【日曜の重賞情報】桜の女王不在の中、ラヴズオンリーユーが無敗の樫の女王に輝くのか?優駿牝馬

東京競馬11R 第80回優駿牝馬(オークス)(G1)芝2400m 18頭立て 発走15:40

今年の主な出走馬 

ラヴズオンリーユー(牝3 栗東・矢作厩舎 55㎏ デムーロ騎手騎乗)

 

桜花賞当日に行われた忘れな草賞(芝2000m)で3馬身(0.5秒)差をつける圧勝を見せたラヴズオンリーユー。勝てば2006年のカワカミプリンセス以来の無敗でのオークス馬になります。また、キャリア3戦目でのオークス制覇となれば、オークスが現在の春開催となった1953年以降、カワカミプリンセスと同様に最少キャリアでのオークス制覇となります。

 

全兄(父も母も一緒)にドバイターフを制したリアルスティールがいる良血馬。デビュー戦と2走目の白菊賞を快勝。桜花賞候補と言われましたが、年明けにフレグモーネ(皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患)を患い桜花賞トライアルは回避。忘れな草賞でも矢作調教師曰く「6~7割の状態」で挑んでの圧勝。期待度が増してきました。

 

騎乗するデムーロ騎手はオークス未勝利。勝てば、10人目となるクラシックレース(桜花賞、オークス、皐月賞、日本ダービー、菊花賞)完全制覇騎手になります。

 

3連勝の内容、血統の良さから1番人気になりそうな勢いがあります。兄リアルスティールが成しえなかったクラシックレース制覇を妹は無敗で成し遂げるのでしょうか。

 

コントラチェック(牝3 美浦・藤澤和厩舎 55㎏ レーン騎手騎乗)

 

桜花賞非出走組の中で注目はもう1頭います。フラワーカップを逃げ切ったコントラチェックです。

 

5戦3勝のキャリアですが、スタートから先頭に立つ競馬ができれば、3戦3勝と負け知らずです。また、敗れた2戦も上がり3ハロン(最後の600m)のタイムが出走メンバーの中でベスト3に入るなど、自在性のあるレースができます。

 

半姉(父が異なる)には2014年のこのレースで3着に入ったバウンスシャッセ(父はゼンノロブロイ)、2013年で5着に入ったフロアクラフト(父はフジキセキ)がいます。また、半兄には昨年の京王杯スプリングカップを制したムーンクエイク(父はアドマイヤムーン)など活躍馬が多く出している血統です。

 

絶好調のレーン騎手を背に、姉が果たせなかったG1レース制覇を成し遂げて欲しいものです。

 

シゲルピンクダイヤ(牝3 栗東・渡辺厩舎 55㎏ 和田騎手騎乗)

 

桜花賞非出走の2頭を挙げましたが、過去のデータから示す通り、桜花賞出走組がオークスで結果を残しているのは事実です。ハイレベルだった桜花賞で2着だったシゲルピンクダイヤがオークスに出走します。

 

シゲルピンクダイヤの最大のポイントは父が短距離型のダイワメジャーということです。ダイワメジャー産駒の芝2000m以上の重賞成績は103回走って、2着の6回が最高で、芝2400mをどうこなすかがポイントとなりそうです。

 

ただ、シゲルピンクダイヤの母の血統を見ると、母の父がイギリスダービーやブリーダーズカップターフ(いずれも芝約2400m)を制したハイシャパラル、祖母の父がイギリスダービー、凱旋門賞を制したシンダーと、血統面では何とか2400mをこなせそうな血統です。

 

オークスが現在の春開催となってから、桜花賞馬不在のオークスは11回ありました。そのうち、桜花賞2着馬が3勝を挙げており、2005年、2016年と目下出走機会2連勝中となっています。2400mの距離を乗り越えて、森中蕃オーナーに初のG1レース制覇のプレゼントをするのでしょうか。

 

クロノジェネシス(牝3 栗東・斉藤崇厩舎 55㎏ 北村友騎手騎乗)

 

先週のヴィクトリアマイルで芝1600mの世界レコード(1分30秒5)をマークしたノームコア。そのノームコアの半妹が桜花賞3着のクロノジェネシスです。

 

姉のインパクトある走りから、芝2400mは長いのではないかというイメージが付くと思いますが、桜花賞出走のメンバーの中では距離適性があるのではないかと思います。父のバゴは芝2400mの凱旋門賞を制しています。

 

また、クロノジェネシス自身もデビュー戦と2戦目のアイビーステークスでは芝1800mを使い、いずれも勝っています。さらに半兄のクロノスタシス(父はタニノギムレット)は東京ダート2100m戦を2勝、半姉のハピネスダンサー(父はメイショウサムソン)は全5勝中4勝を芝2000mで挙げています。

 

ここまで挙げた馬の中で東京競馬場のレースを制した馬はクロノジェネシスのみです。阪神ジュベナイルフィリーズ2着、桜花賞3着とG1レースではあと一歩の成績。3度目の挑戦で悲願達成になるか注目です。

