【日曜のメイクデビュー】キズナ産駒の大物リメンバーメモリーVSハーツクライ産駒の大物シルヴェリオが早くも阪神で激突!

阪神5R メイクデビュー阪神(芝1800m)発走12:25

 

第3回阪神競馬の中で唯一の芝1800mのメイクデビュー戦。ここに出走した馬からはのちにクラシック戦線で活躍する馬が多数出ているレースでもあります。昨年2着のアドマイヤジャスタはホープフルステークスで2着、一昨年の勝ち馬ダノンプレミアムは朝日杯フューチュリティステークスを制しました。

 

その他にも2007年に出走したのがアーネストリー宝塚記念)、トールポピーオークス)、キャプテントゥーレ皐月賞)、2008年に勝ったロジユニヴァースは翌年の日本ダービーを制しました。

 

今年も今後のクラシック戦線を占う意味でも期待の馬がデビューします。

 

リメンバーメモリー(牡 父キズナ 母フィオドラ 栗東・佐々木厩舎 武豊騎手騎乗)

 

今年デビューした新種牡馬の中で好スタートを切った2013年ダービー馬キズナ。そのキズナ産駒の大物がベールを脱ぎます。それがリメンバーメモリーです。社台ファーム生産で2017年のセレクトセール当歳馬部門においてキズナのオーナーである前田晋二さんが9720万円で落札された馬です。

 

母のフィオドラはドイツとフランスで13戦1勝と平凡な成績ですが、その1勝は2014年のドイツオークス。しかも、騎乗していたのはミルコ・デムーロ騎手でした。

 

6月5日に武豊騎手が跨り調教を敢行。馬上から降りた武豊騎手は「乗り味はキズナに似ていて、いい背中をしている」と絶賛したとのこと。また、父のキズナを担当していた厩務員がリメンバーメモリーの担当になっていますが、「バネがすごい。(キズナに)似ている」とも。

 

馬主、調教師、騎手、厩務員が父と同じコンビとなり、いよいよそのベールを脱ごうとしています。

 

シルヴェリオ(牡 父ハーツクライ 母シルヴァースカヤ 栗東池添学厩舎 ルメール騎手騎乗)

 

先週のこのコラムで「ハーツクライ産駒にはまだまだ大物がいる」と書きましたが、そのハーツクライ産駒の大物の1頭がいよいよデビューします。一口馬主サンデーレーシングが1億2000万円で募集した馬です。

 

母のシルヴァースカヤはフランスのG3競走ミネルヴ賞など5勝を挙げた馬です。繁殖牝馬になってからはオーストラリアG1レースザ・メトロポリタン勝利、アイルランドダービー2着のSeville(父はガリレオ)、怪我に悩まされながらも5戦4勝を挙げ、種牡馬入りしたシルバーステート(父はディープインパクト)の母として知られています。

 

シルヴァースカヤの子供達につきまとうのが脚元の不安です。シルバーステートも2勝目を挙げてから1年半の休養がありました。しかし、シルヴェリオは3月にはノーザンファーム早来から本州に移動。体質の強さを物語っています。

 

シルバーステートのデビュー戦は敗れました。2つ上の半兄のヘンリーバローズものちにダービー馬となるワグネリアンと鼻差の接戦で敗れました。ルメール騎手も絶賛するシルヴェリオはデビュー戦を飾ることができるのでしょうか?

 

レッドベルジュール(父ディープインパクト 母レッドファンタジア 栗東・藤原英厩舎 福永騎手騎乗)

 

もちろん、ディープインパクト産駒も黙ってはおりません。一口馬主東京サラブレッドクラブが総額7000万円で募集したレッドベルジュールがデビューします。全姉のレッドベルローズはフェアリーステークスで3着に入った馬です。

 

母のレッドファンタジアは未勝利に終わりましたが、母系は優れた血統です。1つ上の姉インランジェリーは2012年のアメリカのG1レース・スピンスターステークス(オールウェザーコース 約1800m)を制しました。さらに、レッドベルジュールの3代母Phone Chatterはアメリカ競馬2歳女王を決める、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(ダート1700m)を制した名牝です。

 

レッドベルジュールの父はディープインパクトですが、レッドファンタジアの母の父Unbridled's Songの子供には朝日杯フューチュリティステークスを制したダノンプラチナがいます。また、デビューした17頭のうち15頭が1勝以上を挙げているなど相性の良い配合です。

 

レッドファンタジアにとっては初めてとなる牡馬。福永騎手を配した辺りは、いきなり走ってもおかしくはありません。

 

