【日曜のメイクデビュー】藤沢和雄厩舎から早くも大物候補が出走&キズナ、エピファネイアの子供がデビュー

先週の日本ダービーはロジャーバローズが制覇。オークスはラヴズオンリーユーが制し、令和元年の3歳馬の頂点に立ちました。

しかし、今週から、令和2年のクラシック路線に向けての戦いが始まります。事実、桜花賞を制したグランアレグリア阪神ジュベナイルフィリーズを制したダノンファンタジー安田記念の週に行われたデビュー戦で走っています。近年では2歳戦のレースが充実し、早い時期に賞金を稼ぐことがクラシック競走&NHKマイルカップへの出走につながります。

そこで、ここでは日曜日に行われるメイクデビュー新馬戦から、注目馬を取り上げたいと思います。

 

東京5R メイクデビュー東京(芝1600m)8頭立て 発走12:25

アブソルティスモ(父ダイワメジャー 母ラドラータ 牡2 美浦・藤沢和厩舎 ルメール騎手騎乗)

半兄に一昨年の日本ダービー、昨年の天皇賞・秋を制したレイデオロ(父はキングカメハメハ)がいる良血馬です。また、全兄のティソーナ(父はダイワメジャー)はオープンのマーガレットステークスなど4勝を挙げました。一口馬主のキャロットクラブが総額1億円で募集した馬です。

レイデオロが万能型のキングカメハメハが父なのに対し、アブソルティスモの父は短距離型のダイワメジャー。長い距離には不安がありそうですが、朝日杯フューチュリティステークスNHKマイルカップなどの1600mのレースに向きそうな馬だと思います。

 

サリオス(父ハーツクライ 母サロミナ 牡2 美浦・堀厩舎 レーン騎手騎乗)

母はドイツオークスを制した馬で、半姉(父はディープインパクト)のサラキアは昨年の秋華賞4着、ローズステークス2着の実績を持ちます。一口馬主シルク・ホースクラブにて総額7000万円で募集された馬です。

サラキアは430~440㎏の小柄な馬体でしたが、サリオスは540㎏台の大柄な馬体。姉とは違い、筋肉質でハーツクライの子にしては1600m前後が合う馬だと思います。

 

東京6R メイクデビュー東京(芝1600m・牝馬限定)7頭立て 発走12:55

モーベット(父オルフェーヴル 母アイムユアーズ 牝2 美浦・藤沢和厩舎 ルメール騎手騎乗)

アイムユアーズフィリーズレビューなど重賞4勝、桜花賞で3着と活躍した馬です。一口馬主シルク・ホースクラブにて総額3500万円で募集された馬です。

ペーパー馬主ゲーム(以下POGと略)関連の本でも高い評価を得ていて、牧場関係者も「G2レースでは物足りない」という高い素質を持った馬です。もしかしたら、ラッキーライラックに続くオルフェーヴル産駒の活躍牝馬候補になるかもしれません。

 

ロジアイリッシュ(父ハーツクライ 母クインビー2 牝2 美浦・国枝厩舎 内田騎手騎乗)

母はフランスのG3の2歳重賞(カルヴァドス賞)を制した馬で、2017年のセレクトセール当歳馬部門において5616万円で落札された馬です。母の父であるLe Havreは馴染みのない馬ですが、2009年のフランスダービーを制し、今年のフィリーズレビューで1着同着になったプールヴィルの父です。

1月30日生まれと早い時期に生まれ、POG関連の本では、牧場で一番調整が進んでいる組に入っていたとの事。こちらもハーツクライの子にしては1600m前後が合う馬だと思います。

 

ビッククインバイオ(父キングズベスト 母アニメイトバイオ 牝2 美浦・牧厩舎 戸崎騎手騎乗)

母はローズステークス優勝、秋華賞では3冠牝馬アパパネの2着に入った馬です。半姉(父はルーラーシップ)のパイオニアバイオは昨年のフローラステークス2着馬です。

POG関連本ではあまり取り上げられておりませんが、アニメイトバイオの子で唯一競走馬デビューを果たしたのがパイオニアバイオのみ。父がキングズベストに変わりますが、ミスタープロスペクターの近親配合が濃くなりますので、姉とは違って1600mがベストだと思います。

 

阪神5R メイクデビュー阪神(芝1400m)11頭立て 発走12:10

サイクロトロン(父ロードカナロア 母キャレモンショコラ 牡2 栗東・音無厩舎 松若騎手騎乗)

数多くの活躍馬を送り出している音無秀孝報教師。しかし、ロードカナロアの子供を初めて管理することとなりました。昨年のセレクトセール1歳馬部門において金子真人ホールディングスが7344万円で落札した馬です。

母のキャレモンショコラは主に芝・ダート1200m前後で活躍し、9戦4勝2着2回の優れた成績を残しました。故障により引退しましたが、スピードは重賞クラスのものがあったと思います。ロードカナロア産駒らしくスピードのある馬だと思います。

 

ペプチドサクラ(父キズナ 母ブーケトウショウ 牝2 栗東武英智厩舎 四位騎手騎乗)

今年はつい最近まで走った馬達が種牡馬になって最初の年を迎える馬が多くいます。G1レース6勝馬ゴールドシップ天皇賞・春を連覇したフェノーメノ。ほかにもNHKマイルカップカレンブラックヒルや海外G1ホースのリアルインパクト天皇賞・秋を制したスピルバーグなどがいます。

その中でも注目されるのは2013年の日本ダービーを制し、凱旋門賞でも4着と健闘したキズナ。そのキズナの子でJRAのレースに初出走するのがペプチドサクラです。母方の祖母は重賞3勝馬で先日亡くなったマザートウショウがいます。

キズナは父のディープインパクト、母のキャットクイルの母系が欧州血統で固められ、母親にはスピードのある血統がないと、スピードが不足し、スピードと切れ味が求められる日本の馬場に合わない可能性があります。ペプチドサクラは母の父にサクラバクシンオー、祖母のマザートウショウの父がスティールハートと短距離血統で固めているので、キズナが持っている切れ味が生きるかもしれません。

 

レッドブロンクス(父エピファネイア 母レッドソンブレロ 牡2 栗東石坂正厩舎 浜中騎手騎乗)

もう1頭の注目種牡馬菊花賞ジャパンカップを制したエピファネイアです。父が有馬記念を制したシンボリクリスエス、母は日米オークスを制したシーザリオで、ジャパンカップでは2着のジャスタウェイに4馬身の圧勝を演じた馬です。

その潜在能力の高さから、初年度から重賞馬ディアデラマドレ桜花賞2着馬レッドオーヴァルをはじめ数多くの繁殖牝馬を集めました。そのエピファネイアの子でJRAのレースに初出走するのがレッドブロンクスです。一口馬主東京サラブレッドクラブが総額3000万円で募集された馬です。

レッドブロンクスに関しては、本家ウマフリのPOG2019-20注目馬~一口クラブ・東京TC編~でも取り上げた馬なので、ここでは割愛させていただきます。

 

 

(おかのひろのぶ)

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