース(JBCレディスクラシック)をプレゼントしたアンジュデジール。前走のチャンピオンズカップでも4着と好走しました。

 

ディープインパクト産駒でダートが得意な理由としては母系の血統にあると思います。半兄には武蔵野ステークス(2017年)3着のアキトクレッセントがいます。さらに祖母のブラッシングプリンセスの産駒には川崎記念を制したオールブラッシュがいるなどダートが得意な血統構成がアンジュデジールの母系に入っています。

 

 

チュウワウィザード(牡4 栗東・大久保厩舎 56㎏ 川田騎手騎乗)

 

前走の名古屋グランプリ(Jpn2)で初重賞を果たしたチュウワウィザード。4着以下がない安定感がこの馬の最大の魅力です。

 

血統面で見ると、昨年の最優秀ダート馬に輝いたルヴァンスレーヴと血統構成が似ています。チュウワウィザードルヴァンスレーヴの祖母はオータムブリーズという繁殖牝馬。オータムブリーズの娘にはクイーン賞(Jpn3)を制したアイアンテーラーがいるダートに強い血統です。

 

ここを勝ってルヴァンスレーヴが出走を回避したフェブラリーステークスに進むのか?それとも1月30日の川崎記念に進むのか?打倒インティに最も近い馬ではないかと思います。

 

その他では昨年2着のコスモカナディアン(牡6 美浦・金成厩舎 56㎏ 丸山騎手騎乗)、3着のモルトベーネ(牡7 栗東・松永昌厩舎 56㎏ 藤岡康騎手騎乗)。休養明けですが素質は高いスマハマ(牡4 栗東・高橋亮厩舎 55㎏ 藤岡佑騎手騎乗)。一昨年の覇者グレンツェント(牡6 美浦・加藤征厩舎 56㎏ ミナリク騎手騎乗)が出走します。

 

 

(おかのひろのぶ)

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