 

東京5R メイクデビュー東京(芝1600m)発走12:15

レインカルナティオ(牡 父ルーラーシップ 母リビングプルーフ 美浦・小西厩舎 田辺騎手騎乗)

 

全姉には昨年のクイーンカップを制したテトラドラグマがいる血統で、一口馬主サンデーレーシングが総額4000万円で募集した馬です。

 

母のリビングプルーフは芝のJRA短距離戦で3勝を挙げました。半兄のセプタリアン(父はキングヘイロー)も現役の3歳馬にて芝1200mで2勝を挙げています。母の産駒を見て、1600mでは長いのではないかの疑問が出てくると思いますが、それを補う意味で中長距離型の父ルーラーシップが配合され、1600mがベストの血統配合になっていると思います。

 

今年はハーツクライと同様にルーラーシップの子供にも期待が集まりそうです。今年の2歳世代で血統登録したのが181頭と過去最高の頭数。繁殖牝馬エリザベス女王杯ラキシスをはじめ、オーストラリアG1馬ハナズゴール桜花賞アユサン、アーモンドアイの母で自身もエリザベス女王杯を制したフサイチパンドラなど多くのG1ホースとの種付け。さらに兄弟が重賞を制した繁殖牝馬など頭数だけでなく、質もかなり高い馬がそろいました。

 

その中でも、母親にルーラーシップと相性のいいサンデーサイレンスとフェアリーキングが併せもつレインカルナティオ。強豪ぞろいですが、いきなり勝ってもおかしくはないと思います。

 

 

函館5R メイクデビュー函館(芝1200m)発走12:05

レッドヴェイパー(牝 父キンシャサノキセキ 母レジェンドトレイル 栗東安田隆厩舎 藤岡佑騎手騎乗)

一口馬主東京サラブレッドクラブが総額1200万円で募集した馬です。

 

本来は先週の土曜日に行われた芝1000mでデビューする予定でした。しかし、禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のあることが判明したため、除外の憂き目に遭いました。それでも、前評判は高く、出走すれば1番人気に支持されていたと思われる馬でした。

 

母のレジェンドトレイルは未出走に終わりました。が、繁殖牝馬に上がると、JRAで4勝したアドマイヤジャガー(父はネオユニヴァース)をはじめ、JRAの競馬で2勝、3勝する馬を多く出し、堅実な成績を収めています。また、母方の祖母ハッピートレイルズマイルチャンピオンシップを制したシンコウラブリイ京都牝馬ステークスを制したハッピーパスの母として知られています。

 

東京サラブレッドクラブは様々な馬を送り出していますが、募集価格が1600万円のレッドアネモスが白百合ステークスを制するなど募集価格がリーズナブルな馬の活躍も目立ちます。父がキンシャサノキセキなので、距離に限界があるかもしれませんが、レッドヴェイパーも馬主孝行な馬になりそうな気がします。

 

 

【日曜のイベント情報】

 

阪神競馬場では2019年JRA年間プロモーションキャラクターで俳優の松坂桃李さんが宝塚記念の表彰式プレゼンターを務めます。また、最終レース後の16:35よりパドックにて松坂さんのトークショーが行われます。

 

阪神競馬場の来場ポイントキャンペーンのToday’sチャンス賞はゴールドシップサイレンススズカトウショウボーイと歴代の宝塚記念を制した馬がデザインされたオリジナルTシャツが1,000名様に当たります(サイズはLサイズのみ)。さらに、当日購入された勝馬投票券、またはUMACA投票利用明細500円分購入(合算可)以上をすると、オリジナルグッズやクーポンが当たる抽選会も実施されます(先着3,000名様)。

 

東京競馬場では「ジョッキー直筆サイン入りGI優勝馬レプリカゼッケン」抽選会を実施します(9:20-13:00)。専用応募用紙に記入し、東京競馬場にて当日購入された勝馬投票券またはUMACA投票利用明細500円以上(合算可)を正面付近特設ブースに持参して応募ができます。レプリカゼッケンの他にも直筆サイン入りグッズを用意しております。抽選にもれた方の中から希望の方にはWチャンスとして、春の東京競馬で使用された「実使用ゼッケン」が抽選でプレゼントされます。

 

 

(おかのひろのぶ)

競馬の楽しさを、すべての人へ。
ウマフリとは?
ウマフリ本誌はこちら。
ウマフリブログ
コラボ企画・ご寄稿も大歓迎!
お問い合わせ