【日曜の重賞情報】2歳王者アドマイヤマーズが早くも始動!果たしてクラシックに進むのか?NHKマイルカップ路線に行くのか?共同通信杯

2月10日 東京競馬11R 第53回共同通信杯(G3)芝1800m 3歳別定戦

ここ10年で3着以内に入った馬から、実に11頭ものG1ホースが誕生

 

かつて、競馬予想もしていたマルチタレントの大橋巨泉氏が言った格言に「府中の1800展開いらず」という言葉があります。これは東京競馬場の芝1800mでは展開に左右されず、強い馬が勝つということだと思います。

 

その東京競馬場芝1800mで行われる共同通信杯。過去10年で3着以内に入った馬から、実に11頭ものG1ホースを輩出しているレースです。2012年優勝馬ゴールドシップは皐月賞、菊花賞を制覇。2着のディープブリランテは日本ダービーを制しました。他にも2014年優勝のイスラボニータは皐月賞、2015年2着のドゥラメンテは皐月賞と日本ダービー、2016年優勝のディーマジェスティが皐月賞を制覇するなどクラシックレースに直結したレースとなっています。また、2010年2着のダノンシャンティはその年のNHKマイルカップを制しました。

 

ちなみに残りの5頭は大阪杯馬スワーヴリチャード(2017年1着)、ドバイターフ馬リアルスティール(2015年1着)、マイルチャンピオンシップ馬サトノアラジン(2014年3着)、天皇賞(秋)馬スピルバーグ(2012年3着)とトーセンジョーダン(2009年2着)がいます。さらに歴史を辿ると、三冠馬ミスターシービー(1983年1着)、ナリタブライアン(1994年1着)、凱旋門賞2着馬エルコンドルパサー(1998年優勝・この時は降雪によりダート1600mで実施)など多くの馬がここから名馬へと歩みを進めました。そんな出世レースとも言えるのがこの共同通信杯なのです。

 

 

今年の主な出走メンバー

アドマイヤマーズ(牡3 栗東・友道厩舎 57㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

今年最大の注目は無敗で朝日杯フューチュリティステークスを制し、昨年の最優秀2歳牡馬に選ばれたアドマイヤマーズが出走することでしょう。

 

ただし、今回は決して楽観視できない面があります。それは初めて経験する1800mの距離です。アドマイヤマーズの父・ダイワメジャーは天皇賞(秋)を制覇、有馬記念でも3着と健闘しておりますが、産駒で芝1800mの重賞を勝った馬はカレンブラックヒル(2012年毎日王冠など2勝)のみ。芝2000m以上の重賞競走の制覇はありません。

 

厩舎サイドも春のローテーションを考えるのに相当な苦労をしたと思われます。皐月賞に進むべきかNHKマイルカップに進むべきか。本来なら芝2000mで行われる弥生賞で距離適性を図ればいいのですが、仮に無様な競馬を見せてNHKマイルカップ路線に進む場合、調整に苦労します。そこで、共同通信杯からのローテーションになったのだと思います。

 

陣営もファンも直前のジャッジが出来かねない今回のアドマイヤマーズ。果たして、彼はどんな回答を我々に見せてくれるのでしょうか?

 

 

クラージュゲリエ(牡3 栗東・池江厩舎 57㎏ 武豊騎手騎乗)

 

打倒アドマイヤマーズの筆頭に挙げられるのが京都2歳ステークスを制したクラージュゲリエです。キャリア3戦ですが、全て最速の上がりタイムで駆け上がってきました。

 

血統的には3代母のフェアリードールからはエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーがいます。また、半兄には京成杯を制したプロフェットがいます。また、この牝系にはデニムアンドルビー、トゥザグローリー、トゥザワールドがいます。

 

ポイントは札幌2歳ステークスで見せた気性の若さ。加えて初めての東京競馬場という広いコース。これを武豊騎手がどう捌くかが注目です。

 

 

ダノンキングリー(牡3 美浦・萩原厩舎 56㎏ 戸崎騎手騎乗)

 

関東馬の中にも注目したい馬がいます。2戦2勝のダノンキングリーです。前走のひいらぎ賞(中山芝1600m)でマークした1分33秒7はレースレコード。中団から大外を回って、2着に3馬身半差を付ける圧勝でした。

 

母のマイグッドネスはJBCスプリントを制したダノンレジェンドの母として知られています。しかし、何と言っても注目すべき点は父がディープインパクト、母の父ストームキャットの血の相性の良さです。これまでにもキズナ、リアルスティール、サトノアラジンなど数多くのG1ホースを輩出してきました。

 

東京コースもデビュー戦の1600mで経験済みです。ここで強いレースをすれば、一気にクラシック候補に名乗りを上げることが可能です。

 

 

フォッサマグナ(牡3 美浦・藤沢和厩舎 56㎏ ルメール騎手騎乗)

 

もう1頭注目したい関東馬は中京のデビュー戦を勝ち上がってきたフォッサマグナです。中京芝1400mのデビュー戦ではムチを使わずに快勝。この時の2着馬が先週のきさらぎ賞で3着と好走したランスオブプラーナです。

 

父のWar Frontはダンジグ系の種牡馬で現役時代はアメリカの6ハロンG2レースしか勝っていません。しかし、種牡馬入りすると、クイーンアンステークス、インターナショナルステークスと英G1レース2勝のデクラレーションオブウォー、欧州マイルG1レース3勝のローリーポーリー、タタソールズゴールドカップを制したランカスターボンバーなど、世界中で活躍馬を輩出しています。

 

意外にも藤沢調教師は共同通信杯は未勝利(2001年のプレジオの2着が最高)。ここを勝つようであれば、新星誕生の可能性を秘めています。

 

 

(おかのひろのぶ)

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