 

ダノンファンタジー(牝3 栗東・中内田厩舎 55㎏ 川田騎手騎乗)

 

桜花賞では上記の2頭に屈した2歳女王のダノンファンタジー。直線で伸びなかった辺り、800m距離が延長されるオークスではさらに苦戦を強いられるのではないかという疑問が出てくると思います。

 

しかし、桜花賞では早めに動いたグランアレグリアを追いかけ、最後はシゲルピンクダイヤらに交わされただけで、悲観する内容ではなかったと思います。東京競馬場のレースもデビュー戦で経験しており(グランアレグリアの2着)、遠征も心配ないと思います。

 

血統面で見ても母のライフフォーセールはアルゼンチンのG1レース・ブエノスアイレス州大賞(ダート2200m)などアルゼンチンのG1レースを2勝した名牝です。さらにライフフォーセールの父・Not for Saleの血を辿ると、東京コースに強いグレイソヴリンの血にたどり着きます。むしろ、東京コースへの変わりは歓迎です。

 

川田騎手はこれまでオークスは6回騎乗していますが、1着1回、2着2回と相性がいいレースです。2歳女王の復権にこれ以上頼もしいコンビはないと思います。

 

ウィクトーリア(牝3 美浦・小島厩舎 55㎏ 戸崎騎手騎乗)

 

キーホースとなるのがオークストライアルであるフローラステークスで上位に入った馬。特に勝ったウィクトーリアはオークスでも侮れない存在だと思います。

 

フローラステークス前のウィクトーリアは逃げて結果を残していた馬でした。ところが、フローラステークスではスタートで出遅れるハプニングが発生し、後方からの競馬となりました。直線に向いてもしばらくは前が開きませんでしたが、徐々に外へ持ち出されながら残り200メートル付近で進路を確保するとグンと加速。最後は鼻差の僅差で重賞初制覇。初コンビの戸崎騎手がウィクトーリアの新たな面を引き出しました。

 

勝ちタイムの1分59秒5はフローラステークスが現在の芝2000mで行われるようになってから1987年以降ではレースレコードタイの記録(昨年の勝ち馬のサトノワルキューレも同タイム)。時計勝負になっても通用できるはずだと思います。

 

母のブラックエンブレムは2009年の秋華賞馬ですが、オークスでは4着と惜敗を喫しました。母が成しえなかった樫の女王に娘はなれるのでしょうか。また、戸崎騎手はこれまでオークスは2着3回と惜しい結果を残しています。戸崎騎手の初制覇も注目です。

 

その他では現役騎手でオークス最多勝の3勝を挙げている武豊騎手はシェーングランツ(牝3 美浦・藤澤和厩舎 55㎏)に、同じく3勝の福永騎手はビーチサンバ(牝3 栗東・友道厩舎 55㎏)に騎乗します。また、フローラステークス2着のシャドウディーヴァ(牝3 美浦・斎藤誠厩舎 55㎏ 岩田康騎手騎乗)、連覇を狙う国枝厩舎からはオークストライアル・スイートピーステークスを制したカレンブーケドール(牝3 55㎏ 津村騎手騎乗)が出走します。

 

さらに抽選で出走を果たしたジョディ―(牝3 美浦・戸田厩舎 武藤騎手騎乗)は逃げ馬なので、同じく逃げ馬のコントラチェックとの先行争いにも注目です。そして、フローラステークスでは大外18番枠からのスタートにも関わらず、ウィクトーリアとは0.1秒差の5着に健闘したフェアリーポルカ(牝3 栗東・西村厩舎 55㎏ 幸騎手騎乗)も侮れません。

 

桜花賞馬グランアレグリアが不在の中、樫の女王に輝くのはどの馬でしょうか?

 

 

日曜日のイベント情報

 

オークス当日の東京競馬場は女性の皆様は入場料が通常の半額の100円です。

 

オークス当日はJRAのCMでもお馴染みの土屋太鳳さんが表彰式プレゼンターを務めます。また、最終レース終了後の16:40より、オークスの優勝騎手と土屋太鳳さんによるトークショーがパドックで行われます。

 

インスタグラムのUmabiアカウント(@Umabi_Official)をフォローし、オークス当日に花柄のコーデで来場し、写真をアップ。『#スペホリ』&『#東京競馬場』の2つをつけて14:00までに投稿すれば、Amazonポイント1,000円分が100名様に当たります。さらに、トークショーで土屋太鳳さんがHOLIDAYS コーデ特別賞を選定し、土屋さんのサイン入りポスターが1名様に贈られます。

 

新潟競馬場ではスポーツクラブ「アルビレックス新潟」からバスケットの五十嵐圭選手、サッカーで「ミスター・アルビ」と呼ばれた本間勲さんなどを招いてのトークショーが行われます。さらに、最終レース終了後は「アルビレックス スプリングリレー」と称し、新潟の直線1000mで各スポーツチームの選手・OBによるリレー大会が行われます。

 

 

(おかのひろのぶ)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