【日曜のメイクデビュー】ハーツクライ産駒の大物候補ワーケアが出走!ゴールドシップの子供もデビュー

先週は日曜の東京5Rに出走したサリオス、東京6Rに出走したモーベット、そして土曜の阪神5Rで2着に8馬身の差を付ける圧勝劇を演じたリアアメリアと、一口馬主シルク・ホースレーシングが5つあるメイクデビュー新馬戦のうち3勝を挙げました。今年の2歳戦線はシルク軍団が席巻しそうな勢いです。

 

今週は東京競馬で芝1800mの新馬戦が組まれるなど、よりクラシック路線に向けての重要なレースが多くなりそうです。早速、日曜の注目2歳馬をピックアップしたいと思います。

 

6月9日(日)

東京5Rメイクデビュー東京(芝1800m)11頭立て 発走12:30

ワーケア(牡 父ハーツクライ 母チェリーコレクト 美浦・手塚厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

2017年のセレクトセール当歳馬部門において馬場幸夫さんが1億2420万円で落札された馬です。半姉のダノングレース(父はディープインパクト)は今年の福島牝馬ステークスで3着となりました。

 

母のチェリーコレクトは2012年のイタリアオークス、イタリア1000ギニー(日本でいう桜花賞)を制した馬。母の父のOratorioは馴染みのない種牡馬ですが、デインヒル産駒で2005年のエクリプスステークス(英国G1)などG1レースを3勝しています。

 

今年の2歳戦線で台風の目になりそうなのは手塚厩舎だと思います。桜花賞馬グランアレグリアの全弟のブルトガング、土曜のメイクデビューでデビューしたファートゥアなど多くの有力2歳馬を管理することとなりました。同じハーツクライ産駒のサリオスと同様、クラシック戦線に向けて楽しみな1頭です。

 

ゴルコンダ(牡 父ヴィクトワールピサ 母ゴレラ 美浦・木村厩舎 レーン騎手騎乗)

 

半兄にJRAで5勝し、オープンクラスまで進んだネオウィズダム(父はネオユニヴァース)がいます。一口馬主サンデーレーシングにて総額2200万円で募集された馬です。

 

母のゴレラは現役時代にはアメリカの芝G1レースのビヴァリーステークス(約1900m)を制し、フランスG1レースのムーランドロンシャン賞で2着、ブリーダーズカップマイル3着の実績を持つ馬です。

 

ヴィクトワールピサネオユニヴァースの子供なので、ゴルコンダはネオウィズダムの4分の3兄弟に当たります。ヴィクトワールピサはスピードと瞬発力を兼ね備えた繁殖牝馬との相性がいいので、欧米のマイル路線で結果を残した母との相性は良いと考えられます。

 

ラシカルガイブ(牝 父ゴールドシップ 母ロハーブ 美浦・伊藤大厩舎 柴田大騎手騎乗)

 

先週はキズナエピファネイアの子供がデビューしましたが、今週は宝塚記念連覇などG1レース6勝のゴールドシップの子供がデビューします。

 

ゴールドシップ菊花賞天皇賞・春と長距離G1レースを制した馬ということで、産駒は短中距離でのスピードがないのでは、といった疑問があがるかもしれません。

そこでラシカルガイブの母・ロハーブの血統を見ますと、父のドバイデスティネーションは2003年のクイーンアンステークス(英国G1 芝約1600m)を制した馬。血統図を見ると、ミスタープロスペクター、ダンジグ、ハビタットなど短距離で実績を残した馬の血が入っています。

 

様々なタイプが出ているというゴールドシップ産駒。

現役時代、色々な意味でファンのハートを掴んだゴールドシップの子供達は、果たしてどんな馬になるのでしょうか?

 

阪神5Rメイクデビュー阪神(芝1600m)10頭立て 発走12:15

アドマイヤヴェラ(牡 父カレンブラックヒル 母コズミックショア 栗東・須貝厩舎 デムーロ騎手騎乗)

 

今年産駒がデビューするカレンブラックヒル。現役時代はNHKマイルカップを制した他、毎日王冠などを勝利。そのカレンブラックヒル産駒のアドマイヤヴェラ。昨年のセレクトセール1歳馬部門において「アドマイヤ」の冠号でおなじみの近藤利一さんが4536万円で落札された馬です。

 

カレンブラックヒルダイワメジャーの子供ですが、ダイワメジャーの子供において唯一1800m以上の重賞競走(毎日王冠小倉大賞典)を制しました。カレンブラックヒルの血統を見ると、母系にフランスダービーを制したルファビュリューの近親配合が含まれており、その影響で距離が1800mまで持ったと思います。

 

ただ、アドマイヤヴェラの血統を見ますと、短距離型のストームキャットミスタープロスペクターの近親配合があり、現状では1600mがベストだと思います。1600mを克服すれば、将来的に期待できる馬だと思います。

 

テランガ(牡 父エイシンフラッシュ 母ジョリーノエル 栗東・武幸厩舎 北村友騎手騎乗)

 

2017年のセレクトセール当歳馬部門において寺田寿男さんが4428万円で落札された馬です。

 

注目すべき点は母系の5代母に当たるサワーオレンジです。テランガの4代母で1982年のオークスを制したシャダイアイバーをはじめ、安田記念マイルチャンピオンシップを制したエアジハードなど、今日の社台ファームの栄華を作り上げた牝系です。

 

父のエイシンフラッシュの代表産駒といえば、アイビーステークスを制したコスモイグナーツのみ。そろそろ大物が出てほしいところです。

 

 

(おかのひろのぶ)

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